株式市場に上場される銘柄の株式を指します。
IPO投資は、株式市場に公開されて売買が始まる前にIPOを購入し、
上場後に売却することで差額分の利益を得る投資方法です。
このような投資が成り立つのは、IPOが公開されるまでの仕組みを利用しているからです。
IPO投資の流れは以下の通りです。
1. 上場前の委託
上場する企業は、自社の株式の取り扱いを複数の証券会社に委託します。
2. 公募価格の決定と申告
各証券会社は公募価格を決めて、購入を希望する投資家を募り、抽選販売します。
投資家はIPO株をいくらの価格で、何株買いたいかを幹事証券に申告します。
申告期間は約5日間ですので、この間に申告する必要があります。
3. 抽選
応募した価格帯から抽選で当選者が選ばれます。
あらかじめ抽選資金が拘束される場合、落選すると抽選資金は戻ってきます。
4. 当選後の購入
当選したら、購入期限までにIPO株を購入します。
その場合、当選した株数しか購入することができません。
5. 上場と売却
IPO銘柄が上場されると取引が始まります。
上場時の価格(初値)が公募価格よりも高ければ、公募価格で購入した投資家は利益を得られます。
注意点とおすすめのポイント
1. 証券会社の選択
幹事証券はIPOの担当証券会社です。
多くの証券会社に口座を開設しておくと、抽選機会が増えて当選しやすくなります。
また、一部の証券会社では抽選資金が不要なので、気軽に参加できるところもあります。
2. リサーチと情報収集
IPO投資は必ず儲かるわけではありません。
購入前にしっかりとリサーチを行い、企業の情報を把握しましょう。
3. 主幹事証券の選定
主幹事証券はIPOの中心的な証券会社です。
幹事証券のページで紹介されているIPOに参加することをおすすめします。
IPO投資のリスクについて
1. 公募割れのリスク
IPO株を公開価格よりも低い初値で売却することを「公募割れ」と呼びます。
一部のIPOは人気がなく、公募割れのリスクが高まります。
直近3年間のIPOの約1〜2割が公募割れしています。
2. 公募割れのリスクの回避方法
評価の高いIPOに応募することで、公募割れのリスクを減らせます。
3. 上場後の荒い値動きによる損失リスク
上場後の株価は変動しやすく、急落することもあります。
そのため、上場後に株式を保有していると、損失が膨らむことがあります。
4. 損失リスクの回避方法
IPOの上場直後は、慎重に売買することでリスクを軽減できます。
例えば、上場後の寄付きで売却すれば、リスクは最大限に減らせます。
6. 当選難度
IPOはなかなか当選しづらく、当選するまで何回も申請する必要があります。
一部の証券会社では、チャレンジポイントを使用して応募することで、当選確率を高められます。
7. 取引による損失リスク
IPO株を購入した後、株価が予想外の方向に動くことがあります。
特に、上場後に高値で寄りついた場合は、急落することがあります。
その場合は、利益があるうちに売却することをお勧めします。
そのまま保有すると、思わぬ損失を被ることがあります。
IPO投資を始める際は、リスクを十分に理解した上で取り組むことが大切です。
タグ: IPO
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