米国株だと、1株単位で購入することができますが、日本では100株未満は購入出来ないのでしょうか。
100株未満でも、単位未満株なら1株単位で売買することができます。
単位未満株(またはミニ株)は、1株から99株までの株式を指します。
以下に、単位未満株のメリットとデメリットを説明します。
単位未満株のメリット
1. 少額投資になるのでリスクが低い
手元資金が少なくても、1株から株式投資を始められる手軽さがあります。
たとえば、株価1,000円の銘柄であれば、通常は100株単位でしか購入できないため、
10万円の資金が必要になりますが、単位未満株なら1株1,000円から購入できます。
少額から気軽に株式投資を始められる点が魅力です。
2. 配当金がもらえる
一部の銘柄は配当金を出しています。
単位未満株でも、株数に応じた配当金を受け取ることができます。
3. 一部銘柄は株主優待ももらえる
企業が定めた株数に達していれば、株主優待をもらう権利が手に入ります。
ほとんどの企業は100株からとなりますが、一部の企業は単位未満株でも株主優待を提供しています。
4. 分散投資
単位未満株なら複数の銘柄に分散して購入しやすくなります。
そのため、分散投資によりリスクを分散することができます。
たとえば、異なる業種や市場に複数投資することで、一つの銘柄に依存しないポートフォリオを構築できます。
単位未満株のデメリット
1. 取引ができる証券口座が限られる
単位未満株の取引に対応している証券会社を選ぶ必要があります。
現在は9社の証券会社が単位未満株の取引を提供しています。
2. 注文方法・タイミングに制限がある
単位未満株取引は「成行注文」しかできません。
また、市場への発注は1日1回〜3回しか行われません。
売買成立までタイムラグがあるため、デイトレードには向いていません。
3. 議決権の行使が認められない
単位未満株しか保有していない株主は、議決権がありません。
そのため、株主総会への参加もできません。
4. 手数料負けしやすい:
単位未満株の売買手数料は、単元株を売買するよりも割高に設定されていることが多いです。
そのため、手数料が安い証券会社を選ぶことが重要です。
単位未満株は、少額から始めたい方や分散投資を考えている方に適しています。
手数料や取引制限に注意しながら、自分に合った取引方法を選んでくださいね。
タグ: 単位未満株
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