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2016年01月27日
【万能鑑定士Q −モナ・リザの瞳−】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)
本日の映画紹介。
【万能鑑定士Q −モナ・リザの瞳−】
【出演者】
凛田莉子:綾瀬はるか
小笠原悠斗:松坂桃李
流泉寺美沙:初音映莉子
リシャール・ブレ:ピエール・ドゥラドンシヤン
朝比奈尚幸(ルーブル美術館の代理人):村上弘明
桜(リサイクルショップの店員):榮倉奈々
萩野甲陽:橋本じゅん
山田聡:村杉蝉之介
喜屋武友禅:児嶋一哉
江来香織:角替和枝
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
楽しいけど、浅い・・・
なんか物足りなく感じてしまいました。
サスペンス系の映画って、
どうしても謎が解けたら飽きちゃう!
しょうがないですよね〜
そんな私でも、楽しんで見れたので、
出来が良かったってことでしょうか?
情報は豊富で分かりやすかったし、
強いて言うのであれば、
ハラハラ感が欲しかったな〜
それがあれば更に評価は上がったのでは?
そんな感じに思えた映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
レストランを貸切にして、
豪勢なパーティーを開催すると言う。
それを聞いて怪しいと思ったオーナーは、
貸切にした企業を調べようと凛田莉子に依頼した。
チラシを見るなり怪しい部分を指摘した凛田。
一方、角川書店の記者小笠原悠斗は、
自分の記事を編集長にダメ出しされて、
グルメ担当を強制的に任せられた。
グルメパーティーに参加した悠斗。
同じパーティーに潜入鑑定に来ていた凛田。
トルコ料理を作ろうとしていたシェフを見て、
凛田はすぐに指摘した。
調理の音が別の何かの音をマスキングしている。
クルミを割る音は、ガスバーナーの音を消し、
揚げ物の音は、ガラスの割る音を消す。
凛田は直ぐにオーナーに聞いた。
「ここ2階はなんですか?」
オーナーは答えた。
「ギャラリーですけど、今日は休館日で。」
それを聞いて凛田は言う。
「大変です。警察に電話してください。」
直ぐに2階に走った凛田。
2階のギャラリーにつくも一足違く、
すでに強盗に襲われていた。
しかし不幸中の幸い。
一番貴重な品をは盗まれずにいた。
それが悠斗と凛田の出会いであった。
翌日、凛田の元に訪れた悠斗。
そこに朝比奈が鑑定に依頼に訪れた。
ルーブル美術館のアジア圏の代理人である朝比奈。
来月日本に来るモナリザの鑑定を依頼した。
そのためにはルーブル美術館の、
学芸員になる必要があった。
こうしてルーブル美術館で行われる、
学芸員試験に参加することになった凛田。
会社に戻った悠斗は一部始終を記事にしたいと、
編集長に進言し、許可を得た。
悠斗は凛田とパリのルーブル美術館に向かった。
ルーブル美術館に着くと、直ぐに試験が始まる。
それは本物のモナリザを当てる試験。
通された部屋には複数のモナリザが飾られていた。
その中から、本物のモナリザを当てられれば合格。
試験管に、本物はどれか聞かれた凛田。
凛田は片言のフランス語で答えた。
「あの部屋にあるものは全部偽物。」
「通路にあったのが本物。」
それは見事に正解であった。
こうして学芸員の資格を得た凛田。
通路にあった本物のモナリザの後ろには、
『H29』の文字が書かれていた。
日本人で学芸員となったのは、
凛田ともう1人の女性、流泉寺美沙。
試験に合格した2人は、
日本で学芸員としての講義が始まることになる。
講義は12枚の絵から本物を直感で当てるもの。
それは2人で協力し、
1人が偽者と思う2枚の絵を直感で選び、
もう1人がその2枚のうちの1枚を排除する。
それを繰り返して最後に本物の絵を当てるもの。
講義はルーブル美術館の職員が立ち会い行う。
しかしフランス語の出来ない凛田。
足手まといの凛田に対して怒る美沙。
「学芸員がフランス語も出来ないなんて
「明日からは通訳しないから、何とかして。」
凛田は幼い頃から絵が大好きだった。
しかし勉強はまったく出来なかったのだ。
しかも一般常識が一切無かった。
そんな凛田がある日たたどり着いた記憶法。
物事を匂いとセットで記憶するというもの。
凛田は、その日1日でフランス語を暗記した。
翌日の講義。
完璧にフランス語を使いこなしていた凛田。
講義はスムーズに進んでいった。
ダ・ヴィンチの書いたモナリザには噂がある。
モナリザの瞳にはLとVの文字が見えると言う。
それを見た鑑定士はその後、
認識能力に障害をきざすと言われた。
それは、ダ・ヴィンチが解剖学にも長けていて、
何らかの細工をモナリザにしたとされていた。
講義を続けた凛田と美沙。
しかし、一度も成功することがなかった。
講義の後も一人練習を続けた凛田。
それを見た美沙も一緒に練習を始めた。
その練習で始めて1枚の本物を当てた二人。
喜ぶ2人だったが、突然凛田を頭痛が襲った。
それからも講義は続きいろんな絵で行われた。
本物の絵を当てる度に強くなる凛田の頭痛。
頭痛が増す中で、講義は最終日を迎えた。
2人はルーブル美術館の職員に連れられ、
大きな美術館に移動した。
最後の講義は本物のモナリザを当てるもの。
手法は今までとまったく同じ。
2人で排除を続けていく。
講義は順調に進み、残るは2枚。
凛田と美沙が選んだ最後の1枚。
モナリザは本物であった。
しかし同時に倒れこんだ凛田。
職員たちが駆け寄るが、
凛田は急に立ち上がりモナリザの前へ歩いた。
凛田が見たモナリザの瞳の中には、
LとVの文字が見えていた。
講義も終わり、通常の仕事に戻った凛田。
しかし凛田は鑑定が出来なくなっていた。
人間国宝の作る壷とレプリカの見分けすらできない。
凛田は店を閉めていなくなった・・・
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取材を続けていた悠斗は、行方を追った。
美沙のもとに話を聞きに行った悠斗。
凛田が学芸員の資格を失ったとことを知る。
悠斗はモナリザの瞳の噂の真相を探るため、
医学的にありえるかを、医師に相談しに行く。
基本的には、あり得ないという見解であったが、
凛田の前後の行動次第とも言った。
悠人はその帰り道。
困り果てた悠斗が見たのは、
モナリザ来日に伴い駅に貼られたポスター。
悠斗は並んだポスターの違和感に気付いた。
急いで家に帰った悠斗は、
凛田が受けた講義を、
12枚のカードに置き換え実践した。
何度も繰返し、何かに気が付いた悠斗。
その時、一本の電話が入る。
凛田の居場所が分かったという内容だった。
悠斗は直ぐに、凛田のいる場所へ向かった。
そして凛田を見つけると、
「これを見て欲しいんです。」
そう言うと、講義と同様の直観テストを始めた。
12枚の写真を講義と同じように、
悠斗と凛田は排除していった。
そして、いとも簡単に成功した2人。
疑問に思った凛田に、種証をした悠人。
それはとても簡単なものだった。
悠斗は最初から正解を分かっていたのだ。
片方の人間が正解を分かっている以上、
外れることはない訓練。
正解があると思い講義を続けた凛田は、
間違ったことを繰り返し行ったことで、
正しい鑑定能力を狂わしたのだった。
つまり瞳の中の文字が原因ではなく、
講義自体が全て仕組まれていたのである。
凛田が見たモナリザも、おそらく全て偽者。
真相を伝えた悠斗は凛田に言う。
「あの書類を渡されたときから、
嘘は始まっていたんです。」
「凛田さんは、
大きな事件に巻き込まれているんです。」
それを聞いた凛田は我にかえり、
「急がないと大変なことになる。」
そう言うと直ぐに美術館へ向かった。
そのころ美沙は、
まもなくモナリザ展が開催される美術館にいた。
慎重に保管されている名画モナリザ。
しかし関係者である美沙には、
モナリザを持ち出すことは容易かった。
美沙の仲間は時間通りに美術館に電話して、
警備員の目をそらした。
その隙に防犯カメラを細工した美沙。
後は予め入手したパスワードで絵を持ち出した。
そして裏口に待機した仲間に渡す。
美術館に到着した凜田は美沙へ言う。
「モナリザを返してください。」
凜田に気付かれた美沙は否定むせずに言った。
「最初から脅威を感じていた。」
「この計画にはあなたが邪魔だったの。」
「だから能力を失わせて、
学芸員から外れてもらうことにした。」
「あなたも世界中の人々も、
ルーブルに騙されていたの。」
「私たちはモナリザを盗み出したんじゃない。」
「返したの。」
「今この美術館の収蔵庫にあるものこそ、
本物のモナリザ。」
「103年前、
モナリザは一度盗みだされたことがある。」
「そして、無事ルーブルに戻ったとされている。」
「でもそれは嘘。」
「私たちはその嘘を正した。」
〜1911年のモナリザ盗難事件〜〜〜〜〜
ガラス職人のペルッチャが盗んだモナリザ。
しかし依頼人の詐欺師マルケスは、
そのモナリザを受け取りに現れなかった。
マルケスは本物がなくなったことで、
贋作を販売することが目的だったのだ。
業を煮やしたペルッチャは、
画商に本物のモナリザを売ろうとして捕まった。
そしてルーブルにモナリザは戻った。
Z〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
美沙はこの話が嘘だと凛田に伝えた。
ペルッチャが売ろうとしたものも偽者。
本物のモナリザは、
ペルッチャの隠した場所に今でも眠っている。
現代になり末裔に引き継がれたのだと。
それがルーブル職員のリシャール・ブレ。
本物のモナリザの裏には1503と書かれ、
バロア朝の紋章が刻印されている。
1910年にイタリア新聞にも載った事実と。
確かに現在本物とされるモナリザの裏には、
『M29』と書かれている。
しかし、その話に凛田は反論した。
それ自体がマルケスの仕組んだ嘘であり、
嘘の記事を書くことで贋作を作りやすくした。
ルーブルは反論をしないことで、
本物と偽者の区別がつくようにしたのだと。
更に、美沙もリシャール・ブレに騙されていると・・・
その時凛田に悠斗から電話が入った。
搬送業者を装って持ち出されたモナリザ。
悠斗は運ばれたモナリザを1人で追っていた。
そしてリシャール・ブレに捕まった。
電話越しに聞こえるリシャール・ブレの声。
「これから絵を燃やす。」
「偽りの歴史を正すために。」
凛田は電話から居場所の推測をした。
後ろで聞こえていた音と音楽。
高速エレベータの中と推測を立てた凛田。
美術館から20分以内で、40階以上のビル。
しかし東京の真ん中。
件数が多すぎて、探すには時間がかかる。
その時、凛田が目にしたのは、
美沙のジャケットに付いていたボタン。
ジャケットのボタンが1つだけ違ったのだ。
ボタンから再度推理をした凛田。
そのボタンは美沙が泊まっていたホテルで外れ、
付け替えてもらった代用品であると。
その柄のボタンを提供しているホテル。
直ぐに特定できたホテルに向かう凛田と警察。
その頃リシャール・ブレは、
悠斗とモナリザの置かれた部屋に火を放った。
ホテルに到着した凛田は、
手がかりを探すべくゴミ庫をあさった。
ある1つのゴミ袋の中から出てきたレシート。
その全てが『勝鬨』の店のものであることに気付く。
勝鬨にある高層ビルと範囲が絞られ、
居場所が特定出来た凛田。
急いで向かうが、
ビルの最上階からは煙が上がっていた。
最上階の煙の出る部屋を開けると、
モナリザは既に燃えており、
手足を縛られた状態で必死に阻止しようとした、
悠斗のみが助かったのであった。
凛田に着いて来た美沙。
美沙は燃えたモナリザを見て凛田に言った。
「最後の試験で鑑定したモナリザを覚えている。」
「あのとき私だけに分かるように仕掛けた印。」
そう言うと、燃えたモナリザの額縁から、
小さなピンを取り出した。
「この絵はあの試験に使っていた偽者。」
「瞳の中に、
あなたを騙すために付けたLとVもある。」
その証言を聞いた凛田は言った。
「つまり彼は本物のモナリザを持っている。」
「美沙さんの贋作を憎む気持ちに付け込んで、
彼はあなたを騙し続けていた。」
「この絵を燃やしたのも、
本物を持ち去るための時間稼ぎ。」
それを聞いていた警察は、
簡単に日本から持ち出すことは出来ないと言う。
しかしそれに対して凛田は言い返した。
「ある!」
「ルーブルでも使われた方法です。」
そう言い、警察を連れて直ぐに横浜港に向かった。
その頃本物のモナリザを盗んだリシャール・ブレ。
日本から持ち運ぶためにX線検査を受けていた。
そしてフランス政府に対して、
身代金を要求する手はずを進めていた。
モナリザのX線検査を終えて、
横浜港から出航しようとしたリシャール・ブレ。
そこを警察が囲い込んだ。
無条件で逮捕されるリシャール・ブレ。
連行されるリシャール・ブレに美沙は言った。
「この4年間は、
偽者だったかもしれないけど、
そこに私にとっての真実があったと、
今でも思ってる。」
「あなたには分からないでしょうね。」
モナリザを持ち出した手口は、
無数にあるモナリザの看板を、
フランスに持ち帰ると見せかけ、
本物を看板に埋め込んだもの。
本物のモナリザを探すには大変な労力がかかる。
凛田は美沙に言った。
「私には人の心を鑑定することはできません。」
「でもあなたの芸術を愛する気持ちだけは、
真実だと確信しています。」
そして、全看板を没収する警察に対して言う。
「私たちに選ばせてください。」
「私と彼女で鑑定します。」
それを聞いた美沙は言った。
「私にそんな資格は無。」
しかし、凛田は遮るように言った。
「本物をルーブルに返しましょう。」
「それがあなたの本当の願いなんでしょう?」
警察たちによって港に並べられた、
無数のモナリザの看板。
2人が指を差したモナリザは同じものだった。
慎重に解体する警察。
絵の裏には『H29』の刻印が・・・
悠斗は遠くから、2人を写真におさめていた。
共犯として連行される美沙に凛田は言った。
「どこかでまた、鑑定しましょうね。」
その言葉に美沙は泣き崩れていた。
美沙を暖かく抱きしめる凛田であった。
数日後。
モナリザ展は無事開催された。
凛田と悠斗はモナリザ展に足を運んだ。
そこで悠斗は凛田に聞いた。
「再度学芸員として迎え入れたいって、
言われたんじゃないんですか?」
凛田は答えた。
「いいんです。」
「私はやっぱりあの店が似合ってます。」
悠斗は続けて凛田に聞いた。
「大事なこと・・・」
「ずっと気になってたんですが、
Qってどういう意味ですか?」
「色々考えたんですよ。」
「Qってクイーンでしょ?」
凛田は前を向いたまま言った。
「教えません。」
そんな話をしながらモナリザの前に立った2人。
モナリザを見た凛田は呟いた。
「穏やかな目をしてる。」
それを聞いた悠斗は凛田に言う。
「モナリザはこんな事件に巻き込まれて、
どんな目で僕らを見ているんでしょうね?」
そして続けて凛田に聞く。
「聞きたいんですけど・・・」
「これ本物?」
凛田は微笑みながら答えた。
「さあね〜。」
(終わり)
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【出演者】
凛田莉子:綾瀬はるか
小笠原悠斗:松坂桃李
流泉寺美沙:初音映莉子
リシャール・ブレ:ピエール・ドゥラドンシヤン
朝比奈尚幸(ルーブル美術館の代理人):村上弘明
桜(リサイクルショップの店員):榮倉奈々
萩野甲陽:橋本じゅん
山田聡:村杉蝉之介
喜屋武友禅:児嶋一哉
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【感想】
楽しいけど、浅い・・・
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サスペンス系の映画って、
どうしても謎が解けたら飽きちゃう!
しょうがないですよね〜
そんな私でも、楽しんで見れたので、
出来が良かったってことでしょうか?
情報は豊富で分かりやすかったし、
強いて言うのであれば、
ハラハラ感が欲しかったな〜
それがあれば更に評価は上がったのでは?
そんな感じに思えた映画です。
【あらすじ】(ネタバレあり)
レストランを貸切にして、
豪勢なパーティーを開催すると言う。
それを聞いて怪しいと思ったオーナーは、
貸切にした企業を調べようと凛田莉子に依頼した。
チラシを見るなり怪しい部分を指摘した凛田。
一方、角川書店の記者小笠原悠斗は、
自分の記事を編集長にダメ出しされて、
グルメ担当を強制的に任せられた。
グルメパーティーに参加した悠斗。
同じパーティーに潜入鑑定に来ていた凛田。
トルコ料理を作ろうとしていたシェフを見て、
凛田はすぐに指摘した。
調理の音が別の何かの音をマスキングしている。
クルミを割る音は、ガスバーナーの音を消し、
揚げ物の音は、ガラスの割る音を消す。
凛田は直ぐにオーナーに聞いた。
「ここ2階はなんですか?」
オーナーは答えた。
「ギャラリーですけど、今日は休館日で。」
それを聞いて凛田は言う。
「大変です。警察に電話してください。」
直ぐに2階に走った凛田。
2階のギャラリーにつくも一足違く、
すでに強盗に襲われていた。
しかし不幸中の幸い。
一番貴重な品をは盗まれずにいた。
それが悠斗と凛田の出会いであった。
翌日、凛田の元に訪れた悠斗。
そこに朝比奈が鑑定に依頼に訪れた。
ルーブル美術館のアジア圏の代理人である朝比奈。
来月日本に来るモナリザの鑑定を依頼した。
そのためにはルーブル美術館の、
学芸員になる必要があった。
こうしてルーブル美術館で行われる、
学芸員試験に参加することになった凛田。
会社に戻った悠斗は一部始終を記事にしたいと、
編集長に進言し、許可を得た。
悠斗は凛田とパリのルーブル美術館に向かった。
ルーブル美術館に着くと、直ぐに試験が始まる。
それは本物のモナリザを当てる試験。
通された部屋には複数のモナリザが飾られていた。
その中から、本物のモナリザを当てられれば合格。
試験管に、本物はどれか聞かれた凛田。
凛田は片言のフランス語で答えた。
「あの部屋にあるものは全部偽物。」
「通路にあったのが本物。」
それは見事に正解であった。
こうして学芸員の資格を得た凛田。
通路にあった本物のモナリザの後ろには、
『H29』の文字が書かれていた。
日本人で学芸員となったのは、
凛田ともう1人の女性、流泉寺美沙。
試験に合格した2人は、
日本で学芸員としての講義が始まることになる。
講義は12枚の絵から本物を直感で当てるもの。
それは2人で協力し、
1人が偽者と思う2枚の絵を直感で選び、
もう1人がその2枚のうちの1枚を排除する。
それを繰り返して最後に本物の絵を当てるもの。
講義はルーブル美術館の職員が立ち会い行う。
しかしフランス語の出来ない凛田。
足手まといの凛田に対して怒る美沙。
「学芸員がフランス語も出来ないなんて
「明日からは通訳しないから、何とかして。」
凛田は幼い頃から絵が大好きだった。
しかし勉強はまったく出来なかったのだ。
しかも一般常識が一切無かった。
そんな凛田がある日たたどり着いた記憶法。
物事を匂いとセットで記憶するというもの。
凛田は、その日1日でフランス語を暗記した。
翌日の講義。
完璧にフランス語を使いこなしていた凛田。
講義はスムーズに進んでいった。
ダ・ヴィンチの書いたモナリザには噂がある。
モナリザの瞳にはLとVの文字が見えると言う。
それを見た鑑定士はその後、
認識能力に障害をきざすと言われた。
それは、ダ・ヴィンチが解剖学にも長けていて、
何らかの細工をモナリザにしたとされていた。
講義を続けた凛田と美沙。
しかし、一度も成功することがなかった。
講義の後も一人練習を続けた凛田。
それを見た美沙も一緒に練習を始めた。
その練習で始めて1枚の本物を当てた二人。
喜ぶ2人だったが、突然凛田を頭痛が襲った。
それからも講義は続きいろんな絵で行われた。
本物の絵を当てる度に強くなる凛田の頭痛。
頭痛が増す中で、講義は最終日を迎えた。
2人はルーブル美術館の職員に連れられ、
大きな美術館に移動した。
最後の講義は本物のモナリザを当てるもの。
手法は今までとまったく同じ。
2人で排除を続けていく。
講義は順調に進み、残るは2枚。
凛田と美沙が選んだ最後の1枚。
モナリザは本物であった。
しかし同時に倒れこんだ凛田。
職員たちが駆け寄るが、
凛田は急に立ち上がりモナリザの前へ歩いた。
凛田が見たモナリザの瞳の中には、
LとVの文字が見えていた。
講義も終わり、通常の仕事に戻った凛田。
しかし凛田は鑑定が出来なくなっていた。
人間国宝の作る壷とレプリカの見分けすらできない。
凛田は店を閉めていなくなった・・・
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取材を続けていた悠斗は、行方を追った。
美沙のもとに話を聞きに行った悠斗。
凛田が学芸員の資格を失ったとことを知る。
悠斗はモナリザの瞳の噂の真相を探るため、
医学的にありえるかを、医師に相談しに行く。
基本的には、あり得ないという見解であったが、
凛田の前後の行動次第とも言った。
悠人はその帰り道。
困り果てた悠斗が見たのは、
モナリザ来日に伴い駅に貼られたポスター。
悠斗は並んだポスターの違和感に気付いた。
急いで家に帰った悠斗は、
凛田が受けた講義を、
12枚のカードに置き換え実践した。
何度も繰返し、何かに気が付いた悠斗。
その時、一本の電話が入る。
凛田の居場所が分かったという内容だった。
悠斗は直ぐに、凛田のいる場所へ向かった。
そして凛田を見つけると、
「これを見て欲しいんです。」
そう言うと、講義と同様の直観テストを始めた。
12枚の写真を講義と同じように、
悠斗と凛田は排除していった。
そして、いとも簡単に成功した2人。
疑問に思った凛田に、種証をした悠人。
それはとても簡単なものだった。
悠斗は最初から正解を分かっていたのだ。
片方の人間が正解を分かっている以上、
外れることはない訓練。
正解があると思い講義を続けた凛田は、
間違ったことを繰り返し行ったことで、
正しい鑑定能力を狂わしたのだった。
つまり瞳の中の文字が原因ではなく、
講義自体が全て仕組まれていたのである。
凛田が見たモナリザも、おそらく全て偽者。
真相を伝えた悠斗は凛田に言う。
「あの書類を渡されたときから、
嘘は始まっていたんです。」
「凛田さんは、
大きな事件に巻き込まれているんです。」
それを聞いた凛田は我にかえり、
「急がないと大変なことになる。」
そう言うと直ぐに美術館へ向かった。
そのころ美沙は、
まもなくモナリザ展が開催される美術館にいた。
慎重に保管されている名画モナリザ。
しかし関係者である美沙には、
モナリザを持ち出すことは容易かった。
美沙の仲間は時間通りに美術館に電話して、
警備員の目をそらした。
その隙に防犯カメラを細工した美沙。
後は予め入手したパスワードで絵を持ち出した。
そして裏口に待機した仲間に渡す。
美術館に到着した凜田は美沙へ言う。
「モナリザを返してください。」
凜田に気付かれた美沙は否定むせずに言った。
「最初から脅威を感じていた。」
「この計画にはあなたが邪魔だったの。」
「だから能力を失わせて、
学芸員から外れてもらうことにした。」
「あなたも世界中の人々も、
ルーブルに騙されていたの。」
「私たちはモナリザを盗み出したんじゃない。」
「返したの。」
「今この美術館の収蔵庫にあるものこそ、
本物のモナリザ。」
「103年前、
モナリザは一度盗みだされたことがある。」
「そして、無事ルーブルに戻ったとされている。」
「でもそれは嘘。」
「私たちはその嘘を正した。」
〜1911年のモナリザ盗難事件〜〜〜〜〜
ガラス職人のペルッチャが盗んだモナリザ。
しかし依頼人の詐欺師マルケスは、
そのモナリザを受け取りに現れなかった。
マルケスは本物がなくなったことで、
贋作を販売することが目的だったのだ。
業を煮やしたペルッチャは、
画商に本物のモナリザを売ろうとして捕まった。
そしてルーブルにモナリザは戻った。
Z〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
美沙はこの話が嘘だと凛田に伝えた。
ペルッチャが売ろうとしたものも偽者。
本物のモナリザは、
ペルッチャの隠した場所に今でも眠っている。
現代になり末裔に引き継がれたのだと。
それがルーブル職員のリシャール・ブレ。
本物のモナリザの裏には1503と書かれ、
バロア朝の紋章が刻印されている。
1910年にイタリア新聞にも載った事実と。
確かに現在本物とされるモナリザの裏には、
『M29』と書かれている。
しかし、その話に凛田は反論した。
それ自体がマルケスの仕組んだ嘘であり、
嘘の記事を書くことで贋作を作りやすくした。
ルーブルは反論をしないことで、
本物と偽者の区別がつくようにしたのだと。
更に、美沙もリシャール・ブレに騙されていると・・・
その時凛田に悠斗から電話が入った。
搬送業者を装って持ち出されたモナリザ。
悠斗は運ばれたモナリザを1人で追っていた。
そしてリシャール・ブレに捕まった。
電話越しに聞こえるリシャール・ブレの声。
「これから絵を燃やす。」
「偽りの歴史を正すために。」
凛田は電話から居場所の推測をした。
後ろで聞こえていた音と音楽。
高速エレベータの中と推測を立てた凛田。
美術館から20分以内で、40階以上のビル。
しかし東京の真ん中。
件数が多すぎて、探すには時間がかかる。
その時、凛田が目にしたのは、
美沙のジャケットに付いていたボタン。
ジャケットのボタンが1つだけ違ったのだ。
ボタンから再度推理をした凛田。
そのボタンは美沙が泊まっていたホテルで外れ、
付け替えてもらった代用品であると。
その柄のボタンを提供しているホテル。
直ぐに特定できたホテルに向かう凛田と警察。
その頃リシャール・ブレは、
悠斗とモナリザの置かれた部屋に火を放った。
ホテルに到着した凛田は、
手がかりを探すべくゴミ庫をあさった。
ある1つのゴミ袋の中から出てきたレシート。
その全てが『勝鬨』の店のものであることに気付く。
勝鬨にある高層ビルと範囲が絞られ、
居場所が特定出来た凛田。
急いで向かうが、
ビルの最上階からは煙が上がっていた。
最上階の煙の出る部屋を開けると、
モナリザは既に燃えており、
手足を縛られた状態で必死に阻止しようとした、
悠斗のみが助かったのであった。
凛田に着いて来た美沙。
美沙は燃えたモナリザを見て凛田に言った。
「最後の試験で鑑定したモナリザを覚えている。」
「あのとき私だけに分かるように仕掛けた印。」
そう言うと、燃えたモナリザの額縁から、
小さなピンを取り出した。
「この絵はあの試験に使っていた偽者。」
「瞳の中に、
あなたを騙すために付けたLとVもある。」
その証言を聞いた凛田は言った。
「つまり彼は本物のモナリザを持っている。」
「美沙さんの贋作を憎む気持ちに付け込んで、
彼はあなたを騙し続けていた。」
「この絵を燃やしたのも、
本物を持ち去るための時間稼ぎ。」
それを聞いていた警察は、
簡単に日本から持ち出すことは出来ないと言う。
しかしそれに対して凛田は言い返した。
「ある!」
「ルーブルでも使われた方法です。」
そう言い、警察を連れて直ぐに横浜港に向かった。
その頃本物のモナリザを盗んだリシャール・ブレ。
日本から持ち運ぶためにX線検査を受けていた。
そしてフランス政府に対して、
身代金を要求する手はずを進めていた。
モナリザのX線検査を終えて、
横浜港から出航しようとしたリシャール・ブレ。
そこを警察が囲い込んだ。
無条件で逮捕されるリシャール・ブレ。
連行されるリシャール・ブレに美沙は言った。
「この4年間は、
偽者だったかもしれないけど、
そこに私にとっての真実があったと、
今でも思ってる。」
「あなたには分からないでしょうね。」
モナリザを持ち出した手口は、
無数にあるモナリザの看板を、
フランスに持ち帰ると見せかけ、
本物を看板に埋め込んだもの。
本物のモナリザを探すには大変な労力がかかる。
凛田は美沙に言った。
「私には人の心を鑑定することはできません。」
「でもあなたの芸術を愛する気持ちだけは、
真実だと確信しています。」
そして、全看板を没収する警察に対して言う。
「私たちに選ばせてください。」
「私と彼女で鑑定します。」
それを聞いた美沙は言った。
「私にそんな資格は無。」
しかし、凛田は遮るように言った。
「本物をルーブルに返しましょう。」
「それがあなたの本当の願いなんでしょう?」
警察たちによって港に並べられた、
無数のモナリザの看板。
2人が指を差したモナリザは同じものだった。
慎重に解体する警察。
絵の裏には『H29』の刻印が・・・
悠斗は遠くから、2人を写真におさめていた。
共犯として連行される美沙に凛田は言った。
「どこかでまた、鑑定しましょうね。」
その言葉に美沙は泣き崩れていた。
美沙を暖かく抱きしめる凛田であった。
数日後。
モナリザ展は無事開催された。
凛田と悠斗はモナリザ展に足を運んだ。
そこで悠斗は凛田に聞いた。
「再度学芸員として迎え入れたいって、
言われたんじゃないんですか?」
凛田は答えた。
「いいんです。」
「私はやっぱりあの店が似合ってます。」
悠斗は続けて凛田に聞いた。
「大事なこと・・・」
「ずっと気になってたんですが、
Qってどういう意味ですか?」
「色々考えたんですよ。」
「Qってクイーンでしょ?」
凛田は前を向いたまま言った。
「教えません。」
そんな話をしながらモナリザの前に立った2人。
モナリザを見た凛田は呟いた。
「穏やかな目をしてる。」
それを聞いた悠斗は凛田に言う。
「モナリザはこんな事件に巻き込まれて、
どんな目で僕らを見ているんでしょうね?」
そして続けて凛田に聞く。
「聞きたいんですけど・・・」
「これ本物?」
凛田は微笑みながら答えた。
「さあね〜。」
(終わり)
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