偉人の名言集をネットで見たときに、
『僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。』
太宰治《 斜陽 》から
この世界において私は、
私が生きる必要性がどこにあるのか全くわかりません。
多くの人が生きることによって何かを残そうとします。
私は何も作ろうとしないし、
残そうともしない。
私のように生産性のない人間が生きていて、
一体何になるのでしょう?
私にも育ててくれた両親がいます。
よく両親は私に
『 親より先に死ぬな 』
と言います。
私もその言葉を噛みしめて、
何とかその親不孝だけはするまいと生きています。
と言うか私の生きる義務はそれだけです。
両親が亡くなれば私はすぐにでも後を追いたい気持ちです。
私個人はこの世に悔いはありません。
『死にたいなんて考えるな』
『生きたくても生きられない人もいる』
『生きていればいいことがある』
もうね全く心に響かないんですよそんな戯言。
私が精神障がい者の人が通う施設で働いていた時、
その施設の利用者さんが自殺未遂をしました。
大事には至らなかったんですが、
担当の職員はその利用者さんに
『 生きたい人もいるのに、命を粗末にしてはいけない 』
みたいなことを言っていました。
何とか励まそうとしたんでしょうが、
とんだ筋違いな激励ですね。
そんな言葉は全く響きません。
それどころか距離を感じてしまいます。
『 この世に死んでもいい人なんかいない 』
なんて本当に思っている人がいるなら、
私とは違う世界で生きておられるのでしょう。
少なくとも私は死んでいい人間ですから。
生きたい人は命ある限り生きればいいでしょう。
やりたいことがある人は後悔無きよう思いっきり生きて下さい。
しかし少なくとも今の私は自ら死ぬことを悪だとは思っていません。
別に理解してくれとは言いませんが、
否定もしないでいただきたい。
思想は私の自由です。
『 人間失格 』は読んだことがありましたが、
今度『 斜陽 』も読んでみようかな。
ナンバーズ4も予想したんで、
ついでに買ってみます。
価格: 712円
(2016/9/24 03:33時点)
感想(38件)
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image