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posted by fanblog

2023年07月06日

競馬の機械学習が間違うリスクは低くない!?AIだけでは解決できない壁とは

競馬はAIで予想するには複雑すぎるのではと感じています。

JRA-VANには、2008年から人工知能技術によるデータマイニングが行われているサービスがあるものの、その結果はおもわしくありません。

結局のところ人間と大差なく、手間というコストを削減できていると思えばメリットはあるが導入する意義は薄いと言えます。

そうなる理由は、将棋と違って計算し尽くせるものではないからでしょう。将棋の渡辺名人も馬券は勝てないと止めるに至ったように何かしらの壁があるのは間違いありません。

つまり、これは予想力という視点そのものが間違っているという可能性もあることを示唆しています。予想という概念を取り払って、いまいちどデータ分析の原点に戻ってみたいと思います。

〇データの品質と量の制約
機械学習モデルは大量の高品質なデータを必要とします。競馬のデータは膨大であり、さまざまな要素が絡み合っています。データの収集や品質管理には時間とリソースがかかります。また、過去のデータのみに頼ると、現在の状況や競走条件の変化を反映できない場合があります。

対策: データの収集と品質管理に努めるとともに、適切な特徴量の選択やデータの前処理を行うことで、モデルの精度を向上させることができます。さらに、過去のデータだけでなく、現在の情報や競走条件の変化を反映するために、リアルタイムデータの活用や特徴量の更新を行うことも重要です。

〇複雑な要素の影響
競馬はさまざまな要素が絡み合って結果が生まれるため、予測を困難にする要素が存在します。例えば、競走馬の調子や体調、騎手の戦術、競走条件の変化などが影響を及ぼします。これらの要素を完全にモデル化することは難しく、予測が誤る可能性があります。

対策: モデルの複雑さを適切に調整し、過学習を防ぐことが重要です。また、様々な要素を考慮するために、豊富な特徴量を用意し、特徴量の重要度を適切に評価する方法を採用することが有効です。さらに、専門知識や経験を持つ人間の判断を組み合わせることで、モデルの予測を補完することができます。

〇馬券市場の変動
競馬の予想結果が市場に影響を与え、オッズが変動することがあります。予測モデルが広く利用されると、その予測に基づいて多くの人がワイドや馬連の賭けを行う可能性があります。これにより、予測に基づく配当が変動し、投資のリターンが減少する可能性があります。

対策: モデルの予測結果をすべて公開せず、一部の情報を選択的に利用することで市場の影響を最小限に抑えることができます。また、予測モデルを利用するだけでなく、市場の動向やオッズの変動を常に監視し、それに応じて適切な賭け戦略を取ることも重要です。

さらに、予測モデルを利用する際には、単なる予測結果に依存せず、確率やリスクを適切に評価することが重要です。確率的な予測であることを認識し、予測の正確性や安定性を評価するための検証やバックテストを行うことが有効です。

リスク管理と責任あるギャンブルの原則に基づいて、予算管理や賭けの範囲を適切に設定し、長期的な視点での馬券購入を丁寧に行っていくのが最善ではないでしょうか。

AIだけでなく馬を見ることに長けている人や色々な理論に長けた人とつながることも考えたいところです。
posted by shinkeiba at 07:40 | Comment(0) | AI
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