イエレンFRB議長
原文 ダイヤモンドオンライン
米連邦準備理事会(FRB) は日本時間17日午前4時、 米連邦公開市場委員会(FOMC) で フェデラルファンド(FF)金利 の目標レンジを25bp引き上げ、0.25〜0.50%にすることを決めた。利上げは2006年6月末以来、9年半ぶり。利下げも含めたFF金利の変更は、2008年12月以来、7年ぶりとなる。
FRB,FOMCは両方とも米国中央銀行の金融政策を実施する基幹で、この銀行制度はFRSといいます。
その体制については複雑なので以下を参照。
FRBについて知る
フェデラルファンド(FF)は、アメリカの民間銀行が中央銀行に預け入れる無利息の準備金制度のこと。
FF金利は、FFを民間銀行同士で貸し借りする時の利率。
FFの資金が足りない銀行が足りている銀行に短期無担保で借入できる仕組みで、
FF金利は米国の金融政策の誘導目標金利となっている。
今までは景気が悪かったのでゼロ金利政策としてこの利率を0%としていた。
これの利率を上げるとFOMCが声明を発表した。
ということになる。
政策金利が上がると市場金利が上がるといわれています。
ちなみに日本の政策金利は、無担保コールレート(オーバーナイト物)
実施は日銀の金融政策決定会合となる。
イエレンFRB議長は黒田総裁という位置づけ。
日本で利上げが行われた場合を考えてみると
庶民的感覚だと
→負債の金利が上がる=つまり住宅ローンの変動金利が上がる。
→預貯金は利息が増えて嬉しい。
企業の場合の場合
→市場金利が上がるとコストが増える=株価が下がる
米利上げの場合
→米ドルに人気が集まり、ドル高・円安が進む
→日本の輸出がチャンス=日本企業の株価上昇
→輸入品が高くなり一般庶民の消費が冷え込む
でも、米国からすると
→ドル高で金利も上がり、企業の株が下がる。
→ダウ下がる→日本株もつられて下がる
という考え方も。
さぁ、今のところ日経平均は利上げの不透明感がなくなり、アク抜きのため爆上げ状態ですが、今後どのような影響を受けるのでしょうか。
上の記事を読み進めていくと、最終的には以下のように締めくくられています。
「やはりドル高・円安の進展が基本シナリオ、ドル円は125円を抜け130円を目指す。」
つまりこのまま円安が進むということですね。
しばらく海外旅行はおあずけですかね。
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