くまポン のDセンタースズキにて、世界一長持ちする単3形アルカリ乾電池「 Panasonic EVOLTA 単3形 計16本 」が送料無料の1,000円で販売されています。一見、EVOLTA ブランドにしては安すぎると思うでしょうが、海外輸入品(おそらくタイ製でないかと思います)ですのでこの価格になっています。それでも安いので、価格からして、正規輸入品では無いような気がしますが、使用推奨期限が「2025年以後」のものを届けるとのことですので、Panasonic製であれば、海外・日本製ともに製造から10年期限ですので、10年フルに保管したい場合以外は、性能的にはさほど気にする必要はないと思います。配送はポスト投函タイプで、日時指定などは不可、10営業日以内に発送完了とのことですので、早くても盆明けかほぼ月末あたりに届けられるという感じでしょうか。ブリスター包装海外パッケージまたはシュリンク包装です。
個人的に、いくつかのメーカーの単三電池を自転車用懐中電灯とフィリップスの電動歯ブラシで使用してみた感じでは、EVOLTA シリーズが終始高い電圧をキープしている実感があります。懐中電灯の場合は、最近のLED型のものは省電力ですので、単に持続時間を比べるという感じになりますが、結論から言うと、手持ちの EVOLTA(タイ製)は同メーカーのアルカリ乾電池(通称金パナ)等と比べても持続します。自転車懐中電灯(夜間30分程度使用)の場合は、3週間もつか2週間以内に入れ替える必要ありかで、体感上大きく違います。ですが、このような偏った性能表現は核心をついていなくて、実を言えば自転車の乾電池程度なら、ダイソーで売られているGIGAMAXや、セリアで売られているMITSUBISHIの方が長く持ちます(EVOLTA は9時間半ほど連続点灯できましたが、GIGAMAXなら10時間を超えました)。理由は、自転車用のLEDランプなら、低い電圧でもそれなりに光るので、懐中電灯としての役割を果たすからです。では、電動歯ブラシでもGIGAMAX等を使えば、同じ結果になるのかといえば違います。こちらはもっと電力を要するモーターを使いますので、目安としては電圧が 1.1V を下回れば、使い物にならないほどモーターのパワーが低下します。つまり、電動歯ブラシでは、長時間にわたって高電圧を維持できる電池が『長持ち』ということになるので、すぐに電圧が下がる廉価版の電池では体感上も『長持ち』しません。EVOLTA と他の廉価版電池との違いは、1.1V 以上をキープできる総時間が長いということですので、電動歯ブラシなどの用途には向いています。LEDを使用した懐中電灯などには、安く売られている乾電池の方が持続時間は稼げますが、電動歯ブラシを始め、電力消費の大きいデジカメ、あるいは頻繁に時刻合わせをする電波時計などには、EVOLTA のような高性能乾電池の方が効果的です。
もし、登山などで本気の長時間駆動が必要なら、エナジャイザー等から販売されている単3形リチウム電池を使えば、EVOLTA の8〜10倍は持ちますが、値段の方も4倍以上はしますので、コスト無視じゃない限り常用しませんね。あと、液漏れに関してですが、個人的体感では、パナソニックの乾電池はあまりよくないと思います。おそらく、EVOLTA シリーズであってもこの点は変わらないと思います。かつてのソニー製乾電池と並んで、普通に液漏れしやすい乾電池だと思うので、使用後は速やかに破棄するか、長期間使わない場合は取り外して置くのが賢明です。この点はブランド名を過信しない方がよろしいです。
持続時間だけ比べるより、用途と全体的なコストも見据えて電池は使い分けた方が賢いと思います。今回の EVOLTA はいずれにせよ安いので、電動歯ブラシ等にはオススメですよ。
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