実は単勝をランダムで買ったとしても長期的には70%は返ってくることが分かっている。
つまり、競馬予想をしなくても壊滅的な結果にはならないのは多くの人のイメージを裏切るものだと思う。
でも、回収率が悪い人はトコトン悪い人もいる。そういう人の原因は予想力にあるのではない。
馬券を当てたいと強く思うばかりに買いすぎることで大幅な回収率の低下を招いてしまったりする。
どれだけの人が馬券を買いすぎてないか?と考えているだろうか。実はそんなに気にせず当てることばかりを考えてきたはず。
そういう点では競馬予想は不都合な面もあると言えるのではないか。予想したばかりにあれこれと買いたくなってしまう。
あとで後悔したくないという思いとせっかく予想したのだからという甘い誘惑に打ち勝つには論理的な思考を手に入れる必要がある。
どんなに予想力をうまく使っても現代の馬券では回収率アップは見込めない。確実なのは10%の下落を防ぐリスクヘッジ効果だけだ。
つまり、うまく予想力を使えていない人は、勝つどころか過剰に負ける要因になっている可能性がある。
収入以上にお金を使う人が貯金できないのと同じように過剰に負けているうちは勝つハードルを下げることはできない。
そのために一度、予想力を手放してみることをオススメする。細かい予想は止めて頭に浮かんだイメージで買い続ける。
その多くはカンタンにハズレてしまうが、長く続けると法外なリターンを得ることに気づくかもしれない。
競馬の常識を捨てることで自分しか生みだせない馬券領域を構築すると言えば恰好が良すぎだろうか。
私も実践してみたことはあるが、そんな壊滅的な結果にはならなかった。
逆に馬券はシンプルになり買いすぎによる負けは抑制できたメリットの方を強く感じ取ることができたくらい。
そこで大事なルールは失ったお金を取り戻そうとしないこと。その考えは間違いなく悲惨な結末を迎えることになる。
一気に大きく賭けて損失を取り戻す行為は、一流の投資理論では愚行とされている。
何回かは成功しても最終的には失敗するマーチンゲール的な買い方は良い結果を生むことはない。
自分の強みを生かすほうが予想力よりも大きなリターンを生みやすく実践し続ける価値はあるはずだ。
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