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2017年11月13日

エイリアンが存在するかもしれない星を新たに20も発見








エイリアンが存在するかもしれない星を新たに20も発見!
1年が395日の惑星「KOI-7923.01」や「K77-11」に注目!


世界最高峰の頭脳集団NASAに学ぶ決断技法 不可能の壁を破る思考の力 [ 中村 慎吾 ]




 人類にとって“引越し先”の第一候補が火星であることは言うまでもないが、広大な宇宙の中には“優良物件”があふれているはずだ。現に先ごろ、地球の環境によく似たハビタブル惑星(居住可能惑星)が20個、NASAによって特定されたばかりだ。





■地球に酷似したハビタブル惑星「KOI-7923.01」

 太陽系外惑星の観測のために2009年に打ち上げられたNASAの探査機・ケプラーは4年間の観測で4000個以上の太陽系外惑星候補を発見してきた。その中には人類が居住可能である“ハビタブル惑星”も多く含まれ、人類の太陽系外進出の希望が膨らむと共に、地球外生命体を発見する可能性も高まっている。


 今年6月にもNASAは、水が存在し生命が維持できる可能性のある地球サイズの岩石惑星を新たに10個発見したと発表している。これまでにケプラーによって確認されたハビタブル惑星は50個ほどだといわれているが、「New Scientist」の記事によれば先ごろ NASAが人類にとって最も居住に適したハビタブル惑星を20個も特定した ということだ。 逆に言えば、この20個の惑星には生物が存在する可能性が十分ある ということにもなる。

 ハビタブル惑星の定義としては、我々の太陽に相当する恒星の周囲を、熱すぎず寒すぎない絶妙な距離をとって公転する水と大気のある惑星ということになるのだが、その中でも特に地球に酷似した惑星が 「KOI-7923.01」 である。大きさはなんと地球の97%とほとんど同じサイズで、1年が地球より1カ月長い395日ある。

「宇宙船を送る場所を1つ選択しなければならない場合、この惑星は悪い選択ではありません」とケプラー計画のリーダーであるNASAのジェフ・カフリン氏は先の「New Scientist」の取材に答えている。


 1年が1カ月長いことからもわかるように、地球よりもほんのわずか恒星から離れているため地表は現在の地球よりはやや寒く、シベリアくらいの気候であるという。しかしながら水が凍らない地域の面積は十分に広く、生物の生息に適しているということだ。研究者たちはさらに詳細な観測が必要だとしているが、遠い将来の人類が目指すにはかなり有力な“引っ越し先”といえそうだ。

■地球から最も近い太陽系外ハビタブル惑星「K77-11」

 今回の発見は惑星観測の新たなツールである「Robovetter」によって自動的に収集・解析されたデータから割り出されたということだ。



 今回のNASAの発表とは直接関係がないものの最新の分析では、地球のサイズに近い太陽系外惑星の候補は50ほどあり、そのうちの30強が惑星であると既に確認されている。その30の中で最も地球から近いのが「K77-11」である。このK77-11は今年に入ってからケプラーによって発見された。


 カリフォルニア州マウンテンビューにあるSETI研究所の研究者、スーザン・トンプソン氏によれば、K77-11は地球が太陽から受けているエネルギーとほぼ同じ量のエネルギーを受け取り、地球よりわずかに大きい(1.3倍の質量)と説明している。研究者たちはこれらの発見が最終的には遠く離れた地球外生命体の存在を確かめるための最も信頼性の高い情報を提供するものになるという。

「今回発表された新しい研究成果は、さまざまなタイプの惑星や銀河の構成と形成のプロセスについての知識を深めるものになります」とケプラー計画のサイエンティスト、マリオ・ペレス氏は語る。

 ひとまず我々は最初に火星を目指すことになるが、それに並行して太陽系外の魅力的な“引っ越し先”が今後も続々と見つかりそうだ。
(文=仲田しんじ)






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