ちょうど全粒粉のぶどうパンが焼きあがったのだが、
残念なほど膨らんでいない。
朝から時間をかけて仕込んだので（つ−か別に手はかけてないがｗ）非常にがっかりであった。
ちらし寿司が進まないので焼きたての温かいのを味見がてら渡すとじつに良く食べる。
米よりパンの方がいいという。
夜は、体調が完全復活ではないのでだんなが帰宅してすぐ布団へ。
たんたんも一緒に布団にきたのだが「パパのところに行くね、」と
1人晩酌しているだんなのところへ行った。
それが21時過ぎだと思うが、
横になっているうちにまた頭がずきずきしてきた。
戻ってきたたんたんにママンは頭が痛い、と言うようなことをいった気がする。
それで体を起こしたらたんたんが変な顔をしていた。
どうしたのか聞いたら口元がゆがんで泣きそうになってきた。
それで頭がはっきりして、驚いてどうしたのか再度たずねると黙っていたが、
やがて「あ、の、ね、マ、マ、た、か、ら、も、の、」とやっと言い、うわんと泣き出した。
「ママ大丈夫かと思ったの、」というようなことをしゃくりあげながら言う。
どうやらママンの不調が心配だったのであった。
正直をいうとちょとしんどかったので困ったなと思ったのだが、
ママンはもう治ったから安心するようにいうとやがて落ち着いた。
しばらく後、また少しすすり泣く声がしたが、やがて寝入った。
心優しいたんたんである。■
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