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少し前までスコットランドのコミュニティ、フィンドホーンで暮らしていた、さすらいびとです。 I'm a wanderer who were living in Findhorn community in Scotland till recently.
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2021年10月23日

愛しの007シリーズ【基礎知識編】:歴代ボンド

【007(ダブルオーセブン)とは?】

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映画「007シリーズ」は、イギリス海軍情報部で実際に諜報員として活動した経験のある イアン・フレミングが書いた小説が基になっている。

英国情報局秘密情報部
(SIS,:Secret Intelligence Service)、
通称 MI6 (Military Intelligence 6)で、
001から009までの「殺しのライセンス」を持つエージェント(諜報員つまりスパイですね)の中の007が
ジェームズ・ボンド James Bond である。

もちろんその他にもフィールドと呼ばれる、00(ダブルオー)セクションの腕利きたちを補佐するスパイはもっとたくさん存在する。

007の活躍を描いた記念すべき 第一作目 1962年 ショーン・コネリーが主人公ジェームズ・ボンドを演じた 『007/ドクター・ノオ Dr.No(007は殺しの番号)』

それから現在(2021年)にいたるまで、 25作の007シリーズ映画が作られた(別プロダクションによる番外編の『ネバーセイ・ネバーアゲイン』を含めると26作)。


【歴代ジェームズ・ボンド役】


これだけ長い間続いている人気シリーズなので、当然ジェームズ・ボンドは代替わりしていて、今まで 6人の俳優がジェームズ・ボンドを演じてきた。

1代目:ショーン・コネリー Sean Connery (6作+1作)

当時まだ無名だったスコットランド出身のショーン・コネリーは「007といえばショーン・コネリー」と誰もが言うほどの当たり役となり、一気に人気スターへと駆け上がった。

第1〜5作まで順調に007シリーズをヒットに導いて一旦ボンド役を降りたが、2代目ボンドが不評だったことで、1971年7作目の『ダイヤモンドは永遠に Diamonds are forever』でボンドに復帰。

さらに、1983年に番外編として 『ネバーセイ・ネバーアゲイン Never Say Never Again』でもボンドを演じているので、 合計7作でボンドを演じていることになる。

『初代ボンド、ショーン・コネリーの007』 こちら へ。
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2代目:ジョージ・レーゼンビー George Lazenby (1作)

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第6作目でショーン・コネリーに代わり登場したのが、オーストラリア人のジョージ・レーゼンビー。

モデル出身で演技経験がないにも関わらず身体能力を買われてボンド役に大抜擢されたが、残念ながら不評で、 『女王陛下の007』たった1作のみで降板した。

ジェームズ・ボンドとしての魅力に欠けるという評価はうなづけるが、内容はけして悪くなく、「幻のボンド作品」として、高く評価するファンも多い。

そして、結婚式を挙げるシーンを演じているのは唯ひとり、この人だけ!(他の人は結婚していた、という設定のみ)

『2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビーの007とボンドガール・トリビア』 こちら へ。


3代目:ロジャー・ムーア Roger Moore (7作)

1973年の『死ぬのは奴らだ』から 1985年の『美しき獲物たち』まで 7作に渡ってボンドを演じた、 歴代最多数出演のボンド俳優。

青い目にハンサムな顔、優雅な身のこなし、そしてボンド特有の軽さと色気で、安定して007シリーズの人気を支えた。

イギリス人の望むボンド像に最も近いのが、ロンドン出身のイギリス人俳優であるこの人かもしれない。
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4代目:ティモシー・ダルトン Timothy Dalton (2作)

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ウェールズ出身のイギリス人。数度に渡りボンド役のオファーを受けており、 1987年『リビング・デイライツ』で満を持してのボンド役となった。

1989年『消されたライセンス』の後、本人は「もう1本だけボンドを」と望んだが「あと4,5本は演じてほしい」と言われ、「それでは一生がボンドだけで終わってしまう」と丁重に断ったため、 2本のみの出演となった。

甘いマスクというより、その鋭い眼光が特徴的な異色のボンドといった印象がある。
前代のロジャーが少し軽薄なイメージだった分、こちらは義理堅く真面目なイメージが強い。


5代目:ピアース・ブロスナン Pierce Brosnan (4作)

アイルランド出身の彼は、初代ショーン・コネリーに次ぐ人気を博した。

ティモシー・ダルトンの前、1986年に一度ボンド役に決定していたが、TVシリーズ『探偵レミントン・スティール』の契約中で実現せずにいたのが、 1995年晴れて 『ゴールデンアイ』でボンド役をスタート。

2002年 『ダイ・アナザー・デイ』以降もボンド役続行を望んでいたが、交渉で行き詰まり、遺留を求められながらも自ら降板を決め、出演作は 4作品に留まった。
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6代目:ダニエル・クレイグ Daniel Craig (5作)

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シリーズ初の金髪のボンド誕生。イギリス人でありながらも、耳が大きい、金髪のボンドはありえない、ボンドにしては背が低すぎる(歴代ボンドは皆185〜190cmだが、彼は178cm)など、今までのボンドとイメージが大きく異なることからバッシングが強かった。

しかし 2006年、原作のジェームズ・ボンドのイメージに限りなく近い寡黙でタフなボンドを演じきった 『カジノ・ロワイヤル』が公開されると、その演技は高評価を受け興行収入の最高記録を樹立した(3作目の『スカイフォール』が同記録を更新)。

また、シリーズ初の英国アカデミー賞にもノミネートされている。ファンやプロデューサーに遺留を熱望されながらも、現在公開中の 『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後に降板が決まっている。

★シリーズ最高のヒットとなった『スカイフォール』は、私のベスト007映画でもある。
この映画に関する詳しい記事は こちら へ。


7代目:???

今の私の最大の関心事は、ズバリ「 次のボンドは一体誰!?」である。
めちゃくちゃ興味深いこの件については、いたる所で散々論じられているので記事を読むだけで楽しくなってしまう。興味のある方は検索してみてください。

前回 6代目ボンド決定の際、日本の故ジャニー喜多川さん並に権力を持っている007シリーズ・プロデューサーの バーバラ・ブロッコリが直接懇願したのは実はダニエル・クレイグただ一人だった」という事実から、出来レースでありオーディションは万が一ダニエルが出演できなくなった場合の補欠選考だった、という説もあるので、今回もすでに彼女の中でボンドは決定しているのかもしれない。本格的な選考は2022年ということなので、動向を気にしながら見守っていきたいところだ。

6代目ボンドの選考時に名前が挙がっていた ヒュー・ジャックマンは、オーストラリア人でありながらもボンドのイメージに近いが、すでに年齢的に無理だろうし、ダニエル・クレイグが「僕が阻止する」と完全否定しているので、ないだろう。「XーMen」シリーズも持ってるし。個人的には彼のボンドも見たかったけど、別の映画でスパイ役をやってほしい俳優ではある。

同様に前回候補の クライブ・オーウェン、ユアン・マクレガーも年齢的に可能性はほぼない。前回ヒュー・ジャックマンと並んで名前があがり、オーディションでもダニエルに次ぐ次点だった ヘンリー・カヴィルは、『スーパーマン』で有名になりすぎたから、来年40歳になり年齢的には最後のチャンスだが、こちらもないだろう。007でなくても009とかでチョイ役出演させてあげて、と思ってしまうが…。

ネット上では人種関係なく、多くの若手俳優の名前が挙がっている。
個人的にはダニエル・クレイグ自ら推しているという(本気ではないと思うが)『トワイライト』シリーズの ロバート・パティンソン(下左)、もしくは『アベンジャーズ』シリーズのロキ役、 トム・ヒドルストン(下右)あたりの新ボンドが観たいところです

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タグ: 007
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