納豆アレルギー
日本で古来から愛されている納豆ですが、納豆アレルギーというものが存在します。
納豆アレルギーは納豆の原料である大豆ではアレルギーが起こらず、納豆でだけアレルギーが起こる場合を指します。
納豆のネバネバに含まれる ポリガンマグルタミン酸(PGA)という成分によってアレルギーが引き起こされるのです。
納豆アレルギーもアレルギー反応が重度の場合は命に関わる可能性もあるので油断できません。
また納豆アレルギーの特徴として挙げられるのが納豆を食べてからアレルギー反応が出るまでに長い時間がかかるということです。
通常の食物アレルギーは「即時型」でアレルギーの原因となる食べ物を摂取すると約2時間程度でアレルギー反応が出ますが、納豆アレルギーは「遅発性」であり納豆を摂取してからアレルギー反応がでるまで12時間以上かかることがあります。
これは納豆アレルギーの原因物質であるPGAが消化・吸収されるまでに時間がかかるためと考えられています。
このため納豆でアレルギー反応が出ても原因が納豆だと特定できるまで時間がかかってしまうこともあります(まず直前に食べた物を疑うため)。
納豆アレルギーとマリンスポーツ
納豆アレルギーは実はサーフィンやダイビングなどマリンスポーツ愛好者に多いことが知られています。
ある研究では納豆アレルギー患者の約70%(17例中の12例)がサーファーやダイバーであったとの報告もあります。
これは マリンスポーツ愛好者がクラゲに刺されやすいということが関係しています。
クラゲもポリガンマグルタミン酸(PGA)を持っており、毒針を体外に発射するときにPGAを使用します。
繰り返しクラゲに刺されることによってPGAが人間の体内に何度も侵入し、やがてPGAに対してアレルギー反応を起こすようになる場合があります。
このためマリンスポーツ愛好者はPGAを含む納豆にもアレルギーを起こすことがあるのです。
PGAは納豆だけではなくさまざまな加工食品や化粧品にも使用されています。
納豆アレルギーの可能性がある人は原材料に「γーPGA」などと表記のある製品にはくれぐれも気をつけましょう。
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