GEAR4のD3Oテクノロジーを利用した「 手帳型 iPhone7 / iPhone7 Plusケース OXFORD 」が4,400円のセール価格で販売されています。 iPhone7 / iPhone7 Plus 以外のケース、 iPhone 5 / 5S / SE 、 Galaxy S6 、 iPhone 6(S) Plus 、 iPhone6(S) 、 Galaxy S7 Edge 、 Galaxy S8 、 Galaxy S8 Plus のケースは4,980円になっています。今回は iPhone 6 Plus のケースにての使用レビューになりますが、ほぼ iPhone7 Plus ケースと同じかと思うので参考にしていただければと思います。ちなみに、この OXFORD ケースは販売店によって値段の差が激しくて、一万円以上で販売している店も散見しますが、大方5,000円以下で入手できる機会も頻繁にありそうです。カラーはブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールドの4色ありますが、iPhone7 / iPhone7 Plus 以外はブラック以外は存在しないようです(Amazonでブラック以外を選択してしまうと、自動的に iPhone7 に変更されてしまうので注意・再確認してください)。また、iPhone 6(S) Plus、iPhone6(S)のブラックはケースのエッジの部分はオレンジのD3O素材の色が出ますので、ブラックにオレンジのアクセント(下の画像参照)という感じです。これまで、何種類か耐衝撃型のケースを購入してきましたが、それらと比べても本ケースは耐衝撃を堂々と謳う中ではコンパクトです。
英国で一番売れているとの触れ込みですが、欧米人の感覚はあまりあてにしていなかったのですが、いざ使い始めるといい感じで手に馴染んで、思いの外使いやすいです。ラバー系の素材ではあるのですが、手に吸い付く感じが安心感をもたらしますね。スマホ本体へのフィット感は抜群な感じがします。現在、東南アジアの暑い場所に来ているのですが、国内線・国際線の飛行機の中で、鞄の中にガイドブックなどとともに雑に詰め込んでいたスマホ(iPhone 6 Plus)を急いで取り出す際も、スマホにかかる嫌な力の影響は全くありませんでした。
興味深い プロテクション新素材 D3O(R)
本体の素材(主にオレンジの部分)はD3O(イギリスのD3O ラボ社が開発)という衝撃吸収素材で、強い衝撃を受けると瞬時に固まり衝撃を吸収・分散させるというスグレモノです。淡泊にまとめると、衝撃の強さで分子の結束が変化するプロテクション材と言っていいと思います。もっと雑なたとえをすると、撫でればソフトな手触りで対応、いきなりのパンチには固まって防御という感じで、いつもはフニャフニャな柔らかな塊が、突然の衝撃には硬い鉄壁に変身して防御する新素材を、保護材として応用したのが本ケースです。公式ページによると、冬季五輪アルペンスキー競技や米特殊部隊など、様々な分野で実用化済(主に膝や肩などの関節部分のプロテクターとして)とのことで、耐久性とかもありそうです。第一印象としては国産のαゲルとよく似ているという感じを受けましたが、後日この噂のD3O素材については詳細レビューするとして、今回は素材よりケース本体の使い勝手についてレビューしたいと思います。
まず、購入前の注意から
まず、本ケースには「 ストラップはつけることができない 」という点と、 カード収納はおまけ程度 という点はあらかじめ了承という感じです。ストラップに関してはオシャレに楽しみたい女の子は少々敬遠する点かもしれませんが、ケースの性質上あまり必要なものではない気がします。カードを2枚ばかり、ケース蓋の内側に納めることができますが、エンボス加工されたクレジットカードのような厚みと硬さのあるカードを入れてしまうと、スマホ画面に貼ったフィルムへの干渉が気になって(収まらないわけでもなく、一応干渉しないように段差も設けられています。そしてクリップ留め式ですので、蓋も綴じることはできます)、あまり入れたくないというのが実感です(エンボス加工のない普通のプラスチックカードなら問題ありません)。ただ、このカードスロットが不要かといえばそうでもなく、折りたたんだ紙幣、レシート、紙媒体のクーポン券、チケット、SIMカードのアクティベーション案内や、ちょっとしたPostItなど紙のメモなどを一時的に納める場所としては便利ですので、スロットはあるに超したことはないと思います。それでも、硬いカード類を常用的に入れるのは、本ケースにおいてはオススメできません。
気になる耐衝撃性能
個人的には、旅先ではスマホを落下させるリスクが多いので、耐衝撃型のケースを常用することが多いのですが、雨宿りついでに入ったスターバックスで、今回もテーブルの上から一度ばかりスライド落下事故しまいました。落下距離は75cmぐらい、液晶画面を下にして落下でしたが、運が良かったことを含めて、本体には何も起こらず、ケースにも傷すらつかなかったです。これ以上の事故はまだ起きていないのですが(起こすつもりもないので)、耐衝撃性能に関しては信頼できると思います。あと、スマホをケースに納めた後は、側面のボタンタッチが硬くなるという、欠点らしきものはあるわけですが、鞄に乱雑に入れるような使い方になる場合、安直にボタンには反応して欲しくない、落下の際にも可動部であるボタンに付負荷がかかって欲しくないという点で考えれば、個人的にはこれは利点の方だと思います。
参考動画など
素材マニアには気になるD3Oですが、新素材がどうのこうのいっても、普段使いではケースの手触りなどの方が重要だと思いますので、本ケースについては手に持ったときのホールド感という点では、TPUのケース同様しっかり持てるように思います。ホールドも安定して、持ちにくさもありません。汗ばんだ手で触れたとしても、表面のエンボス加工が効くのか、しっかり手に馴染むようになっています。一週間ほど使用して感じたことですが、類似の他のケースと比べても、細部に至るまで作り込まれていることはわかります。例えば、上でカバーに厚いカードを入れるとが画面が干渉すると書きましたが、ケースのエッジには段差が設けられているので、カードがまともに画面に当たるようなひどいことにはなりません。それでも、ケースのカバーの剛性が弱いものだと、カバーにかかった圧力で撓んで画面に干渉するわけですが、蓋はしっかり剛性もあるのでたわみもわずかです。数百円で売られている類似のコピー品とはその点では全くの別物で、適当なデザインでそれなりの素材を組み合わせたケースでないことがよくわかります。
本体を購入時のまま使うのが普通だと思いますが、自分で適度に改良して使うのもアリだと思います。保証の対象外になりますが、例えば、iPhoneの場合電源ボタンは頻繁に押すことが多いので、ケースの電源ボタン部分はケースに穴を開けて、簡単に押せるようにするような改造などはアリだと思います(100円ショップのポンチで綺麗に加工できます)。一万円以上すると購買欲は失せますが、5、6千円なら本ケースはアップルショップで少し洒落たケースを奮発した感覚、5千円以下なら割安感はありますね。同じケースばかり使っていると飽きてくるので、旅先と仕事・職場などで時折ケースを変えてみるのは案外楽しいものです。
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