あんこ氏です
さて、今日は前回シリーズ化した世界遺産についての
記念すべき第一回目を書いて行こうと思います!
そのスタートを切るのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらです!
タージマハル!!

この建物はインドのアグラという所にある
僕が世界で一番好きな建物です。
インドに行く機会があれば必ず行きたい・・・・
というより、これだけ見にインドに行きたいくらいです。
ご覧になった通りすごい綺麗なのですが、
実はこれ お墓なんですよ。
びっくりですよね。
ただ、タージマハルには
悲しくも愛があふれる物語があるのです。
それを紹介していきたいと思います。
最愛の妻、ムムターズマハルへの愛の象徴
まず、この建物を建てたのは
ムガル帝国第5皇帝 シャージャハーンという人物でした。
彼はとにかく妻の ムムターズマハルを愛していました。
ムムターズは結婚する前から、 シャージャハーンの良き相談相手でもあり
いろいろの側面で旦那を支えていました。育ちもよく教養もある方でした。
そして、 シャージャハーンの妻となる時に、前皇帝の ジャハーンギールに
ムムターズマハル(宮廷の選ばれしもの・宮廷の光という意味がある)という名前をもらったのです。
しかし、 ムムターズは14番目の子供を出産した時に、
産褥熱という病気にかかってしまい
38歳という若さで亡くなってしまったのです。
その死をなにより悲しんだのはやはり
シャージャハーンでした。
その悲しみはとても深く、
国民全員を、2年間
喪に服す事を命じたのです。
それでも悲しみが消えなかった皇帝は
彼女の記憶を永遠に留めようと決意し、
タージマハルの建設を始めました。
ちなみにムムターズのムムが抜けターズという言葉の発音が
インド風になり タージマハルとなったのが由来です。
つまり奥さんの名前を建物の名前にしたんですね。
世界一豪華なお墓
タージマハルを作るのに 、シャージャハーンが掛けた労力、お金、時間などは半端じゃない物でした。
まず建設にかかった年月は
なんと・・・・22年!
とても長いですよね。
そして、このお墓は全て大理石で出来ているのです。
他にも、資材は1000頭の象を使って運び出し、
全体で28種類もの宝石や宝玉が使われ、
人材もペルシャやアラブ、さらにはヨーロッパから2万もの職人を
集め建設したのが タージマハルなんです。
シャージャハーンの込められた思いの強さが感じれますよね。
なので、 タージマハルとは世界で一番豪華なお墓と言っても過言ではないのです。
インド・イスラム建築を代表する傑作ですね。
黒のタージマハルと息子の反乱
実をいうと、さらに驚くべき計画が シャージャハーンにはありました。
それはタージマハルの前にあるヤムナー川を挟み、対象になるように
皇帝自身のためだけの、黒の大理石で出来たタージマハルを
作ろうとしていたのです。もし、出来ていたらヤムナー川を挟み
シンメトリーを構成した二つのお墓が出来ていたと思います。
しかし、 タージマハルだけでも国家予算の半分以上を使ってました。
その度が越えた浪費に耐えかねた息子の アウラングゼーブが
シャージャハーンを幽閉してしまい、黒のタージマハルは実現できませんでした。
見てみたかった気持ちもありますが、お墓作って国が滅んでしまったじゃ
どうしようもないですもんね・・・。
その後も息子の アウラングゼーブは国の経済状況をよくするために、廃止されていた
人頭税(ジズヤ )という税金を復活したのです。
現代でも同じですが、税金を復活した事もあるのか
それが原因で アウラングゼーブは良い評価がされていないのですが
正直、かわいそうな気もします。
このように色々あり
黒のタージマハル の計画は頓挫してしまいましたが、
さすがに親には同情する気持ちがあったのか、
シャージャハーンが亡くなったあと、
妻の隣に並ばせて埋葬してあげたのでした。
見どころ・まとめ
このように今回はいろいろと タージマハルの歴史を書かせていただきました。
その話も頭に入れつつ簡単な見どころなども知っていただきたいと思います。
タージマハルが、まず面白いのは
4面のどの方向から見ても鏡で写したように
全て同じ姿をしています。そのような所や
あとはなんといっても大理石の白さが印象的だと思います。
遠目に見るとそのポイントにその部分に目がいくと思います。
ただ、近くで見ても綺麗な部分も多いのがすごい所です。
象嵌細工 と呼ばれる精密な幾何学模様に貴石や大理石をはめ込んだ
模様などがあり、とても綺麗です。まさに職人芸といわんばかりのすごさです。
最後になりましたが、本当にこれだけ綺麗なお墓という物は他にないと思います。
行く場合は事前に予約などが必要ですが、もし行けるのであれば
月明かりに白く照らされている満月の タージマハルは最も美しいと呼ばれているので
そのタイミングに行ければ最高ですよ。笑
世界遺産ツアーの1回目はいかがだったでしょうか。
また今後もいろいろな所へみなさまを案内したいと思います。

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