トレードするにあたり、対象通貨ペアの1日おおよその動く値幅、ボラを把握してトレードすることは
非常に重要です。これは裁量トレードでも自動売買のトレードでも変わりはありません。
私の開発したシステム、EAはユーロドルでトレードをしますが、
ATR60(一日のボラ約60pips)を想定してコードを書いています。
コロナショックのような世界経済に激震が走るようなファンダメンタルズの要因が出た場合には、
相場が荒れて、ユーロドルでも一日の値幅が一方通行で140pips動いたりする場面があります。
このような相場では、ロジック上どうしても負けてしまいます。
乗り越えられるような設定にすると日々の利益が激減してしまうので、
何度も何度も時間をかけて検証、試行錯誤を繰り返した結果、
毎月、約10%の月利益が出るようなシステムを開発しました。
上記に取り上げたような5年から10年に一度くるような相場になりそうな世界経済情勢を感じたら、
ボラティリティが落ち着いてくるまではEAをとめることも必要です。
相場に絶対はありません。
大事な資産を守るために欲を出さず、元本を回収するまでは単利運用を推奨します。
20万円運用なら毎月出た利益分は別口座に逃がして、月初に必ず20万円からスタートして
元本回収できてから複利運用に切り替えてもよろしいかと思います。
※ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)とは変動率(ボラティリティ)を表す指標で、
ボラティリティを確認に使用されています。
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