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2017年06月05日

+ Kinda like POPEYe* 2017/06/05 vol.08

 + Kinda like POPEYe * 

vol.08
2017/06/05: まんま南カリフォルニアな気分の今日。
        やっぱ、アメフト。


Albert Hammond − It never rains in California


昨日・今日と比較的に穏やかに暑い日が続いています。
緩く風が吹いていて、湿度が低くて
実にすごしやすい一日です。
こんな陽気だとサンディエゴの初夏を思い出します。

基本的に乾燥しているのが南カリフォルニアです。
そこいらじゅう、ほとんど砂漠状態です。
おそらくスプリンクラーで水を撒かなければ
サボテンや名前も知らない潅木くらいしか生えません。
綺麗な芝生のあるところでは、朝・晩と
スプリンクラーが自動的に作動して水を撒きます。
突然にブッシャーと噴出しますので十分注意してください。

でも、常夏のハワイとは違って
秋から春にかけては時折小雨が降ります。
気温も15〜16℃位になります。
夏は、暑いですが乾燥していて
汗っかきの私でもさほど汗が気になりません。
すぐに乾燥してしまうからです。
おそらく、お肌の状態を気にする女性にとっては
紫外線や、乾燥という問題が気になるのではないでしょうか?


■ 自慢の品 ■

 Love the Chargers 




留学生時代の大半を過ごしたサンディエゴ。
その軍港とアメリカ人が住んでみたい町トップ3に入る”LaJolla(ラ・ホヤと読みます)があるサンディエゴをフランチャイズとしていたのがNFLのアメフトチーム、
サンディエゴ・チャージャーズ。
(今シーズンから、フランチャイズがLAになってしまって
SDチャージャーズはもはや存在しないのが残念です。)

アメリカで暮らすにはアメフトを知っていたほうが
なにかと便利だったり、有利だったりすることがありあます、


CHARGERSグッズ。1981年もの。
06 03 Datusn b210.jpg

上が300ドルで買った当時の愛車、ボロボロB210。
下がフロントバンパーにつけた状態。
06 03  ?P-1 DATSUN B210 フレーム.PNG

見えずらいので、単独でアップします。

自慢なのはこれです。
SD CHARGERS BAMPER s.jpg

バンパー用のフレームです。

留学中、愛車の”Almost Wrecked”(ボロボロ)DATSUN B-210(早い話日産サニーです)に実際につけてみたのですがもったいなくなって、
すぐにはずして大事に保管しておいたので比較的きれいです。
フレームの下側のChargersのロゴタイプと青と黄色のトーンを
ご覧いただければ、わかる人にはわかる”Air Coryell”最盛期のリアルな
Chargersアイテムです。
15622251_967492836716159_8325261884738081351_n.jpg

たぶん、アメリカほぼ全土でこうしたフランチャイズ意識が高いものと
思います。シーズン中は銀行の窓口の綺麗なオネイサンたちまで
チャージャー・パワーTシャツを着ています。


バーガーチェーンJack in the Boxのリアルな当時もののノベルティーの
バンパーステッカーです。裏面はこんなんことになってます。

Jack in the Box S.jpg


とにかく、オラが町のオラがチーム。
最強のオフェンスと問題ありのディフェンスという
なんとも言えない魅力あふれるチームでした。
誰もが認める、観ていて楽しいチームでした。


■ NFL ”1981” ■

NFL1981年シーズンをアメリカで過ごせたことはアメフトファンとしては
とても幸運なことだったと思います。
1979年にヘッドコーチに就任したパス・オフェンスの鬼才”ドン・コリエル”。
彼が率いた時代のチャージャーズを”エア・コリエル”と言います。

Ladies and Gentlemen,
On behalf of Air Coryell and your Pilot  Dan Fouts
Welcome to San Diego.
Home of the AFC Western Division Champion Chargers.


NFL1981年シーズンのトピック、ベスト3といえば
(*ただし、チャージャーズファンの意見です)

#1 Epic of MIAMI
エピック・オブ・マイアミとして語り継がれるNFL史上屈指の好ゲーム。
マイアミ・ドルフィンズ対われらがサンディエゴ・チャージャーズ。
オーバータイムの末、伝説の一戦を制したのはもちろん、チャージャーズです。
ゲーム前夜、ドン・コリエルヘッドコーチはスタッフたちに命令し
バナナを求めてマイアミ中を走らせたそうです。
マイアミの気温の高さと、湿度を考え、激戦に備えて選手たちに
バナナを食べさせたかったらしいです。
もちろん、高温多湿の中の激戦で予想される選手たちの筋肉の痙攣に備える
ためです。
その効果があったのかどうかはわかりませんが、勝利の一因であると考えたいと思います。





#2 Freezer Bowl
フリーザー・ボウルと呼ばれ、当時NFLでもっとも寒い日に行われた
ゲームとして名高いシンシナチ・ベンガルズ対チャージャーズ戦。
この試合の前が灼熱のマイアミ戦。
そしてこの酷寒のシンシナチ戦と続きました。
ホームゲームアドベンテージで、寒さに慣れてるベンガルズに有利。
そうじゃなくても、アメリカの楽園サンディエゴをホームとする
チャージャーズですから、地獄のような寒さとの戦いに敗れました。
死ぬほど悔しく、観戦を終えたみんながやけ食い、やけ酒というゲームでした。



#3 The Catch
なぜなら、伝説のプレー、”ザ・キャッチ”(サンフランシスコ49ers対ダラスカウボーイズ)をリアルタイムでTVで観戦。そのドラマチックな幕切れをこの目で観ることができたからです。

でも、専門的な意見をいうと、このゲームは『ザ・キャッチ』というプレーで幕切れというわけではなく、カウボーイズには47秒とタイムアウト2回が残っていました。
十分にTDを狙えるし、フィールドゴールは確実に狙えるというわけです。
ですから、真のヒーローは最後の最後にカウボーイスからファンブルを奪い攻撃権を奪って更なる逆転を許さなかった49ersディフェンスチームであると思っています。アメリカズ・チームと異名をとるほどの強力なカウボーイズ・オフェンスを押さえ込んだのですから。

とにかく、『モンタナ伝説』はここから始まったといえる一戦です。

That was the beginning of being Joe Montana!

ほらね、チームメイトが言ってるでしょ!!

フィールドではクールですべてが何もなかったかのようにさら〜とこなすモンタナ。
ところが本当はこれほど憔悴しきっているのです。
もともと心臓が強いやつなんていない。
みんな必死でこらえて頑張っているんだ・・・と思った瞬間。
アスリートとして尊敬しています。
それと、その根底にはビル・ウォルシュヘッドコーチの完璧なプレイブックと
プレイセレクション、神のごとき的確なアドバイスがあるのです。
img003 (2).jpg

これも自慢の品、当時もののTIME誌です。



■ Fun with English ■

QBというポジションの悲しいところは、パスを投げた瞬間みんなの目はボールを
追ってその後のQBを見ることは稀なことです。

このプレイでもそうですが、彼はカウボーイズの”トゥー・トール”ジョーンズ
(Too-Tall Jones:身長が2mもあるディフェンスエンド)に追われ、
襲い掛かられていますが、大方の目線はパスの行方を追っていたはずです。





ひげのランディー・クロスとドワイト・クラークがしゃべっているのは
このあとに交わされた二人のやり取りの模様です。
ジョー・モンタナ(49ers)がエド・ジョーンズ(Cowboys)に放った
カッコよすぎる一言が今日のスキットです。

どうぞ。


ますは、
ひげの人、ランディー・クロスさんが語っている部分です。

Too Tall Jones told Joe that you just beat America's Team.

そして、ボールを見事にキャッチしたワイドレシーバー。
当時の超イケメン、ドワイト・クラークが語ります。

And Joe said,”Well you can sit at home with the rest of America and watch the Super Bowl 

日本語にしてみると、
ジョーンズ:
Too Tall Jones told Joe that you just beat America's Team.
『お前らアメリカ最強のチームを破ったな』

モンタナ:
『君らは普通のアメリカ人みたいにスーパーボールを家で観れるさ。』
And Joe said,”Well you can sit at home with the rest of America and watch the Super Bowl 

もう一回





America's Teamというのは、アメリカを代表し、象徴する偉大なるチームということです。なぜモンタナの返しがかっこいいかと言うと・・

カウボーイズは70年代からずっと押しも押されぬ第一線で活躍するチームで、その運営基盤の堅さや、選手への待遇の良さ(ただし不要な選手に関しては非常な解雇を宣告ることもあります)、ヘッドコーチのトム・ランドリー氏が率いる革新的オフェンスと破壊力のあるディフェンスで正に均衡の取れたと言うか、つけこむ隙のないNFL中の象徴的アメフトチームです。

そのDoomsDayDefenseと異名をとった強力なディフェンスのフロント4(当時カウボーイズ4人のダウンラインメンのいる4-3ディフェンスを使用していました)のディフェンス・エンドがエド・ジョーンズ。かれもまた、リーグを代表するディフェンス・エンド。

クラークのスーパーキャッチでみんなが歓喜に沸き立つ中で
モンタナに向かって猛然とラッシュしてきたジョーンズが一言。

『お前らアメリカ最強のチームを破ったな』
一流チームの一流選手からでた、完全に上から目線でのお祝いの言葉です。

なぜなら、49ersは’78シーズンはわずか2勝しかしていない万年最下位の
弱小チームでした。
しかし、’79シーズンにビル・ウォルシュをヘッドコーチに向かえるや、
そのわずか2年後スーパーボールに出場し、チャンピオンとなります。
モンタナはこの’81シーズンとこのゲームの勝利はまぐれではなく
当然の結果であり、もはや自分たちこそがこれからのNFLに君臨するチームであると宣言してみせたのがこの一言です。

America's TeamがSuperBowl で戦うのだ。
だから、もはやAmerica's Teamはカウボーイズじゃない、
これからは俺たちがAmerica's Teamだ。

といった意味がこめられています。
クールな表情の裏に、突かれれば迸るほどの熱い気持ちを秘めているのです。

やっぱ、モンタナすげぇ〜!!と言うわけです。


■ 今日の音楽 ■

Bob James − Touch Down



それでは、・・・今日はちょっとアメフトで入れ込みすぎました。

See YA!
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