『第57回Grammy Awards グラミー賞2015』の主要部門受賞者を予想しようと思います。
主要4部門の予想です。
グラミー賞の傾向を元に予想しまーす。
Record Of The Year 最優秀レコード賞
・「Fancy (ファンシー)」 - イギー・アゼリア ft. チャーリーXCX
・「Chandelier (シャンデリア)」 - シーア
・「Stay With Me (ステイ・ウィズ・ミー 〜そばにいてほしい)」 - サム・スミス
・「Shake It Off (シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!)」 - テイラー・スウィフト
・「All About That Bass (オール・アバウト・ザット・ベース)」 - メーガン・トレイナー
最優秀レコードにノミネートされているのはこの5曲。
どれも大ヒットした大好きな曲ばかり。
まず、2014年大ブレイクした女性ラッパー、イギー・アゼリアの大ヒット曲「ファンシー」の受賞はないと思います。
というのも、ローリン・ヒルならまだしも、イギーのようなラッパーの曲が最優秀レコードを受賞するのは前例がない。
さらに、ヒップホップ系や、エレクトロポップ系の曲がこの部門を受賞することも考えにくい。
メーガンの「オール・アバウト・ザット・ベース」の受賞もないと思います。
こういうノリの曲、キャッチーなバブルガムポップ系の曲がこの部門を受賞することは前例がなく、受賞は考えられません。
そうそう、唐突ですが、グラミー賞は膨大な数の音楽関係者による投票で決まるそうです。
投票する側が人間なので、好みが反映されてしまいます。
なので、同じ人が受賞する傾向もあるにはあると思います。
ここで、よくわからないのがテイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」。
テイラーは過去5年間で7部門受賞していて、主要部門の1つである最優秀アルバムを受賞したこともある。
つまり、投票する側からも人気があるのがテイラー・スウィフト。
しかし、今、テイラー・スウィフトはポップ歌手に転向しました(笑)
何が言いたいのかというと、グラミー賞はカントリー歌手優位の法則があります。
テイラーは過去5年間で7部門受賞しているといいましたが、それはテイラーがグラミー賞のカントリー部門に複数ノミネートされていた2014年までの話です。
昨年、テイラー・スウィフトはカントリーから脱却した初の 公式ポップアルバム を発表。
再来週に迫ったグラミー賞で、テイラーは初めてカントリー部門に一つもノミネートされてなく、主要部門とポップ部門のみにノミネートされています。
要するに、これまでカントリー票を集めていたと思われるテイラーが、ポップ歌手になったため、カントリー票を集めることが難しくなるのではないかという私の読み。
ということで、テイラーの最優秀レコードもないです。
残りはシーアとサム・スミス。
シーアは音楽プロデューサーとしてもともと評価が高く、グラミー賞の投票する側にいてもおかしくない人。
そんなシーアが歌手としてノミネート。
が、「シャンデリア」はエレクトロポップ。
エレクトロポップ系の「シャンデリア」に票が集まるのは考えにくい。
サム・スミスは今年のグラミー賞の顔といわれ、主要部門全制覇の可能性もあるといわれるほどの逸材という報道もされています。
投票する側の人達が誰に投票するか迷ったら、とりあえずサム・スミスしとくか、って感じもあるはずです。
今回のグラミーで最も票が集まりやすいアーティストがサム・スミスのはず。
ってことで、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」の受賞と予想。
Album Of The Year 最優秀アルバム賞
・「Morning Phase」 - ベック
・「Beyonce」 - ビヨンセ
・「X」 - エド・シーラン
・「In the Lonely Hour」 - サム・スミス
・「Girl」 - ファレル・ウィリアムス
最優秀アルバムにノミネートされているのはこの5作品。
エド・シーランは3年連続グラミー賞主要部門ノミネートになります。
2013年が最優秀楽曲、2014年は最優秀新人、とテイラーのアルバムに参加していたため最優秀アルバムにもノミネート、そして今回の2015年も最優秀アルバムにノミネート。
凄く評価の高いエド・シーランですが、過去1度もグラミー賞を受賞したことはありません。
受賞したことがない、票が集まりにくい歌手である、よって今回も受賞しないと予想。
ファレル・ウィリアムスですが、ファレルの受賞もないかなと思います。
去年ダフトパンクとコラボした「ゲット・ラッキー」で最優秀レコードを、ダフトパンクのアルバムで最優秀レコードを受賞したファレル。
過去8度もグラミー賞を受賞しているファレルですが、基本的にプロデューサーやフィーチャリングされた側として受賞したのがほとんどで、ファレル・ウィリアムスという名義でリリースした作品がグラミーの主要部門を受賞するのは考えにくい。
残りはベック、ビヨンセ、サム・スミス。
ベックは凄く評価が高く、デビューから20年以上経った今が一番充実した時期にいるような感じがします。
チャートアクションが凄い人ではないので地味ですが、グラミー好みのアーティスト。
ビヨンセは過去17度もグラミーを受賞していて、主要部門の最優秀楽曲の受賞経験もります。
ビヨンセのグラミー受賞回数は異常そのもので、投票する側からの支持もかなり高いと思われます。
サム・スミスは何度も言うように、今回の顔。
自然とサム・スミスにたくさんの投票が集まると思うけど、どうなるのか難しい・・・。
2010年以降、全米1位を獲得していたアルバムが最優秀アルバムを受賞しています。
2014年のダフト・パンク「Random Access Memories」
2013年のマムフォード & サンズ「Babel」
2012年のアデル「21」
2011年のアーケード・ファイア「The Suburbs」
2010年のテイラー・スウィフト「Fearless」
このように過去5年間は全米1位を獲得したアルバムが受賞。
さっきの3人はどうなのかというとベックは全米3位、サム・スミスは全米2位、ビヨンセは全米1位。
ということで、ビヨンセの「Beyonce」が受賞と予想。
・Song Of The Year 最優秀楽曲賞
・「All About That Bass (オール・アバウト・ザット・ベース)」 - メーガン・トレイナー
・「Chandelier (シャンデリア)」 - シーア
・「Shake It Off (シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!)」 - テイラー・スウィフト
・「Stay With Me (ステイ・ウィズ・ミー 〜そばにいてほしい)」 - サム・スミス
・「Take Me to Church (テイク・ミー・トゥ・チャーチ)」 - ホージア
最優秀楽曲にノミネートされたのはこの5曲。
ホージアのように同性愛などを連想する曲は、この部門を受賞できないといわれています。
こういうテーマの曲を投票する側が嫌っているとかどうとか。
そんなわけでホージアはないと思います。
メーガン・トレイナーとテイラー・スウィフトもないと思います。
それぞれ大ヒット曲ですが、こういうタイプの楽曲が最優秀楽曲を受賞するのは考えにくい。
残りはシーアとサム・スミス。
この部門の過去の例を見ると、
2014年はロード、2013年はファン、2012年はアデル、2011年はレディ・アンテベラム・・・。
近年、この部門はキャリアの浅い歌手の受賞が目立っています。
というわけで、サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」が受賞と予想。
・Best New Artist 最優秀新人賞
・イギー・アゼリア
・バスティル
・ブランディー・クラーク
・ハイム
・サム・スミス
最優秀新人にノミネートされたのはこの5名。
この部門は、ふつうにサム・スミスじゃないでしょうか。
イギー・アゼリアも凄いけど、グラミー向けの歌手ではないし。
バスティルは「Pompeii」のヒットが懐かしいけど、同じUKのアーティストならサム・スミスに軍配が上がる。
ブランディー・クラークはカントリー票が期待できるけど、最優秀新人というにはインパクトなさ過ぎる。
ハイムもないでしょ、最優秀新人を受賞しそうな雰囲気がない。
ブランディー・クラークとハイムは他の3名に比べたら知名度もかなり劣ると思います。
そういう地味なアーティストが受賞してしまうのがグラミーだけど、ここはサム・スミスでしょ。
ということで、サムスミスが受賞と予想。
私の予想
★『Record Of The Year 最優秀レコード賞』
サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」
★『Album Of The Year 最優秀アルバム賞』
ビヨンセの「Beyonce」
★『Song Of The Year 最優秀楽曲賞』
サム・スミスの「ステイ・ウィズ・ミー」
★『Best New Artist 最優秀新人賞』
サム・スミス
これが、私が予想する主要4部門!
みなさんはそれぞれ誰が受賞すると思いますか?
偉そうに予想しましたが、私は1年前も同じようにグラミー賞の予想をして、ほとんど外れました
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