タクシードライバー転職は無線配車数が多い会社を選ぶ時代に突入
コロナ禍でタクシーの転職をさけているかたもいるのではないだろうか。しかし一年前の状況とはお客様の状況があきらかに異なっている。
それは無線配車アプリによりお客様が手楽に呼べるサービスが進歩したからだ。
今後の主流はアプリ配車が主役となるだろう。現在、流しと無線配車アプリの比率は筆者の感覚では6:4。
タクシードライバーの転職には無線配車数も転職条件に考慮し、優良タクシー会社を選ぶべきではないのではと思う。
無線配車とは
お客様が電話や予約、配車アプリなどを利用すると、タクシードライバーに配車依頼が入るシステムである。お客さまが依頼すると即座に配車アプリよりドライバーに通達が来るシステム。最近の無線配車の特徴はお客様に一番近いタクシーを優先的に選んでいることである。
無線配車は増加傾向
平成28年から急激に無線配車数が増加傾向だ。平成28年の無線配車数が14,650,458に対し令和元年では21,902,532と大幅に増加している。
無線配車数のランキング
令和2年12月の東京23区及び武三地区エリアでの無線配車数は1,564,000台。無線配車数をランキングしてみた。
無線配車数だけではなく、1台当りの配車数も転職に重要な要素だと思う。
無線配車アプリ【GO】の参加タクシー会社
これまでは会社独自でアプリを提供してきたが、いよいよアプリ会社も統合するのではないのだろうか。
それに伴い多くのタクシー会社がアプリ会社に加盟してきている。【GO】の例を上げてみると、東京都では【日の丸自動車】【東都自動車】【平和自動車交通】【平和交通(東京)】【第一交通産業グループ】【京急交通(品川営業所)】【小田急交通】【さくらんぼ交通】【オーエスタクシー】【都民交通】【旭交通】【小平交通】【小田急交通南多摩】【つくば観光交通】【つくば福祉輸送】【新立川交通】【日野交通(東京)】【スリーエース】【東日本タクシー】【ハロートーキョー】【潤平東京】【トーショー交通】【アシストタクシー】【エムテイ無線タクシー】【三幸自動車】【都南交通】【東栄タクシー】【八重洲タクシー】【日個連】【東京都個人タクシー共同組合】【日本交通】【日本交通立川】【帝都自動車交通】【日本交通立川 南多摩】【イーエム無線】【イースタンモータース調布】【飛鳥交通グループ(多摩)】【神奈中タクシー町田】【東京交通】【秋川交通】【横川観光】【十全交通】【さがみ交通八王子】【京浜キャブシステム】【三和交通 三多摩】【三和交通 八王子】【昭島交通】【八王子交通】【東京無線タクシー】【京王タクシー調布・府中】【京王タクシー南多摩】【京王タクシー 昭島】【京王タクシー福生】【京王タクシー青海】【荏原交通】など多くのタクシー会社が参加してきている。
利用者はタクシー会社も選ぶことができるため、各社固定客獲得にむけて工夫すると予測する。配車アプリが中心になるのは目に見えてわかる。
無線配車アプリによりお客様はタクシー会社を選ぶ時代に
今まではお客様がタクシーを捕まえることがメインであったが、これからはタクシー会社をアプリで選ぶ時代になるのではないか。
タクシーをよく利用されるお客様はお気に入りのタクシー会社をアプリ登録してさえおけば手軽に呼ぶことが出来る。
無線配車数が少ないと廃業の可能性がある
流しのみで高収入を得る時代はいずれ終息するのではないだろうか。時代の流れに付いていけない会社は廃業に余儀なく追い込まれるような気がする。
無線配車アプリの将来性
現在はタクシー会社までをお気に入り登録できるが、将来はドライバーまでお気に入り登録できるのではないのだろうか。さまざまな業界で個人が注目され始めているため、タクシー会社も優秀なドライバーを求めてることだろう。
令和3年1月8日のコロナ緊急事態宣言下によるタクシードライバーへの影響【後半】
コロナ緊急事態宣言でタクシードライバーへの影響はどうなるのか。さらに東京都は緊急事態宣言の1か月の延長が決まり、令和3年3月7日までの延長となった。この記事ではコロナ緊急事態宣言後、令和3年1月31日(日)からの筆者の営収とタクシーの状況を報告する。
令和3年1月31日(日)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
雨のせいかタクシーの利用者も多く、客単価も良かった。ラストに大塚から見沼区に送ることができ、日曜日にしては上出来だった。結果はタクシーの乗車回数は無線配車14回(35%)、流し26回(65%)の合計40回。タクシーの営収は¥80000。
令和3年2月2日(火)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
午前の10時ころまでは雨が降っていたことでタクシーの利用者も多く見られた。その後は単価にも恵まれたのだが、午後18:30時点で¥33000-。最後のタクシー乗車客が新宿から所沢市で乗車運賃合計で¥13000-。最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車12回(40%)、流し18回(60%)の合計30回。タクシーの営収は¥66000。タクシー台数は過剰状態で、特に深夜の新宿は空車多い。また郊外の駅にも空車タクシーが長い列を作っていた。
日本労働評議会にこんな記事が記載されていた。 日本交通は雇用調整助成金を活用し、「短時間休業」および「輪番休業」を早急に実施せよ!
令和3年2月5日(金)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
今朝は交通量が少なくタクシーを流しやすい状況であった。しかし夕方までに回数をこなすことができず、18:00時点で¥26000。21:30以降高単価のラッシュでラストのお客様が錦糸町から千葉駅の¥15000。最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車14回(45%)、流し17回(55%)の合計31回。タクシーの営収は¥63000。タクシーを出庫してから18:30までの流し方の攻略必要。
令和3年2月7日(日)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
今朝は交通量が少なくタクシーを流しやすい状況であった。先週の日曜日と異なり、お客様は減少。14:00〜21:00ころまではなんとかコンスタントにお客様を乗せることが出来たにもかかわらず、その後失速。最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車8回(25%)、流し24回(75%)の合計32回。タクシーの営収は¥45000。会社の平均が若干減少していた。三時間の空車時間が痛かった。自営運送業のお客様を乗せたとき、【ネット通販を除いた運送業は60%ダウン】だと言う。運送業界はタクシー業界よりも悪化している可能性がある様子。
大手のタクシー会社か中小のタクシー会社か?転職するにはどちらを選ぶべきか
タクシー会社への転職を求めているときに気になるのが会社の規模や社風。タクシードライバーに転職するなら大手が良いと思いがちですがはたしてどうでしょうか?収入面だけで見ると大手が良いと思います。未経験者であれば、タクシー会社は大手を選んでおいたほうが良いと思います。
収入
大手タクシー会社
収入を比較すると大手のタクシー会社が稼げる可能性が高いでしょう。固定客を多く抱えていますし、無線配車の数も多いです。
また、ホテルやビルなどの専用乗り場も抱えているため、収入は大手が中小より多い可能性が高いです。そして会社のブランド力も強みですしお客様がタクシーを選んでくれるのです。○○社のタクシーを道端で待っているお客様もいるほどです。
収入を重視するのであれば大手がお薦めです。
中小のタクシー会社
中小のタクシー会社には大手のグループに属してる場合があります。中小のタクシー会社は大手より歩率が高いケースが多く、収入は大手に引けを取らない可能性があります。
福利厚生
大手のタクシー会社
タクシードライバーを多く抱えている会社ほど福利厚生が充実してる傾向です。タクシー会社では社内設備にシャワールームや浴場、ドレッサールームや仮眠室を用意してるところが多いです。
また託児所と契約してて女性が安心して仕事ができる環境を整えていたり保養所ももっている会社もあります。
寮や社宅を完備してる会社もあり地方からきても安心して働くことが出来る環境も整っています。
中小のタクシー会社
大手ほど福利厚生が整っていない場合があります。特に浴場や託児所は設備されていないケースが多いです。ドライバーの管理
大手タクシー会社
大手の場合、制約が多く接遇や身だしなみには非常に厳しいです。さまざまな業界のトップクラスのお客様も利用することが多いのでドライバーの管理は厳しいです。
中小のタクシー会社
他方、中小はそれほど厳しくはありません。髪型や装飾品などの制限が緩く、タクシードライバーの営業スタイルは個人任せという自由な環境下で仕事ができるケースが多いです。接客接遇
大手のタクシー会社
マニュアルがしっかりしてるためデビューしても悩むことはないでしょう。しかし大手だからこそお客様にはしっかりとしたおもてなしサービスが必要です。
中小のタクシー会社
大手に準じたマニュアルを用意してる会社もありますが比較的緩い傾向です。
年齢層
タクシードライバーの年齢層は大手より中小企業が比較的高い傾向です。中小企業には大手で退職したドライバーが転職してくることがあるため、年齢層はどうしても高くなる傾向です。
教育制度
大手のタクシー会社
顧客層が広いため教育制度は充実しています。ちょっとしたドライバーのミスでもクレームになることがありますので、教育訓練はしっかりしています。
中小のタクシー会社
中小のタクシー会社のドライバーは経験者や高齢者が比較的多く、未経験者に対する教育制度は大手と比較するとそれほど充実してません。
営業エリア
大手のタクシー会社
ドライバーが多いので営業エリアを指定される場合があります。
中小のタクシー会社
営業エリアは自由です。郊外では都心であまり見ないタクシーが営業をしています。郊外の駅や病院に強い傾向が見られます。
ドライバーの生の声を聞く
もし転職を希望するタクシー会社が見つかったら実際にタクシーに乗車してみることもお薦めです。乗務員の態度や接客でその会社がどのような社風なのか感じることができるでしょう。またタクシー会社によっては体験入社や同乗体験を実施している場合がありますので要チェックです。
まとめ
大手と中小企業では収入や福利厚生、社風に差が生じています。転職するときはメリットデメリットを比較して会社を選びましょう。自分の希望条件を第一に考慮し、大手タクシー会社が良いのか、中小のタクシー会社が良いのか選ぶことが大切です。
中高年の転職にタクシードライバーの正社員をおすすめする理由
中高年の年齢になると肩たたきの不安も抱えるのではないのでしょうか。
自分は大丈夫と思っていても上司に急に呼び出され、出向や転勤などと言われたらどうだろうか。
挙句の果て退職をうかがわせるような周囲の環境であれば非常に窮屈に感じるだろう。
もし退職する機会が訪れたとき、ずば抜けたスキルがあれば次の就職先に困ることはないだろう。
もっともずば抜けたスキルがあるなら退職をせまられることはないだろうが。
もし退職し再就職する場合中高年である以上、年齢的にも厳しいのではないだろうか?
引き抜きが無い限り正社員としての再就職は難しいのではないのでしょうか。
また、会社が倒産、事業が失敗、廃業した中高年にもタクシードライバーはおすすめの職業でもあります。
資金があれば別ですが正社員を希望するのであればタクシードライバーへの転職がおすすめです。
【派遣社員にはまだなりたくない】と思う中高年は多いのです。この記事では中高年が正社員になるにあたってタクシードライバーへの転職をおすすめする理由を記載します。
一般企業への転職活動は時間を費やすだけ
タクシードライバー以外の一般企業の転職活動を経験した中高年者は少なくありません。しかし多くの時間を投資しても採用されないのが現実でしょう。余計な疲労も溜まりますし、転職活動が嫌になることが多くなります。タクシードライバーへの転職を敬遠していたと思いますが、検討する良い時期なのではないのでしょうか。
正社員での転職が可能なタクシードライバー
中高年では正社員の転職はきびしいものがあります。年齢制限により正社員での採用は難しいでしょう。
タクシードライバーは普通免許があれば正社員として採用してくれます。中高年の筆者は40代でタクシードライバーに転職し、現在も現役として働いています。
中高年から新たな転職先としてのタクシードライバーはやりがいのある職業です。
未経験でも転職が可能
未経験の中高年者でもタクシードライバーは転職が可能です。タクシードライバーの中途採用はほとんどが未経験者なのです。
個人事業主と似たような仕事
今までお店や個人事業主として収入を得ていた方は、タクシードライバーでも充分やっていけるでしょう。会社と雇用関係はあるものの、タクシーを運転してるときは自分のやりかたで業務をこなします。
自分のやり方で収益をあげますのでタクシードライバーには過去に自営をされていた中高年が転職してきます。
個人タクシーも可能
個人タクシーになるには法人でのタクシードライバーの経験が10年必要ですが、中高年であれば将来可能です。所得を法人タクシードライバー以上に上げたい、勤務時間は自由にきめたいと考えてる中高年者にはメリットが大きいでしょう。
コミュニケーションが活かせる
中高年はコミュニケーションのスキルはすでに身についていますのでタクシードライバーに転職しても充分やっていけることでしょう。
今まで培ったコミュニケーションスキルはタクシードライバーで役に立ちます。
特に乗車してきたお客様との必要なコミュニケーションはさほど苦労することはありません。
努力を惜しまない年齢
中高年がタクシードライバーに転職してくる場合、仕事に前向きなかたが多い傾向です。正社員として転職してきたからにはトップドライバーを目指す心構えが強いです。
タクシードライバーは努力が報われる仕事ですのでやりがいがあります。
向上心がある
向上心を持っている中高年は、年齢差に関係なく年下の先輩タクシードライバーからでもタクシーのノウハウを素直に聞き入れます。目的があるためチャレンジする行動は優れているのです。
面倒な人付き合いは無い
今まで組織として働いていてストレスを抱えてる中高年は多いです。タクシードライバーに転職された中高年の方はストレスを貯めることなく働ける環境が整っています。
タクシードライバーに転職後、事業を計画することも可能
タクシードライバーのメリットの一つは自由な時間が取れることです。自由な時間を有効に活用し将来のステップアップを目指すことも可能です。
中高年の転職にタクシードライバーの正社員をおすすめする理由を記載しましたが、それでも中高年タクシードライバーの転職に収入が不安に思う場合は以下の記事を参考にしてください。
どうしても収入が不安
異業種のタクシードライバーに転職を求めるときに収入は気になるポイントです。タクシードライバーの収入は歩合給がメインですので収入に不安を抱える方が多いでしょう。
筆者はタクシードライバーに転職する以前は固定給でした。タクシードライバーに転職後、確かに収入面で不安はありましたが、給料保証のおかげでずいぶんと助かりましたし数か月後には給料保証無しで充分生活できる収入にまで上がりました。
筆者の二年目の収入と関連記事
タクシードライバーに転職して2年目の収入未経験から二年後タクシードライバーで年収630万に達するまでに筆者が実践したこと9項目
タクシーの転職で収入が不安なら給料保証制度があるタクシー会社を選ぼう
タクシーに興味があるけど給料は歩合制なの?稼げるの?タクシーに転職した現役ドライバーがズバリ解説!
まとめ
中高年になると正社員として働くには非常に厳しいです。コネがあれば別ですが中高年のタクシードライバーへの転職は正社員として働ける唯一の業種なのです。運転が好きな方が転職先にタクシードライバーを選ぶ時のチェックポイント
現役タクシードライバーの中には運転が好きでタクシーに転職したかたもいます。
【運転が好き】は大切なポイントの一つなのですがそれ以外にも大切なポイントがあります。
この記事では運転が好きなのでタクシーに転職したいかたがチェックすべきポイントを紹介します。
タクシーという業界で働くには【タクシードライバーになるための知識】と【会社の選び方】の2つを知っておくことが大切でしょう。
最初に タクシードライバーになるための知識 について記載します。
普通二種免許
タクシードライバーには欠かせない普通二種免許が必要です。
二種免許取得には満21才以上であり一種免許を取得してから三年以上経過していることが条件です。
18才で普通免許を取得した場合、タクシードライバーには最短で21才でデビューが可能です。
普通二種免許を持っていない場合、タクシー会社が取得費用を負担してくれるケースが多いので心配する必要はないでしょう。
注意点
視力が片眼で0.5以上かつ両眼で0.8以上が条件です。
また深視力測定で2cm以下であることも条件です。
地元で転職するか首都圏に転職するか
なじみのある地元でタクシードライバーに転職するか、引っ越して首都圏でタクシードライバーに転職するか悩むところでもあります。
地元のほうが道も良く知っているし仕事がしやすいでしょう。
特に東京都のような首都圏では道が複雑ですので道を覚えるまでの努力は必要でしょう。
また地方と首都圏では給料の差が生じます。ながく働ける環境が地元か首都圏か考えて転職しましょう。
長時間の運転
タクシードライバーの勤務時間は約21時間と長いです。
一般の仕事の二日分を一回の勤務でこなす【隔勤】シフトが主流です。
運転が好きであればタクシードライバーに転職しても悩むことはないでしょう。
運転は好きだけど長時間勤務に自信が無いなら日勤や夜勤を用意してる会社を選びましょう。
注意点
隔勤は数回勤務をこなせば慣れるでしょうが、人によっては日勤や夜勤のほうが楽という場合もあります。
長時間運転は実際に経験してみないとわからない点です。
収入は自分で決めれる
タクシー会社によっては固定給のところもありますが、タクシー会社のほとんどは基本給+歩合給で給料を支払っています。
成績(営業収入)が良いほど歩合率は上り、給料も比例してアップします。
タクシーの魅力の一つがこの給料体系です。
固定給とは異なり自分のライフスタイルに合わせて収入を決めることが可能です。
注意点
収入は自分で決めることが出来ますが、自分の目標でもあります。
目標収入を設定しないとダラダラと運転をしてしまいますので注意が必要です。
週末やカレンダーの休日は無い
お解かりだと思いますが、タクシーはサービス業も兼ねていますので休みはタクシー会社のシフトにより決まります。
タクシー会社によっては週末を休みにするシフトを取り入れてる場合があります。
しかし基本的には週末やカレンダーの休日は無いと思いましょう。
注意点
隔勤では1か月に11〜12回程度の勤務でしか運転しません。休みが多いので自己管理に注意が必要です。
高収入を重視するか
高収入を求めてるなら首都圏でタクシーに転職するべきです。
東京都内は人口も多いし、富裕層が多く住んでいるので高収入を得れる可能性が高いです。
地方ではあまり見かけない【流し】と【無線配車】【アプリ配車】でお客様をお乗せする回数は地方より多くなり必然的に高収入が期待できるでしょう。
未経験者はチャンス
タクシードライバーは未経験者が向いていると言われています。
変な癖も付いてなく1からタクシーで稼ぐためのノウハウを学ぶことになります。
新人教育制度が充実してるタクシー会社は、未経験者が現役ドライバーを超える収入を上げることが可能でしょう。
タクシーでの基礎をしっかり学ぶことが出来るのは未経験者の方が優れています。
右も左もわからない未経験者にとってタクシーはチャンスととらえるべきでしょう。
通勤時間
転職するときに自宅から会社までの通勤時間は重要です。
通勤に1時間以上もかかるようであれば、違う会社を検討することをお薦めします。
片道通勤に1時間かかるとします。そして長時間の仕事を終えて帰宅までに1時間もかかると帰りはくたくたになります。
往復の通勤時間だけで2時間も消費してしまいます。体力に自信があれば問題ないですが、何十年も努めることを考えると加齢とともに疲労感を感じてくると思います。
可能であれば通勤時間が短い会社を選んだほうが良いと思います。
もし遠方であれば引越ししたほうがベストコンディションで仕事ができること間違いないでしょう。
睡眠時間
タクシードライバーは勤務形態によりますが、帰宅後に睡眠を日中に取ることになるケースはあります。
日中でも睡眠が取れるように体を慣らす必要があります。
最初は慣れないので悩むことがあるかもしれませんが慣れてしまえば苦になることは無いでしょう。
睡眠時間が充分取れずに勤務すると事故を起こす可能性が高まりますので睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
毎日の食事
単身赴任者や独身者は特に食事の管理をしましょう。
偏った栄養は体調を崩しやすく、運転に悪影響を与えます。
野菜を多く取り入れた食事に気を使いましょう。
運転手の体調不良は収入に直結します。
接客
運転が好きでタクシードライバーに転職したら最低限の接客用語を覚える必要はあります。
タクシーは運送業のかたわら接客業も含まれます。
ほとんどのタクシー会社で独自の接客の仕方を教えてもらえますのであまり心配することはありません。
一人でできる仕事
タクシードライバーはお客様を乗せていないときは一人です。
チームやプロジェクトの一員として過去仕事をしてた場合、一人で仕事をこなすことに慣れが必要でしょう。
安心安全な運転でお客様を目的地までお送りさえできれば、コミュニケーションが苦手なかたは楽な仕事かも知れません。
自由度が高いので自己管理が必要
タクシードライバーは勤務中は営業区域内ならどこへ行っても構いません。
休憩は自由に取れますし極論、映画館に立ち寄ることさえ出来てしまいます。
休憩時間の取りすぎは収入を減らす原因になりますので自己管理は必要です。
デビューしてから6か月が勝負
タクシードライバーはデビューしてから6か月から1年が勝負です。
新人教育に熱心な会社は高営収を上げるためのノウハウをしっかりと教えてくれます。
タクシーに転職したら流しの基礎からしっかり習得することでトップドライバーの仲間入りが可能です。
注意点
タクシードライバーは毎日が勉強です。
前出番の反省をし次の出番で改善する仕事を積み重ねることが大切です。
次に 会社の選び方 について記載します。
残業の有無
タクシードライバーの残業は無いと思っても良いです。
労働時間をしっかり管理してる会社が大半ですので心配することはほぼ無いです。
残業が気になる場合は面接時に確認するまたはタクシー転職専門サイトに相談する方法がベストです。
注意点
タクシーの残業は線引きが難しので、転職後に後悔しないように事前確認を行いましょう。
会社の雰囲気
各タクシー会社は独自の雰囲気を持っています。
転職しないとわからないことがありますが、面接のときにある程度の雰囲気をキャッチしましょう。
歩合率
タクシー会社の歩合率はおおむね60%です。
100万円の売り上げの場合、60万円が収入になります。
営収により歩合率が変動する会社がほとんどですが、都内のタクシー会社には最高歩合率が67%のところもあります。
注意点
歩合率の高さだけで会社を選ばず、総合的に比較して転職する会社を選ぶことが大切です。
交通費の有無
ほとんどのタクシー会社は交通費を支給しています。
ただし支給方法がいろいろありますので確認が必要です。
筆者が勤めてる会社は出勤したら徒歩でも自転車でも交通費が支給されます。
無線またはアプリ配車の有無
タクシーのお客様は、【手を上げる】【電話で配車依頼する】【アプリで配車依頼する】のいずれかです。
外出する人が少ないと手を上げてタクシーを捕まえるお客様しか需要はありません。
しかし無線配車利用者数が豊富な場合、外出するひとが少なくても営収が期待できます。
コンスタントに営収を上げたい場合は無線配車数も確認しましょう。
注意点
コロナ禍での緊急事態で人手が減少したときなどは非常に重宝する配車システムです。
大手のタクシー会社には固定客が非常に多いので転職の際の判断材料にしましょう。
ノルマの有無
完全歩合制のタクシー会社はノルマを設定する必要はありません。
ノルマが【やだ】と思う場合は完全歩合制のタクシー会社を選びましょう。
しかしノルマはあってもタクシーのノルマは緩いのです。会社を選ぶ際にはあまり重要ではないポイントです。
住宅補助や社員寮、家族寮の有無
希望の会社が遠くて通勤が出来ない場合は、福利厚生の一つである住宅補助や社員寮を用意しているかチェックしましょう。
東京都内のタクシー会社は借り上げのアパートやマンション、住宅補助を充実してるケースがあります。
家賃は毎月出費する固定費ですので少しでも安く住める条件の良い案件を紹介してもらいましょう。
事故での対応や保証の有無
タクシー会社全てが事故での保証をしてるわけではありません。
事故の保証をしないかわりに給料に無事故保証などの名目で給料に反映させたりする場合があります。
しかし事故と隣り合わせの仕事を選ぶ限り、事故補償が充実してる会社を選んだほうが安心です。
転職時には保証の内容もしっかりと確認しておきましょう。
研修制度が充実してるか
新人教育に熱心な会社はタクシーで営収を上げるための研修や地理試験合格に向けてのノウハウを持っています。
運転が好きでタクシードライバーになるかたが多い業界ですが充実した仕事ができるための研修制度が充実してる会社を選びましょう。
給料保証の有無と保証期間
運転が好きなタクシー未経験者はすぐに高収入をもらえるまでの力量を備えていません。
タクシー会社はその点を充分把握しており、一定期間の給料保証を設けている場合が多いです。
東京都内のタクシー会社の給料保証額は約30〜40万円で保証期間は長いところで1年です。
しかしほとんどの新人ドライバーは3〜6か月程度で保証額以上を稼ぐので心配する必要はないでしょう。
注意点
給料保証の期間はタクシーの流し方や道を覚えること、接客の仕方を習得することに集中しましょう。
保証期間のときの仕事の仕方次第で今後の営収が左右します。
変な癖を付けないためにも給料保証の期間中はタクシードライバーとしての基本と道を覚えることに重点を置きましょう。
大手企業か中小企業か
大手のタクシー会社が良いと思いがちですが、一長一短あります。
大手のタクシー会社は規則が厳しい半面、収入面では期待が出来ます。
大手の会社に傘下してる中小のグループ会社は基本的には大手に準じているのですが多少緩い部分もあります。
中小企業だからといって収入が期待できないことはないです。
ブラック企業だけは避けよう
タクシー会社にもブラックな企業は存在します。
ブラック企業を避けるためには転職サイトから情報を取得しましょう。
勤務体系(隔勤、日勤、夜勤)の変更の有無
隔勤時、次の勤務は日勤や夜勤に変更したり、翌月から変更できる会社はあります。
私用でどうしても勤務体系を変更したい場合に受け入れてくれる会社はあります。
注意点
変更が不可能な場合、有休を利用するなどで対応するか、休みにするしかないです。
転職する前にチェックしておきましょう。
設備が整っているか
仮眠室や浴場、シャワールームが設備されてるととても便利です。
帰庫して始発まで時間があるかたは仮眠室で休養したり、帰庫後に会社で一日の疲れを癒したり体をきれいにして帰宅することができるのです。
地理試験合格のための講習や勉強会の有無
東京都や神奈川県、大阪府で特定のエリアのタクシー会社に転職する場合、地理試験に受かる必要があります。
地理試験はポイントさえ抑えれば合格しますが、合格のためのノウハウを勉強会で指導している会社はあります。
東京都(23区武蔵野市三鷹市)エリアでは地理試験の合格が必要
23区武蔵野市三鷹市でタクシーに転職を考えてる場合、地理試験の合格が必須です。
内容は難しくなく、ほぼ暗記すれば合格できる内容になっています。
東京都内でタクシーが出来れば、もし将来、地元に戻ってタクシーをする場合充分役に立つことでしょう。
タクシー会社によっては地理試験に合格するためのカリキュラムを設定してるところはあります。
自分に見合った会社を選ぼう
国土交通省の統計によれば、平成30年には約6000社のタクシー会社が全国にあります。
この中から自分の要求に見合った会社を見つけるには不可能に近いです。
誤ってブラック企業に転職するまえにタクシー転職専門のサイトを利用することが安心です。
インターネット上にはタクシー求人専門サイトがありますので活用したほうが楽で転職支援金をもらえるケースがあります。
自分に見合った会社を見つけるには専門サイトを大いに活用することをお薦めします。
まとめ
タクシーを転職先に選ぶ場合、チェックすべきポイントを抑えておきましょう。
運転が好きでタクシードライバーに転職されるかたは多いのですが、転職後に後悔しないためにもタクシードライバーに適しているかの自己分析と、希望の会社の内容を把握したうえで転職をしましょう。