Let It Be: 渋谷ブリットポップ

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2015年04月05日

Let It Be

昔、レインボーやアルカトラズにいたグラハム・ボネットが「悲しいときにはビートルズしか聴かない」と言っていた。ハードロック系の人がそういう発言をしていたのが面白いなということで覚えているのだけど、僕もそうだ。ただ違うところはいつだって聴いているということ。当然、聴かない日もあるけれどちょこちょこ聴いていて嫌いになったことなど一度も無い。僕が小学生の頃はMTVが始まった頃で派手なプロモーションビデオのアーティストを皆は好んで聴いていた。僕もそういう８０Sミュージックを聴きつつ一人だけビートルズが好きだったという訳だ。
僕が初めて買ったビートルズのアルバムは「Let It Be」。映画「悪霊島」の主題歌っていうのは斬新だった。そのときジョンレノンがビートルズだったと初めて知ったし、解散前のぐちゃぐちゃな状態で作ったというのも購入してからレビューを読んで知った。ポールはプロデュースに激怒していたというが、僕は良いアルバムだと思った。ギターロックもバラードも斬新なミドルテンポの曲も全てが詰まっている最高の一枚だと思っている。表題曲の「Let It Be」は特に最高でビデオのポールの歌い始めの「目力」が凄い。全員の演奏も最高でとても解散寸前だったとは思えない。
今日は「悲しい」わけではないが疲れて「切ない」気分だ。「Let It Be」を聴いて早めに寝よう。