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始めまして! モテたい一心でギターを始めて気が付いたら演奏上達はしないくせに知識とメンテナンスの技術が向上してしまいました(笑) いつの間にかギターオタクと化してしまった知識をこれからギターを始める人に向けて発信していきます!! よろしくお願いします。

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posted by fanblog

2021年09月21日

「えっ!?そうなの?」ピックで決まるギターライフ!?

ピック色々(サムネ).jpg


お疲れ様です!
ギターを始めるのに「ピック」を大多数の人が使うと思いますが、その選んだ「ピック」で今後のギターライフに影響する事をご存じでしょうか??
雑誌や教則本内で中々取り上げられる事が少ないテーマだと思います。
初心者の内や始めたばかりだと「何となく」でピックを選ぶと思いますが、実はピック毎に向き、不向きが存在します。このテクニックはしやすいけど、これはやりにくい程度で、絶対に出来ないわけではありませんが、自分に向いている物を知りたいですよね??
そんな方に向けて今回は「ピック」について説明と参考紹介をしたいと思います!!



・演奏スタイル選びの第一歩「形状」


ピックの形状には大きく分けて「おにぎり型」と「ティアドロップ型」があります。

「おにぎり型」は名前の通りおにぎりの様な正三角形(3辺の長さが等しい)が特徴です。
メリットはコード弾きとの相性が抜群です。
弦を捉えられる面積が大きいのでオープンコード等で弾き損じを減らす事が出来ます!
また、握る面積も大きいので握りやすく、弾いている時にピックが落ちる事も減ります。
※これから紹介する他のピックでも慣れたら落ちる事は減っていきます。
おにぎりの頂点部分三カ所をそれぞれ使う事ができるので一枚の耐久性が高いです。

力加減がしやすく、弦への当て感が掴みやすいので「カッティング」との相性が高いです!
力が入れやすいので、曲の盛り上がりに合わせて強弱を付けやすいので「バッキング」にも向いています!

向いているジャンル系統はコードをじゃかじゃか鳴らす「メロコア」「オールドスクールロック」「フォークソング」「弾き語り」等です!
感情に身を任せてギターをかき鳴らしたい人にぴったりですね!

ティアドロップPU.png


「ティアドロップ型」は涙型とよく例えられる上の画像のような形状のピックです。
メリットは一弦一弦を正確に捉える事に長けています。また、力の強弱が付きにくい反面、均一の音量が出しやすい特徴があります。音量が均一になりやすいので、力を抜いて弾く事が出来るので速さや正確さに力を割く事が出来るので「ソロ」や「速弾き」「8分高速バッキング」「トレモロピッキング(16分)」等と相性が抜群です!!

向いているジャンル系統は「フュージョン」「ラウドロック」「メタル系」等です!!
正確無比なピッキングを武器にテクニカルにギターを操りたい人にピッタリです!

因みに私は「ラウドロック」や「メタル」が好きなので「ティアドロップ」を愛用しています。



・プレイスタイルの方向性を左右する「厚さ」


今回の記事の「 」と言っても過言じゃないテーマです。
厚さの種類は一般的に「0.6」「0.7」「0.88」「1.0」「1.14」(単位mm)があります。
※これ以外に、もっと薄いものや厚いものもあります。

大体「〜0.6mm」が薄い分類、「0.8mm」前後が中間で、「1.0mm〜」を厚い分類として一般的に認識されています。

一般的に厚さによる音の特性は
薄い→やわらかく、丸い音
厚い→シャープで明瞭な音
と認識されています。

では、各厚さの分類毎の特性を説明します!!
お名前.com

薄いピック(〜0.6mm)

特徴はなんと言っても薄さから来る「しなり」です!
「しなり」を利用してムチの様にピッキングする事でコードを弾く時に鋭いアタック音を生み出すことが出来ます。このアタック音を利用して鋭いカッティングを生み出します!
基本的に力を弦に伝えにくいので、ミュート(消音)しやすい事も特徴の一つになります。
また、アルペジオ等で1弦づつ弾く時に撫でるように弾く事で、余計なアタック音を抑える事が出来、静かで柔らかなクリーンサウンドを生み出したりする事に長けています。

逆に、力を入れにくいのでブリッジミュート等がやりにくいです。また、しなりが邪魔をして速弾きやトレモロピッキング等がやり辛いデメリットがあります。。。

向いているジャンルは「ポップス」や「ロック」「弾き語り」等です。

使いこなすのにある程度テクニックが必要ですが、慣れると唯一無二の音を手に入れる事が出来ます!!

中間(0.6〜1.0mm)

「薄い」「厚い」の両方の特徴を持っていて非常に扱いやすく何でも対応していますが、どちらにも特化していないので、それぞれの特性を比較すると劣ってしまいます。
また、自分の筋力やクセ、音楽ジャンルによって厚さの微調整が必要なので自分に合った厚さを見つけるまで時間が掛かります。
ある程度の「硬さ」や「しなり」を有しているので自分に合った物が見つかれば理論上 最強 の厚さです!!

向いているジャンルは一概には言えませんが、全ジャンルに対応しています!
特に特定の奏法を多用しない「ジャズ」や「フュージョン」「プログレッシブメタル」等のジャンルをやる人は基本的にこの厚さを使っている気がします。

厚め(1.0mm〜)

特徴はその厚さから来る「硬さ」です!
力を正確に伝えやすいので、一弦一弦捉える細かいピッキングや高速ピッキングにとても適しています!
また、「ピッキングハーモニクス」や「ジェントピッキング」などの特殊奏法にも向いています。
更に「ピックスクラッチ」などの飛び道具としても使い易いですね!

反対にデメリットとしてピッキング時の「ピコッ」「コキュッ」みたいな弦に触れた際の接触音が微かに鳴ってしまいます。なので、静かなリードに拘りのあるギターリストから敬遠されがちです。
また、厚い分 弦にミートする時間が短くなるので、薄いピックから持ち変えると感覚がズレてとても弾きにくく感じます。

向いているジャンルは「ラウドロック」「フュージョン」「メタル」です!
特に上で説明した理由からメタル系との相性が抜群です!!
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まとめ


いかがでしたでしょうか??
ピックの「形状」や「硬さ」によって向き不向きが出てきます。
ピックの特性を理解して選択する事が出来れば、頼もしい相棒になってくれます!!
ただし、個人の体格や筋力、クセによって左右される面があるので、ピックの方向性を決めたらひたすらに買って試奏して、自分に合った最高の一枚を見つけてみましょう!!

ピック選びは初心者に与えられた特権であり、鬼門だと思います。一度ピックに慣れると中々違う特性のピックに替える事が難しいからです...

なので、ピック選び一つで今後のギターライフが決まると言っているこの記事の意味が分かって頂けたと思います。
この記事を通して少しでも役立てもらえると幸いです


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