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2018年06月29日
世界1周の旅 :アジア編?@【ネパール】カトマンドゥ、孤独な旅の始まり
A voyage round the world : Asia Edition?@ Kathmandu − The begining of the lonely journey
プロローグ Prologue 【2011年1月】
2011年1月、私は日本脱出計画を練るのに忙しかった。
前年の11月、母に続き父を癌で失った私は、父が亡くなるまでの約4か月を、仕事をやめて東京から長野の実家へ戻り、父と共に過ごした。
父の葬儀や四十九日を終え、実家でひとり年を越した私は、東京に戻ることではなく、何かに追い立てられるように、なんとしても1月中に日本を出なければ、と考えていた。
何がそうさせたのかはわからない。
ただ、今行かなきゃ、今やらなきゃ、と必死に半年に渡る放浪の準備に追われていた。
クリックすると拡大されます
ワンワールドの世界一周航空券 を使い、 半年をかけて北半球を一周する旅。
ネパール、香港、ヨルダン、イギリス、イタリア、スペイン、フランス、ブルガリア、ルーマニア、アメリカ(アラスカを含む)、カナダの 11か国 。
アジア、中東、ヨーロッパ、北米と回って日本へ戻った。途中イタリアで東日本大震災の報を聞き、予定を変更してスペインで40日に及ぶ巡礼を敢行した。
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プロローグ Prologue 【2011年1月】
2011年1月、私は日本脱出計画を練るのに忙しかった。
前年の11月、母に続き父を癌で失った私は、父が亡くなるまでの約4か月を、仕事をやめて東京から長野の実家へ戻り、父と共に過ごした。
父の葬儀や四十九日を終え、実家でひとり年を越した私は、東京に戻ることではなく、何かに追い立てられるように、なんとしても1月中に日本を出なければ、と考えていた。
何がそうさせたのかはわからない。
ただ、今行かなきゃ、今やらなきゃ、と必死に半年に渡る放浪の準備に追われていた。
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ワンワールドの世界一周航空券 を使い、 半年をかけて北半球を一周する旅。
ネパール、香港、ヨルダン、イギリス、イタリア、スペイン、フランス、ブルガリア、ルーマニア、アメリカ(アラスカを含む)、カナダの 11か国 。
アジア、中東、ヨーロッパ、北米と回って日本へ戻った。途中イタリアで東日本大震災の報を聞き、予定を変更してスペインで40日に及ぶ巡礼を敢行した。
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2018年06月30日
世界1周の旅:アジア編 ?A【ネパール】カトマンドゥから湖畔のリゾート、ポカラへ
A voyage round the world : Asia Edition?A From Kathmandu to Pokhara resort by the lake 【February 2011】
7時間の苦痛のバス旅 7 hours painful bus trip
カトマンドゥのホテルに到着した夜、ホテルのオヤジ(オーナーだ)から「明日フロントに来てください」と言われていたので翌朝出頭すると、待ち構えていたように食堂へ連れ込まれ、ツアーコーディネーターと化した日本語堪能なオヤジが次々とネパールでの私の旅を手配していった。
慌ただしく日本を発ったため、ネパールに関しては最初のホテルを予約した以外何の前準備もしていなかったのだ。
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7時間の苦痛のバス旅 7 hours painful bus trip
カトマンドゥのホテルに到着した夜、ホテルのオヤジ(オーナーだ)から「明日フロントに来てください」と言われていたので翌朝出頭すると、待ち構えていたように食堂へ連れ込まれ、ツアーコーディネーターと化した日本語堪能なオヤジが次々とネパールでの私の旅を手配していった。
慌ただしく日本を発ったため、ネパールに関しては最初のホテルを予約した以外何の前準備もしていなかったのだ。
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世界1周の旅 :アジア編 ?B【ネパール】神々の領域ーここへ来た意味
A voyage round the world : Asia Edition ?B Region of Gods ーThe reason of why I came here 【February 2011】
サランコットから見る夜明け Watching dawn in Sarankot
それは、言葉にできない瞬間だった。想像していたよりも遥かに高い場所、まさに雲の上にゆっくりと姿を現したヒマラヤ山脈は、神々しいとしか表現できない。別世界の扉が開いたような気がした。人が侵してはならない神域がこの世界には確かにあるのだ、と思った。
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サランコットから見る夜明け Watching dawn in Sarankot
それは、言葉にできない瞬間だった。想像していたよりも遥かに高い場所、まさに雲の上にゆっくりと姿を現したヒマラヤ山脈は、神々しいとしか表現できない。別世界の扉が開いたような気がした。人が侵してはならない神域がこの世界には確かにあるのだ、と思った。
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2018年07月01日
世界1周の旅:アジア編 ?C【ネパール】ナガルコットの夕暮れ
A voyage round the world : Asia Edition ?C Sunset of Nagarkot
ナガルコットの夕暮れ
手配通りカトマンドゥの空港で出迎えてくれたのは、殺し屋のような雰囲気の無愛想なドライバーだった。
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ナガルコットの夕暮れ
手配通りカトマンドゥの空港で出迎えてくれたのは、殺し屋のような雰囲気の無愛想なドライバーだった。
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世界1周の旅 :アジア編 ?D【ネパール】カトマンドゥで試練を乗り切れ!
A voyage round the world : Asia Edition ?D Overcome the trials in Kathmandu! 【February 2011】
カトマンドゥでナンパされる I was picked up in Kathmandu
翌日、喧騒の首都カトマンドゥへ戻った。
自分の足で市内を徘徊したが、激混みの安食堂(地元民で賑わう店が美味しいに決まっている)に1人で入る勇気はなかった。
古都、バクタプルで見た曼陀羅。本当に細かい芸術作品のようで見飽きない。
結局アメリカナイズされたカフェの心地よい陽の当たる小奇麗な中庭で、食べ慣れた洋食のブランチ。
ドルも使える便利なこのパンパニケル・ベーカリー・カフェは意外と美味しいパンを提供していて、外国人ツーリストには人気のカフェであり、私が安心して行ける食堂でもあった。
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カトマンドゥでナンパされる I was picked up in Kathmandu
翌日、喧騒の首都カトマンドゥへ戻った。
自分の足で市内を徘徊したが、激混みの安食堂(地元民で賑わう店が美味しいに決まっている)に1人で入る勇気はなかった。
古都、バクタプルで見た曼陀羅。本当に細かい芸術作品のようで見飽きない。
結局アメリカナイズされたカフェの心地よい陽の当たる小奇麗な中庭で、食べ慣れた洋食のブランチ。
ドルも使える便利なこのパンパニケル・ベーカリー・カフェは意外と美味しいパンを提供していて、外国人ツーリストには人気のカフェであり、私が安心して行ける食堂でもあった。
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