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僕だけがいない街 第10話 歓喜 ★前のお話は→ 第1話~第9話 あらすじまとめ オリジナルの人生の1988年。加代とヒロミと中西彩が失踪し死体となって発見された。誰も救えなかった自分を責めた。俺は忘れようと努めた。そして残ったものは、胸の中にポッカリとあいた穴だった。卒業式の後、八代先生は言った。「楽しい事、悲しい事、成功も失敗もいっぱいあったね。小学校は今日で卒業だけど、みんなまだまだ足りない事だらけだ。それはこの僕もだ。だけどその足りない何かを埋めていくのが人生なんだと僕は考える」 悟はケンヤとヒロミと一緒に公園でひとり本を読んでいる中西彩に声をかけた。誰さと言われて3人はそれぞれ名乗った。ピアノ上手なんだってねと悟が言うと、ピアノ教室で会ったっけと彩。いや、そういうことじゃなくてと悟。その本なに読んでるのとケンヤが聞くとシェイクスピアのリア王だった。ロミオとジュリエットしか読んだことないとケンヤ。ピアノもシェイクスピアも親がすすめるからさと彩は言った。 なんか見覚えあると思ったら、いつも川の向こうの建物に忍び込んでる子たちだべと彩。アジトはこっちからは丸見えだった。アジトと聞いて子どもっぽいと彩。ケンヤが子どもっぽいに反応して怒る。どうせヒーローごっこでしょと言われて今度は悟がヒーローをバカにするなと大声を上げた。 もう時間だからと帰って行く彩。カズとオサムは隠れて様子を見ていたが、カズは待てと彩の前に飛び出し、アジトは男のロマンだと言った。暇ならアジトに来てみろ。そうすりゃわかる。変な人たちと言うと彩は走って帰った。 翌日みんなでアジトへ。18年前に置き忘れた手袋があった。そろそろ中西さんが公園に来る時間だよとヒロミ。アジトの窓から見えるから大丈夫と悟は答えた。昨日はしくじったな。どうやって近づけばいいんだろうと悟が考えていると、いきなりドアが開いて彩が入って来た。暇だから来てみたわと彩。カズが俺たちのアジトへようこそと言った。 放課後、急いで帰り支度をするカズに今日も彩ちゃんのとこかと悟。後で一緒にアジトに行くわと言うと一足先に帰った。あのふたりがくっつくなんて不思議だねとヒロミ。中西彩の件はこれで一件落着てことだなとケンヤが言った。 ヒロミが悟とケンヤにありがとうと言った。ひとりぼっちの時間をなくすって凄くいいことだと思うとヒロミ。僕の家も両親が共働きで帰ってもいつもひとりだったからよくわかる。僕にもそうしてくれたし、加代ちゃんや彩ちゃんのときも誘ってくれて嬉しかったとヒロミは言った。 彩も一緒に6人でアジトで過ごす。中西彩、杉田広美、そして雛月加代。殺されるはずだった3人はあいつのターゲットから外れているに違いない。だけど手がかりを失った今、あいつを見つけ出せるだろうか。探偵ごっこはこれで終わるつもりかとケンヤに聞かれた悟は、もちろん、まだ終わってたまるかと答えた。 2006年でお袋は澤田さんに真犯人が誰だかわかったと言った。おそらく1988年の時点でお袋が知っている人間だ。先生のアメの話じゃないがターゲットを失ったあいつは新たな代償行為を求めているに違いない。 ケンヤとオサムは浜田が出るアイスホッケーの試合を見に行くと言って帰る。遅れて出て来たヒロミが柳原さん(美里)が最近ひとりなの知ってたかと悟に聞く。あの給食費のことがあってから、みんなから浮いちゃっているみたいと聞いて、月曜日にでも声をかけてみるよと悟は言った。 3月15日(火) 朝、家を出る時に今日はちょっと遅くなるかもと悟。いいけど帰る時間がわかったら電話ちょうだいと母は言った。放課後、何て声をかけようかと悩んでいると美里はひとりバスに乗って行ってしまった。たぶん若葉体育館だよ。八代先生が浜田くんの応援に誘ったって言っていたからとヒロミ。そういえば先週もひとりで試合を見てたよとオサムも言った。 俺たちも行こうかと言われたが、様子見だし俺ひとりのほうがいいなと悟。探偵ごっこの続きなら明日ちゃんと報告しろよとケンヤ。なんかあったらアジトに来いよとカズが言った。したっけ~とみんなに手を振って帰る悟。毎日大げさだね、どうせ明日も会うのにとヒロミとケンヤ。 体育館に着くとクラスの子たちが浜田を応援に来ていて、八代先生は白鳥食品の弁当を用意していた。美里はひとり離れた席で何か飲んでいた。選手のウォーミングアップが始まる。 それにしても二人いっぺんにターゲットを失ったあいつには、おあつらえ向きの標的と悟が思っていると美里が席を立った。後をつけるとトイレだった。だが試合5分前になっても美里は出て来ない。悟がトイレをのぞいているとアメをなめながら八代先生が来て、ちょっと一服だと言った。 どうした、もう試合はじまるぞ、そこで何をしているんだと八代先生。ちょっと美里に用があってと言うと、ドアを開けて外を見た。美里は外に出て行ったのかと聞くと、うんと八代先生は言った。まだ試合前だぞ。 外を見るとユウキさんの家、白鳥食品の車が走って行くのが見えた。悟は八代先生に急いで確かめたいことがあるから協力してと言った。 八代先生の車で白鳥食品の車の後を追う。悟の話が本当なら事件だぞと八代先生。悟は、僕らは探偵ごっこと呼んでいるけど、誘拐犯がいるという設定で、ひとりぼっちの女の子に声をかけて仲間にしている。誘拐事件の予防策のつもりでもあるんだけどと言った。 結果的にごっこでもかまわないさと八代先生。悟のシートベルトをこのところ調子が悪くてと止めてくれた。ヒロミに聞くまで美里がひとりぼっちだと気づかなかった言う悟に、それでもお前の精神と行動力には敬意すら感じるよと言った。今回は結果的に美里をおとりみたいにしちゃったと悟が言うと、けっこう本格的じゃないか。最近友好的に人と接するようになったのはそんな裏があったのかと言った。 心の中にあいている穴を埋めたいと思ったんだ。人のも自分のもと言って、八代の受け売りだった、いけねえと思う悟。気が合うな悟、それは僕の人生哲学そのものだ。6年生を担当したら卒業式の日にその話をするくらいだと八代先生。美里をおとり扱いしたことに罪悪感を感じたり恥じたりする必要はないと言った。 善行も悪行も本質は同じ。人が自らの欠陥を補うための行いにすぎないと言う八代先生。極端な考え方だなと悟は思った。僕も最近ある人に近づくためにあらゆる手段をこうじたよ。時にはストレート、時には変化球、反則技も使ってみた。楽しかったなあと言う八代先生に恋人かと悟が聞くと、確かに恋愛に似ているけどなと笑った。 心の穴を埋めるという点では同じかと八代先生。癖の指トントンがまた出たのを見て、悟がアメ取ろうかとグローブボックスを開けたがアメは入っていなかった。車はトンネルに入る。ありがとう悟、でもアメは入ってないんだ。だってこれ僕の車じゃないんだと八代先生は言った。 (以下、八代先生は八代で)一番しあわせな瞬間て、どんどん更新されていくものだと思わないか。僕は今日それが更新されたよ。心の中の足りない何かを埋められた時こそが最高の瞬間だ。探し物を見つけた時、そしてそれを手に入れた時。困難であればあるほど乗り切った時の幸せの度合いは大きいものさ。 何いってんだ。何の話をと悟がアメが入っていなかったグローブボックスを見ると下剤が入っていた。君は嘘をついているねと八代。誘拐犯がいる設定と言ったけど君は誘拐犯がいると確信して行動している。受け入れるには抵抗があった。信じられなかった。いや信じたくなかったんだ。車がトンネルを抜けた。僕の思考を先読みするような存在を。八代は白鳥食品の車と違う道にハンドルを切り、心配するな、あの車に美里は乗っていない。乗っているのは白鳥潤の親父さんだけさと笑った。 中西彩を尾行していた君を見かけたあの日までまったく気づかなかった。君たちを車で送った日は計画を実行に移す日だった。なのに笑っちゃうよな、僕の獲物を横取りしようとする君の相談に真面目に答えていたんだから。八代は続けた。君に計画を阻止されたのは二度目。偶然じゃないかもという疑念が湧いた。そこで仲間から浮いていた美里にホッケーの観戦をすすめてその情報をヒロミに伝えてみた。君が来れば疑念は確信に変わる。君が敵だとね。時間をみはからって美里に下剤の入ったドリンクを飲ませ、白鳥の弁当を注文しておいた。 嘘だ、嘘だ~すべてのピースが計画通りうまくはまったよ。これこそ僕本来の姿だと八代。この車はさっき拝借してきたと言った。バカだな俺と悟は思った。 もともと明白だった。ただ俺が受け入れられなかっただけだ。澤田さんの容疑者リストにも八代学の名前はあった。ただ同時にお袋の名前もあったことでリストの持つ意味が俺の中で軽くなっていた。俺は八代を信頼するあまりに疑惑の対象から排除しようとしていた。 だけどあいつは、今、目の前にいる八代だ。(ワンパクキャンプ場まで1.5kmの看板) 八代が車をとめて窓を開けた。雪が降り始めていた。悟は降りようとしたがシートベルトは外れなかった。それ外れないよ、ゲームオーバーだよ君も僕もと八代は言った。 家では佐知子が悟の帰りを待っていた。ケンヤたちはそれぞれ家に帰り、加代は祖母が待つ家に帰った。 いまだに信じられないと八代。この僕の計画をことごとく先回りして潰した。ここまで追い詰められるなんて正直しびれた。君はまるで未来でも見てきたようだ。僕も目覚めが悪くならないようにいちおう言っておく。これからすることは計画を邪魔した君への復讐なんかじゃないんだ。欲望が満たされなかったことの代償行為だと思ってほしい。八代はバッグからバスケットボールを出した。 お前もゲームオーバーだったんじゃなかったのかよと悟。八代は君が手にするのはこの街の平和だ。君が望んだものそのものだろうと言った。僕が手にするのは、僕の手による、僕のためだけにある死だ。 お前の破滅をこの目で見るまで死んでたまるかと悟。それは高望みってもんだと八代は言うとアクセルペダルにボールをはさんで車を発進させ自分は車から離れた。 車は川に落ちる。水が入ってきた。僕はこの街を去ることにしたんだよと言うと八代は去った。八代、俺はお前の未来を知ってるぞ。冷たい水が車内に入ってくる。車から出られない悟。ヤバイ。 母さん、見上げるとよく目が合ったな。みんな、加代、愛梨...【感想】ついに正体を現しましたね。真犯人。まあ原作を読んでいるから知っていたけど、ネタバレしたくないから八代先生のことはなるべくふれないできたけどw けっこうバレバレだったかな。悟は父親と重ねて見ていたりしたから、かなりショックだったろうね。それより悟は無事なんだろうか。この状況だと指紋とか残していなくても犯人はわかってしまうと思うんだけど、どうなんだろう。もともと原作を知っているから選んでいるので、アニメはオリジナル展開でも省略しても気にならないけど、今回はちょっと削りすぎの感は否めないな。思ったよりハラハラドキドキしなかったような。残り2回。どうまとめてくるのか楽しみにしたいと思う。・今回は犯人もわかったことだし、おまけはナシでw ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.11
亜人 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 僕らには関係ない話☆第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに☆第3話 もうダメなんじゃないかな☆第4話 君は黒い幽霊を見たことがあるか?☆第5話 いざとなったら助けを求める最低なクズ☆第6話 君もブチ殺してやる☆第7話 そして必ず隠蔽する☆第8話 衝戟に備えろ ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.08
亜人 #08 衝戟に備えろ ★前のお話は→ 第1話~第7話 あらすじまとめ 圭が山道を歩いていると自転車に乗ったおばあさんが飛び出してきてぶつかった。勝手に転ぶほうが悪いんだから放っておけばいいと立ち去ろうとしたが腰を打ったらしくおばあさんは痛いを連発。圭は手を貸した。 集合場所に来たのは男性7人。集まった亜人たちを見て絶景だねと佐藤。君たちは初めてだろう、これだけの亜人が集まる光景は。ひとりが、僕はまだ仲間というわけじゃない。あなたが亜人の権利をどう訴えていくのかプランを説明してほしいと言った。 プランなんてたいそうなものはないよ、出来る限りのことを精一杯やるんだと佐藤は言い、もっと具体的に言ってもらいたいと言われると、大量虐殺だよと答えた。あの放送で猶予を与えた。事実を隠蔽する政府、無関心な国民。私はもう容赦する気がない。 この人数で勝算はあるのかと聞かれると、やるよ私はと佐藤。ひとりが、バカか、そんなことすべきじゃないと言った。もちろん全員から賛同を得ようなんて思ってないよと佐藤。反対の4人は帰ってもらっていいよと言った。 反対派のひとりが、ふざけたことはさせないぞ、必ずやめさせると言った。田中が上から4人を狙撃しようと狙っていた。ふたりが外に出た。中野攻とふざけたことはさせないと言っていた消防士の男。室内から銃声が聞こえた。入り口を塞ぐ消防士。他の人は見捨てるのかと中野が言うと、ここで捕まったら誰が佐藤を止めるんだと言った。ふたりで逃げる。 ドアが開かないことに気づいた田中は佐藤にどうしますと聞いた。君はほんとうに射撃が上手くならないなと佐藤。田中の弾は佐藤の腹部に命中していて、佐藤は、当たったよ、死んじゃうよと言った。でも彼の命中箇所はグッドだねとケガをした反対派を指さすと、ドラム缶に閉じ込めて地下にでも監禁しておこうと言った。 君たちのやる気を見せてもらうと佐藤は言うと、賛成派のふたり、高橋とゲンに銃を渡し、君たちは田中君の補佐だ。逃げたやつらを追って動きを封じてもらうと言った。もうひとりの奥山は、生まれつき右足の筋肉が弱いから走れないと言った。死んで生き返ってもこのままだった。 奥山は、どう貢献できると聞かれると、田中のダートライフルの銃身が曲がっていることなどを指摘し、銃とか機械なら田中さんより詳しいみたいだけどと言った。いいね、悪くないよと佐藤。さあ、ゲーム開始だと告げた。 建物の外に出ようと逃げるふたり。外に出たらどうすると中野が聞くと消防士はお前は普通の生活をしてろ、ガキの仕事じゃないと言った。窓の外側に出たが階段はなく田中たちが追いついてきた。俺が時間を稼ぐから飛び降りろと中野に言う消防士。高所恐怖症なんだけどと言うと亜人だろさっさと飛び降りろと言った。 やつらは死ぬことがない。たとえ警察に追われても無差別に大勢の人間を殺すことができる。そんなこと言われてもと言う中野に、俺には家族がいる。娘がいる。何がなんでもやつを止めなきゃならないと消防士は言ったが足を撃たれた。お前しかいない、お前しか佐藤を止められない。絶対やつを止めろ、行け。 田中が中野を狙う。消防士が中野をかばって撃たれた。中野は窓から飛び降りた。 厚生労働省前のテレビカメラの映像を見る戸崎たち。見えない何かがぶつかったようで不自然な動きをする男がいたことから、数はわからないがIBMがいたようだと話す。戸崎は黄色いパーカーの男(中野)が何かを目で追うようにしていることに気づいた。この男にはIBMが見えている。手がかりはこの男だと戸崎は言った。 中野は外に逃げた。逃げ足が速い野郎だなと言う田中に倒れていた消防士が、佐藤のやり方でいいと思っているのかと言った。政府が亜人の情報を隠蔽するのはきっとパニックを避けたいだけだ。だがテロのようなことをすればとんでもないことになるぞ。全国民同意の亜人狩りが始まる。 圭は自転車のおばあさんの家に世話になることになった。おぶってもらった上に荷物まで運んでもらったんだしとおばあさん。どうせ顔を見られたんだし下手に逃げ出すよりはと圭は思った。テレビで圭のニュースをやっていて、3日前に逃走して行方がわからず、警察は捜査員を増員すると伝え目撃情報を呼びかけていた。 おばあさんはテレビを消すと、よけいなことをするつもりはないよ、男にはいろんな事情があるだろうしねと言い、私にも同じくらいの良太という孫がいるが何年も会っていないと話した。家の外を歩いてみた圭は、ここはいろいろと試すにはうってつけの場所だなと思った。 逃げ出した中野は怯えながら電車に乗っていた。窓の外に黒い柱のようなものが見えた。あれは亜人の? 佐藤がいた方角ではない。誰なんだろう。 圭はIBMのテストをしていた。また消えた。何で勝手に消えるんだよと圭。でももう、あれの出し方はわかった。IBMが現れて、やっぱ人助けなんてするもんじゃないなと言った。これで5体目、だいぶ連続して出せるようになった。 自宅にたどり着いた中野。血が付いた服を見て近所の奥さんが救急車を呼ばなきゃと言ったが大丈夫ですと言ってエレベーターに乗った。部屋の鍵が開いていて入ると知らない男がいて、中野攻くんだねと言った。もうひとり男が現れて麻酔銃らしきものを撃ってきた。逃げる中野。 下の道の車の中には戸崎と下村。あの黒服たちはオグラ博士のところにいた人ですよね厚労省の人ですかと下村が言うと、そんなわけないだろうと戸崎。ある男が雇っていた連中を私が再び招集した。様々な仕事をしてくれる。少々荒っぽい事もなと言った。 部屋から逃げる中野だが男たちに挟み撃ちにされ追い詰められた。飛び降りようとしたが捕まってそこまでだと言われた。何とか下に落ちたがケガはしたが死ななかった。お前しか佐藤を止められないと消防士が言った言葉を思い出した。わかってるよと中野は歩き出した。 道に出てきた中野。どうしますと下村が言うと撥ねろ嫌なら代わると戸崎。戸崎が運転して中野を撥ねた。車から降りて中野を撃とうと麻酔銃を構えると救急車が来た。 近所の奥さんがケガをした男性がいると通報し駆けつけた救急隊員は、こんなに重症とはと驚き中野を救急車に乗せると発車した。すみませんと言う男たちにどこに運ばれたか調べろと戸崎。あのケガなら入院になるはずだ。 中野は出血多量で救急車の中で死亡。間に合わなかったか、受け入れ準備もしてもらっている、とにかく運ぼうと救急隊員が離れたタイミングで復活、逃げ出した。 誰にも知られていないのが俺の強みだったのに。体から出る黒い霧を見て電車から見えたものを思い出した。あれは佐藤たちと別の亜人か。 IBMのテストを続ける圭。昨日より長い時間だせるようになった。何で勝手に消えるんだよとIBM。それはこっちのセリフだしと圭は言った。 奥山は亜人ネットを製作。回線は一般の家から拝借、アップロードは中国やロシアのサーバーを経由しているしバレルことはないと佐藤に言った。いいね、いい感じだと佐藤。 やあ、また会ったね。亜人の佐藤だ。今日話すのは楽しい話じゃない。切迫、我々は追い詰められた。だから決断せざるをえなかった。我々は武力によって新しい国作りをスターさせる。第1ウェーブは10日後の水曜午後3時。グランド製薬の本社を襲撃する。まだ参戦を迷っている亜人のためにも圧倒的な戦闘力を披露しよう。無関係だと思っている人間たち、いよいよ始まるぞ。 衝戟に備えろ☆次回 待て、もう一度話し合おう【感想】お、ラストでサブタイトル回収ですか。佐藤さん、とんでもないやつだけど最後のシーンはカッコイイとか思ってしまった。田中の誤射で死んじゃうよは笑えた。圧倒的な戦闘力を披露するとか言っているけど、戦闘力があるのは佐藤だけみたいな気がするんだけど、どうなんだろ。田中は射撃はダメぽいし、消防士の言葉に動揺していたところを見ると根っからの悪人ではなさそうだと思うんだけど、気持ち変わるかな。そして新キャラ登場ですね。中野攻くん。圭と比べると頭は良くないかもだけど、思いっきりよさそうだし、運も強そうだし、面白そうなキャラだね。圭のいる場所を目指すのだろうか、ちょっと楽しみです。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.08
暗殺教室 第2期 あらすじ・感想★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 夏祭りの時間 ☆第2話 カエデの時間 ☆第3話 堀部糸成の時間☆第4話 紡ぐ時間☆第5話 リーダーの時間☆第6話 ビフォーアフターの時間☆第7話 死神の時間 前編☆第8話 死神の時間 後編☆第9話 2周目の時間 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.07
暗殺教室2 #09 2周目の時間★前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ成熟の11月。みんなそれぞれ答えを出しはじめる、そんな時期。殺せんせーの暗殺まであと4ヶ月。進路相談が始まっていた。 ビッチ先生が普通の安物の服で登場。あんたたちの普通の世界に合せてやっただけとビッチ先生。隠したことでむしろエロに凄みがと男子興奮w 中村が渚の進路調査表にイタズラ。何で勝手に人の進路を歪めてるのと渚が言うと君には男の仕事は似合わんよと中村。カルマは卒業したらタイとかモロッコに旅行しよう、今はタイが主流だってと誘う。カルマくんは何で僕から取ろうとするのと渚。 殺せんせーの進路相談。カルマの希望は官僚。カルマくんにしては地味に見えますがと殺せんせーが言うとカルマは、震災の時に政治家は役立たずだったけど国の機能はまひせず割と正常にまわっていた。てことは陰で仕切っていた官僚たちが凄いんだなって。だから俺はそれになりたい。モンクある? と言った。君らしいと納得しましたと殺せんせー。 寺坂に政治家になりなよとカルマ。お前みたいな声が大きい直情バカが看板にいると俺も陰から操りやすいと言った。 中村の希望は外交官。君がここまで真面目な目標を持ってくれるとはと殺せんせー嬉し泣き。こう見えても天才小学生と言われていたのよと中村。成績はいつも一番だったけど普通になりたかった。おバカな点をとったことで友だちと盛り上がりたかった。 せっかく入った椚ケ丘でバカばっかやってたら本物のバカになったけど、親の涙を見て失ったものの大切さに初めて気づいた。けどみんなと一緒にバカなこともしたかった。このクラスで両方できた。ありがとね殺せんせーと中村は言った。 みんな考えてないようで、しっかり考えているんだな。渚は進路調査表を書けずにいた。ビッチ先生が服にサイズシールをつけっぱだと茅野。そっと言ってあげようかと言ったが、渚が僕が取るよと立ち上がった。話をしているビッチ先生の後ろを通りシールをはがしたが、先生はまったく気づかなかった。 進路相談の最後は渚。君の進路を教えてくださいと殺せんせーに言われ、渚は、たぶん僕には人を殺す才能があります。いずれ死神と同じことができるようになると思う。たいした長所もない僕にはこの先これ以上は望めないような才能。僕は殺し屋になるべきでしょうか。僕の進む道を教えてくださいと言った。 君ほどの聡明な生徒だ。今の質問、殺し屋になるリスクや非常識も考慮した上だと思います。君に暗殺の才能があることに疑う余地はありません。たとえ相手が怪物でも暴力教師でも天才的殺し屋でも、君は臆することなく攻撃に入る勇気がある。優れた殺し屋には欠かせない才能でしょう。殺せんせーは続けた。 でも君の勇気は自棄をはらんでいます。僕ごときどうなっても別にいい。君自身の安全や尊厳をどこか軽く考えている。君の才能は何のために使うべきか、誰のために使いたいか、もう一度見つめ直しなさい。その後でもう一度相談をしましょう。その時なお君が殺し屋になりたければ、先生も全力でサポートします。 渚が家に帰ると母がそこに座りなさいと言った。中間テストの成績は学年54位。本校舎復帰の条件の50位に届いてなかったが寄付金を出して頼んだら特例で許可が出た話を母は聞いてきて、母さんもそうするわとお金を用意していた。 近いうちにD組の大野先生にお願いに行くから一緒に来るのよと言われ、E組のままがいい、楽しいし成績も上がってるしと渚。大学も就職も母さんの行けというところに行くから中学だけはこのままでと言うと母の顔が変わった。しまった、暗い時に逆らってしまった。ヤバイ。母の怒り爆発。こうなると話ができない。明るい時に話さなかった僕のミスだ。ごめんなさい、僕の理解が足りなかったと渚は母に謝った。争い事が苦手な父さんは嫌気がさして出て行った。 母は渚に、あんたは子供だから人生の上手な渡り方なんかわかるはずがない。母さんがそういうのは全部知ってる。私や父さんみたくならないようにプランは立ててあると言った。母さんが落ちた一流大学、蛍雪大学に入り、母さんが入れなかった名門商社の菱丸に就職すること。 そして理想を言えば女の子が欲しかったが口ぐせ。うちの親は勉強ばかりで女の子らしさは二の次だったからルックス重視の菱丸を落ちた。だから自分の子どもには思う存分オシャレを仕込むつもりだったのにと言い渚に髪を伸ばさせた。 この人の執念には一生逆らえない。殺せんせーは見抜いていた。僕の人生の主人公は僕じゃない。僕はRPG母さんの2周目だ。さっそく明日、E組の担任に転級手続きを頼みに行くと言い出す母。そんな急にと渚が言うと、あんたのためよ渚。ちゃんと明日、E組にさよならするのと母の顔がまた暗くなった。もう何を言ってもムダだ。 烏間先生は出張中。渚は殺せんせーに電話して相談する。言い出したら聞かないんだ、うちの母親。僕はE組を抜けたくないよと言うと、何も心配いりませんと殺せんせー。先生は地球を滅ぼす超生物。三者面談などノープロブレムです。不安だ。翌日。殺せんせーは烏間先生風に変装。したつもり。渚の母がやって来た。けっこう美人だな、けど確かにきつそうだとクラスメイト。三者面談が始まる。 ジュースをすすめ、お母様お綺麗でいらっしゃると褒める殺せんせー。渚くんも似たんでしょうかねと言うと、女の子なら私の理想に育てあげたのにと母は言った。このくらいの年の女の子なら長髪が良く似合うと母。私なんか子供のころ短髪しか許されなかったからと話し、進路もこの年で挫折するわけにはいかない。E組を出られるようにお力添えをと言った。 渚くんとは話し合ったかと殺せんせーが聞くと、この子はまだ何もわかっていないから失敗を経験している親が道を作ってやるのは当然でしょうと母。母さん僕はと渚が言いかけると、少し黙ってましょうねと暗い顔の母に言われてやめた。 なるほど、なぜ渚くんが今の彼になったのか理解できました。殺せんせーはそう言うとヅラをとった。髪型も高校も大学も親が決めるもんじゃない。渚くん本人が決めるものです。渚くんの人生は渚くんのものだ。あなたのコンプレックスを隠すための道具じゃない。この際、担任としてはっきり申します。渚くんが望まぬ限りE組から出ることは認めません。 母が暗い顔になった。そしてキレた。最近妙に逆らうと思ったら、このヅラの担任にたぶらかされていたのね。見てなさい、すぐにあんたの目を覚まさせてやるからと言うと母は出て行った。 少し強めに言ってしまいました。しかし最も大事なのは、君自身が自分の意志をはっきり示すことですよ。いつもの姿に戻った殺せんせーは言った。でもひとりじゃ何もできないうちは母さんの2周目でいたほうがと渚が言うと、何もできないわけがない。殺す気があれば何でもできると殺せんせー。君の人生の1周目は、この教室から始まっているんです。 家で夕食時。今日は先生の前で怒鳴ったりしてごめんね。母さんも一生懸命だったからと母。あれから考えたんだけど、私の人生のジャマをする者は絶対に許さないことにしたのと言った。障害物は取り除く。人生観を変えてあげるわ。 食事に薬を入れられたか、渚が気づくと学校の前で母は手に火を持っていた。こんな場所に落ちてから、あんたは血迷い始めた。私に逆らい始めた。燃やしなさい、この校舎を、あんた自身の手で。何いってんだよと渚が言うと、自分の手で火をつければ罪の意識でここの誰にも顔向けできなくなる。退路を断ってから本校舎の先生にお願いに行くのと母。嫌だよそんなと渚がいうと母の怒りが爆発した。まくしたてる母。 突然、母が持っていた火が消えた。殺し屋が現れて、キーキーうるせえ、くそババアと言った。水曜の22時に自律砲台と連ドラを見る殺せんせーを殺してやると聞いて母が警察を呼ぼうとすると携帯をムチで飛ばされた。ガキを殺すと賞金がパーだがババアは殺してもかまわないよなと殺し屋は言った。怯える母。 母さん、あなたの顔色をうかがう生活は、僕の中のある才能を伸ばしてくれた。殺し屋に近づく渚。母さんが望むような才能じゃないけど、この才能のおかげで僕はここでみんなの役に立ててる。母さん、僕は今このクラスで全力で挑戦をしています。卒業までに結果を出します。成功したら髪を切ります。育ててくれたお金も全部返します。 殺し屋の前に立つ渚。それでも許してもらえなければ、母さんからも卒業します。渚のネコダマシ(クラップスター)は死神が使ったものをすでに習得していて、殺し屋は倒れた。母さん、生んで育ててくれただけで、すっごい感謝している。贅沢かもしれないけど、ただ我が子がこの世に生まれて、そこそこ無事に育っただけで喜んでもらえたら全てが丸く収まるのに。 何なのそいつ、何したの渚と母。殺せんせーが来て、この辺りは不良の類が遊び場にしているので夜間は近づかないことをお勧めしますと言うと火を消し、3月までに殺す宣言しちゃいましたね。後にはひけないですよと渚に言った。さて、お母さんと殺せんせー。 確かにまだ渚くんは未熟です。だけど暖かく見守ってあげてください。決してあなたを裏切っているわけじゃない。誰もが通る巣立ちの準備を始めただけなんです。 緊張が解けて気を失った母。殺せんせーが母の車でふたりを送る。運転しながら殺せんせーは渚に、仮に先生を殺せたとして、その才能はその後、殺し屋になることに使いますかと聞いた。たぶん違うと渚。 才能って、こうと決まったものじゃない。暗殺に適したような才能でも母さんを守れたように、誰かを助けるために使いたい。それはやっぱり殺し屋じゃないよ。ぶっちゃけ危険だしね。親を心配させない進路を探すよ。 ゆっくり探してください。ご両親との会話の努力も忘れずにね。と言いながら信号待ちにイライラする殺せんせー。 翌朝。今日から朝ごはんは僕が作るよ。だから出勤前はゆっくりしていてと渚。ゴミ捨てとかちゃんとやるし、高校も椚ケ丘とそん色ないところに必ず入る。だからお願いクラスだけはと渚が言うと、好きにしなさい、母さんは知らないからねと母は言った。 僕は殺し屋。胸を張って、卒業まで。☆次回 学園祭の時間【感想】いやあ、渚の母はものすごかったね。まあ自分ができなかったことを子供に託す親もけっこういると思うけど、あれは病気いや狂気だな。犯罪者にならなくてよかった。それにしても渚くんは優しいね。カワイイしいい子だ。【あんまり関係ないおまけ?】別のアニメで書いているおまけなんだけど、前にも話したけど放送日が同じなので夜中に2本続けて見ることになる。今週は、愚かな母の2本立てになってしまって、いずれもいい話だったのに後味わるいわ。で、おいしいところで、違うアニメで見つけた似たようなものを並べてみました。★朝の食卓 ☆潮田家の朝食 渚(息子)作 暗殺教室より ☆藤沼家の朝食 佐知子(母)作 僕だけがいない街より朝ごはんはしっかりたべましょうね。ってどんなオチだwww ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.06
『リバイバル (再上映)』 それは藤沼悟(29)に起きる不思議な現象。何か悪い事が起きる直前まで時間が巻き戻り、原因が取り除かれるまで繰り返される。ある事件がきっかけで起きたリバイバルで悟は18年前に戻って...僕だけがいない街 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 走馬灯 ☆第2話 掌☆第3話 痣☆第4話 達成☆第5話 逃走☆第6話 死神☆第7話 暴走☆第8話 螺旋☆第9話 終幕 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.05
僕だけがいない街 第9話 終幕★前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ 自宅に戻った雛月。母親は悟と佐知子の姿を見ると、やっぱりあんたたちだったのね、ひとんちの娘を隠すなんてどういう事。よけいな心配させやがって、訴えてやるから覚悟しなと言った。 この三日の間に一度でも加代ちゃんのことを捜したかいと佐知子が言うと、私を悪者にするつもりなのと怒り、ふざけるなとスコップをふりあげた。(雛月の母が振り回しているのは雪かきの道具だと思うけど、スコップ? シャベル? 区別がわからないので流してね)加代が母親に飛びついて止める。直撃は免れたが佐知子の額から流血。あんたが心配なのは自分のことだけだべと佐知子は言った。 しがみつく加代に放せ私のいう事が聞けないのと母親。佐知子が、雛月さん、もうやめなよ。加代ちゃんもそんなあんたの姿を見たくないっしょやと言うと、あんたこそ加代の前で私を悪者あつかいしやがって、人の娘さらっておいて何様のつもりだと言った。 うるせぇ。てめえが娘を物置に閉じ込めたり、三日いなくなっても放っておくような親だからだと悟が言うと、親の苦労も責任もわからないようなガキがいっちょまえな口きくんじゃないよと言った。加代が転んで母親から離れた。ふたたび殴りかかろうとすると、雛月明美さんですねと声がした。 八代先生と児相の人が立っていた。石狩振興局児童相談課の者ですと名乗り、あなたと娘の加代ちゃんのことでお話をさせていただきたく伺いましたと言った。ハメやがったなクソ親子と加代の母。私どもだけでは会ってくださらないかと思い藤沼さんにご協力いただきましてと児相の人は言った。 八代先生が佐知子に、こんな役をお願いしてしまってすみませんと言うと、私のほうもあの人に一言ありましたので、むしろお手伝いできて感謝していますと佐知子は言った。 こいつらが娘をさらった犯人だからまず警察を呼べと言う加代の母に、加代ちゃんを保護する必要ありと判断しましたと児相の人は言った。保護者は私でしょうと言った母親は、三日間行方不明の娘を捜そうともしないのは保護放棄でしょうと言われると、出るとこ出てやろうじゃないのと加代を連れて警察に行くと言いだした。 そこに明美と母親を呼ぶ声。八代先生が加代の母親の母を連れてきていた。すまんかったと雪の上に土下座する祖母。あの男と無理やり別れさせてから疎遠になっていたがお前達のことは気にしていた。女手ひとつで子供を育てる大変さはよく知ってるよ。寂しかったべ、つらかったべと祖母は涙を流した。私が助けてやるべきだったのに、全部お前ひとりに背負わせちまったべさ。 加代の母は夫の暴力で離婚していた。夫に受けた暴力を母は娘にふるうようになってしまった。みなさん、私のせいです。明美を悪く思わないでくださいと祖母。お母さんと抱きつくと加代の母は泣き出した。 それは自分への哀れみの涙だったのだろう。すがって泣く母親を持たない加代は、そんな母をもう見てはいなかった。加代のことは心配すんな。私がしっかり預かるからと祖母。見ていた佐知子が言った。 私は自分が生きるこの世界の中で、子どもが一番大事だ。佐知子は加代の母に歩み寄ると、あんたにもきっと、そんなときがあったっしょと言った。 悟が八代先生にありがとうと言うと、我々を動かしたのはお前だ。悟がとった勇気ある行動の結末が悲劇でいいはずがないだろう。加代はもう大丈夫だと八代先生は言った。 俺には父の記憶がほとんどないけれど、父親の言葉ってこんな感じなんだろうかと悟は思った。 悟、ありがとう。私をここから連れ出してくれて。雛月加代は祖母と一緒に街を去った。 ★ここで文集の雛月の作文の一部朗読。全文はこちら→ 「私だけがいない街」(雛月のSOSと感じた作文が明るい感じになっているね)ついに俺は加代を救った。その命を未来へとつなげた。ここから先は加代自身が足跡を刻んでいく。加代の向かう未来が明るい場所であることを俺は信じる。 その後、学校で元気がない悟。ずっとこんなだけど大丈夫かな。雛月を助けたところまではヒーローなんだけどなと友だちは言った。呼ばれて職員室に行くと、加代の母親は数年間は加代に近づけなくなると思うから、加代はおばあさんと新しい生活を始めることになると八代先生は言った。 ありがとうと悟。勇気ある行動の結末が悲劇でいいはずがないと言う言葉が、今の僕にはとても嬉しい言葉だったんだと言うと、悟の行動は代償を得るにふさわしいものだったと八代先生。欲しかったのは加代の笑顔だったんじゃないのか、俺も得られたと言った。ところで加代はずっとお前の家にいたのかと八代先生。泉水小のバスに加代を隠していたと言うと、来るのはお前たちみたいに誘拐犯だけってわけかと笑った。笑えねえ。 加代がいなくなった今、残る犯人のターゲットはヒロミと中西彩。いま俺がやるべきなのは、ふたりをひとりぼっちにさせないこと。中西彩はアプローチが難しい。ユウキさんとよく一緒にいるらしいが向こうは俺のことを知らないし結構ハードルが高いぞと悟は思った。 母に知らない子と仲良くなる方法を聞いてみた。そんなもんストレートに友だちになろうでいいべさと母。そんなんで上手くいくかよって思ったべ(悟りか) 加代ちゃんがいながらあんたはまたと言われ、何でそんなことまでと悟が言うと、カマかけてみただけと母。女の子なんだけど、いつもひとりぼっちなんだと悟は言った。悪いほうに考えてるうちはダメたべさ。上手くいったときのことを考えればいいっしょや。当たって砕けろだべと母は言った。 放課後、児童館に行くケンヤとヒロミに行くところがあるから後でと言って中西彩の後をつける悟。行動を調べる。ユウキさんと会って学習塾へ。塾終わりが18:30だからヒロミを家に送って戻ってくれば間に合う。児童館から戻って尾行する。 中西彩の一日の行動パターンはシンプルだった。もし誘拐が起こるなら学習塾終わりのこの時間帯が一番可能性が高い。尾行していると母の呼ぶ声がして、ちょうど良かった手伝ってと言われた。家までつきとめたかったのに。母は安かったからついと大量の買い物をしていた。持たされた悟が重いと言うと、口に出すな本当に重くなるべさと母。黙っていても重いと悟は言った。 車のクラクションが鳴って見ると八代先生だった。車で送ってもらう。助かったよ先生、お母さん無茶な買い物するからと悟。無茶とか言うなと佐知子が言うと八代先生は笑った。先生はなんで結婚しないのと悟が聞くと唐突だなと八代先生。一度手痛い失敗をしているから慎重になりすぎているのかもなと言った。 ごめんなさいと悟が言うと、気にするな別に嫌な質問でもないと八代先生。母は後ろの席で居眠りをしていた。本当は別の質問をするつもりだったんだと言って悟は知らない女の子へのアプローチの仕方を聞いた。僕は慎重派だから、回りくどくなってもまず相手の警戒心を解くところからだなと八代先生。良く言い換えると自分をアピールすることと八代先生。スポーツが得意とか料理が得意とか何でも武器にする。相手がどれかに興味を持ったとき警戒心は解ける。関心する悟に、僕はストレートに感情を出すのが得意じゃないからロジックにたよっているだけだと言った。 グローブボックスから何かがはみ出ているのを見つけて悟が手をかけると、そこは触っちゃと八代先生が言うが開けてしまった。ごめんなさいと言う悟に見てしまったねと八代先生。中には大量のアメが入っていた。 見られた以上もう隠すこともない。お前も食って共犯者になれと八代先生。3年前にタバコをやめてから代償行為としてのアメが欠かせなくなってプライベートな空間ではこれがないと落ち着かないんだと言った。変なやつ。寝ていた佐知子がいきなり起きて言った。私にも1個ちょうだい。 雛月の次はヒロミの保護者みたいだなと悟に言うケンヤ。ふたりで話さないかと言われて行くと本当は何を考えているのかと聞かれた。何が何でも雛月を助けようという決意を見ているから、うまくいった今、お前の様子には凄い違和感があるんだけどとケンヤ。何かあるなら話してくれないかと言われたが、それこそ飛躍しすぎていて上手く話せないんだと悟は言った。ケンヤは、俺もお前みたいに踏み出したい。正義の味方になりたいんだ。続きがあるなら俺も連れてってくれと言った。 ケンヤとヒロミと3人で泉水小のバスに行くと、雪の上に足あとがあった。大人がひとりバスを一往復。靴に布を巻いていたような足跡あと。靴底の跡を残さないためかも。バスの中にあったリュックも練炭が入っていた箱もなくなっていた。箱の数が減っていてちぎれたボール箱もある。誰かが中味だけ持ち去ったんだろうねと悟は言った。 何が言いたいんだとケンヤ。悟は加代がひとりで泊まったときに深夜に来たという男のことを覚えているかと聞き、その男のことを子供を狙った殺人犯だと思っていると言った。いったいどういうことだとケンヤ。悟くんがそう考える理由は何なのとヒロミ。悟は今ここで説明できる理由はないがリュックの中身と練炭を見て連続殺人犯の殺人道具の隠し場所と連想したんだと言った。 こんなの無茶苦茶な話だと自分でもわかっている。でも俺はそう思っているんだ。加代のことも親の虐待だけじゃなくて、この殺人犯から守るために、ひとりにさせたくなかったんだ。悟がそう話すとケンヤは、将来、小説家か探偵にでもなるつもりかと言った。その話が飛躍しているかいないかは問題じゃない。俺が信じるか信じないかだ。 こっちに用があるからとヒロミを送ると、こんな家の近くまで送ってくれなくても大丈夫だよ男だしとヒロミ。悟の手を握ると、僕も悟くんのこと信じたい。僕にできること何でもするから遠慮なく言ってねと言った。もちろんと悟は言いヒロミと別れた。 ケンヤは、正直お前の仮説を99%くらいまさかと思っている。でも1%は絶対ありえない話じゃないと思っていると言った。傍から見たらごっこ遊びだと言う悟に、ごっこ遊びで構わない。悟のその思いみたいなものは、きっと何かにたどり着くと思うと言った。ヒロミも頷く。 悟は俺のことを信じて話してくれた。だから俺も悟のことを信じたいんだ。ケンヤの言葉に愛梨を思い出した。愛梨の信じたいは自分のためだよ。誰かに信じてほしいの裏返しなんだよ。ありがとう、ケンヤ。ありがとう、ヒロミ。僕なら助けられたはずなのに。18年前、そう言って俺はお袋の前で泣いたっけ。二度と同じ思いはしたくない。誰もひとりぼっちにはしない。俺なら助けられるはずだ。 悟は一緒に来てほしいところがあると放課後ケンヤとヒロミを誘う。何をコソコソやってるんだあいつらとオサムとカズは後をつけた。 教室に残っていた美里はひとりで教室を出た。☆次回 歓喜【感想】雛月を助けることができてよかったね。切り札はおばあちゃんだったか。まあ虐待の連鎖とかわからないでもないけど、あの母親に同情もしないし人に暴力をふるう娘に土下座して謝る母親なんて、茶番みたいで感動もしなかったけど、もう母親を見ていない加代がよかった。雛月を救っても元に戻らないということは解決していないということだよね。犯人がターゲットを変えているかもだし。それにしてもケンヤは凄いね。リバイバルしたのがこっちではと思ってしまうほど。29歳、引き続き頑張れw【本日のおまけ?】★前回のせたけど、加代が佐知子に弁当箱を返したときメモが添えられていた件。 ☆出てきましたね。そういえば愛梨もそんなことを言っていたような。 ★気になる場面はコレ。八代先生の車の中。 ☆アメもビックリなんだけど、何度も出てくる、八代先生のクセかな「指をトントン」前回のハムスターの回し車もまだわからないし、謎が多いね。そう、ハムスターと言えばEDで回っているね。★★ちょうど第9話放送と同じタイミングで原作の最終回を読みました。伏線もきれいに回収され、スッキリ気持ちのいいラストでした。アニメのほうも残り少なくなってきましたね。ずっと尺を気にしていたんだけど、オリジナル展開でも駆け足でも、原作同様きれいにまとめてほしいなと思っています。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.05
亜人 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 僕らには関係ない話☆第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに☆第3話 もうダメなんじゃないかな☆第4話 君は黒い幽霊を見たことがあるか?☆第5話 いざとなったら助けを求める最低なクズ☆第6話 君もブチ殺してやる☆第7話 そして必ず隠蔽する ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.04
亜人 #07 そして必ず隠蔽する ★前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ圭が川に飛び込む映像が映し出される。帰ろう、サンプルが逃げたとオグラ博士。帽子のほうはどうなっているんだと戸崎が下村に聞くと、どの監視カメラにも見当たりません、永井圭奪取が目的ならすでに立ち去ったのではと答えた。 戸崎に大臣から電話が入る。社長たちが怒っている。お前の担当も考え直さなければならん。いや、それだけでは済まされんな、覚悟しておけと厚生労働大臣は言った。 駐車場で待ち合わせした田中のところに、待たせたねと佐藤が車椅子を持ってやってきた。遅いっすよと田中が言うと、永井君がおもしろい感じに動くから遊んじゃったよ。怒ったふりもしてみるもんだね。そして、いろいろやったけど、ここからが本題だよと告げた。トイレで顔を洗いながら大臣の言葉を思い出す戸崎。ふざけるな、何のためにここまでやってきたと思っている。何のために。 戸崎を呼びつけた大臣は、有能で口が堅いんだってなと言った。亜人管理委員会の担当に空きができてねと大臣。そして、戸崎くん、金は好きかと聞いた。施設を案内される戸崎。担当が持っている銃を本物なのかと聞くと、ああ、金さえあれば大抵のことはどうにでもなると言い、亜人の研究管理が目的の組織がどう金とつながるんだと疑問を持つ戸崎に、すぐにわかるさと実験の様子の映像を見せた。即死する亜人の映像。行われているのは軍事兵器の性能テストだと聞き、亜人を貸し出しているのかと戸崎が聞くと、さすが出世頭は察しがいいなと言われた。日本の名だたる企業が我々と裏で契約している。某製薬会社は亜人で臨床実験を繰り返し、製造した新薬で莫大な利益を上げた。他にも亜人の使い道はいくらでもあると聞き、経済動物かと戸崎が言うと、お前さんも上手く立ち回ればでかい金がつかめると言われた。 でかい金か。 このままでは最悪処分される。逃げるかと考えた戸崎だが、どんな時にもチャンスはあると思い直した。廊下の壁に線が引かれていることに気づいた。部屋に入ると研究員がひとり死亡していた。戸崎はそこにあった銃(圭が捨てていった佐藤のライフル)を手に取った。 田中にも着替えをさせ車椅子に乗せた佐藤は、君は寝たふりをしていればいいと言った。戦略というのは状況に合わせて最も適したと話した佐藤は、何かハンニバルみたくなってきたなと言った。私がハンニバルだとすると君は(佐藤) クラリスっすか(田中) いやマードックだな顔的に(佐藤) それじゃあ、ひとつ始めますか。作戦は奇を以ってよしとすべしだ(佐藤)★田中が勘違いしているみたいだから説明しとくとw ハンニバルは特攻野郎Aチームのリーダーで、変装と奇襲戦法が得意。作戦は奇を以てよしとすべしが口癖。マードックはチームの一員のパイロット。通称クレイジーモンキー。ちなみにクラリスは怖い映画のハンニバルでジュリアン・ムーアが演じていたFBI捜査官の名前www タバコが切れたので車に戻るというオグラ博士は危険だと言われたが、廃版の銘柄だから車にストックしてあるのしかと言った。そこに銃を構えた戸崎が現れ、動くな、跪け、両手は頭の後ろだと言った。博士のボディーガードが力関係がわかっているのか。我々を敵にまわせばお前もお前の上司もただですすまんぞと言い、胸ポケットに手をやった。戸崎は男を撃ち言った。動くなと言ったはずだ。オグラ博士は、まさか情報を出し惜しみしたことを怒っているのか。構わんよ、この世に未練はない。最後に1本吸えればなと言った。 研究所の入り口にはマスコミが集まっていたが、動きがなくなり静かになった。入口の警備員は中と連絡がつかないので支持があるまで待つしかと言う。中から門にに車椅子を押した男が近づいてきた。(佐藤の独演会が始まる)車椅子に乗せられているのは国内2例目の亜人の田中だと気づいたマスコミは警備員の静止を聞かずに中に入り近づく。重要だったのはタイミング。永井圭捕獲とオグライクヤ来日。多くのマスコミが一か所に集まる今日というタイミング。 今日は一般の方々に知ってほしいことがあってここに来ました。ふたつだけ(と指は3本だけどw)話を聞いてくださいと佐藤は静かな口調で言った。そして私の名前は佐藤と名乗り、亜人ですと言った。ふたつの話をする。ひとつめは、いいかげんな情報に流されないでほしいということ。2000年代前半にここにいる田中功次氏に関するニュースが世間を騒がせましたと佐藤は言った。 田中が青い顔で家に帰り、どうしたと聞く父親に俺、亜人だったと告げる。何かの間違いではと母。父は凄いじゃないか亜人だったらどうするんだと言ったが、すでに家の前にはマスコミが集まっていた。父は息子を連れて逃げる。国内2例目の亜人の田中が行方をくらませて3日。テレビ番組が田中に賞金を出すと報道した。報道は過熱し賞金を出す番組も出た。それは今回の永井圭の事件も同様。まるでイベント事のように扱われそれを煽るような報道が多く見られた。その先に何が待ち構えているのかも知らずにと佐藤が言うと、知ってますよとマスコミ。政府が保護しその管理下で暮らすことが問題なんですかと佐藤に言った。政府がそう正式発表していることは知っていますが、それは嘘ですと佐藤。 ふたつめは、政府は亜人で非人道的な人体実験を行っているということ。証拠はありウェブ上に亜人研究員の自宅PCから入手した極秘データをすでにアップロードしましたと佐藤。亜人で検索をかけるとYoutubeに動画がアップされていた。佐藤は続けた。 こんなことが許されるはずがない。そうでしょう、皆さん。共に声を上げてください。2日後に私は抗議活動を行います。場所は厚生労働省前。一緒に戦ってください。自分自身が亜人だったときのために。そして、ひとりひとりの幸せのために。 建物の屋上付近で爆発が起きた。そして佐藤も田中も消えていた。2日後。テレビでは、佐藤と名乗った男の発言はまったくの事実無根であると報道された。また多くの警備員や研究員、来日したオグライクヤ氏の死亡も確認されたと伝えられた。下村が戸崎に今日ですね、省前は大変なことになりますよ、私はどうなるんでしょうと聞くと、何も変わらんよと戸崎は言った。あんなことで人間は動かない。それは多くの歴史が証明している。自分の身に火の粉がかからない限りどこまでも無関心でいられる。それが我々の本質だ。そもそもウェブ上には実験動画のフェイクが山ほどあり、本物とフェイクを見分けられるものなどいない。日本の亜人事情は大きく覆ると言っていたが、何が大きく覆るだ。逃げたやつら全員見つけ出してやる。そして必ず隠蔽する。 厚生労働省前には、ほとんど人が集まっていないように見えた。が、人間には見えないが多くのIBMが集まっていた。 佐藤は田中に、この作戦は人間を集めるためのものじゃないと言った。亜人であれば、あの動画が本物だと見抜くだろう。ポイントは再生の仕方。偽物とは出来が違う。そしてダメ押しが永井君と我々が逃げる様子を放送させたこと。捕まっても逃げられた実例は亜人に安心感を与え名乗り出やすくする。そして私は信頼される。ようやくスタートポイントだ。国を変えるぞ、田中くん。 ★と言いながら佐藤はゲームをしていた。『スペランカー』だねw 何気にクリアしてるしwww あんたの作戦通りだぜ、佐藤さん。集まったIBMに田中のIBMが、よく来てくれたね、これから本当の集合場所を伝えると言った。明日の午後2時にそこに来てほしい。 戸崎に連れてこられた場所に戸惑う下村。部屋を開けるとオグラ博士がいて、FKはもってきたんだろうなと言った。これはさすがにマズイのではと下村が言うと、問題ない。ボディーガードを撃ったのは帽子の銃だ。私が怪しまれることはないと言った。★オグライクヤはマイルドセブンFKが好きなのね。私も昔すってたよ、って関係ないか。歯の治療痕のカルテを改ざんして、原型がわからないほど八つ裂きにされた研究員の死体と入れ替わってもらった。しかし、と言う下村に戸崎は言った。あの日、私は再確認したんだ。どれだけ人を不幸にしようと目的を達成すると。すべて出してもらうぞ、あんたが握っているものをと戸崎。FK持ってきたらなとオグラ博士。論文同様ふざけた男だ。日本の研究員がああ言うのもわかる。あっちの国で受け入れられたのが不思議でならないと言う戸崎に、天才なんだよと言った。 大学病院で。少年が戸崎にあの人どうしたのと聞いた。事故で目が覚めないんだと答えると、かわいそうと少年。戸崎は話した。 そうだ、かわいそうな人だった。どんな時にもやりなおすチャンスはあるはず。それがあの人の口癖だった。でもこうなってしまった。親の残した借金を背負って生きて健康保険に入る余裕もなかった。彼女を治すにはお金がたくさん必要ってことだよ。お兄さんのお友達かと聞かれて婚約者だと戸崎。治るといいねと言う少年に彼女だけは幸せにしてみせると言った。世界中の誰を地獄に落としても。 島に流れ着いた圭。痛いのは慣れてきたけど溺れるのは苦しいな。岸壁を登って上に着いた。やっぱ人助けなんてするもんじゃないな。 集合場所に集まる亜人たち。佐藤のIBMが出てきて、これで全員かな、上がってきてくれと言った。☆次回 衝戟に備えろ【感想】映画は観ていないけど、第6話までが劇場版の第1部の内容だそうですね。7話からはその続き。いよいよ本題に入ったという感じかな。佐藤さんの演技は凄かったね。圭を怒っていたのもフリだったの? 声優さんの演技の素晴らしさもあって、すっかり主人公を忘れるところだったわ。それにしても亜人の扱いは酷いな。まったく人間扱いはしていないね。田中は悪そうな感じに見えるけど、家族も含めて普通に人が良さそうな感じの人だったね。戸崎がお金が必要な理由はわかったけど、親の借金で云々って何か安っぽい設定の気も。ま、別にいいけど。ほんのちょっとだけ出てきましたね主人公。生きていて良かった。って死なないんだっけ。やはり亜人はけっこういたんだね。集まったのが全員でもないだろうし、全員が黒い幽霊を使えるわけでもないよね。さて亜人を集めて惨忍な佐藤が何をしようとしているのか、恐ろしいけど次も楽しみです。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.03
亜人 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 僕らには関係ない話☆第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに☆第3話 もうダメなんじゃないかな☆第4話 君は黒い幽霊を見たことがあるか?☆第5話 いざとなったら助けを求める最低なクズ☆第6話 君もブチ殺してやる ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.02
亜人 #06 君もブチ殺してやる ★前のお話は→ 第1話~第5話 あらすじまとめこの仕上がりは失敗だなと思った佐藤。行こうか、長居は禁物だよと圭に言った。 佐藤の後ろを歩く圭。研究所の廊下には佐藤に殺されたたくさんの警備員の死体が転がっていた。気になるかいと佐藤。圭は、別にと答えた。ここを守るのがこの人たちの仕事でしょうし、もう死んじゃってますしね。そうだねと佐藤が言うと、そんなことより、こんなところ絶対に脱出したいので、よろしくお願いしますと言った。じゃ急ごうと言った佐藤は、圭と初めて話したときに抱いた違和感を思い出した。妹の心配を口にはしているが、どこか嘘くさい感じ。亜人という以前にもっと根本的にこの子はおかしい。仕上がりは失敗だと思ったが、もう少し様子を見るか。 3人の研究員がいた。我々は警備員じゃない、撃つなと手をあげた。先を急ぎましょうと圭。佐藤はひとりを撃ち殺した。あのう、殺すんですかと圭が聞くと万全を期すと佐藤。圭は佐藤の銃を掴むと、助けていただいている身分でたいへん言いにくいんですが、無抵抗ですし殺さなくてもいいんじゃと言った。 麻酔銃を隠しているかもと言う佐藤に、じゃあ、目をつぶすとか腕を折るとかはどうですと圭。永井君、君はやはり失敗だったよ。圭が掴んでいる銃を放し別の銃で研究員を撃とうとした佐藤の胸を圭が撃ち、ごめんなさい、つい咄嗟にと言った。永井、君もブチ殺してやると佐藤は言って倒れた。 別室ではオグラ博士のお勉強タイム。IMBは物質だと言ったが、じゃあなぜ見えないと聞かれ説明をしていた。なぜガラスは透明なのか、それはガラスが光を透過する性質の物質で構成されているから。一般的なガラスの透過率は80から90%。IBMは全身が透過率100%の未知の物質でできているんだよ。岸先生が陸佐に、突拍子もない理論ばかりで誰にも相手にされなかった男だから真に受けるなと言うと、日本ではねとオグラ博士。雑な国に認められたのがそんなにうれしいかと言う岸先生に、そんな石頭だからネクストステージに行けんのですよと言った。 カメラの映像を見ていた下村が、出てきませんねと戸崎に言った。備品室はカメラの圏外、これでは様子がと言い、私が戦ったりしなくていいんですかと聞いた。いいに決まっている、ここに攻め込まれでもしたら誰が私を守るんだ。君はここにいろ、絶対どこへも行くなよと戸崎は言った。 再生した佐藤は立ち上がると、どこに隠れたと圭を探す。ふたりの研究員と隠れる圭は、武器もないしルートもわからない。どう脱出すればいいのか考えていた。まさか亜人と隠れることになるとはなと研究員の近藤。よせ、かばってくれたんだぞと言う野村に、そもそもこいつがやつを呼び寄せたんだ。こいつのせいで何人死んだと思っているんだと言った。僕が殺したわけじゃないですよ。第一それを言うなら、あんたらが僕にしたことを忘れたわけじゃないからなと圭。解剖台に戻してやると言われ、死んでも戻りたくない、僕は絶対にここから脱出する。あんたらも外へ避難したいんだろう、目的は一緒、ギブアンドテイクだと言った。僕が囮になってあんたらをここから出す。あんたらは僕に安全に外まで行けるルートを示す。いいのか囮なんてと言う野村に死なないですしと圭。それは違うと言いかけると、よせよやる気になってんだからと近藤が止めた。永井君、聞いてるかなと佐藤の声がした。死なない安心感があらゆる判断を安易にさせているのだろうが私が殺すと言ったのは比喩ではない。亜人は死ぬんだと佐藤。余計なことをと近藤。死をどう定義するかにもよるが、亜人は大きな肉片を核に散らばった肉片を集めて再生する。だが遠くに行き過ぎた肉片は回収されずに新しく作られる。もしそれが頭だったら。 約束しよう。私は今から必ず君を断頭する。そしてその頭を拾い上げ、新しい頭が作られてしまうさまを絶命するまで観察させる。新しくできた頭は脳は心は、今の君なのか。否だ。君はこっち、ここでおしまい。私を殺したことを死ぬほど後悔させてやると佐藤は言った。やめてもかまわないよと言う野村に圭はやめないと言った。あんたらを外に出す。そうするべきだ、多分。 圭が脱いで床に置いた靴に佐藤が近づくところを上から襲う。狙いは首の後ろ、脊髄。うまくいけば殺さず全神経を断てる。しかし気づいていた佐藤が圭を襲う。腹を刺された。逃げる研究員。野村は約束しただろうとマジックで壁に線を引いた。 腹を刺された圭はやめとけばよかったと思った。佐藤が切りつける。くそ、何でこんな目に。圭のIBMが現れた。黒い霧を見て何だそれは、何なんだその量はと佐藤は言った。これが永井君の、形状はプレーン。人型になったIBMは、そのときは殺してやる、腕を折るとかはどうですと話すと佐藤を倒して雄叫びをあげた。倒された佐藤は思った。確かに黒い幽霊は命令せずとも言葉を反復したり少しうろついたりはするが、こいつはちょっと勝手すぎだよ。IBMは、お手数おかけしてすみませんと言った。 再び、オグラ博士のお勉強タイム。未知の物質でできた透明人間と亜人の不死と何の関係があるのかと聞いた岸先生にオグラ博士は、人はなぜミカンを食べるのかと言った。人はビタミンCを自ら生成できないから摂取する必要がある。栄養失調で死んだ亜人は再生時にそれすら作り出すことができる。未知の物質を作り出すことと無関係のはずがない。あれのおかげで助かったと圭。黒い幽霊、亜人はあれが出せるんだ。ていうか、不死身と関係ないだろうと思いながら目印をたどって進む。 近藤は人殺しまで目印をたどってついてくるかもしれないからと途中の部屋に隠れた。部屋の前を圭が通過して行った。部屋の前に佐藤が来た。通り過ぎたがIBMが入って来て近藤にも見えた。見えるかいと佐藤。強い感情を向けたときに人間にもこれが見えることがある、殺意とかね。助けてくれと近藤は言うが、すまない無理だ、私は殺すのがけっこう好きなんだよと殺された。 圭が屋上に出ると野村がこっちだと呼んだ。何でまだいるんですかと聞くと火災用脱出シュートの使い方を教えないとと野村。いらないですよ僕にはと言うと、あっそうかと言ったが、それだけで待っていたわけじゃないんだと言った。下におりたら俺の車でどこかまで送ってもいいよと言われ驚く圭。仕事だと割り切っていたが本当に酷いことをしたからと野村は言った。あとひとつ、安心してほしいことが。君は君のままってことと野村。実験中に一度も断頭は行っていないし、トラック事故現場にも脳細胞は残されていなかった。それだけ伝えたかったんだ。なんで他人を気遣えるんですかと聞く圭。人の痛みなんてわかりますか。僕はうわべ以外で人の心配なんてしたことがない。 慧理子を埼玉県警の荒木が訪ね、二人組の男に何を聞かれたかと聞いた。慧理子は兄さんはどんな人間かと聞かれてクズと答えたと言った。そんなと言う荒木にクズよと慧理子。兄さんの本質は合理的でどこまでも冷たい。あの人はそういう人間なの。佐藤が来た。野村が撃たれた。死んだら助けようがないなと圭は最短距離の場所から飛び降りようと走るが腕を撃たれた。残念、弾切れかと佐藤の声。最終ステージだと言うと刃物を出して向かってきた。死んだと思った野村を見るとまだ生きていた。 野村を運びながら、黒い幽霊にもう一度出てくれと言うと、また現れた。雨の中だけどまあいいかと佐藤も出し、黒い幽霊同士の戦いが始まる。佐藤のIBMは頭を狙っていた。お前も頭を狙ってみろと圭が言うと、なんで皮肉を言われなきゃとか言って命令を無視、ひとりでかわいそうだから、かまってやってたなどと話した。そんな昔のことを言わないでくれよと圭。永井君、いい、逃げろと野村。圭は嫌だと言って野村を運ぶ。僕は誰とも関わってこなかったし、そんな必要なかったし、他人なんてどうでもよかった。でもあんたは助けたい。 だからここから落とす。それしかないと圭。植え込みに落ちれば生存率は確実に上がると圭は言った。テレビでは永井圭らしき人物が人質の研究員を屋上から落とそうとしていると報道されていた。 戸崎がコウマ陸佐に対亜(対亜人特選群)は何分で呼べますかと聞いた。別種対策が悪化したときのために急きょ発足させられた仮の部隊だ。対抗策も見つけられない現状で部下を戦闘させる気かと陸佐。戸崎は、今日なぜ帽子はIBMを使わなかったのか。使うことができなかったと考えるべきではと言った。理由はわからないが可能性は高い。田中奪還時とは何かが違う。こんなチャンスは二度とないかもしれない。 野村を落とそうと膝をくの字にしてと圭が言うと、待て、あれが見えるかと野村が言った。IBMの頭がぶつかって倒れた。お互いの記憶の一部が流れ込んできた。頭同士だとこんなことが起きるのか。 永井君、行け。圭は野村を落とした。戸崎にわかったと言った陸佐はどうなんだとオグラ博士に聞く。オグラ博士はIBMは君たちが思っているほど万能じゃない。つけいる隙はいくつもあってと言ったがそこで話を止められ情報を漏らすようなことは避けてくれと言われ、ということでノーコメントだと言った。 走る圭。見えるかと言った野村は、あの川は放水路だと言った。大雨の時は海まで水門が開く。賭けだがあれなら逃げられるかもしれない。佐藤がナイフを投げた。圭は川に飛び込んだ。 永井圭は研究員らしき人物を屋上から落としたあと自らも川に飛び込んだと報道されていた。慧理子がお兄ちゃんと見つめていた。☆次回 そして必ず隠蔽する。【感想】研究員の野村さん、いい人だったね。上手く植え込みに落ちたから助かっているといいんだけど。オグラ博士は胡散臭い感じの人だと思ったけど、意外と優秀なのかな。いきなり唐突な例え話とかするけど、わかりやすい説明するよね。それにしても圭の性格はほんとに興味深いね。死んじゃった人にはすごくドライだけど、生きていたら本気で助けようとしたり。そんなにクズでもないかなとも思える。最初の頃にも言ったけど、亜人やIBMについても興味深いけど、何より珍しいタイプの主人公がおもしろいと思う。怖い佐藤を怒らせちゃってどうなるのか、次も楽しみです。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.02
暗殺教室 第2期 あらすじ・感想★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 夏祭りの時間 ☆第2話 カエデの時間 ☆第3話 堀部糸成の時間☆第4話 紡ぐ時間☆第5話 リーダーの時間☆第6話 ビフォーアフターの時間☆第7話 死神の時間 前編☆第8話 死神の時間 後編 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.01
暗殺教室2 #08 死神の時間 後編★前のお話は→ 第1話~第7話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ 殺せんせーと烏間先生がカメラに映る。喜ぶ生徒たち。死神は予定がかなり狂ったと言いプラン16と告げる。私の出番ねとビッチ先生が笑った。 殺せんせーと烏間先生が部屋に入ると生徒たちのときと同じように降下しビッチ先生を捕らえた死神が現れ、死神の名を聞いたことがあるかいと言った。ロヴロから聞いていると烏間先生。あれはわざと生かしておいた。商売敵たちに手をひいてもらうには彼の口から広めてもらうのがいい。そろそろ銃をおろしてくれないか、それとも味方を撃つ気かいと死神は烏間先生に言った。何て気配のぼかし方だ。ビッチ先生を放すと死神は、彼女と生徒全員の首に爆弾を仕掛けた。僕の合図ひとつで爆破できると言った。人質で脅せば私が素直に死ぬとでもと殺せんせー。さあどうだろうねと死神は笑った。 他に気配はないから彼の銃に気をつければと殺せんせーが思っていると、いきなり触手をビッチ先生に撃たれた。床が開き死神も攻撃してきた。生徒たちが捕らえられている場所に殺せんせーも落下した。あっけなかったな、人質を使うまでもなかったと死神。お別れの言葉を言いに行こうとビッチ先生に言った。 殺せんせーまで捕まっちまうなんてと言う生徒に、みなさんケガはないですかと殺せんせー。檻は対先生物質でできていた。確かに厄介な代物ですが私の肉体はついにこれを克服しましたと殺せんせーは言うと檻を舐めだした。溶解液で作った舌なのでこんな檻は半日もあれば溶かせる。おせーよ。 そのペロペロ続けたら全員の首輪を爆破していくよと死神。急ぐかと言うと、今からここに水を流す。毎秒200トンの水圧と檻で君はところてん状にバラバラになると殺せんせーに言った。生徒ごと殺すつもりかと烏間先生が詰め寄ると、あたりまえさ、いまさら待てないと死神は言った。イリーナ、お前それを知った上でと烏間先生。プロとして結果優先で動いただけよとビッチ先生は言った。確かに多少手荒だが地球を救う最大のチャンスをみすみす逃せというのかなと死神は言った。 烏間先生が、もし生徒の命と引き換えなら殺せるというときはどうするか政府の方針を確認したとき、ケースバイケースだから君が判断したまえと言われた。要するに責任は俺が負えってことだ。烏間先生は政府の見解を伝えると言うと死神を殴った。27人の命は地球より重い。それでも、お前が彼らごと殺すつもりならば、俺が止める。 烏間先生は上着を脱ぐとビッチ先生に、プロってのはそんな気楽なもんじゃないぞと言った。烏間を殺すのに時間がかかると計画が綻ぶと死神は水を流す指示を出す操作室へ走り出した。させるかと追う烏間先生。殺せんせーがトランシーバーをオンにと言った。無謀ねとビッチ先生。確かに烏間も人間離れしているけど彼はそれ以上、そこのタコでさえ簡単に捕まえたのよと言い、死神からのトラップを仕掛けたから烏間が手こずる間に背後から撃てという指示にわかったわと答えた。 死神を追ってドアに手をかけた烏間先生はドアノブ裏に違和感を感じた。トラップか、解除の時間はない。まあいい開けようと言うとドアを開けた。爆発音がしてかかったかと死神。まあ足止めにはなるかと進む。瓦礫の中から烏間先生が出てきて思ったより強力だったと言うと走り出した。トラップを爆発させながら進む。殺気を感じて身を隠す烏間先生。殺気の察知も完璧か、見くびっていたよと死神。まるでトラップの見本市だな、たいしたもんだと烏間先生が言うと、人殺しのスキルを身につけたら片っ端から使いたくなるのが殺し屋の性さと死神。背後からビッチ先生が撃ってきたが外れた。ちゃんと当てろよと言う死神に次はちゃんと当てるわとビッチ先生。死ぬぞイリーナと烏間先生が言うと、死ぬなんて覚悟の上よ。あんたには理解できないだろうけど彼は理解してくれて僕とお前は同じだと言ってくれたとビッチ先生。そうだね僕の昔話をしてあげたっけと死神は言った。テロが絶えない貧困のスラムに生まれ命なんてすぐ消えるあやふやな世界。信用できるのは金と己がスキルと殺せば人は死ぬということだけ。だからイリーナなら僕の気持をわかってくれる。そういうと死神はスイッチを押した。イリーナ、たとえ僕が君を捨て石に使おうと。爆発が起きた。 立ち上がった烏間先生に、生きているとはさすがだなと死神。でも君は追って来れない。彼女は君たちを惑わすためにだけ雇った。ビッチ先生は瓦礫の下敷きになっていた。最後の仕上げにかかるかと死神。烏間先生が追おうとするとトランシーバーから殺せんせーの声がした。 大丈夫ですか、先ほどの爆発音はと聞く殺せんせーに、俺はいいがイリーナは瓦礫の下敷きだと烏間先生。だがかまっている暇はない、死神を追うと烏間先生が言うと、ダメ、どうして助けないのと倉橋。イリーナは彼女なりに結果を求めて死神と組んだ。一人前のプロなら自己責任だと烏間先生が言うと、プロだとかどうでもいいよ、15歳の私が何だけど、ビッチ先生はまだ21歳だよと言った。たぶん安心のない環境の中で育ったから大人になる途中で大人のかけらをいくつか拾い忘れたんだよ。だから助けてあげて。私たち生徒が間違えたときも許してくれるように。 村は全滅し、民兵を殺して脱出した少女、イリーナがひとりだけロヴロの前に連れてこられた。いい目だと言ったロヴロは、お前には選択肢があると言った。我々と共に血の中で暮らせば忌まわしい記憶もただの日常にできる。血の記憶に怯えながら平穏な日常を求めるか、逃げるのではなく仕事として飼いならすか。イリーナはロヴロの服を掴んだ。戻れないぞと言うロヴロにイリーナは頷いた。 そうよ、冷たい血の海が私の日常。裏切られて死ぬくらいがちょうどいい。あれでよかった。日のあたる場所でぬくもりを思い出してしまう前に。瓦礫を持ち上げた烏間先生が言った。さっさと出てこい。重い物は背負ってやる。 檻の中に殺せんせーと生徒たちの姿がない。どういうことだ、全員にげたのかと死神。まあいい、2.3人殺してアナウンスで脅せばと思ったら、首輪は全部はずされていた。解除したのか。なんて手際だ。 首輪のリモコンは起爆命令と鍵解除だけで簡単な構造だから乱暴に外しても起爆しないし、やつにはバレないと話すイトナ。生徒たちは保護色になって壁と同化。監視カメラには三村の言う通り正確に見えない場所があって、後は菅谷がスプレーで超体育着を壁の色そっくりに変えた。ラジコンとうさつの主犯ども大活躍。 殺せんせーは普通に保護色になれる。ということは今、素っ裸なんだよねと言われてもうお嫁に行けないと恥ずかしがり、赤くなるなよバレるからと注意された。 烏間先生は自分のシャツを破いてビッチ先生の骨折していると思われる左腕の応急処置。他に痛むところはあるかと聞いた。烏間先生の体を見たビッチ先生は鼻血を出し、脳に異常かと思ったがお前の場合それが正常だなと言われた。生徒たちの計画通りに死神が戻ってきた。烏間先生は、イリーナ、お前の育った世界とは違うかもしれない。だが、俺と生徒がいる世界にはお前が必要だと言うと走って行った。ビッチ先生のところに死神が来て烏間はと聞く。気がついたときにはもういなかった。私ごと爆破するなんて酷いじゃないとビッチ先生が言うと、ごめんよ、ああでもしないと目的が達成できなくてね。僕らの世界は騙し騙されの世界だろうと言った。 別にいいわ、私もね、すぐ男を乗りかえるビッチだから。背後から烏間先生が死神を襲い抱え込むと一緒に落下する。そして、思ったんだが、お前そんなにたいした殺し屋かと言った。水の中に落ちた。ひつひとつのスキルはさすがだが、詰めも脇も甘すぎる。 言ってくれるねと死神。顔の皮は変装のスキルを極める上でジャマでしかないから剥いで捨てた。お前を殺して顔の皮をいただこうかと言った。ナイフやワイヤーで攻撃してくる死神。素手で戦う烏間先生。様子を聞かれた殺せんせーは実況するが何いってるかサッパリだ。 ・殺せんせーの弱点 その29 実況下手あえて接近戦に持ち込んだが何を隠してくるかわからない。長引かせてはダメだと烏間先生は思った。真実を言うよと死神。悲惨な境遇で育ったなんて作り話。あの女を引き入れるトークスキルさと笑った。親は殺し屋に殺された。死んでも特に悲しくなかった。ただ、目の前で親を瞬殺した殺し屋の動きに、なんて美しいスキルだろうと思った。 僕は魅了された。暗殺とは美しいスキルの集合体だ。死神が赤いバラを投げた。僕が極めたスキルの極意をご覧にいれよう。死神の指から弾が出て烏間先生の胸を撃った。死神の見えない弾、それは、わずか10口径の弾丸を筋肉と骨の間に投じ大動脈に裂け目を入れるもの。大動脈は自らの血流圧で裂け目を広げ、大量出血で死に至る。 烏間先生の胸から血が噴き出して座り込んだ。死神にしかできない総合芸術さと死神は近づく。何か黄色いものが見えて何だと思っていると急所を蹴られて倒れた。やっと決定的なスキを見せたな。死神でも急所は同じでホッとしていると烏間先生は言った。 烏間先生の血と思われたそれはトマトジュースをガブ飲みした殺せんせーの触手だった。覚悟はいいな死神と烏間先生。俺の大事な生徒と同僚に手を出したんだ。 僕以外に誰がやつをやれると後ずさりする死神。スキルならうちの教室にすべて揃っている。烏間先生の一発で死神は倒れた。殺し屋なんかやめたらどうだ。職安に行けばそのスキルも役に立つさと烏間先生は言った。 死神を捕えた。驚異的なスキルを持った男だったが過信しすぎていたと烏間先生。影響を与えた者が愚かだったのです。本来もっと正しい道でスキルを使えたはずなのにと殺せんせー。人間を生かすも殺すも周囲の世界と人間次第だ。そういうことです。ねえ、イリーナ先生と殺せんせーは言った。 生徒たちに捕まって、好きなようにすればいいわとビッチ先生。いいから普段通りに来いよ学校、何日もバックレてないでよと寺坂。アラブの王族をたぶらかした話の続きが気になっていたんだよねと矢田。来ないなら借りてた花男のフランス語版を借りパクしちゃうよと片岡。殺す寸前まで行ったのよとビッチ先生が言うと、何か問題でも。裏切ったりヤバイことをしたり、それでこそのビッチじゃないかと竹林。たかがビッチと学校生活を楽しめないで、うちら何のために殺し屋兼中学生やってんのよと中村。 そういうことだと烏間先生がビッチ先生にバラを一輪差し出した。この花は生徒たちからの借り物じゃない。自分の意志で敵を倒して得たものだ。誕生祝い、それならいいだろう。何よ、そのムードのない渡し方、しかも前より花へってるし、ガツンとモンク言ってやるわ。こういうとき何て言うんだっけと考えたビッチ先生は、はいと答えた。可能性でてきたねと生徒たち。いやらしい展開に入る前に一言ありますと殺せんせーが言った。断じて入らんが言ってみろと烏間先生。 今後このような危険に生徒たちを決して巻き込みたくはない。安心して殺し殺されることができる環境作りをあなた方に強く要求しますと殺せんせー。わかっていると答えた烏間先生は、防衛省に、暗殺によって生徒を巻き添えにした場合、賞金は支払われないものとするというE組生徒一同の要求書を提出した。 条件を飲むと言った防衛省は、個人レベルのフリーの殺し屋に頼る時期は終わりだと言って各国共同で進めている最終暗殺計画要項を出した。 この教室がどんな結果を迎えるのかはわからない。だがこの場所は、いい世界だ。☆次回 2周目の時間 【感想】死神は顔の皮を剥いで指に銃まで入れていたけど、実際はたいして強くなかったんだね。てか烏間先生は強いね。体は頑丈すぎだろ。烏間先生はカッコよかったし、生徒たちも優秀な殺し屋で、いい子で、いいお話でした。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.03.01
暗殺教室 第2期 あらすじ・感想★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 夏祭りの時間 ☆第2話 カエデの時間 ☆第3話 堀部糸成の時間☆第4話 紡ぐ時間☆第5話 リーダーの時間☆第6話 ビフォーアフターの時間☆第7話 死神の時間 前編 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.28
暗殺教室2 #07 死神の時間 前編 ★前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ ビッチ先生に新型体育着は凄くてテンション上がると話す女子。烏間先生が男女おなじ服にしようとしていたから私がデザイン案を出したとビッチ先生。イリーナ案でなくてよかった。あいつ女心わかってないから私にもプレゼントくれなかったしとビッチ先生が独り言。4日前の10月10日はビッチ先生の誕生日だった。 今まで多くの男に貢がせて、たくさんの高価なプレゼントをもらってきた。けど今はこいつ以外のプレゼントなんて何の価値もないガラクタ。ロヴロ先生も連絡とれないままだし、孤独ったりゃありゃしない。職員室でため息をつくビッチ先生。 片岡たちがフランス語会話を教えてくださいとやってきて、天気もいいし外でやろうとビッチ先生を連れ出す。ふたりの引き離しに成功。 バースデープレゼント買い出し班は健闘に期待すると連絡をもらうが悩んでいた。ビッチ先生はたいがいのプレゼントはもらったことあるだろうし難しい。クラスのカンパは総額5107円。これで大人の女性にふさわしいプレゼントを選ばないと。君たち、あのあと大丈夫だったのかい、おじいさんの足のケガと花屋が声をかける。(第6話で) 救急車を呼んでくれた人だった。あの時はありがとうございましたと言うと、大事にならずによかったねと花屋は言った。それと今、プレゼントをあげたいとか大人にふさわしいとか聞いたけど、こんなのはどうと赤いバラの花をさしだした。 プレゼントなんて選び放題の時代。なのにいまだに花が第一線で通用するのはなぜだと思うと花屋。心だけじゃないんだ、色や形、香り、そしてはかなさが人間の本能にピッタリとはまるからなんだ。説得力ありますねと奥田。確かに名演説、電卓さえもってなけりゃねとカルマは言った。一応、商売なんで、花の縁だから安くしとくよと花屋。プレゼントはバラの花束に決定。 ビッチ先生の連れ出し班は、いつもより話に食い付き、ピアノや悩殺ポーズのリクエストも。今日の私は大人気だわと喜ぶビッチ先生。 誕生日の花束を烏間先生に持って行った渚たち。なぜ俺が? 君たちが渡したほうが喜ぶだろうと烏間先生。この人ぜんぜん気づいてないのか。ビッチが必要な戦力だと思うなら、同僚の人心掌握も大事な仕事じゃないの。俺らが花束を用意したの内緒ねとカルマが言うと、一理あるなと烏間先生は言い、俺が渡そう、気づかいに感謝すると言った。ビッチ先生のピアノを聴いていた生徒たちに律から準備OKの連絡。用事を思い出したからとみんないきなり帰ってしまった。わけわかんないわ、また寂しい一日に逆戻りだとビッチ先生が職員室に戻ると烏間先生が、ちょうどいい、イリーナ、誕生日おめでとうと花束を渡した。 遅れてすまなかったな、いろいろと忙しかったと烏間先生。超うれしい、ありがとう。あんたのくせに上出来よと大喜びのビッチ先生。何かたくらんでるんじゃないでしょうねと言うと、祝いたいのは本心だ。おそらくは最初で最後の誕生祝いだしなと烏間先生は言った。 何よ最初で最後ってとビッチ先生が言うと、当然だ、任務が終わるか地球が終わるか二つにひとつ。どちらにせよあと半年もせず終わるんだと烏間先生。怒ったビッチ先生が窓を開けると生徒たちがいた。こんなことだろうと思ったわ。あの堅物が誕生日に花を贈るなんて思いつくはずないもんね。 楽しんでくれた? プロの殺し屋が踊らされて舞い上がっている姿を見てと言うビッチ先生に、のぞいていた殺せんせーが、それは違いますよ、生徒たちは純粋な好意でと言ったが、説得力ないわ、パパラッチと言われた。思い出したわ、こいつらとはただの業務提携関係、平和な世界のガキどもと先生ごっこをしてただけ。おかげで目が覚めたわ、最高のプレゼントをありがとうと言うとビッチ先生は出て行った。さっきの言葉、冷たくないですか、まさかまだ気づいていないんですかと生徒たちが烏間先生に言うと、そこまで俺が鈍く見えるかと言った。非情と思われても仕方がないが、あのまま冷静さを欠き続けるようなら他の暗殺者を雇う。色恋で鈍る刃なら、ここで仕事する資格はない、それだけのことだ。 潮時かもしれないと考えるビッチ先生。私の力であそこにいても、たぶん得られるものは何もない。誰かがビッチ先生に近づいた。 ビッチ先生が学校に来なくなって三日がたった。よけいなことをしちゃったのかなと言う生徒たちに殺せんせーは、もしイリーナ先生に動きがあったら呼んでくださいと言ってブラジルにサッカー観戦に出かけた。・殺せんせーの弱点 その28 「自分たちのサッカー」が何なのかよく知らないそういえば決勝戦は必ず行くと前から言っていた。典型的な4年に一度のにわかファンだなと生徒に言われた。ビッチ先生の携帯はつながらない。GPSや公共の監視カメラにも気配がないと律が報告する。まさか、こんなんでバイバイとかないよなと千葉が言うと、そんなことはないよ彼女にはまだやってもらうことがあると花屋が現れて言った。 君たちと彼女の間には十分な絆ができている。それは下調べですでに確認済みだ。僕はそれを利用させてもらうだけ。平然と教室にとけこんで来たその人は言った。僕は死神と呼ばれる殺し屋です。今から君たちに授業をしたいと思います。 花はその美しさにより人間の警戒心を打ち消し人の心をひらきます。でも花が美しく芳しく進化してきた本来の目的は虫をおびきよせるためのものです。そういうと律に送った画像を表示させた。 手短に言います。彼女の命を守りたければ、先生方には決して言わず君たち全員で僕が指定する場所に来なさい。来たくなければ来なくていいよ。そのときは彼女の方を君たちに届けます。全員に平等に行きわたるように小分けにして。そしてたぶん次の花は君たちのうちの誰かにするでしょう。 カルマは思った。警戒できない。怖くないって実は一番怖い。別に俺らは助ける義理はないんだぜと寺坂。第一ここで俺らにボコられるとは考えなかったかと言うと、不正解です、君たちは自分たちで思っている以上に彼女のことが好きだ。そして人間が死神を狩りとることなどできはしない。恐れるなかれ、死神が人を狩りとるのみだ。そういうと死神と名乗った男は消えた。 今夜18時までにクラス全員で地図の場所に来てください。鷹岡やシロのときと同じで俺らを人質にして殺せんせーをおびき出すのが目的だろうと千葉。使うかと寺坂が新型体育着を手にした。守るために使う。最高の殺し屋だか知らないがそう簡単に計画どうりにさせるかよ。 指定された建物に行く。周囲に人影はない。24時を過ぎて戻らないときは殺せんせーに事情を話すよう律に指示して中に入る。 中に入ると、全員来たね、それじゃ閉めるよと声。やっぱりこっちの動きはわかってるんだ、死神っていうより覗き魔だねとカルマ。約束は守ったでしょ、ビッチ先生さえ返してくれればそれで終わりよと片岡。いきなり部屋全体が下に動き檻のような場所になった。死神が現れて、捕獲完了、こうやって一斉に捕獲するのが一番リスクがないと笑った。 死神の後ろには縛られたビッチ先生。大丈夫、やつがおとなしく来れば誰もやらないと死神。反抗的な態度をとったら頭にきて殺したりはと岡島が言うと、しないよ、子供だからってビビリすぎだろと死神。ちょっぴり安心したと岡島は言った。 その間に空間を見つけて爆薬をセット、煙幕を投げたあと壁に穴をあけた。いいね、そうこなくっちゃと死神は言った。部屋から出て歩いていると聞こえるかなと死神の声。実は君たちが逃げてとてもうれしかったよ。未知の大物の前の肩慣らしだ。期待しているよと言った。 渚は思った。鷹岡先生のような単純な執念じゃない。死神の顔が見えない。ブラジルの殺せんせーはサッカーのことを聞こうと前原に電話するがつながらない。他の生徒もつながらなかった。胸騒ぎがした。 ここで迎え撃とうと生徒たち。律にサポートを頼むがハッキングされてグレていて働かない。死神が来た。姿がよく見えない。これが殺し屋のスキルか。吉田と村松が行くがあっという間に殴り倒された。殺し屋になって最初に磨いたのは正面戦闘のスキルだったと死神。木村も倒された。 殺し屋には99%必要ないスキルだが、これがないと残り1%の標的をやり逃す。世界一の殺し屋を志すなら必須のスキルだ。茅野が捕まった。鈍い音がした。女子はさすがにもろい。のこりの人質は粗末に扱えないなと死神。どいて、僕がやると渚が前に出た。 さっきの音は超体育着のフレームが衝撃を吸収した音だ。死神はそれを肋骨を破壊したと思い僕がそれに激怒したと思っている。実際おこってる。その怒気で殺気を殺してみんなのお返し。この両手で、と、死神が先にネコダマシを使った。こりゃ無理だとカルマは思った。 クラップスター。ロヴロや君のではたんなるネコダマシ。このスキルにはもう一段階先がある。相手の意識が最も強い山の瞬間に音波の最も強い山をあてると神経がマヒしてしばらく動けなくなる。これが最高のレベルかと動けなくなった渚は思った。 片岡たちはビッチ先生を救出。抱えて運ぼうとした寺坂はビッチ先生に倒された。6ヶ月くらい眠っていたわ。目が覚めたのは彼のおかげよとビッチ先生。本気なのと聞くと最後の授業をしてやるガキどもと言った。石を踏んで痛がっているふりをして、近づいた生徒をスタンガンで倒した。やって来た死神に、この子たちとは組む価値がないと言った。そういうこと、世界が違う。この子たちが透明な空気を吸っている間、僕らは血煙を吸って生きてきたんだ。イトナに君はどうすると聞く死神。立ち上がった寺坂が俺とてめえで叩きのめすぞと言うとイトナは降伏だと言った。たぶん格が違う。戦っても損害だけだ。俺は学んだ。今日、敗北してもいい。いつか勝つまでチャンスを待つ。 全員がまた捕まった。どんな方法で殺せんせーをやろうとしているのか知らないけど、そう計画通りにいくのかねとカルマが言うと、たとえ情報不足でも結果を出すのが世界一の殺し屋だよと言った死神は烏間先生が建物の外に来ていることに気づきなぜわかったんだと言った。 タコが言った。生徒に越せない壁があったのなら、そのときは先生の出番ですと。(イトナ) ここです。犬に変装したおかげで自然に匂いをたどれましたと殺せんせー。こんなうすらデカい犬のどこが自然だと烏間先生は言った。☆次回 死神の時間 後編【感想】ロヴロさんがやられた死神は花屋になりすましていたんですね。烏間先生に花束をもらったときのビッチ先生はかわいかったけど死神についてしまったのか。死神は世界一の殺し屋と自分で言っているけど、どんだけ強いのかな。姿を見せないスキルは亜人かと思ったw ワンコロ?せんせーと烏間先生が来たようで全員無事に出れるといいですね。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.28
『リバイバル (再上映)』 それは藤沼悟(29)に起きる不思議な現象。何か悪い事が起きる直前まで時間が巻き戻り、原因が取り除かれるまで繰り返される。ある事件がきっかけで起きたリバイバルで悟は18年前に戻って...僕だけがいない街 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 走馬灯 ☆第2話 掌☆第3話 痣☆第4話 達成☆第5話 逃走☆第6話 死神☆第7話 暴走☆第8話 螺旋 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.27
僕だけがいない街 第8話 螺旋★前のお話は→ 第1話~第7話 あらすじまとめ 雛月がいるバスに夜中に誰かが来て荷物を置き物音を立てて帰って行った。 悟が朝おきると母はもう食事のしたくをしていて、あんた今日も早く登校するんだべさと言った。急いで食事する悟にこんな時間に誰と何してんのと母。悟が内緒と言うと悪い事してんじゃないべねと母。してないと言うと、ならよし、と言った母は出かける悟に昼までお腹がもたないだろうと弁当を渡した。ありがとう母さん。 雛月のところに行って俺は食べてきたからと弁当を渡す。弁当を食べる雛月に退屈だろうごめんなと言うとヒロミが本を持ってきてくれたから大丈夫と言った。あと一日二日の辛抱だからなと悟は言った。 弁当を食べ終えて美味しかったと雛月。また放課後と悟は学校へ。雛月が弁当を見るとメモが入っていた。それには、息子の好物ばかり入れてみたよ。藤沼佐知子 と書かれていた。 急いで学校へ向かう悟だが、のんびりしすぎたか泉水小の生徒たちが登校してきていた。卒業式の送る言葉をやりたくないという友だちを大丈夫、勇気だしてやろうよと励ましている中西彩とすれ違った。 職員室で八代先生に今日も雛月の家によったことを話すと、心配だろう、そのわりに落ち着いてるなと八代先生。悟は先生いつも言ってるでしょ、こういうときほど普段通りに落ち着いてってと言った。八代先生は昨日と今日、加代の家に電話したが出ないし母親の勤め先も電話をしたが欠勤だったと話す。警察か児童相談所に電話してくれないかと悟が言うと、今、警察を呼ぶと誰か困りゃしないかと八代先生は言い、昨日、児相に連絡して今日きてくれるから一緒に家に行ってみると言った。おそらく問題の根っこはそこだろうからな。何事も全力だとか言っちまったからな。悟は八代先生にありがとうと言った。 夜、石狩振興局(児童相談所)の人と八代先生が雛月の家を訪ねる。電気がついているが誰も出てこない。窓の鍵がかかっていなかったので私が責任を取りますからと八代先生が言って中に入った。3日も行方不明だそうだ任せようと児相の人。 電気もストーブもついていて最近の食事のあとは一人分、加代のコートはない。今しがたまで母親はここにいて我々の到着と同時にベランダから逃げたのでしょう。明日の朝、出直しましょうと八代先生。娘さんだけでも保護したかった。警察に母親を探してもらう手もありますがと児相の人が言うと、いや、加代はおそらく無事です。少し心当たりがありますと八代先生は言った。悟はその様子を隠れて見ていた。 雛月に児童相談所の人と八代先生が来ていて母さんは留守だった。たぶん今日明日で決着だと悟は話す。お母さんと離れ離れになるよと悟が言うと、それはすごく嬉しいことだよと雛月。雛月加代の保護は同時に悟たちとの別れを意味していた。私は大丈夫、みんなのこと考えたら気持ちがあたたかくなるからと雛月は言った。 遅くなったけど誕生日プレゼントと雛月が手袋をくれた。ありがとう。俺はこの瞬間をずっと待ってた気がする。涙がこぼれた。意外に感激屋なんだなとケンヤに言われ、あれれとごまかした。 悟に今夜ここに泊まっていってと雛月が言いだす。大胆~と驚くヒロミ、うろたえる悟。違うの別に何もなかったけど昨日の夜中ここに人が来て怖かったのと雛月は言った。 大人だった。怒っていたようで段ボールを蹴ったと雛月。荷物を開けた。出て来たものが何なのか悟は瞬時に理解し、ここ泉水小が連続誘拐事件の第二の犠牲者、中西彩が通う学校であることにようやく気づいた。 俺たちはまだ事件のループの中にいた。3月2日。22時から23時の間に雛月加代は自宅物置から失踪。物置の周囲に残っていたゴム長靴の足跡が白鳥家のものと一致。業務用冷凍庫内にて霧吹きを使い急速に凍死させる。そして日の出前に凍死体を物置に戻す。 このバスはダメだ。ここは事件のループの真っただ中だ。すぐにここを出ようと悟が言うと、何かこの中身って物騒な感じだもんなとケンヤ。何か次のプランってあるかと聞かれた悟は、あるよと答えた。 バスを出る用意をしながら段ボールについた足跡を覚えようとする悟。黒い粉が付いているのに気づいて箱を開けてみると練炭だった。これも真犯人が置いたのか。怒って箱を破こうとする悟にケンヤが、そんなのもうどうでもいいだろうと言った。そうだった、取り乱してどうする。バスを後にした。今は強引にでも雛月を事件のループから遠ざけるべきだ。児相も動き出した。俺たちの行動で未来は確実に変わっていってる。きっとうまくいく。 自分の家に雛月を連れて行く悟。これが次のプランかとケンヤに聞かれ、シンプルでしょと言った。もう一歩ふみこんでみよう。ただいまと4人でドアを開けた悟に、おかえり、説明してと母。悟は雛月の手をとると、途中で投げ出さなかったらこうなったと言った。母は言った、 「でかした、あんたたち」★第4話で、途中で投げ出すんじゃないよと悟は母に言われています。そう言ってくれると思ったよ。先に叱られるとも思ったけど。声に出てた。叱ることなんてないっしょ、友だちを思ってやったことだべさと母は言った。 帰って来るころだと思ったけど何人来るかわからないからカレーにしたのさと母。やっぱバレバレだったのか。ケンヤとヒロミも一緒にカレーを食べる。誰も来なかったらこの量をどうするつもりだったのと悟が言うとカレーは何日でも食べられるっしょと母は言った。 雛月が、ありがとう、ごちそうさまでしたと弁当箱を母に渡した。あとは私に任せなと母。ケンヤとヒロミは家に帰った。母は八代先生に悟と加代ちゃんが家に戻って来たと電話をした。 それはよかった、そうだと思っていましたよと八代先生。やはり加代ちゃんは、どこかの施設に保護される形になるのでしょうかと母が聞くと考えがあるので、ひとつお願いがと八代先生は言った。明日7時にと約束して母は電話を切ると、今日は泊まっていきなと雛月に言った。八代先生は加代ちゃんのことでお話がとどこかに電話していた。 どっちか先にお風呂に入りなと言われ遠慮している雛月に一緒に入ろうかと母は言い雛月の髪を洗ってあげる。浴室から楽しそうな笑い声が聞こえてきた。 風呂を出て母に髪を拭いてもらっている雛月に何か楽しそうだったねと悟が言うと、うん、あったかかったと雛月は答えた。母は雛月のパジャマも買っていた。妖怪め。布団を敷きながら修学旅行みたいと悟。そういえば函館山からの夜景はすごいんだよなと言うと、あんた函館に行ったことないべさと母に言われた。ヤバイ。写真で見ただけとごまかした。 母を真ん中に川の字で寝る。私じゃまだべかと言う母に、うんと声に出てしまった悟は殴られた。バカなのと雛月は笑った。 母に朝ごはんだよと起こされた。昨夜のカレーではなくて、あれは当分悟の晩ごはんだと母。朝ごはんを見た雛月が泣き出した。 家で加代の部屋の物を投げる雛月の母親。チャイムが鳴って玄関を開けると加代がいた。何日もどこをほっつき歩いてるんだと手を上げようとすると後ろに悟と母が立っていた。☆次回 「終幕」【感想】ハラハラしたけど、雛月を助けられる感じになって良かったです。丁寧に描かれていて残りの尺が心配になったりもするけど、原作にはたぶんなかったお風呂のシーンも良かったですね。それにしても悟の母は凄いな。パジャマまで用意しているとは。一番印象的だったのは朝食のシーンかな。普通の朝の食卓が彼女にはどんなに嬉しかったことでしょう。雛月役の声優さんの上手さもあると思うけど感動的でした。それと手袋をもらう場面もよかったね。雛月の件は次回で終わりなのかな。続きが楽しみです。【今日のおまけ?】気になる場面をいくつか。 夜中に雛月がいるバスに来た人物。段ボール箱に足あとが残っていたけど、靴はコレ。雪道だったけど、長靴とかじゃなくて革靴だね。 泉水小の近くですれちがった中西彩。二番目の犠牲者。友だちに「勇気だして」と話している。この子もユウキさんと知り合いなのかな。 雛月が悟の母にごちそうさまと返した弁当箱。手紙を添えているね。内容はどんなだろう。 電話する八代先生の部屋にあった、ハムスターか何かの回し車か。動物はいないけど。わざわざ大写しにするのだから何かあるね。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.27
『リバイバル (再上映)』 それは藤沼悟(29)に起きる不思議な現象。何か悪い事が起きる直前まで時間が巻き戻り、原因が取り除かれるまで繰り返される。ある事件がきっかけで起きたリバイバルで悟は18年前に戻って...僕だけがいない街 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 走馬灯 ☆第2話 掌☆第3話 痣☆第4話 達成☆第5話 逃走☆第6話 死神☆第7話 暴走 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.27
僕だけがいない街 第7話 暴走 ★前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ「藤沼悟、殺人及び放火殺人未遂の容疑で逮捕する」連行される悟は近くでカサに隠れて笑う男を見た。あいつだ。母が殺されたとき階段ですれ違ったあの目だ。終われない。俺にはまだやらなきゃならないことがある。「戻れよ、もう一度だけ、頼む、戻れ~」 前回のリバイバルの科学センターに戻っていた。クマの前で、勇気だして来てよかったと雛月。本当によかったと涙ぐむ悟。雛月はバカなのと言った。用事が早く済んだからと友だち4人が来た。成し遂げるんだ、今度こそ、今回こそ。ひとりぼっちでも無様でも悔いがないように。失敗すれば次のチャンスはない。これが最後のリバイバルだ。科学センターを出て悟がこづかいをもらってきたからお好み焼きをみんなで食べないかと言う。みんな大喜び。ケンヤが悟に先々週くらいに貸した、ポーの「入れ替わった男」という本を読んだかと聞く。18年前に借りた本のことで覚えていない悟は、ゴメンまだ読んでないと答えた。面白いから帰ったら読んでみてよとケンヤは言った。 家に帰ると母が夕飯のしたくをしていた。その姿を見て泣き出した悟に母は加代ちゃんとケンカでもしたかいと聞いた。大丈夫と答えた悟は母に言った。「お母さんゴメン、覚えておいて、ホントはさ、上野には電車一本で行けるんだ」なんじゃそりゃと母。★第1話でリバイバル前にアパートで上野は電車1本で行けるかと聞いた母に、行けねえと答えていて、そのことについてです。京成船橋かな。まあ住んでいる場所は今後重要な意味はないかと思うんですけどね。 昭和63年2月29日。雛月加代が連続誘拐殺人事件の最初の被害者となる前日。この日を迎えるのは三度目だ。雛月と手をつないで登校する悟にヒロミが大胆~と声をかけた。一日はやく前回と同じセリフを言ってる。今回はなりふりかまわない。 悟はケンヤに借りた本をなくしちゃったみたいだと謝る。ちょっと教室を出て話さないかとケンヤ。本のことなら気にしなくていい、そんな本はないんだと言った。ケンヤとふたりきりで話す悟。 ここんとこ本気のお前が見えて嬉しいと思ってるとケンヤ。以前の悟は他人にまったく関心ないくせにあるふりしてたろ。それはそれで一生懸命だったと思うけど俺は今の悟が好きだ。でも俺は自分の中に沸いた疑問の答えがほしい。そしてケンヤは言った。 「悟、お前は誰?」俺には悟が別人になった、いや別の人格が加わったみたいに見えたんだ。悟の変化に気づいたのは雛月のことを見てた日。雛月の傷に俺はずっと前から気づいていたが何もできなかった。俺はいつも人のことを引いて見ている。なのに俺の目の前でお前は踏み込んで行った。 俺にはまるで、こうやるんだよっていう意思が悟に入り込んで俺を叱ったように見えたんだと涙ぐむケンヤ。悟、お前は何者なんだ。悟は答えた。「俺は正義の味方...になりたい人」ケンヤは笑いだすと、やっぱお前は悟だと言った。 悟はケンヤに、雛月は殺される、虐待の現場を見たんだと話す。次は絶対に止めてやると言う悟にケンヤは、正義の味方って結果が出たからなれるっていうもんじゃないよ。お前はもうなってると言った。強力させてよ俺もなりたいからさ、正義の味方とケンヤは言いふたりは握手した。 悟は雛月のことを同族嫌悪で嫌いなのかと思っていたとケンヤ。嫌いだったけど逆にひかれるところもあったと悟。なんとなくわかるよとケンヤは言った。教室に戻ると授業が始まっていて八代先生がふたりにバケツ持って廊下と告げた。正義の味方って貧乏くじ引くんだなとケンヤ。知ってた。放課後、よるところがあるから児童館で雛月と待っていてとヒロミとケンヤに言うと悟は走った。あす3月1日は雛月を公園でひとりにさせなきゃ大丈夫。問題は3月2日、バースデーパーティーの日だ。ユウキさんにアリバイが欲しい。ユウキさんの部屋を訪ねた悟は、お父さんの部屋は1階かと聞いた。大通りのほうの角だけど何でとユウキさん。夜うるさくないのかなと思ってと悟は言った。よしあともうひとつ。雛月加代と会っているかとユウキさんに聞く。動揺した様子で何でとユウキさん。悟は最近、僕らのグループと一緒に遊んでいるからと言った。 そうだったのか、どうりでここ何日か見ないわけだとユウキさん。やった、加代ちゃん、それって最高の結果っしょと笑顔で言った。ユウキさんの口から悟の前で初めて方言が出た。ユウキさんの家を出て児童館に向かう。あの様子だとたまたま雛月と一緒にいるところを見た真犯人に利用されたんだろう。ユウキさん、待ってて。俺が事件を止めるから。 児童館に着くとヒロミたちの姿はなく隣の体育館で5人でバスケをしていた。前回は雛月とオセロをしたのだった。気をつけないと。まずは3月2日までこういう急激な変化は避けないと予想が立たなくなるぞと悟は思った。 3月1日を前回同様にやり過ごしてのXデー。今日からの行動で未来を変える。バースデーパーティーの途中で学校に忘れ物をしたからと出かける悟。いまから行くのかと母。不自然だろうが気にしている場合じゃない。 ユウキさんの家の車、バイク、自転車をパンクさせる。ユウキさんに聞いた父親の部屋の窓に石を投げて割った。何だと父親の声。これで今夜一晩は警察がアリバイを証明してくれる。 歩道橋で雛月の母を見かけた。排除してやる。あいつを雛月の前から排除すればと後ろから近づく悟。お前さえいなくなればと階段から突き落そうとする悟をケンヤが止めた。冷静になれよ、死んじゃったらマズイだろう。もっとマズイのはお前が裁かれていなくなることじゃないかとケンヤは言った。この二日くらいお前をつけていたとケンヤ。お前は雛月を助けることに必死だったから危ないと思った。悟はありがとうと言った。ただ、どうしても今日、雛月が危ないって思うんだと言うと、ここに来る前も何か物騒なことしてたのは何とケンヤは聞いた。あれはまた別であの家に警察を呼びたかったと悟。パトカーが走って行った。 悟はケンヤに協力してほしいと言った。あの母親の虐待を止めるために警察を動かそう。大騒ぎになるかもと言うケンヤに望むところだと悟。ちゃんと結末まで考えたかと聞かれ、今おもいついたからそれはこれから考えるよと悟は言った。事件になってもいい、途中で見つかってもいい、どんな結末だろうと雛月が死ぬよりはいい。悟が捕まるってオチはなしにしろよ、母ちゃん悲しむぞとケンヤ。いや、うちのお袋ならきっと、でかしたって言うと思うと悟が言うと、言いそうだとケンヤも言った。 雛月を送ってくるとふたりで家を出る。今回はジャケットと軍手を忘れなかった。悟は雛月に、今からお前のこと誘拐するけどいい? と聞いた。バカなのと雛月。うん、だからこれしか思いつかなかったと悟が言うと雛月はいいよと言った。そう言ってくれると思った。 泉水小のアイスホッケー部の部室で今は使われていないバスに雛月を連れて行く。先に来ていたケンヤが迎えて去年もう一台バスを入れて物置になっているから大丈夫と言った。換気口を開けてストーブをつける。かなり上出来な隠れ家が出来た。俺もここに住みたいくらいだよとケンヤ。ここには風呂ないけどねと悟が言うと、デカい家に住んだから幸せってわけでもないさと言った。でも帰らなくちゃとケンヤ。悟は一度帰るけど夜中に戻って来て3回ノックするからと言った。ありがとう、悟、ケンヤくんと言う雛月に、礼はいいよ、友だちだろ加代ちゃんとケンヤ。俺たちが必ず加代を守るからと悟は言った。 外に出ると、加代ってお前とケンヤ。照れくさかったよケンヤだって加代ちゃんてと悟が言うと、呼びづらいから雛のほうがいい、加代は悟だけ呼べよと言った。ありがとうと悟。だから礼はいいよ、それにまだここからだろ、大変なのってとケンヤは言った。もし今回の件が表沙汰になったときは知らん顔してくれと悟はケンヤに言った。 家に戻るとずんぶん遅かったべさと母。ゴメン、寄り道していろいろ話していたと悟は言い、明日は早いから寝てていいよと言った。ふ~んと母。 雛月のいるバスに行って3回ノックする。編み物をしていた雛月は起きていたのと悟に聞かれて寝れなかったと答えた。ふたりでカップめんを食べる。夜中にカップめんて美味しいよねと悟が言うと、こんな夜中は初めてだよと雛月は言った。夏にケンヤたちとキャンプの計画を立てているから加代も一緒に行こうよと悟。行けるかなという雛月に行けるさと悟は言った。 ふたりでくっついて寝ているとケンヤが来て起こされた。泉水小のやつが登校してくる前に出るぞ言われ悟は学校へ。出席をとりながら加代は遅刻かと言った八代先生は悟を見ていた。昼に今のところ何の動きもないようだがとケンヤ。雛月の母親はまだ探さないんじゃないかなと悟は答えた。前回の3月2日は21時前に雛月が帰宅、母親とその彼氏から暴行を受け23時前に閉じ込められた物置から失踪。3日0:30に雛月の母から佐知子に電話。日の出前に犯人は雛月を殺害した。 今回は雛月と俺たちの他にも、雛月の母、犯人の行動が大きく変わっている。この時は未知の領域だ。職員室では八代先生が電話をかけていた。(児童相談所か) 放課後、ヒロミも一緒に雛月のところへ行く。トランプをしながらカズとオサムには内緒と言いヒロミに巻き込んでゴメンなと言うと、僕はどんな形でも頼ってもらえてうれしいとヒロミは言った。どうせ家に帰っても20時まで誰もいないし。 こんなとこ閉じ込めてゴメンなと悟が言うと、こんなに楽しいのは初めて、勇気だして来てよかったと雛月。母親が通報するように明日の朝、家に寄って行くよと悟は言った。話はだいたいわかったけど結末はどうするのとヒロミ。心配しないで俺がちゃんと責任とるよと悟が言うと雛月はバカなのと言った。 わたしが言い出しっぺでみんなが協力してくれたってことなら誰もお咎めないっしょ。盲点だった。帰り道にケンヤが悟にはあの発想なかっただろうと言い、うんと答えた悟にこう続けた。「俺にとってのヒーローってそんなやつだよ」 夜、バスに足音が近づく。雛月が悟かなと目を覚ますと入って来たのは...☆次回 「螺旋」【感想】またリバイバルできてよかったですね。悟の戻れ~のセリフは微妙な感じがしたけど。それにしてもケンヤの洞察力は凄い。小学生とは思えない。中身29歳の悟よりしっかりしているかも。かなり思い切った作戦に出た悟たちですが、母と八代先生は何か気づいている感じですね。そして最後の場面。バスに入って来たのは誰? 今回も最後の引きは素晴らしいです。原作を読んでいてもドキドキする。続きが早く見たいです。【本日のおまけ?】今週は遅れてしまったので、ひとつだけ~ また戻って来た科学センターの熊の前。あれ、これって胸に白い模様があるからツキノワグマではないのかな。北海道にはいないんだよね。科学センターに飾ってあるのはエゾヒグマでは? とこれは何の伏線でもなく単なる私の突っ込みで、第4話で気づいたんだけど、調べてみたら胸に白い模様があるのもいるらしい。が、紛らわしい。作画のミスと思ってしまう。どうでもいいことだったけどw ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.27
暗殺教室 第2期 あらすじ・感想★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 夏祭りの時間 ☆第2話 カエデの時間 ☆第3話 堀部糸成の時間☆第4話 紡ぐ時間☆第5話 リーダーの時間☆第6話 ビフォーアフターの時間 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.17
暗殺教室2 #06 ビフォーアフターの時間★前のお話は→ 第1話~第5話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ 二週間後は二学期の中間テスト。殺せんせーは強化特訓だと張り切っていた。体育祭の罠もかわして中間テストに集中できる。一方でみんなどこか落ち着かない様子だった。殺せんせーの暗殺の期限まであと5ヶ月。焦りはつのるばかりだった。 駅までの最短ルートだと民家の屋根の上を走り下校する3Eの生徒たち。フリーランニングの訓練は授業だけと言われていたが大丈夫だと岡島。体育祭で自分たちの暗殺技術に自信をもっていたが屋根から道に飛び降りたときに自転車の老人と接触した。倒れた老人はケガをしたようで動けない。通りかかった花屋が救急車を呼んだ。 病院に行くと烏間先生がいて、老人は右大腿骨の亀裂骨折。程度は軽く二週間ほどで歩けるそうだが、君らのことは国家機密なので部下が口止めと示談の交渉をしていると言った。怒った顔の殺せんせーも現れた。まさかあんな小道にチャリに乗ってるじいさんがいるとは思わなかった。悪いことをしたとは思っている。自分の力を磨くためにやってたんだし。地球を救う重圧がわかるか。生徒たちが言いわけをすると殺せんせーの触手ビンタが炸裂した。 生徒たちへの危害を報告しますかと殺せんせーが言うと、今回だけは見なかったことにすると烏間先生。危険を承知で高度な訓練を取り入れたが、やはり君たちには早すぎたのかもしれない。俺の責任だと烏間先生は言った。謝る生徒たちに殺せんせーは言った。君たちは強くなりすぎたのかもしれない。身につけた力に酔い弱い者の立場に立って考えることを忘れてしまった。それでは本校舎の生徒と変わりありません。 叩かれると痛くて悔しいのに返せる言葉がひとつもない。これが間違うってことなのか。殺せんせーはクラス全員のテスト勉強を禁止しますと言った。罰ではなくテストより優先すべき勉強をするだけですといつもの顔に戻った殺せんせー。教え忘れた先生にも責任はあると言った。 ケガをした松方さんに何とかおさめてはいただけませんかと烏間先生は言うが、二週間もこんなところに閉じ込められるんだぞ並みの謝罪じゃ許さんぞと松方さん。かつて見たことがないような土下座でもと言うと、いきなり病室が大量の見舞いの花で埋まった。 誰が置いたと言うと殺せんせーが現れて、この度は私100億円の賞金首の生徒がご迷惑をおかけしました~とかつて見た事がないような土下座w 驚く松方さん。保育施設の園長の松方さんが入院中、3E全員で子供たちの世話をすることに。連帯責任で全員ビンタもされた。 園長先生がケガで入院している二週間、お兄ちゃんお姉ちゃんたちが何でもしてくれるってと紹介され、早速ヤンチャな子どもたちのお相手。ひとり尖がった子がいて、さくらねえさんと呼ばれるその子は入所5年の最年長で不登校2年。大挙して押しかけてくれちゃって減った酸素分くらいの仕事はできるんでしょうねと睨みつけた。働く根性があるか試してやるとさくらが箒を振り上げると床が抜けた。建物は老朽化が進んでいた。お金がないのよと職員。園長は待機児童や不登校児を片っ端から格安で預かってくるから職員すら満足に雇えず本人が一番働いていると言った。28人で二週間あればいろいろできるんじゃないか。手分けして園長の代わりを務めようとまずは作戦会議が開かれた。 演劇を披露したり、一緒に遊んだり、力仕事をしたり、勉強を教えたり。それぞれ役割分担して作業を進める。 学校に行っていないさくらを見る渚。勉強はかなり遅れていた。どうして学校に行かなくなったのと聞くと典型的な程度の低いイジメだよと答えた。何で人間って小さいころは無邪気なのに少し成長して力をつけたら人を傷つけるのに使うんだろうねとさくら。どうせあんたも思っているんでしょ、逃げるな、悔しかったら自分も学校に行って力つけろって、パパやママみたいに言うんでしょと渚に言った。子猫が木の上から下りられなくなっていた。勇気を持って登ったらあの様だとさくら。高い場所に行くほど危険になる。安全安心の地べたにいて何が悪いのと言うさくらに渚は言った。あの木の上を学校だとして地べたをココだとするなら、お兄ちゃんたちはみんな地べたで力をつけたんだ。 岡島の協力で木村が高い木に飛びつく。驚く子どもたち。見上げながら見下ろされながら高いところの怖さをいっぱい学んでから登りはじめた。だからこそ今は自在に行ける。木村が子猫をゲット。それでもいつのまにか高いところの怖さを忘れて地べたに落ちちゃうこともあるけど。 ここで学ぼう、学校に行くのは作戦を立ててからでいいと渚はさくらの手を取って言った。ここだけの秘密の勉強を教えてあげる。 二週間が過ぎた。退院した園長に私たちの話を聞いていただいてありがとうございましたと殺せんせー。生徒を健全に育てるためにと頼まれたら同業者として断れんわと園長。ガキの重みで木造平屋が潰れてなければいいがと園に到着するとビックリ。何ということでしょう。 E組の裏山から間伐した木と廃材を集めて作られた家。窮屈で貧弱だった保育施設が広くて頑丈な多目的空間に。コンピューターの計算で強度も完璧。崩れそうな母屋ごと新しい柱で補強。二階は図書館と室内遊技場。図書館の本は近所を回って読まなくなった子供の本を集めた。ネットやマットで安全性を確保した室内遊技場は雨に濡れないので遊具が長持ち。 ガレージに行くと倒れて曲がってしまった園長の自転車が大改造されて、安全性が高く大積載量の電動アシストつき三輪自転車になっていた。上の回転遊具が充電器と繋がっていて走行分の大半は遊具をこげばまかなえる計算ですと律。つまりたくさんの子どもたちがたくさん遊ぶほど園長先生が助かる仕組み。 上手く出来過ぎてると園長。手際が良すぎて逆にちょっと気持ち悪い。それにいくら物を充実させても子供たちの心に寄り添えていなかったのなら二週間分を働いたとは認めんぞと言った。そこにさくらが学校から帰ってきて渚を呼んだ。 さくらは算数のテストを見せた。95点で何とクラス2番だったとニコニコ。すごい、頑張ったねと渚。渚の言う通りに算数テストの時間だけ不意打ちで出席して書き終わったら速攻で帰ったというさくらに、イジメっ子もテストの最中じゃ手の出しようがなかったでしょと渚。先生以外には誰にも行くこと言ってなかったしねと言うさくらに渚は言った。 自分の一番得意な一撃を相手の体勢が整う前に叩き込む。これが僕らE組の戦い方だよ。こんなふうに一撃離脱を繰り返しながら学校で戦える武器を増やしていこう。 これからも、たまに教えろよなと言うさくらに、もちろんと渚が言うと、さくらは頬を赤くしてニッコリ笑った。そんな渚を見て、怖い男だな(前原) 本人も無自覚でやっているのが恐ろしい(片岡) と友だちは言ったw クソガキども、もんくのひとつも出てこんわと園長先生。テストを見せるさくらの頭をなでると、お前らもさっさと学校に戻らんか、大事な仕事があるんだろと言った。 またねと笑顔で手を振る子供たち。こうして特別授業は幕をおろした。だけど、それは中間テスト前日だった。 結果は惨敗。E組の大半はトップ圏内からはじき出された。 拍子抜けだったね、やっぱり前回のはマグレだったんだねとA組の五英傑が来た。棒倒しで潰すまでもなかったなと話笑う。この学校では成績がすべて。下の者は上に対して発言権はないからねというと、カルマが来て、へえ、じゃあ、あんたらは俺に何も言えないわけねと言った。 E組の中にひとりだけ二週間のハンデをものともしない生徒がいる。夏祭りの日に自宅にあった大量の予習のあとを殺せんせーは見ていた。まあどうせ担任は1位じゃないからダメですねとかぬかすんだろうけどとカルマ。浅野に気づいてないの、今回本気でやったの俺だけだよと言った。他のみんなはお前らのために手加減してた。お前らも毎回負けてちゃ立場がないだろうからって。怒る五英傑にカルマは、でも次はみんなも容赦しないと言った。 烏間先生のところにみんなで謝りに行く。これも仕事だ、気にしなくていいと烏間先生は言うと、君たちはどうだ、今回のことから何か学べたかと聞いた。自分のお金や成績のためじゃない、身につけた力は他人のためにも使えるんだって思い出しましたと渚。殺す力を身につければ地球を救える。学力を身につければ誰かを助けられる。もう下手な使い方はしない。気をつけるよ、いろいろ。生徒たちの言葉に烏間先生とビッチ先生は微笑んだ。 失敗も挫折も成長の源。今回のことは、また皆を強くするでしょう。勉強も暗殺もまだまだこれから励めばよいのです。と言う殺せんせーは、ひとりでこっそりフォアグラのバーベキューを食べようとしていたが、いきなり崖の上から中村が落ちてきて、あの高さから落ちても何でもないやと言った。他の生徒も次々攻撃をしてきた。 何ですかいったいと言う殺せんせーに、見てほしかったんですと全員が並んだ。国から支給された新しい装備だ。手の内をさらすのはやめておけと言ったんだけどなと烏間先生も来た。彼らがお前に見せたかったそうだ。新しい力の使い方を。 教えの答えは暗殺で返す。それがここの流儀だからなと寺坂。約束するよ、私たちのこの力は誰かを守る目的以外で使わないと片岡。殺せんせーは、満点の答えですと言った。 私がここに来たころは教室のところどころによどんだ殺意があるだけだった。暗殺の危険は少ないが冷たい空間。それが今は敷地のどこでもあたたかい殺意であふれている。 いつかあなたも、そんな相手に巡り合えますよと言われた言葉。ええ、今は目の前にたくさんいます。殺せんせーは星空に向かって言った。☆次回 死神の時間・前編【感想】いいお話でしたね。それぞれのいいところが見れてよかったです。次は死神の登場のようで穏やかではなさそうですね。最後に出て来たきれいな女性も気になるところです。よけいな話なんだけど、木曜深夜はアニメを2本続けて見ていて、あっちもこっちも死神だわw ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.17
『リバイバル (再上映)』 それは藤沼悟(29)に起きる不思議な現象。何か悪い事が起きる直前まで時間が巻き戻り、原因が取り除かれるまで繰り返される。ある事件がきっかけで起きたリバイバルで悟は18年前に戻って...僕だけがいない街 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 走馬灯 ☆第2話 掌☆第3話 痣☆第4話 達成☆第5話 逃走☆第6話 死神 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.13
僕だけがいない街 第6話 死神★前のお話は→ 第1話~第5話 あらすじまとめ 愛梨は家を出た父のことをこう話してくれた。父は泥棒のレッテルを貼られた自分に耐えられなかったんだと思う。母はほんとに父が盗んだんじゃないかと思っていたみたい。人を信じることをやめたくなった。父か母のどちらかを嫌いになれたら気持ちがらくになるのかなと思った。ずんぶん経ってから、あの時どうして信じてあげられなかったんだろうと母がもらした。そのとき愛梨は父も母も好きでいつづけようと思った。人を信じることは愛梨のいいところだって気づいたんだ。 悟が愛梨の家の前に来ると家は火に包まれていた。愛梨がまだ家の中にいるんじゃないかという声を聞いて悟は燃えている家の中に飛び込んだ。 二階に倒れていた愛梨を見つけて抱える。重い。愛梨は携帯を悟のポケットに入れた。階段で愛梨を抱え俺の力じゃ無理だと悟が思っていると店長が来た。一気に下りるぞ踏ん張れと言われ、ふたりで愛梨を抱えて階段を下りる。 一階に着くと店長は君は裏口から行けと言った。もう愛梨くんを巻き込むな。手柄は俺のもんだと店長は言った。ひとり愛梨の家を出る悟。 現場から離れた悟。愛梨は大丈夫だろうか。それにしてもあの火事。あれもやつの仕業だったのだろうか。愛梨の携帯を見ると佐知子の携帯から悟の名前で送られたメールがあった。あの火事は愛梨を狙った放火。しかもその犯人は俺だ。このメールを警察に見られないようにするために愛梨は俺に渡したんだ。 つまり、やつはもともと愛梨の家を知っていたか愛梨をつけた。思ったより近いところにやつはいるのかも。捜すんだ。俺が捕まるのが先かやつを見つけ出すのが先か。 電話をかける悟。藤沼悟と名乗ると、お電話をお待ちしておりましたと言われた。あなたが藤沼佐知子殺害の犯人かもしれないから明日お会いしたときに名乗りますよと電話の相手は言った。翌日、待ち合わせの小岩の喫茶店へ行く悟。 悟が店に入ると、悟くんこっちと男が手を上げた。よかったホントに悟くんだったと言うと、元テレビ石狩社会部の澤田ですと名乗った。握手をしてお母さんの面影あるよと澤田に言われて思い出した。あの人だ。*第5話で雛月が失踪したとき家の前で隣の市でも似たような事件があったことや報道規制のことなどを母と話していた人が澤田。 警戒して来ただろうけど、通報もしていないし僕のほうも君のお母さんを殺していないと澤田。僕を疑ってないんですかと悟が言うと澤田はもちろんと答えた。どうしてと聞くと、あの人は自分を殺すような息子を育てないからさと言った。 澤田に電話番号のメモを渡し昨日ポケットに入っていたのを思い出して電話したと悟が言うと、なるほどね、大変なことになってしまったねと澤田は言った。*メモは第1話で母が殺害されているとは知らず帰宅した悟が、玄関のドアが開けっ放しになっているのを見て北海道の実家じゃないんだぞ鍵くらい閉めろよと言って家に入ったときに玄関に落ちていた紙を拾いポケットに入れたもの。 情けないですと悟。連続で下手をうってしまった自分の責任もありますと言うと澤田は、自分のせいなんて思うのは思い上がりってもんだべさと言った。ハッとする悟。佐知子さんの言葉だけどな、僕の好きな言葉なんだと澤田は言った。 澤田が佐知子からの電話の話をする。18年前の連続殺人事件を覚えているかと佐知子に聞かれ澤田はもちろんと答えた。白鳥潤死刑囚はいまだ犯行を認めていないと言うと、あれ悟の言った通りだったわと佐知子。犯人は白鳥くんじゃない。真犯人が誰だかわかっちゃったと言った。翌日、小岩駅で会う約束をして電話を切った。名前まで聞いておくんだったよと言った澤田はひとつ昔の話をしようかと言って雛月加代の事件のことを話し出した。 昭和63年3月2日、夜。加代は母とその彼氏から暴行を受け、物置に閉じ込められた。彼女はそのまま凍死、死体を隠ぺいしたと考えて警察は一度、加代の母と男に容疑をかける。だが実際は2日22時から23時の間に加代は物置から失踪していた。3日0:30に失踪に気づいた加代の母は藤沼家に電話をしてさりげなく行方を捜していた。連れ去ったのは白鳥潤。証拠のひとつは、物置の周囲に残っていたゴム長靴の足跡が白鳥家のものと一致したこと。警察が公表している犯行手口は暴行を加えて気絶させ写真撮影を行う。業務用冷凍庫内にて霧吹きを使い急速に凍死させる。体温が20度に下がった時点で脳死。蘇生の可能性がほぼなくなるまで30分ほど待ち日の出前に雛月家物置に凍死体を戻した。 ユウキさんがそんなことするわけないと言う悟に澤田も頷いて言った。雛月加代、杉田広美、中西彩。3人の事件のすぐ前に隣の市でも誘拐殺人事件が起きているのだが犯人はスピード逮捕され白鳥潤と同じく犯行を全面否認。何か気づかないかいと澤田。解決済みの事件を調べる変なルポライターとさんざん笑われてきたけど実はひとつも解決していないと澤田。雛月加代も佐知子さんも、別の犯人を用意する同じやつに殺された。そいつが今この街に。そうとう狡猾なやつだ。別の犯人を用意して時間を稼ぐことで目撃証言も減り現場の状況も変わっていく。自分から捜査がどんどん遠ざかっていくわけだ。 病院で目を覚ました愛梨。病院のまわりは警察がたくさんいた。こっそり部屋を出ると刑事が話していた。藤沼悟、この状態なら手出しは不可能だな。女子高生は共犯か。母親殺しに協力させて用済みになったら口封じか酷い話だな、あんな娘を巻き込むとは。伯父夫婦は君が謝ることはない、あんなストーカーに狙われていたなんて怖かったでしょうと言った。そうじゃない、と言うが、気づいてあげられなくてごめんなさい、犯人の男は警察が追っているから怖がることはないと言われた。違うのに。 病院内にも私服の刑事がいて愛梨を監視していた。売店で新聞を見ると逃走中の殺人事件の容疑者が放火か?と報道されていて、たまたま現場に居合わせた店長が愛梨を救出したと書かれていた。悟さんが殺人や放火で追われるなんてありえない。誰なら信じてくれるのと愛梨は思った。誰かが愛梨の肩をたたいた。 佐知子の携帯から愛梨に届いたメールを澤田に見せる悟。君に放火の容疑を被せて捜査の促進を図ったという澤田に、それもあると思うが僕はすでに容疑者。愛梨をそれだけが理由で狙ったとは思えないと悟は言った。 やつは僕を母さん殺しの犯人に仕立てるためにバイト先からの帰宅時間を知る必要があった。つまり母さんに誘拐未遂を目撃されてから殺すまでの1日と少しの間にやつはあの店に来てシフト表を見ている。そしてそのとき愛梨に顔を見られた。もしかしたら僕も知っている人間かも。 シフト表がある店内に入り込むことができる人間かと澤田。これはひょっとすると犯人に手が届くかもしれないぞと言うと病院に行ってくるからパソコンにある18年前の事件のレポートを見てていいよと言って出かけた。レポートを見る悟。・白鳥潤は自分の父親が犯人だと思っているのではないか。アリバイ物証に関して父親に不利な面で黙秘し続けたことがより印象を悪くしたと考えられる。父親思いのユウキさんらしいやと悟は思った。・雛月加代と白鳥潤が一緒にいるところを同級生が再三目撃している。藤沼悟の証言は黙殺されたが、こちらの証言は大きく参考にされた模様。 容疑者リストが出てきた。ユウキさん親子以外は知らない名前でたった5人。・警察の推測では杉田広美は女児と間違われて殺害されたものとされている。これにより杉田広美と面識のない5名が最終的な容疑者リストに残った。 悟は広美が殺された理由がわかった。犯人は男だと知っていて自分を容疑者リストから外すためだけに敢えて広美を殺したんだ。怒りがこみ上げた。 ・同市内の小学3年生女児がひとりでいるところに声をかけた白鳥潤は近隣住民の通報により逮捕された。杉田広美殺害時に撮影された写真が白鳥食品の倉庫から押収され、これにより白鳥潤は小児性愛の傾向にあると結論づけられた。さらに自室からは小児性愛関連の書籍も押収された。 そんなもん、なかった。すべてやつが自分から目をそらすために仕組んだ偽装だ。広美が死ぬ前の容疑者リストを開ける悟。この中にやつの名前がある。 警備の厳しい病院でトイレに行くふりをして愛梨の部屋に入り込んだ澤田。ぶしつけですみません片桐愛梨さんとベッドに寝ている人に声をかけると、藤沼悟さんじゃないみたいねと言われた。その友人の澤田と申しますと言うと起きあがって言った。はじめまして、愛梨の母です。 愛梨は母に悟さんは絶対やってない。お母さんを殺してもいないし愛梨を狙った放火もしていないと言った。火事のとき助けに来てくれたが警察に話しても助けたのは店長さんだろ煙をいっぱい吸ったからねと言われた。愛梨は共犯者かもと思われている。信じてもらえないのってハンパなく辛いよ。誰が悟さんのことを信じてくれるんだろうって考えたらと涙を流す愛梨に母が言った。 お母さんも、(父さんのこと)追いかければ良かったって今でも思ってるよ。行ってらっしゃい、大丈夫、愛梨を信じてる。愛梨は母に身代わりになってもらい病室を抜け出した。(病院を出た愛梨を車がつけていた) 愛梨の携帯が鳴った。電源を切るのを忘れていたと悟が見ると公衆電話から。無言で電話をとってみる、よかった、電源はいってたと愛梨の声がした。大丈夫なのかと聞く悟にピンピンしてるよと愛梨。今から例の場所で会えるかという愛梨にダメだ来るなと悟は言ったが、大丈夫、絶対ひとりで行くからというと電話は切れた。 愛梨のところに行く悟。真犯人のことなら電話でも話せた。巻き込んだら愛梨の立場が悪くなるだけなのにノコノコやって来てしまった。橋の下で愛梨を待つ。息を切らせて愛梨が走ってきた。約束通りひとりで来たよと愛梨。警察の罠の可能性まで考えた自分が恥ずかしい。声に出てた。そのくらいじゃないとダメだよ逃亡者なんだからと愛梨は笑った。そして、愛梨を信じてくれてうれしいよと言った。 話をすると愛梨は、西園という人が怪しいと思うと言った。2.3度みかけた。店長が先生と呼んでいたしバッチつけてたからたぶん市会議員。そいつならシフト表も見られたはずだし愛梨たちの家がわかってもおかしくない。挨拶したこともある。名前を聞いてリストにはなかったと悟は思った。偽名か。市議で偽名は使えないはず。つながらない、最後のピースがはまらない。 頭を抱える悟に気持ちはわかるけど無茶しちゃダメだよと愛梨。ずっと昔にやり残したことがあるんだ。俺が考えたマンガの話と言って悟は話す。予定を間違えて子供を死なせてしまった死神の話。何とか元に戻そうとしてあがいて動けば動くほど関わる人たちが不幸になっていく。正しいことをしているつもりなのに自分が関わってしまうと他人が傷ついてしまう。 雨が降り出した。それが今の悟さんみたいだって? と言う愛梨にそう思わないかと悟が言うと、バカなの、愛梨、傷ついてないし。他人がどうとかは死神の思い込みだよ。その死神はもっと自分を信じていいと思うと愛梨は言った。今、目の前にあるのはきっと全部途中経過だよ。結末はもっと先のことでまだ誰にもわからないんだから。 愛梨、ほんとうに君に会えてよかった。声に出てた。足音がして刑事が来た。回りも警察に囲まれていた。庇おうとする愛梨がジャマをするなと突き飛ばされた。悟が捕まり手錠がかけられた。藤沼悟、殺人および放火殺人未遂の容疑で逮捕する。 雨の中、連行される悟。どうしてなの悟さんはやってないよと後を追う愛梨は止められる。愛梨との関係は、逮捕かリバイバルのいずれかで消滅するのは覚悟していた。そして今が愛梨との最後のときだ。俺が今すべきことは。 押さえられながら、ごめんなさい、きっとこの人たち私が連れて来ちゃった。ひとりで来ると約束したのにと愛梨。俺が愛梨に与えたかったものを与えるんだ。愛梨が俺にそうしてくれたように。ごめんなさい私のせいでと泣きじゃくる愛梨の声が後ろからする。こんなときヒーローなら何て言うかな。子どもの悟はヒーローにひとりぼっちで戦うのって辛くないのと聞いていた。 愛梨、違うよ。君が信じてくれたから俺はまだ頑張れる。ありがとう愛梨。君を信じてよかった。 悟は雨の中、傘に隠れているあの目を見た。【感想】原作既読といっても手元に持っていて比べているわけではないので細かいことはわからないですが、前回も今回もだいぶ削られたみたいで、特に佐知子、愛梨の母と母親の言葉がけっこう消されているなと思ったんだけど、前回の愛梨の母の言葉は冒頭部分に出てきたようでよかった。父親が本当に盗んだと母親が思ったままだったら酷いよね。カットされたものもあったけど、それでもやはり、いいセリフは多かったね。個人的には今回の中では、澤田さんが言った、「あの人は自分を殺すような息子を育てないからさ」が一番すき。前にも感想で話した広美のことだけど、女の子と間違えて殺害されたと思わせて容疑者リストから外れるのが目的って酷いよね。悟はそれに気づいて凄く怒っているはずなんだけど、セリフはあまり怒っているように感じられないような気がする。広美の扱いは相変わらず軽い感じでセリフは「大胆~」ばかりだし。ちょとかわいそうな気が。愛梨は家に放火までされて殺されかけたのに、共犯の疑いまでかけられている。これって原作によると凶器の包丁から悟と佐知子と愛梨の指紋が出たからで、愛梨の指紋はカレーを作るのを手伝ったときに付いたみたいなんだけど、アニメはその部分が出てこないから、何でいきなり共犯者になっちゃうんだろうって感じだよね。今回、最初のほうの話で見逃していると、わかりにくい場面もあったので、一部過去記事にリンクしました。不明な点は確認してくださいませ。最後に青いチョウチョが飛んでいたから、またリバイバルでしょうか。18年前にまた戻るのかな。続きがたのしみですね。【本日のおまけ?】大幅カットとか悟のセリフとか、多少の不満はあるんですけど、最後のシーンは素晴らしかったですね。モノクロになって雨つぶまで止まって、引きは最高かな。原作を読んでいるから口がすべってしまいそうなのでw画像だけ並べておきます。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.13
亜人 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 僕らには関係ない話☆第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに☆第3話 もうダメなんじゃないかな☆第4話 君は黒い幽霊を見たことがあるか?☆第5話 いざとなったら助けを求める最低なクズ ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.10
亜人 #05 いざとなったら助けを求める最低なクズ ★前のお話は→ 第1話 僕らには関係ない話 第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに 第3話 もうダメなんじゃないかな 第4話 君は黒い幽霊を見たことがあるか? 発信源を追って埼玉県警が神社に到着したとき永井圭らの姿はすでになかった。人がひとり殺されていて(神主さんか)荒木が酷いな永井圭がこれをと言うと戸崎が下村と到着し、違います、おそらくは永井圭と接触した男の仕業でしょうと言った。まだどこかに隠れている可能性もあるから神社内を徹底的に調べろと指示する荒木に、無駄ですよと戸崎。もしこの場にいるならあなた方が無事に済むはずがありませんと(いつのまにかいつものスーツ姿に戻ったw)下村が言った。 携帯が鳴って出た戸崎が、永井圭の行方を見失った。現在は帽子と一緒のはず。行方を追わせますと言うと、その必要はありませんと電話の女性。永井圭は30分ほど前に山梨の消防署前に倒れていて、すでに移送中。詳しくは研究所でと言った。 なぜだ、帽子に裏切られたのかと戸崎。電話を終えた女性に男が、永井圭は別種だそうだな。中村慎也と同じか。貴重なサンプルだ。丁重に扱いたまえと言った。 車で移動する佐藤と田中。すみませんね、まだ狙撃は下手くそなもんでと田中が言うと、いやいやリアリティーがあって良かったよと佐藤は言った。 圭の狙撃は田中の黒い幽霊が行っていた。でもこちら側に引き入れるならフクロにして言うことをきかせても良かったのではと田中が言うと、それじゃあ我々が恨みをかうだけだよと佐藤。あそこで何が行われるか君がいちばんよく知っているだろうと笑いながら言った。人間への憎悪、復讐心、そのすべてを植え付けるために彼を人間側に差し出したんだ。 ここは? どうなったんだ? 佐藤さんは? 圭は目隠しされて身動きができない状態の自分に気づく。僕は捕まったのか。始めようと男たちの声。実験が始まる。 腕を切り落とし再生前の腕と見比べるという岩崎に送る。続いて脳の活動を観察しながら痛みを与える。痛みの反応でこれまで何回死んだか予測できる。 まだあまり死んでないようだ数回程度か。もっと痛みを与えてみようと話す研究員の背後に黒い幽霊が現れた。ガラス張りの部屋の外では戸崎たちが実験の様子を見ていた。ガラスの傷を見て凄いなこれが別種の力かと話す外の人たち。 戸崎が下村に、見えるかと聞いた。はい、すぐそこにと下村。なぜ永井は研究員を攻撃しないと戸崎が聞くと、力を自覚していない可能性があります。黒い幽霊とのリンクが不安定なのかもと下村。どういうことだと聞かれて、例えば電波の悪いところで通話する感じです。なのでいずれ彼らを襲撃する可能性もと下村は答えた。 今は何をしている? 今は、その、戸崎さんを見てます。(偉そうに、お前らのおかげで私の人生設計がどれだけ崩れたと思っている) 戸崎は下村に、君がここでそうしていられるのも私が秘密裏に匿っているからにすぎないと言った。しっかり働けよ。さもなくば君もああなる。反応が鈍くなってきたからリセットするか。一度殺して休憩にしようと研究員。圭は思った。どうして僕がこんな目に。僕はただ立派な人間になりたかっただけなのに、こんなの酷すぎる。 どうした? 俺みたいのにはなりたくなかったんじゃないのかと田中の声。あのとき(神社で)蔑むように見ていた、正義感ぶったあれは何だったんだ。てめえは地獄もしらないでカッコつけてただけだと田中は言った。他人を見下してるくせに、いざとなったら助けを求める最低なクズ、それがお前だよ。 圭をリセットしようとする研究員の後ろに黒い幽霊が立った。そうだ殺れ、本当の自分になれと田中。カイの顔が浮かんだ。やれなかった。ん? 風? と研究員。なぜやめる、カイはもう助けに来ない、佐藤だって捕まるかもしれねえんだぞという田中に圭は言った。 これをしたら、カイに嫌われるかもしれない。彼だけは裏切るわけにはいかないんだと思う。 こんなことされて、ひとり殺したくらいで裏切りになるかよ。もし誰かを殺せば二度と普通の生活には戻れないのが嫌なだけと田中に言われて圭は違うと言った。 カイはこんな僕に命を懸けてくれたんだ。たったひとつしかない命を。でも僕は命を懸けることができない。だから命以外のすべてを懸けなきゃ割に合わないんだ。後半戦いくぞ、上の命令はとにかく痛みを与えろとのことだ。じゃあ今度は歯からと研究員。 とある場所で頼んでいた物を受け取る佐藤。いろいろ調達させちゃって悪いねというと、大切なお得意さんですからと猫沢という男は言った。うちの商品はここに入っているのでと言うと店を去る佐藤。中身を確認しなくていいのかと言われた猫沢は信用していると答えた。肝臓と腎臓が10個に心臓まで。それだけのものが本当に?と聞かれ、間違いなく入っていると猫沢は言った。あの人は必ず持って来るんだよ、死んでもな。 オグラ・イクヤ博士が来日。亜人研究所に車両が到着した。来日と視察は国内二例目の田中捕獲時に続き二度目。オグラ博士は生物物理学者で99年渡米以来亜人研究の権威として知られている。 銃を持ってやって来た佐藤と田中。生憎の天気だねえ、雨の中じゃアレの操作はしにくくなると佐藤。田中に作戦Cのオグラ博士の誘拐を命じ自分は作戦Bで永井圭くん救出担当だと言った。どうすれば城を落とせるか。答えは単純。敵の想定する火力を上回ればいい。今、私たちが持てる最大の火力で押し潰すと佐藤は田中に言った。 世界各国の亜人研究は競走状態だが日米の研究機関は協力関係を結んでおりオグラ博士の来日もその一環というニュースを見ながら、VIPがおいでなすったな。ただの能なしだよと話す研究所の人たち。随分な言い方ですねと下村が戸崎に言うと、日米の協力関係は表向きの報道にすぎない。実際は一方的な情報提供を強制されていると戸崎は言った。実際、国内初の亜人はアメリカ側に奪われた。学者連中が不満をこぼすのもと話していると突然爆発音が。警備室から侵入者の連絡。帽子の男が侵入してきた。永井を見捨てておいて助けにきたのかと戸崎。すぐに反撃しますという警備員に、殺すな、そいつは亜人だと告げた。警備員が殺され監視カメラの画像に佐藤が映し出された。 そこにいるのかな、とざきく~ん。私がなぜここに来たか君にはまだわかるまい。だが今夜、日本の亜人事情は大きく覆ると佐藤は言った。どうするつもりだ、このまま永井を奪われたらと言う人たちに戸崎は、警備を大幅に増やしているから麻酔銃が当たりさえすれば何十人犠牲になろうと我々の勝ちですと言った。ひとりが戸崎に詰め寄り、確かに麻酔の有効性は認めるがなぜ殺さない。下手すれば我々にまで危険が及ぶと言うと、中村慎也の件をお忘れですかと戸崎は言った。下手に亜人を殺せばまた惨劇が繰り返される。亜人の殺害は最悪の事態になりかねない。 麻酔銃を持ち待ち構える部隊の前に佐藤が現れ、行くよと言った。麻酔銃の攻撃を避け、当たった腕は自ら切り落とし攻撃を続ける佐藤。複数の麻酔銃が刺さると頭を撃って倒れた。そして即再生すると全員を撃ち殺した。アレを出すまでもないねと佐藤。さて、永井くん、お迎えだよと佐藤は言った。あの亜人は何者だと聞かれ戸崎は、私が知り得るのは、やつは以前に田中を奪い、今は永井圭を奪おうとしていることだけですと言った。映像を見る限り別種の力は使ってないようだ。田中のときはアレで多くの犠牲者が出たが使わなかったのか見えなかったのかと話しているところにオグラ博士が現れた。田中はオグラの車に行ったが姿はなく、逃がしたかと呟いていた。 見えなかったも何も人間にアレを見ることはできない。何でこんなに騒がしいんだオグラ・イクヤ様が来たっていうのにとオグラ博士。別種の力は人間には見えないとはどういうことだと聞かれると、君たちはIBMの話をしてたんじゃないのかと言った。Invisible Black Matter 人間の目には見えないくせに人間の形をしている最高にクールなやつさ。超能力でも幽霊でもない、物質だとオグラ博士は言った。 さて永井くん、君はどう仕上がるかな。佐藤が圭のところに来た。再生させ、わかるかい、助けに来たんだと話しかける。どのくらい僕はここにと聞く圭に10日以上はいたかなと佐藤。それしか経っていないのかと言うと圭は泣き出した。そして佐藤に、お手数おかけしてすみませんと言った。 佐藤は思った。この仕上がりは失敗だな。☆次回 君もブチ殺してやる【感想】2週分みてしまったのでお腹いっぱいの感がありますが面白かったです。圭がされた実験は酷いね。アニメになったら音が怖かった。圭は全回は性格わるいと言ったけど、カイのことを思って踏みとどまったようでよかったです。まあ黒い幽霊をちゃんと操れるかもわからないけど。佐藤は想像以上に凄かったです。戦闘能力は恐ろしいね。麻酔銃が効く前に腕を切ったり死んだり。アレまで使ったらどんだけ強いんだろう。それに怪しげな臓器売買などしているようで怖すぎ。亜人を手なずけて何をするつもりなんだろう。人間らしいところを見せた圭だけど、佐藤に失敗と判断されてどうなってしまうのか。心配しながら次を待つとします。再来週か?★放送の都合で4話・5話と続けてアップしましたが、6話はこちらの都合で1週遅れとなります。遅くなりますが追い付いて続けていきますので引き続きおつき合いのほどお願いいたします。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.10
亜人 #04 君は黒い幽霊を見たことがあるか?★前のお話は→ 第1話 僕らには関係ない話 第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに 第3話 もうダメなんじゃないかな 田中が操る黒い幽霊が病室にいた下村らを次々切り裂いた。気絶してしまった 慧理子を見て黒い幽霊は面白くねえなと言った。死んだと思われた下村が立ち上がり黒い幽霊に言った。「あなたは、そこをどくべきだ」ゲームをしている田中に佐藤は、ゲームは100個の命があれば100回生き返ることができる。しかしゲームに裏技はつきもの。もし命を同時に2個使ったら、あぶれた命はどうなると思うと聞いた。そして、そんなイメージだよ、君もコツさえ掴めば扱えるようになると言った。黒い幽霊が下村に話し始める。知ってるか、亜人てのは大きな肉片を核に散らばった肉片を集めて再生するんだ。だが遠くに行き過ぎた肉片は回収されずに新しく作られる。もしそれが頭だったらゾッとするだろ。 下村を攻撃しようとすると黒い幽霊が現れて止めた。クロちゃんを出すのはいつぶりだろうと下村。これ同士の戦い方なんて教わってねえぞ、どうするんだと田中。下村も、あれと戦った経験なんかない。どうすれば撃退できるのかと考えた。そもそも撃退自体可能なのか。 ふたりとも弱点は頭だろうと考えた。2体の黒い幽霊が戦う。三角形の頭の下村のクロちゃん。首に切りつけられたが再生した。打撃を受けた田中の黒い幽霊のほうは再生しない。頭を粉砕されて倒れ、交信が途切れた。 黒い幽霊の弱点は頭、切っても意味なし、効果があるのは打撃による粉砕。勉強になったぜと田中は言った。 黒い幽霊は消えた。事後処理に特別班を呼ばなくては。戸崎さんがいなかったのは幸い。あの子も守れたしと下村が見ると慧理子の姿はなかった。あいつは囮、もうひとりいたのかと悔しがる下村。 会議中の戸崎。1ヶ月前に第二研究室が襲撃されたときの映像を見せ、この一件で別種の存在が発覚、去年の中村慎也事件も別種が原因とわかりましたと話す。新しい要素がポンポン出てきて追いつかない、声はどうなったと聞かれ、擬死反射ということでケリがついていると答える。擬死反射は昆虫などにも見られる防衛本能で声については各国とも問題視していないと戸崎。耳栓で防げるし亜人と親しい人間や亜人を亜人と気づいていない人間などに対しては効果が薄いという報告もある。(下村から電話が入る) 佐藤と田中に病院から連れ去られた慧理子は意識が戻ると、何なの、兄さんの居場所なら知らないわよと言った。佐藤は、何か勘違いしているようだね、私たちは永井圭くんを守りたいだけだよと言った。政府や賞金目当ての連中、他国の工作員、危険な連中が圭くんを狙っている。 佐藤は亜人保護委員会・佐藤と書かれた名刺を渡した。危険な立場に立たされている圭くんを助けてあげたいんだと言う佐藤に慧理子は兄さんの協力者の人も助けてくれますかと聞いた。もちろんだとも、君が協力してくれればねと佐藤。わかりましたと慧理子は言った。 目の前に黒い幽霊が現れた圭は、半日死ぬ思いをしてきたわけだし幻覚を見ても不思議じゃないと思ったが頭は冴えていた。とりあえずこれからどうするかはっきりさせておこう。まず海外や九州行きは却下、この山から一生出ないという案は問題外。残る手段は他の亜人との接触。彼らと接触できれば何かしらの情報は得られると圭は思った。国内の亜人は自分以外はたった二人。いや隠れている亜人がもっといるだろう。彼らと接触すれば人間にバレずに生きていける方法がわかる。ただ問題はどう連絡を取るかだが。 買い出しに行っていたカイが戻ってきた。黒い幽霊はいつのまにか消えていた。とりあえず夜まで一時間交代で休もうと言ったカイはさすがに疲れている様子で圭に頼まれた歯ブラシを渡すと床に横になり眠った。カイ、ありがとうと圭は呟いた。 本当にカイさんのことも助けてくれますかと慧理子。佐藤は約束するよと答えた。圭がどんな人間かとたずねられた慧理子は、亜人ってわかったから言うわけじゃないけど、一言で言うなら兄さんはクズよと言った。ある日、母が突然、もう海斗くんと遊んじゃいけませんと圭に言った。その会話を慧理子は聞いていた。なぜ? 理由がなくちゃ納得できないよという圭に母は海斗くんは犯罪者の子なのと言った。だったらしかたないねと圭。ひとりでかわいそうだから、かまってやってただけだしねと言った。慧理子になかなか個性的な表現だねと佐藤。他には何かあるかなと聞かれ別にと慧理子が言うと、ありがとう、君の役目はこれで終わりだと言った。 眠っているカイの携帯を持って隠れ家を出る圭。他の亜人を探すためには身元がバレていないカイの携帯が必要。それに他の亜人も自分を捜そうしているかもしれない。となればいずれしかるべき人物に到達する。そう慧理子だ。 カイの携帯に慧理子の携帯からの着信。捜そうとしているのは警察も同じ。慧理子が警察にカイのことを話すとは思えないけど人間側か亜人か見極める必要がある。留守録のメッセージを待つ。「君は黒い幽霊を見たことがあるかい」圭は電話に出て、永井ですと答えた。 電話をかけてきたのは佐藤。まさか本人が出るとはねえと笑う。あなたたちは亜人ですねと圭が聞くと、いかにもと答えた。なぜ妹の携帯をと聞くと知りたければ指定する場所まで来るようにと言われた。カイのバイクで向かう。 隠れ住んでいる亜人は大きく分けてふたつのタイプだろう。ひっそり過ごすタイプと物騒なことをするタイプ。その物騒なことが、及ぶべきでない人間にまで及んだときは、そのときは殺してやると圭は思った。 脱水症状で死にそうだと思いながら(バイクはガス欠?捨てたか)歩いて指定された場所へ向かう圭。もし他の亜人と話がこじれたら殺される心配はないにせよ、監禁されるとかするかもしれない。でも今の僕には他に道はない。 着替えをして車に戻った下村に何だその格好はと戸崎。替えがなかったのでお店で一番地味なものを選んだのですがと赤面する下村。戸崎は報告をと言った。永井慧理子が連れ去られたのは3時間前、田中と帽子の仕業かと思うと下村が話し始めると戸崎は、そんなことはどうでもいい、黒い幽霊同士の戦い、その過程と結果を知りたいと言った。埼玉県警の荒木から戸崎に連絡。誘拐以降、一度だけ携帯が使われ基地局から通信エリアを割り出しましたと荒木。戸崎はその携帯の所持者は永井圭と接触しようとしているはずだから発信源を追ってくださいと言った。 指定された神社に圭が到着するとふたりの男がいた。参拝客はほとんどいないし神主はめったに来ないし静かでいい場所だろうと帽子の男、佐藤。いきなりもうひとりの男(田中)が佐藤の胸を刺し佐藤は倒れた。 カイが目を覚ますと圭の姿がなかった。自分の携帯もない。あいつ、ひとりで...外に飛び出すカイ。走りながら圭の名前を呼ぶが圭の姿はなく転んだカイは子供のころの夏の日のことを思い出した。圭を待つカイのところに慧理子が来て、お兄ちゃん来ないと思うと言った。カイは、ああ、電話あったと答えた。倒れたカイに日差しが照り付ける。また夏かとカイは呟いた。 圭の前で刃物で刺されて倒れた佐藤が起き上がり、信じてもらうのに一番手っとり早いと思ってねと言った。僕もやりますかと圭が言うと、君は有名人だからいいよ彼もと佐藤。もうひとりは田中かと圭は気づいた。国内二例目の亜人。ニュースでは言っていなかったけど脱獄したのか。物騒なやつと圭は思った。本題に入ろうと佐藤。電話で言った通り我々は君を迎える準備ができている。どうするかは君しだいだという佐藤にその前に3つだけ質問させてくださいと圭が言うと3つと言わず好きなだけするといいと佐藤は言った。 ひとつめの質問。慧理子をどうしたかと圭が聞くと、解放したよ、今ごろは病院に戻る途中だと思うと佐藤は言い、大変申しわけないと土下座した。君と会うにはこれしか方法がなかった、妹さんにも怖い思いをさせたに違いないと頭を下げる佐藤に、ちょっと心配だっただけなので無事ならいいんです、頭を上げてくださいと圭は言った。ふたつめの質問はあなたがたの日常について。どうやって暮らしているのが知りたいですと圭。佐藤は、きっと君は亜人とわかってからたくさんの人たちに酷いことをされたと思う。だからといって人間をむやみに敵視するべきではないと私は考えていると言った。人間より人間らしく、これがモットー。静かに暮らす、それが私たちの日常だよと佐藤。君はどうしたいかと聞かれて圭は、酷い目にも遭ったし、ろくでもない人間がいるのも確かだが、佐藤さんと同じで僕も人間を敵視するつもりはありません。僕はただ普通に静かに暮らしたいだけですと言った。 君の考えはよくわかったが、これだけは覚えておいてほしいと佐藤。静かに暮らすのがモットーだと言ったがもし君が理不尽な目にあったり捕まるようなことがあったら話は別だ。そのときは最善の策を講じて君を救い出すと誓う、彼を助けたように。 この人なら信じていいのかもしれないと圭は思った。3つめの質問はと聞かれ圭が黒い幽霊の幻覚について聞こうとしたとき、矢のようなものが突然飛んできた。麻酔銃か、警察? 伏せろ永井くん、狙撃されていると佐藤。伏せる間もなく麻酔銃は当たり、圭は佐藤さん、逃げてと言って倒れた。倒れた圭を見て不合格だなと佐藤。どうするんですと田中に聞かれて教育しなければねと答えた。☆次回 「いざとなったら助けを求める最低なクズ」【感想】あ、やっぱり下村は亜人だったね。てか前回、予告でネタバレしちゃってたよね。面白さ半減だな。下村の黒い幽霊はクロちゃん? カワイイwww いい人そうな佐藤さん、逆にあまりに穏やかで調子が良くて、はじめから怪しい感じだったけど、やっぱりコワイヒトだったね。静かに普通に暮らしたい亜人はいないんだろうか。妹がクズだと言っていたけど、やはり圭は母親同様、性格が悪いな。まあ立派な人間になるとか言った時点でこいつはアウトだなと思ったけどね。カイが犯罪者の子どもだと聞いた時の言いぐさは酷いな。亜人とわかって酷い目にあって、かわいそう~って話だけど、主人公の性格が悪いというのもちょっと珍しいかもだから、逆に楽しみな感じになってきたような気もする。ところで圭はバイクに乗れたんだね。ま、どうでもいいことかもだけど。いずれにしても次も楽しみです。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.09
暗殺教室 第2期 あらすじ・感想★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 夏祭りの時間 ☆第2話 カエデの時間 ☆第3話 堀部糸成の時間☆第4話 紡ぐ時間☆第5話 リーダーの時間 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.08
暗殺教室2 #05 リーダーの時間★前のお話は→ 第1話 夏祭りの時間 第2話 カエデの時間 第3話 堀部糸成の時間 第4話 紡ぐ時間★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ とある情報を入手したので真相究明。というのは建前で興味本位で学校から程遠い喫茶店に潜入した、渚、茅野、前原、片岡、岡島。そこでは磯貝悠馬がバイトしていた。悠馬くん目当てのご婦人も来店。そつなく接客する磯貝、実にイケメンだ。 バイトしていることを黙っていてやってるんだからと紅茶1杯で粘る5人に紅茶のおかわりをサービスしてくれる磯貝。イケメンだ。お母さんが体調を崩したんだってと客に聞かれ、うちは母子家庭だから少しは家計の足しにならないとと答える磯貝。イケメンだ。 あいつの欠点なんて貧乏くらいだけど、それすらイケメンに変えちゃうと前原。私服は激安店のを安く見せずに清潔に着こなすし、祭りで釣った金魚を食わせてもらったらめっちゃ美味かった。トイレを使った後は紙が三角にたたんであった。イケメンだ。紙なら俺も三角にたたんでいると岡島が言うと汚らわしいと言われた。天性のマダムキラーでモテモテの磯貝。僕もよく近所のおばちゃんにオモチャにされると渚。シャンとせい! いまだに本校舎の女子からラブレターをもらう磯貝。イケメンだ。私もまだもらうなと片岡。イケない恋だ。イケメンにしか似合わないことがあるんですよ、磯貝くんや先生にしか。と声がして見ると殺せんせーも来ていた。 ここのハニートーストが絶品なので、これに免じて磯貝くんのバイトには目をつむっていますと殺せんせー。でも彼がいくらイケメンでもさほど腹は立たないでしょう、それはなぜにと殺せんせーは聞いた。単純にいいやつだもん、それ以外に理由いる? と前原。みんな頷いた。 店に浅野学秀と五英傑の面々が入って来た。情報通りバイトしている生徒がいるぞと五英傑。これで二度目の重大校則違反、見損なったよと浅野。以前にアルバイトが発覚してE組に落ちることになったのに反省していないようだねと言った。今月いっぱいで必要なお金は稼げるから黙っていてくれないかなと磯貝。僕もできればチャンスをあげたいと言う浅野を見て、よからぬことを考えている時の浅野くんは理事長そっくりだと渚は思った。闘志を示せたら今回のことは見なかったことにしようと浅野。体育祭の棒倒しでA組に勝ったら目をつぶってやると言った。話を聞いたE組の男子は魂胆は丸見えだと話すが受けないと磯貝はまたペナルティーで下手をすれば退学処分もあり得る。磯貝はやる必要はないよと言った。浅野のことだから何されるかわかったもんじゃないし俺がまいた種だから責任はすべて俺が持つ。 退学上等、暗殺は校舎の外からでも狙えるしと言う磯貝に何自分に酔ってんだよとみんな。難しく考えるなよA組のガリ勉どもに棒倒しで勝ちゃいいんだろ楽勝だ。むしろバイトがバレてラッキーだ、日ごろの恨みをまとめて返すチャンスだ、倒すどころかへし折ってやろうぜ、みんなが集まってきた。 普段の行いですねえと殺せんせー。自分のことよりクラスの調和を第一に考える。積み重ねで身についたのが人徳。リーダーには最も大事な資質です。イケメン同士わたしもひと肌ぬぎますかねと殺せんせーは言った。 烏間先生は思った。棒倒しは防衛学校で何度もやったがあれは暗殺ではなく戦だ。人数の差は極めて大きなハンデとなる。訓練を積んできたとはいえ倍近い人数に勝てるかどうか。 そして体育祭当日。みんなの写真を撮りまくりの殺せんせー。 パン食い競走でパンは飲み物よと一口で飲み込み1着の原。暗殺で伸ばした基礎体力、バランス力、動体視力や距離感は非日常的な競技で発揮されると殺せんせー。障害物競争の網抜けがめっちゃ速い体に抵抗がない茅野。各自の個性も武器になる。棒倒しでどう生かすかは君しだいですよと殺せんせーは磯貝に言った。 作戦表を手にして浅野は凄いやつだから及ばないのではと言う磯貝。君がいくら万能でも社会に出れば上はいくらでもいると殺せんせーが言うと、みんなが痛めつけられたらどうしようと磯貝は言った。社会においてひとりの力は限界がある。仲間を率いて戦う力、その点で君は浅野くんを上回れますと殺せんせー。 もし君がピンチに陥ったなら皆がそれを共有して戦ってくれる。それは君の人徳です。先生も浅野くんよりも君の担任になれたことが嬉しいですよ。殺せんせーの言葉に磯貝がみんなに、いつも通り殺る気で行くぞと声をかけた。エキシビションの棒倒しが始まる。 A組のメンバーには大きな体の4人の外国人留学生も入っていた。少人数で勝つには攻めるしかないからE組が攻めてきたところを鉄壁の布陣で飲み込んで潰していこうと浅野は考えていた。がE組は完全防御形態で全員守備。攻めて来るのを待つ。目的は棒を倒すことではなく全員を確実に潰すこと。浅野の合図で外国人が攻め込む。村松と吉田が飛ばされて倒れた。 亀みたいに守ってないで攻めたらどうだと外国人。言っても通じないかと笑うと、カルマが英語でいいんだよこれでと言った。ごたくはいいから攻めてくればぁ? 外国人が攻め込んで来たところで触手絡み。棒で押さえ込んだ。両側から攻めて来るA組の空いた中央を攻めるE組。かかったなと浅野。A組の攻撃陣がE組を追って守備に戻る。挟まれるE組。不利な状況にどうすると殺せんせーに聞く烏間先生。彼らが負傷するのは防衛省としても避けたいと言うと社会科の勉強がてら助言したから大丈夫ですよと殺せんせーは言った。殺せんせーは磯貝にカルタゴのハンニバルの話をし、作戦のすべてに常識外れを混ぜなさい、彼らなら君の描く様々な奇策を実行できますと言った。囲まれたE組が客席まで逃げはじめた。カルマが外国人に告げる、場外なんてルールはなかった、学校すべてが戦場だ、来なよ。 そろそろじゃないと言われて、ここまで作戦通りだと磯貝。最初に飛ばされて倒れたはずのふたりが浅野が立つ棒に飛びついた。受け身は習っているから客席まで飛ばされる演技だけ苦労したぜと言った。全員の注意が乱闘に向いたときに負傷退場のふりをしていたふたりが忍び寄ったのだった。E組がA組の本陣に突入する。武道の心得がある浅野は登ってきたE組を投げ蹴り飛ばすと君たちごときが僕と同じステージに立つ、蹴り落とされる覚悟はできているんだろうねと言った。このままじゃヤバイという女子たちに殺せんせーは浅野くんはひとりで戦況を決定つける強いリーダーで磯貝くんはそういうリーダーにはなれないでしょうと言った。なぜなら君はひとりで決めなくてもいいのだから。 E組はてこの原理で棒を使って寺坂と竹林ふたりで外国人を押さえ込み他は攻撃にまわる。浅野の指示なしでは動けないA組。取り囲まれた浅野は指示が出せない。今だ行けの声にイトナが走り出した。秘密兵器は最後まで取っておくものですよと笑う殺せんせー。高く跳んだイトナが飛びついて棒を倒した。E組の勝利。 浅野と4人の外国人は理事長に呼ばれ浅野はリーダー失格だと言われた。浅野はできるやつ、負けから得るものだってたくさんあると父親なら言うべきだという外国人。理事長はなるほどと言うともし負ければ私も学ぶものがあるかもしれないから4人でかかってこいと言った。 4人を簡単に倒すと理事長は空手を始めて3日で黒帯を取った話をした。1日目はコテンパンに負け、2日目は屈辱に耐えながらただ見て3日目に一発も触れさせずに師範を倒した。敗北から学ぶとはそういうことというと浅野に負けたというのになぜ君は死ぬ寸前まで悔しがってないんだと言った。バケモノめと浅野は思った。浅野に例の件は黙っていることをE組が確認すると、僕は嘘はつかない、君たちと違って姑息な手段は使わないと浅野は言い、次は全員破滅に追い込んでやると言うと帰っていった。お前の苦労なんかあいつにはわからないんだから気にするなと言われた磯貝は、あいつに比べれば俺なんて苦労人でも何でもないよと言った。みんなに助けてもらった今日なんか貧乏でよかったって思っちゃったよ。パン食い競争の残りのパンを見つけて喜ぶ磯貝。 浅野くんのような派手さはないが、磯貝くんは前でも上でもなく、気が付けば横にいる。3年E組のクラス委員長はリーダーでイケメンな暗殺者だ。☆次回 「ビフォーアフターの時間」【感想】磯貝くん、イケメンだね。金魚料理は遠慮したいけどw 理事長は息子が言う通りバケモノだな。どうしてあんなふうになったか知らないけど凄いとか頭がいいとかより気持ち悪いわw ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.08
『リバイバル (再上映)』 それは藤沼悟(29)に起きる不思議な現象。何か悪い事が起きる直前まで時間が巻き戻り、原因が取り除かれるまで繰り返される。ある事件がきっかけで起きたリバイバルで悟は18年前に戻って...僕だけがいない街 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 走馬灯 ☆第2話 掌☆第3話 痣☆第4話 達成☆第5話 逃走 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.07
僕だけがいない街 第5話 逃走★前のお話は→ 第1話~第4話 あらすじまとめ 雛月は学校に来なかった。放課後、悟は雛月の家を訪ねるが鍵がかかっていて誰も出てこない。まさかと思い物置をのぞくが雛月の姿はなかった。物置の前には雪の上にゴム長靴の足あとがあった。大人の男のサイズ、雪が降ったのは一昨日の夜だから、それ以降に大人の男がここに来たということか。家の中ではカーテンの隙間から雛月の母の彼氏が悟の様子を見ていた。座ったままの母親。倒れているのは雛月か。男が、どうするんだ、これと言った。公園の前を通る悟。子供たちが歌うひなまつりの歌が聞こえてきた。1988年3月3日(木) 雛月加代は失踪した。 悟は二日間学校を休んだ。家の前で母と男の人が話していた。実は最近、隣の市でも似たような事件があった。犯人は捕まったがすぐこれだ。再発防止に全力を出さないといけないと話すのは母の元同僚のテレビ石狩の記者。母はそれもあるけど報道規制の件を学校とも話してすぐに連絡するから頼むねと言った。こんな事件の記憶を子供に残したくないと母。こんな段階から動いていたのかと悟は思った。心配するのはわかるけど悟のせいじゃないと言う母に、僕は何の役にも立たなかったと悟。雛月のひとりぼっちをなくしたかったのにできなかったと言うと、それはできてたべさと母。もっと何かできたと悟が言うと、後から自分のせいなんて思うのは思い上がりだと母は言った。ひとりひとりの人間にできることなんて限られてるっしょ、あんたも私も。明日からは学校に行きなと母は悟に言った。 翌日、学校に行くと八代先生がみんなに加代が風邪で休んでいるというのは嘘なんだと話した。家庭の事情により祖母の家に引き取られることになった。急なことでみんなにお別れも言えなかったが札幌で元気にしていると先生は言った。 放課後、元気のない悟に友だちは気にすんなよ、また会えるよと言った。職員室を訪ねる悟。八代先生は加代の話は学校とPTAが話し合って決めたので、当分の間この話に乗っかってくれと言った。はいと返事する悟にすまないなと八代先生は言った。 報道は規制されているようだが雛月の家の近くには警察関係の車両が連日とまっていた。雛月の母親も容疑者のひとりらしく警察に呼ばれていた。雛月の失踪からわずか6日後、ふたり目が失踪した。予想外の早さだった。学区外に出かけるときは必ず保護者と一緒に行くようにと市から指導があった。 学校の帰りにケンヤが悟に隣の泉水小の中西彩の話を知っているかと聞く。家出しておじいちゃんの家に行っていると友だちから聞いたと言うケンヤに雛月とそっくりだねと悟。ケンヤは家出って話は嘘だろう、これって連続誘拐事件じゃないかと言った。 細かいシチュエーションにこそ差はあるものの確実に18年前と同じ時の流れに乗り始めていた。捜査は公開に切り替わったが、テレビ石狩は事件の放送を早朝と深夜に限定し、市内の子どもを持つ家庭ではテレビ石狩のみを視聴するように指導がなされた。 雛月の家の近くにいた警察車両も中西彩の事件後はたまにしか見なくなった。捜査が連続誘拐事件にシフトしたのだろう。雛月の家のそばを通った悟は雛月の母親がゴミを捨てて笑顔を浮かべるのを見た。娘の失踪からわずか10日後、その母親が捨てたゴミ袋の中には編みかけの手袋が入っていた。 叫び声を上げて走り出す悟。リバイバルが起きた。 悟は2006年に戻っていた。血が付いた手、家のまわりには警察。雛月を助けられず、母親を殺されその容疑者として追われる。これが目の前にある現実。悟は思った。覚悟を決めろ、逃げるんだ。 橋の下に逃げた悟は考える。なぜ母は殺されたのか。犯人の正体に気づいたからなのか。アパートに母の携帯もバックもなかった。つまり犯人が持って行った。情報を流していた可能性があるからか。 店長の家に電話で呼び出された。無断欠勤は初めてだし片桐くんも心配していたという店長は悟に食事を作ってくれた。食事の後、母親とケンカしたと悟が嘘を話すと、気がすむまでいていいけど母親とは仲直りしろよと店長。ビールが切れていたので買ってくると店長が出かける。テレビをつけると事件が報道されていて行方がわからない自分を警察が捜していると伝えている。最悪の展開になっている。外を見ると警察が来ていて店長が話をしていた。いいかげん甘すぎだぞ俺。いや店長を恨むな、あの人はいつも正義の人だから当然の行動なんだ。店長の家から逃げ出す悟。 塀を乗り越えて転ぶと、バカなのと声が。愛梨がいた。携帯の電源の入れっぱなしはダメでしょうと愛梨。早く乗りなよ逃げるんでしょと言われ愛梨と店のバイクで逃げた。 悟を自分の部屋に匿う愛梨。俺を家に入れても平気なのかと悟が聞くと、悟さんがあのお母さんを殺すなんてありえないと愛梨。ありがとうと言うと、お礼なんていいよ、一番くやしいはずの悟さんが追われているなんて、それこそありえないと言った。 悟さんて、よくよく事件に縁があるんだねと愛梨は言うと店に悟が忘れた本を出して付箋のところ読ませてもらったと言った。悟さんの地元で同世代でしょう、雛月加代ちゃんが亡くなった事件、ひな祭りの日に死んじゃうなんて泣いちゃったと愛梨。ひな祭り?愛梨は店にバイクを返しに行った。本を確認する悟。内容が変わっていた。つまり変えられるんだ。もう一度あっちに行けたら雛月を救える。 愛梨の部屋で目覚めた悟。愛梨からの手紙があって普段通りの生活をしたほうがいいと思うのでバイトに行くと書いてあった。家族は外出中。バイクで出かけようとすると家の表札が片桐ではなく佐々岡ということに気づいた。 ピザ屋では西園先生と呼ばれる人が来ていて店長と話していた。君のお父さんにはお世話になっているからと言う西園に信号ひとつ横断歩道ひとつでこんなに人の流れが変わるなんて父も大喜びですと店長。それは君のお父さんが優れた経営者で僕は少しばかり手助けをしただけと西園は言った。バイトを終えて帰る愛梨が店長に挨拶をする。持ち帰りのピザを手にした愛梨を見て言えばたまにはおごるのにと店長。友だちが食べるやつだからいいんですと言う愛梨に女の子かなと店長は言った。カワイイ子じゃないかと店長に言う西園。まだ17歳だしと照れる店長。そろそろ帰るかと西園は席を立った。 愛梨の後姿を見つめる西園。店長がバイクで愛梨を追いかけてきて忘れ物だとサービス品を渡し悟くんのことなんだけどと言った。俺は悟君があんな事件を起こすなんて考えられないと店長。愛梨が同感ですと言うと彼に会うようなことがあったら力になってやってくれ、俺も応援するから連絡くれよと言った。 図書館で事件を調べる悟。こんなこと調べて犯人に近づけるのか。ひとつの記事が目にとまった。市内で3年前に児童誘拐事件。そういえばそんな事件があった。3週間後に容疑者は逮捕されたが一貫して無罪を主張。何だろう、この感じ。何か引っかかる。 悟が愛梨の家に戻ったところを店長が見ていた。電話しようとすると愛梨が携帯を取り上げて警察に何の用ですかと言った。悟さんを助けてやれって、応援したいって言ったじゃんと愛梨が言うと、違うんだ俺は君のことが心配でと店長。怒った愛梨は店長の携帯をへし折ると顔面をグーで殴った。じゃあ、どうして最初からそう言ってくれないの、店長のこと信じたかったのにと愛梨。鼻血を出しながら君の事が心配でと言う店長に、そこは信じるからお世話になっているこの家に警察を呼ぶようなまねはやめてくださいと言った。 また橋の下に戻った悟。ごめんねと言う愛梨に謝ることはない君のおかげで体も休まったと悟。あの家は母の兄夫婦の家で高校に通うために世話になっていると愛梨は話した。君はどうして俺のことを信じられるんだと悟。愛梨は信じられるからじゃなくて信じたいのと答えた。愛梨が小学生の頃、父とふたりで買い物に行った時、店の人に呼び止められると父のポケットからチョコレートが出てきて盗んだことを認めて謝罪すれば許すと言われた。父は絶対に認めず店主は警察を呼んだ。地元の農業組合の役員だった父は懲戒処分で停職3ヶ月。愛梨は、ずっと見ていたから知ってる、父さんはやっていないと泣いた。父は組合を辞めて離婚して出て行った。母は本当は盗んだんじゃないかと思っていたようだ。信じたいは自分のため、誰かに信じてほしいの裏返しなんだよと愛梨。君は家に戻れ、警察には俺に脅されて匿ったことにしろと悟が言うと、バカなの、ひとりで逃げ切れるわけないし、そんなこといわないしと言った。そのバカなのってのはやめてくれないかなと悟は言った。 悟の着替えを持ってくると家に戻る愛梨。荷物を詰めながら店長は通報しなかったんだなと思っていると携帯に着信が。見ると悟の母の携帯からで、藤沼悟です、その場を動かないでとあった。犯人からだと気づく愛梨。その場を動くな? ドアの下から煙が入ってきた。家は炎に包まれていた。ドアを開けると爆発が起きて愛梨は倒れた。☆次回 「死神」【感想】雛月はかわいそうでしたね。誘拐事件から救ったと思ったら家で殺されるとは。物置の足跡は謎ですね。悟は2006年に戻って覚悟を決めろって、逃げるのかいwww なんかタイミングが微妙で笑ってしまった。店長は正義の人なのか? 信用して家に行った悟もマヌケな感じ。愛梨はいきなり「バカなの」が口ぐせになったね。雛月みたい。生まれ変わり? それなら雛月を助けたら愛梨は存在しなくなるか。それにしても西園という男、市議会議員かな、いきなり怪しかったね。悟を匿っただけで家に放火って酷すぎるね。他にも理由があるんだろうか。今回いろいろあった割にはあまり面白くなかったような。って前回までが良すぎたのかも。次回に期待しよう。【本日のおまけ?】☆おまけというか、今日はこんな画像みつけました~みたいなコーナーになっているかな。大事な伏線なのかそうでもないのか、原作にはあったのかどうかもわからないものもあるんだけどw 店長の家で食事する悟。こんな絵がいきなり出てきた。最後の晩餐か。 前にユウキさんの部屋の本も興味深かったけど、愛梨の部屋の本棚。写真関係の本がいくつか。夢ってこれかな。 帰ろうとする愛梨を店長が追いかけてきて話している場面。地元「船橋」なんだね。 そして再び蜘蛛の糸の話。愛梨のうしろ姿を西園という男が見つめる場面。愛梨の頭上に蜘蛛の糸が見える。★アニメ化されたとき、ひとつ困ることは「声」だね。前に見たアナザーでは一人二役の声優さんがいるとバレてしまうから名前を別なものにしていたっけ。それでもやはり気づいてしまう人はいるだろうね。ご苦労なことだわ。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.07
70億人が彼の還りを待っている。 ★2016/2/5公開☆原題 The Martian 原作 火星の人 ☆リドリー・スコット監督 主演 マット・デイモン ☆2015年 アメリカ 142分 2D/3D 火星に取り残された生存者1名。水ナシ、酸素0.13%、通信手段ナシ。食糧31日分、次の救助まで1,400日。地球までの距離 2億2530万km。火星探査の最中に嵐に巻き込まれ生存は絶望的と判断した仲間はマーク・ワトニー(マット・デイモン)を置いて火星を去るが奇跡的にワトニーは生きていた。次に探査船が来るまで何とか生き延びようとあらゆる手段を尽くすワトニー。地球への帰還の希望を持ち続ける彼を救おうと世界中が動き出す。【感想】公開初日に3Dで観ました。映像が素晴らしかったです。マット・デイモンの演技も良かったです。私はそれほど好きでもないとか言っているんだけど、ついついw観てしまうし凄く引きつけられる魅力的な俳優さんだなと思います。原作はアメリカのベストセラー小説。予告で火星でジャガイモを栽培しているシーンを見て観ようと決めたんだけど、う~ん、どうかな。ストーリー的には私はあまり感動するようなこともなかったかな。リアリティに欠けるというか、いくら何でもそれは無理だろうと思うことができちゃうし、全員無事で地球に帰って来るし、中国が活躍しちゃってるしw 意見が分かれるところかと思うけど、感動巨編というよりは少年向けSF小説という感じで私は観ました。それでも映像は素晴らしかったし、やはり大画面で観る価値がある良い作品だなとは思いました。結末はわかっていても映画館で観たほうがいいと思う。 ★そういえば2月6日は「ブログの日」でした。とりあえず更新wwwページビューランキング
2016.02.06
亜人 #03 もうダメなんじゃないかな★前のお話は→ 第1話 僕らには関係ない話 第2話 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに亜人が不死身程度のつまらない存在、そう思ってるのか君は。もっと耳をすまし目を凝らすべきだったな。亜人として祝福を受けた時に。道を示してあげよう、だから助けに来た。田中くん。亜人の実験を受けていた田中を帽子の男が助けた。 国内三体目の亜人、永井圭の行方は依然としてつかめていないとニュースが伝えていた。バイクでカイと逃げる圭だが朝が近づいてきた。このままじゃすぐに見つかる。カイは、今のうちに隠れ家まで行く、そこなら大丈夫だと言った。隠れ家は山奥の廃墟。カイはバイク乗りだからそういうところにも詳しい。 そこに行けばとりあえずは落ち着ける。でもその後はどうする。思った以上に状況は悪い。きっと世界中に報道されていて僕を狙う人間はどこにでもいると圭は思った。すれ違ったバイクが止まった。バイクの男はついてるなと言うと引き返して圭たちを追ってきた。二人乗りだし協力者もガキだからひとりで十分捕まえられる。 自宅では圭の母への事情聴取が行われていた。戸崎が最後に息子が亜人だとわかった今の気持ちを聞く。母親は、まさか息子が人間じゃなかったなんてと言った。戸崎は下村に時間の無駄だったなと言い、永井圭の捜索の進展を聞く。山梨方面に向かう山中で亜人の声を聞いたという女性が現れたと下村が報告する。 これほど早く目撃者が出るのは協力者は素人か一般人の可能性が高いと戸崎。金目当ての素人が一緒ならすぐに見つかるだろうと言う戸崎にお金が目当てとは思えないと下村。利益目的以外で亜人を匿う人間がいるとでもと言った戸崎は外に出るとミントタブレットを落とし、いたと声を出した。 自宅前の野次馬の中に帽子の男がいた。行こうとする下村を止め、さとられないように特別班を回すように連絡する。帽子が永井圭を狙っている可能性はあるが冷静かつ慎重な行動を心がけろと下村に指示する戸崎。今は深追いはしない。最悪の事態だけは避けねばならない。去って行く帽子の男。もし永井圭を狙っているのであれば、また多くの犠牲者が出ると下村は思った。 逃げる圭とカイは追いつかれそうになった。声は使えるかとカイ。バイクの音もあるしカイがと圭は言うが、やってみるしかないとカイ。むこうだけコケれば勝ちと言われ声を出そうとした圭だが、ふと、こんな速さでコケたらこの人は死んじゃうのではと思い声を出すのを躊躇した。バイクの男が蹴ってきて圭とカイはコケて飛ばされた。チョロいもんだとナイフを出して近づく男。圭は足が折れていて動けなかった。向こうにカイが倒れているのが見える。男が携帯で圭を確認しようとしたが圏外だった。救急車を頼む、あっちは人間なんだと圭が言うと、お前が悪いと男は言った。 僕のせいなのか。僕がカイに助けを求めなければ、こんなことにはならなかったのか。いや違う、こいつさえいなければカイは無事だったのに。カイがいきなり立ち上がり男を殴り倒した。カイ、良かったと言う圭に死んだふりだよ、こんなの痛くもなんともねえとカイは言った。 こいつのバイクをいただく、行こうとカイが手を差し出すが立ち上がれない圭は、もうダメじゃないかなと言った。何がと言うカイに、たぶん足が折れているし少し明るくなっただけでこんなことになった。一緒にいたらカイだってまた危ない目にと圭。カイは、お前は人間だよ、俺はそう思っている。だから俺以外だれも知らないところに逃げればお前は人間のままだと言った。違う、これまでの出来事で思い知らされた。僕はもう人間じゃない。手当してやるから待ってろと荷物のところに行くカイは本当はケガをしていて痛そうだった。でも置いていけと言っても聞いてくれそうにないよな。こんな足じゃカイを危険にさらしてしまうのに。どうする、どうすればいい、考えろ、ひとりの亜人として。 落ちているナイフを拾った圭。やめろとカイが叫ぶが自分の首を切った。座り込むカイ。圭は立ち上がると、全部治った、行こうカイと言った。 連中は再び多くの人間が死ぬことを恐れているようだ。あるいは中村慎也のようなケースを警戒しているのかもしれない。だから大きな行動は取ってこない。佐藤と名乗る帽子の男は助け出した田中にそう話した。これからどうするのと田中。彼に道を示してやらねば。永井圭くんと合流する、手伝ってくれるかいと佐藤は言った。 隠れ家に着いた圭とカイ。ホントに大丈夫なのか、いくら何でもやりすぎだろうとカイ。平気だよ、気分は落ち着いているし頭も冴えていると圭が答えると、そういう問題じゃないとカイ。僕よりカイのほうが心配だよと圭は言った。人間は死んじゃえば生き返ることができない。携帯を踏みつけて壊す圭。電源を入れたら警察に位置を知られる。もうガラクタだよ必要ない。安全な場所に行きたいと言う圭にこの山から出ないという手もあるとカイ。毎年300人近くの人が山で消えているから見つからないかもしれないが静かな普通の暮らしがしたい。亜人だからって普通の生活まで奪われるのは嫌だと圭が言うとカイは九州にじいさんが住んでいる。そこなら静かに暮らせると言った。それが最善策かもねと圭も言った。買い出しに行くカイ。欲しいものはと聞かれて歯ブラシとかと圭は答えた。戸崎に帽子を見失ったと報告が入る。まだ目立った動きはないだろうと戸崎は言うと例の打合せなので君にまかせるから聴取しろと下村にメモを渡し、冷静に対処して余計なことは口走るなと言った。 カイが出かけてひとりになった圭は思った。九州の集落といっても亜人を気にしない人間などいるはずがない。それに九州までは約1000キロ。辿り着けるはずがない。亜人ならまだしも人間には危険過ぎる。カイとはここまでだと圭。黒い人型が現れて、カイとはここまでだと言った。 戸崎に言われて慧理子の病室を訪ねた下村。協力者について聞くと、知らない、だいたい昨日の夜も刑事が来たばかりじゃないと慧理子。私は警察ではなく亜人管理委員会の者だと説明すると、わけわかんないと言った。私は妹のあなたに永井圭の私生活について伺いたいと言うと自分を人間だと勘違いしていたやつが家族にいたなんてキモいと言った。どんな些細なことでもいいから気になることはなかったかと聞かれ、どうでもいいような話ならあるけど、それ言ったら帰ってくれるかと慧理子。下村がはいと言うと、昔、飼っていた犬が死んだ時におかしなことを言っていたと話した。 犬のお墓を作り泣いている慧理子に圭は幽霊が来るから逃げてと言った。何もいなかったが、圭は来るんじゃなくて出てると言った。 黒い幽霊を見たと言ったんですねと下村が言うと、黒かは知らないけどと慧理子。口がすべった、後で戸崎さんに怒られると思い下村は赤面した。何なのこの人と不思議がる慧理子。でもあの頃は兄さんとよく遊んだな、それにカイさんともと思い出して、協力者ってカイなのかと考えた。何かと下村に聞かれて、いえ何もと慧理子は言った。 何か思い出したらどんな些細なことでもと言いかけた下村の体を何かが貫いた。血だらけで倒れる下村。(黒い幽霊か)側にいた警官もやられた。惨劇に気を失う慧理子。病院内の別の場所で田中が笑っていた。☆次回 「君は黒い幽霊を見たことがあるか?」【感想】ますます凄いことになってきましたね。バイクですれ違っただけで顔がわかるのかとか、とりあえず服を着替えないととか細かいことを突っ込むときりがなさそうなのでやめるけどw 亜人は死んでも生き返れるといっても、自分で死ぬのは圭もかなり思いきったね。亜人についてわからないことだらけなんだけど、とりあえず遺伝とかではないらしい。それと子どもの頃にすでに圭には黒い幽霊が存在していたようですね。病院の惨劇は凄かったですね。あれは病人じゃなくてもショック死しそうなレベルだな。分身みたいな黒い幽霊は操ることができるのかな。何だか可愛らしかった下村だけど、酷いことでしたね。と思ったら、次回予告に下村が出ていたような。回想シーンでないとすれば、彼女はアレか? こっちもわけわかんなくなってきた。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.01
暗殺教室2 #04 紡ぐ時間★前のお話は→ 第1話 夏祭りの時間 第2話 カエデの時間 第3話 堀部糸成の時間★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ イトナが3Eに仲間入りして一週間が過ぎた放課後。殺せんせーは給料が出たので上海ガニを食べに行った。2学期になって勉強がますますハードになってみんな疲れ気味。イトナはストレスがたまったからこれで殺してやるとラジコンの戦闘車を作っていた。 イトナのラジコンは凄いハイテクで携帯のカメラをバラした部品も使っていた。自分で考えて改造しているのかと聞くと親父の工場で基本的な電子工作はだいたい覚えた、こんなのは寺坂以外は誰でもできるとイトナは言った。車は走っている時も撃つ時もほとんど音がしない。電子制御を多様することでギアの駆動音を抑えている。主砲の照準と連動しつつコントローラーに映像を送る。 これで狙えるとしても、いったいどこをと言う渚にイトナはひとつみんなに教えてやろう、狙うのはターゲットの急所だと言った。心臓はネクタイの下。そこに当たれば一発で絶命させられる。 ・殺せんせーの弱点その26 心臓殺せんせーはおそらく自分の急所はみんなに知れ渡っているだろうと思った。イトナくんの加入でますます暗殺が楽しくなってきそうだと笑った。 暗殺に備えて試運転をしておこうと男子たち。廊下を走らせる。女子が来たところで停止。スカートの中を覗こうとしたがカメラが追いつかなかった。視野が狭すぎるからもっと大きいものにと言うが重量がかさんで機動力が落ちるとイトナ。竹林がカメラのレンズを魚眼レンズにしてはと言った。 送られた画像をCPUを通して歪み補正すれば小さいレンズでも広い視野を確保できる。視野角が大きい小型魚眼レンズは俺が調達すると岡島。律に歪み補正のプログラムが組めるかと聞くと、用途はよくわかりませんがお任せくださいと言った。録画機能も必要。これも暗殺のため?www 段差に強い足回りは吉田が開発、車体を目立たない色に菅谷が塗り、前原がロードマップを作る。と、みんなエロのことになると我を失っていた。ホントに下衆いw 翌日AM6:30。男子集合。村松が朝飯を作って来た。戦闘車は完成していた。磯貝がこれは暗殺のための計画だとわかっているのかと言った。女子たちが登校してくる前にテスト走行をする。こういう時は誰も遅刻しないんだと渚。律が起動するのは8時。彼女は傷つけられないと竹林は言った。 テスト走行を始める。みんながイトナの回りに集まる。不愛想な性格のイトナがクラスに馴染めるのかなどという心配は無用だった。エロと殺しとものづくり、イトナを中心に輪ができていた。開発ネームをつけないかと磯貝が言うと考えておくとイトナは言った。触手が俺にどうなりたいかと聞いてきた時、強くなりたいと答えた。それしか考えられなかった。イトナは父の言葉を思い出した。「最初は細い糸でいい、徐々に紡いで強くなれ。それが糸成、お前の名前に込めた願いだ」 何で忘れていたのかな、自分のルーツを。最初から、ここから始めれば良かったのかなとイトナは思った。 戦闘車に近づく黒い影。主砲の威力が足りない。イタチにやられてボロボロになった。開発にはミスはつきものだとイトナ。糸成1号は失敗作だがここから紡いで強くする。 100回失敗してもいい、最後は必ず殺す。よろしくな、お前らとイトナは言った。 3月までには女子全員のスカートの中をと言う岡島の肩を片岡が叩いた。ごまかそうとするが女子が集まってきた。言い出しっぺはイトナくんじゃないでしょうねと言われイトナは岡島と答えた。機動した律が岡島に魚眼レンズで撮影した画像の補正プログラムをお渡しできますよと言った。 みんなの企みなのね、男子最低と女子。そこに何やってんのとカルマが登校してきた。ちょっと痴情のもつれがと渚。イトナはカルマに俺は今日サボるからいい場所を教えろと言った。カルマは話せるじゃん、いいよと言うとふたりは出て行った。イトナは意外としたたかだ。 イトナの名前「糸成」をいい名前じゃない、カッコイイよと言う女子に変わった名前なら何人もいるだろうとイトナ。木村がため息をつく。木村正義は「まさよし」ではなく「ジャスティス」友だちにも殺せんせーにも、まさよしと呼ぶよう頼んでいた。入学式で最初に聞いたときはビビったと言われ、卒業式でまた公開処刑されると思うとと木村は言った。 木村の両親は警察官で、正義感で舞い上がっちゃってつけられた名前だそうで、つけた名前に文句を言うとは何事だと叩いてくると木村。子どもが学校でどれだけからかわれるか考えたこともないんだろうなと言った。そんなもんよ親なんてと狭間が言った。この顔で綺羅々(きらら)よ。大変だねみんなヘンテコな名前つけられてとカルマ。業という名前がけっこう気に入っているよ、たまたま親のヘンテコなセンスが子供にも遺伝したんだろうねと言った。先生も名前については不満がありますと殺せんせー。茅野がつけた名前を気に入ってるじゃんと言われると、気に入っているから不満なんですと言った。いまだ2名ほどその名前で呼んでくれない人が。烏間先生は、おいとかお前とか熟年夫婦じゃないのに。 みんなの名前をコードネームで呼び合えばと矢田が提案して今日一日コードネームで呼び合うことに。候補を書いた紙を抽選箱に入れて殺せんせーが引いたもので呼ぶ。名前で呼ぶのは禁止と殺せんせーは言った。体育の授業は全員でターゲットの烏間先生を狙う。 川に追い込んで狙撃する作戦だったが包囲の間を抜かれた。地上に注意を引きつけて寺坂が木の上から撃つ。片岡らも複数で攻撃。千葉がトドメをさすが烏間先生はガード。君の狙撃は常に警戒されていると烏間先生。仕上げは俺じゃなくてと千葉が合図する。 コードネーム「ジャスティス」(本名だがw) 木村が背後から烏間先生を仕留めた。この間全員コードネームで呼び合っており、それぞれのコードネームは、(ちょっとおもしろいんで全部ならべてみましたwww) 体育の授業が終わりコードネームで過ごした気分はどうでしたかと殺せんせー。ドッと傷ついたとみんな。何で俺だけ本名のままだったのかと木村が聞くと、体育の授業内容は知っていたので君の機動力なら活躍すると思ったからです。さっきみたいにカッコよく決めたときはジャスティスという名前でもしっくりきたでしょうと殺せんせーは言った。 君の名前は比較的簡単に改名手続きができるはずですと殺せんせー。でももし君が先生を殺せたら世界は君の名前をこう解釈するでしょう。まさしくジャスティスだ地球を救った英雄の名にふさわしい。親がくれた立派な名前に正直たいした意味はない。意味があるのは、その名の人が実際の人生で何をしたか。名前は人を作らない。人が歩いた足跡の中にそっと名前が残るだけです。もうしばらくその名前、大事に持っておいてはどうでしょう。少なくとも暗殺に決着がつくまでは。殺せんせーの言葉に木村は、そうしてやっかと微笑んだ。 先生のコードネームも紹介するようにと殺せんせー。ドヤ顔で黒板に書いた名前は即却下。みんなに攻撃され「バカなるエロのチキンのタコ」と一日呼ばれた。コードネームで呼び合う一日は楽しかった。すっかり寺坂組の一員のイトナは村松に不味いラーメンで勘弁してやると言ってみんなで帰っていった。いつまでも楽しい時間は続かない。本校舎では理事長が浅野学秀(息子)を呼び出していた。 中間テストに向け全員をこれまで以上に仕上げますよという浅野に、1学期でE組を調子に乗せてしまったのは君が未熟者だったからと言った。強者として叩き潰しますよと浅野。もちろん強者は強者としての、弱者には弱者としての佇まいでいてもらわねば私の教育理念に反してしまうからねと理事長は笑った。ひとつ指導をしてやろうと言うと理事長は頂点に立つ者、リーダーとしての適性の話をした。まず、いつどこで勝つのか考える。次に手段。リーダーの適正がなければ私の上には立てないよと言う理事長に僕の適正を見せてやりますよと浅野は言った。☆次回 「リーダーの時間」【感想】木村くんの名前はジャスティスだったのか。私だったらグレるなw 今回もいいお話でしたね。殺せんせーは、いいこと言うし説得力がある、てかまるめ込むのが上手いなw 次は理事長親子の登場みたいで、また何かえげつないことやらかすんだろうか。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.02.01
『リバイバル (再上映)』 それは藤沼悟(29)に起きる不思議な現象。何か悪い事が起きる直前まで時間が巻き戻り、原因が取り除かれるまで繰り返される。ある事件がきっかけで起きたリバイバルで悟は18年前に戻って...僕だけがいない街 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 走馬灯 ☆第2話 掌☆第3話 痣☆第4話 達成 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.30
僕だけがいない街 第4話 達成★前のお話は→ 第1話 走馬灯 第2話 掌 第3話 痣18年前の3月1日、時間は18時少し前。雛月がひとりで公園に立っているのを見た悟は、なくした手袋をとりにアジトに向かった。手袋があったかどうかは覚えていない。アジトから出て土手に目をやると川の方を向いて座るユウキさんが見えた。その後ほぼ最短距離で公園に戻って通り過ぎた時、雛月の姿はもうそこにはなかった。雛月加代が連続誘拐事件の最初の被害者になるまであと一週間。Xデーの3月1日を無事にのりきって翌日の誕生会を雛月と過ごす。それこそが未来を変えることになる。事件そのものをなくしてやる。 昭和63年2月25日(木) 朝食のとき母に今度の土曜にみんなで科学センターに行くと話す。母の誘導尋問にまんまと引っかかり雛月と科学センターに行くこと、誕生日会にも来ることを話してしまった。気をつけて行ってきなよと母。土曜日に雛月を家から、いや、あの母親の暴力から引き離すんだ。 放課後、八代先生の回りにわからないところを教えてと集まる女子たちを見て色ボケてて腹立つと美里。お前だって最近まであいつらの中のひとりだったろ、意地はってないで行けばいいじゃんと悟が言うと、じゃんて何、カッコつけてんのと言われた。しまった。美里は先生は私のこと泥棒だと思っている。あんただってそうだべ、もういいんだと言うと帰って行った。 友だちに土曜日にみんなで科学センターに行かないかと提案する。雛月も一緒なんだけどと言うと、みんな土曜日は大事な用があるから行けないと断って帰った。何かあったかと雛月に聞かれ、土曜は雛月とデートだから遊べないと伝えたとでも言うかと思ったら、声に出てた。土曜日はお母さんが早く帰って来いってと言う雛月に連れて行きたいところがあるから俺が話してみるからと悟は言った。ケンヤは八代先生に職員室に来るようにと言われた。 雛月の母は子供がふたりで出かけるなんてダメだと言った。遊びに行くんじゃなくて勉強しに行くんですと悟は言ったが勉強は家でできる、土曜日は加代が家の手伝いをする日なのと雛月の母は言った。何の手伝いかと悟が言うと、あんたに言う必要ないでしょと母親。そんなに雛月が出かけるのを嫌がる理由は何と聞くと、そんなのなんぼでも思いつく、あんたたち子供でしょ、何か起きた時に誰が責任とるのよと開き直った。 こんな不愛想な子を連れだして何の得があるのよという雛月の母に、友だちを助けるのに損も得もないと悟が言うと怒る母親。あんたはどうなの、この子と行きたいのかと聞かれ頷く加代を色ボケるなガキどもと殴ろうとした。その手を悟の母、佐知子が押さえた。子どもたちに向かって色ボケはないべさ、やめなさいと佐知子。人の家の問題だという雛月の母に半分はうちの問題、子どもがやる気を見せているんだから手伝ってあげようよ親なんだからと言った。うちと雛月さんちは似ていると思う、今度家に来て話さないかと佐知子が言うと家の中に入った。土曜日、約束だよと悟。出しゃばったべかと言う母にありがとうと悟。仕事が早く終わってたまたま見かけたのでつけてみて良かったと母。つけてきてたのと悟が言うと、冗談に決まってるべさと母は言った。とりあえず今日は大丈夫だろうと母。あの子が意外といい服を着ているのは母親が外面を気にしているから。雛月のことを知っているのかと聞くと、会話とあの母親を見ればだいたい察しはつくと母は言った。さすが元テレビ局報道部。めんこい子だねと言われ照れる悟。途中で投げ出すんじゃないよと言われ当然と答えた。 2月27日(土) 雛月と科学センターへ。ここ数日、雛月の母親の暴力は影を潜めているようだ。ここ大好きなんだと言う悟にほとんど人がいないねと雛月。勝手に入り込んでいるみたいでドキドキしない? 俺は人がいたら隠れたりするよと言うと雛月はいつものバカなのと言わなかった。 プラネタリウム室の前でタイミングいいけど見るかと聞くと星はこの間さんざん見たべさと通り過ぎる雛月。そうだねと言った悟をデジャヴのような感覚が襲う。よく来ていたはずだが雛月と来るのは初めてのはずだ。トイレから出て廊下で待っている雛月の姿を見て思い出した。 今日は誘ってくれてありがとう、私もここ好きだって知ってたのと雛月。知ってた、だからここを... マンガ描こうなんて人は、こういうところに来たがるもんなの? 18年前に同じことを言われたのを思い出した。ひとりで来た悟はここで雛月に偶然出会ったのだった。 同じ時を繰り返している? 未来を変えるつもりが知らず知らず同じ時のレールに乗ってしまっている。雛月のコートを持つよと悟。俺の行動によって変わったことだってたくさんある。信じろ、未来は変えられる。勇気だして来てよかったと雛月。友だち4人が用事が早く済んだからとやって来た。ほら変わった。 2月29日。月曜日だが雛月は遅刻せずに学校に来た。顔、きれいだな。と声に出てた悟はみんなにひやかされる。雛月が殺されるのは明日3月1日。ここからが本当の勝負。雛月を家の前まで送って明日の朝は迎えに来るからと悟。雛月の母が帰ってきたところで挨拶をして別れた。 翌朝、少し早めに家を出た。昭和63年3月1日。18年前、雛月がいなくなった日。けど今日は違う。家を訪ねると雛月がおはようと出てきた。雛月はいなくならない。手をつなぎ学校へ。18年前と今回とでは状況が変わってきている。雛月が狙われたのはいつも公園でひとりぼっちだったのが原因だ。数日前からその状況はなくなっている。しかも今日は俺がついている。 今日は早く帰りたいと言う雛月を無理やり児童館に誘って暗くなるまで過ごす。公園の前を通り過ぎる頃には雪が降りはじめていた。家に入る雛月に明日も迎えに来るから、また明日ねとできるだけ大きな声をかけた。雛月に、中にいる雛月の母親に、近くで聞いているかもしれない誰かに、俺がここにいるぞと。 Xデーが終わる。こんなにあっけなく。布団に入って時計を見ていた悟は雛月の家の前に行った。日付が変わるのを確認した。やった、今日の一日、間違いなく歴史を変えたぞ。 結局一睡もできなかった悟は朝6時前に家を出た。1秒でも早く雛月の顔が見たかった。パジャマ姿で出て来た雛月はバカなのと言った。 今日は誕生日会。放課後みんなで買い物をして帰ろうと話していると八代先生が悟と雛月に手伝ってくれと言った。この間の日直の時にポカやったからか。終えて教室に戻ると、誰も待っていてくれなかった。薄情じゃないかと思いながら雛月とふたりで買い物をする。レジでちょうど5000円になりますと言われ支払いをする悟。そういえば18年前もピッタリ5000円だった。誕生日にうかれて持っていた金を全部使ってしまってお袋とふたりで大量のサンドイッチを作って食べたんだっけ。悟が雛月を連れて家のドアを開けるとクラッカーが鳴った。 「悟、雛月、誕生日おめでとう」 友だち4人が飾り付けをしてふたりを迎えた。自分たちでやりたいと言うから協力したと母。放課後の手伝いも八代先生に頼んだ。雛月の誕生日も教えてくれた。ちょっと驚かしたかったんだとケンヤは言った。 雛月が悟にプレゼント間に合わなかったゴメンと言う。もしかして何か作ってくれてたのと聞くと頷く雛月。昨日もう少しだったのに寝ちゃったと言う雛月に、気にすんなよ後でちょうだいと悟は言った。 5000円分の材料でサンドイッチを作ろうと悟。あのお金を全部使ってしまったのかと驚く母。大勢でやるサンドイッチ作りはとても楽しかった。18年前と違って一日で全部食べきった。友だちがいるって楽しいな。悟と雛月はみんなからたくさんのプレゼントをもらった。 悟は雛月に手袋をプレゼントした。ありがとう藤沼、みんなもありがとうと雛月は涙ぐんだ。片づけておくから送って来いよと友だちに言われて雛月を送る悟。薄着で出てきてしまい寒がる悟にバカなのと雛月。家の前まで送ると雛月がマフラーを貸してくれた。 藤沼とみんなも、友だちになれてよかった。今日はありがとう、プレゼント明日渡すね約束と雛月。うん約束と悟も言って別れた。 やった、やったぞ、のりきった。駆け出す悟。俺は歴史を変えたんだ。家に帰るともうみんなはいなかった。昨日からの疲れがピークに達し張りつめていた気持ちが一気に緩んでそのまま倒れ悟は泥のように眠った。 翌日、遅刻ギリギリで登校する悟。遅刻は加代ひとりだけかと八代先生。雛月は学校に来なかった。最後に交わした約束は果たされなかった。☆次回 「逃走」【感想】どんどん面白くなりますね。Xデーをのりきって、やったと喜んだけど雛月は結局失踪。日付と年齢が変わっただけで結果は同じなの? これからどうなるのか早く続きが見たいですね。【本日のおまけ?】 伏線とかに関係ないかと思うけど気になる場面をひとつ。科学センターで雛月が言った「マンガ描こうなんて人は、こういうところに来たがるものなの?」というセリフ。実際29歳の悟はマンガ家なんだけど、雛月に夢の話とかしている場面はなかったよね。知っていたということになるけど、18年前にも同じことを言っている。当時はあまり親しくなかったはず。もしかしたら、悟は文集にマンガ家になりたいとか書いていたのかな。とかふと思った。悟の文集の内容は原作でもまだ出てきてないはず。最終的にはわかるのかな。楽しみにしたいと思う。あ、ハズレていたらごめんなさいw ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.30
亜人 #02 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに★前のお話は→ 第1話 僕らには関係ない話カイと逃げる圭。何でこんなことになったんだ。もし捕まったらきっと本当に不死身かどうか調べられる。あの映像のように何度も何度も殺される。嫌だ、それだけは嫌だ。あの時、痛かったんだ凄く。何でこんなことに。 車とすれ違うたびに警戒する圭に今は大丈夫だとカイが声をかける。距離もだいぶとったし警察もそんなに早く本気で動けないだろう。一般人だってみんながニュース見てるわけじゃない。とりあえず落ち着ける場所の目星はつけてあるから、そこに着いたらいろいろ考えればいいとカイは言った。今朝はゴメンと圭が言うと、いいさ別にとカイ。僕って人間じゃないのかなと言うと、そのへんは興味ねえやとカイは答えた。自宅前からのニュースで亜人は協力者と共にすでに県外へ脱出している可能性もあり日の出とともに本格的な捜査に入ると伝えていた。1台の車が止まり男女が降りてきた。厚生労働省亜人管理委員会の責任者の戸崎(とざきではなく、とさきw)と秘書? 下村。 進言通りに人員を増やして警視庁や他県警との連携もぬかりがないと埼玉県警の報告を聞き戸崎は(いつもミントタブレットを持ち歩き頻繁に食べている) 配備した人員の装備をたずねる。亜人は経験がないので通常通りと言う埼玉県警に手配しておいたと戸崎は書類を見せた。亜人の動きを止めるのに最も有効な手段は麻酔銃(非致死性麻酔薬) で当たりさえすれば確実に仕留められると戸崎。2時間ほどで到着するので現場各員に配備してくださいと言った。麻酔薬とか仕留めるとかまるで狩りですねと言われ、まさに狩りです、亜人は希少な生物ですからと戸崎は答えた。 妹の慧理子(えりこ)の病室を警察が訪ねてきた。最後に会ったのは今日の午後で本当に何も知らないと話す慧理子。変わった様子はなかったかと聞かれいつも通りでしたと答えると、何も気づかなかったの? 妹さんでしょうと言われ、何を気づけと言うんですかと慧理子は声を荒げた。死ななきゃわからないのだから気づきようがない。私は兄さんのことなんて何もわからないと慧理子は言った。 セルフのガソリンスタンドで給油。カイはどうして助けてくれるんだと圭。僕といればカイまで危険にさらされるんだぞと言うと、だって友だちだろうとカイは言った。亜人なのにと言うと、それは関係ねえだろうとカイ。亜人って世界に何人いるんだっけと聞かれ、僕も入れて47人かなと圭が言うと、47人もいるのか、たいして珍しくもねえなとカイは言った。ありがとう、カイ、少し気がらくになったかもと圭。ガソリンスタンドに入って来る車を見て急いで出発するふたり。車には女子高生を拉致った男二人が乗っていた。走り去るバイクの後ろの席の圭を見て携帯でニュースを見ていた車の男のひとりが気づいた。亜人に1億円の賞金がかけられていた。圭の自宅前でクラスメイトたちは惜しかったなと話していた。あの時に捕まえていれば1億円が手に入ったのに。僕たちだけがいるところで死んでくれたらよかったのにとか、永井君頼みだった物理の宿題は残念などと笑いながら話していた。(ひとりだけ無言の子がいた)捜査のことで揉めている埼玉県警の人たちを見て警察といっても所轄のレベルではあの程度かと戸崎。亜人保護法を適応してはと下村が言うと上から押さえつけて反発されてはかなわんから余計な口をきくなと言った。 亜人に間違いないと車の男たちは圭とカイを追う。圭がトイレに行きたいと言ったのでバイクを止めて圭が用をたしていると背後からバットで殴られた。圭を捕まえて携帯の画像で顔を確認し、間違いない、マジで1億だぞと喜ぶ男たち。カイが助けに駆けつけるが男が殴りかかる。車の中で縛られていた少女は亜人という会話を聞いていた。 本当に亜人か試してやると圭の首を絞める男。何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに。圭の体から黒い霧のようなものが出ていた。不死身なんだろうと圭の首を絞め続ける男。お前ら全員死んじゃえと呻く圭。黒い霧が人のような形になった。 カイはもうひとりの男に阻まれて圭のところに行けない。圭の動きが止まった。あれ、死なないんだよなと男。カイは足を殴られて倒れ込んだ。この亜人、死んじまったぞと男。圭が目をあけた。違う、僕は、声を出そうとすると不思議な大きな叫び声になって周りの全員が金縛りのように動けなくなった。下校のときと同じだ。これってこういうことなんだと気づく圭。首を絞めた男を殴りカイに立てるか逃げようと声をかける。カイの金縛りがとけてふたりはバイクに乗り逃げた。戸崎は亜人の声には注意してくださいと話していた。金縛りにあったように数秒間動けなくなるそうですねと言われ、人体に影響はないが捕獲の際は気をつけねばなりませんと言った。男たちの体が動くようになった。少女はすでに逃げ出していなかった。車に乗り込み圭たちを追う。亜人の声のことを聞いた県警の荒木が人の動きを止めるようですが解明はされているのですかとたずねると研究中なので答えられないと戸崎。亜人に関して何か隠してないですよねと言うと、隠していることがないわけではないが、声以外であなた方に影響することはありません。亜人に危険性はない、それは絶対です。そう言うと現場を後にした。戸崎は下村に、我々は人間ではない。公務中は公人と言う別の生き物なのだ。それを深く認識しておけば無用な感傷は消せる。覚えておくようにと言った。下村は思った。亜人に危険性はない、永井圭が別種でない限り... 圭はフェンスの上を走る人型の影のようなものを見た。悪い、油断したとカイ。そんなこと、それよりケガはと聞くと後ろから車が近づいてきていた。死なないんだから轢き殺せと車の男。お前らなんて全員死んじゃえばいいと圭は思った。遮断機が下りそうな踏切に突っ込み何とか抜けた。車の前で遮断機が下りた。 電車が近づいて来るが間に合うからぶっちぎれと踏切に進入する車。だが踏切内で急停車した。何やってんだ早く出せと助手席の男。動かないと運転していた男が言い見ると黒い手が頭を押さえていた。黒い人型が手を伸ばす。僕は悪くない。死んじゃえばいい、お前ら全員。電車が車に衝突した。後方で音がした。今の何だろうと圭が言うとカイは、さあな、でもたぶん振り切れたと言ったカイは考えていた。何であのとき俺だけ動けたんだろう。 亜人の声は人の動きを止める作用があるらしいことははっきりした。まだ何かあるんじゃないか。亜人てのは。☆次回 「もうダメじゃないかな?」【感想】亜人は死なないだけでなく、いろいろあるみたいで、すごい展開になってきましたね。特殊な声は人によって効き方に差があるようで、確か事故の時はクラスメイトは何でもなかったですよね。これから明らかになると思うけど、それにしてもクラスメイトたちは酷いな。あれは友だちじゃない。ひとりだけ無言の子が普通だと思うけどいい人に見える。酷いのはクラスメイトだけじゃないけどね。亜人とわかれば狩りで捕獲だし人体実験されるし。ミントタブレット中毒のトサキも感じ悪い人だし、お付きの女の下村も怪しい。そんなやつばかりだから、カイのいい人さは際立つ感じ。圭はどう思っていたのか知らないけど、いい友だち、いい男だ。今回、驚いたのは何といっても黒い人型みたいなやつですね。亜人はああいうの出せるのか。圭の分身みたいな感じでしょうか。同じ言葉をしゃべっていたし。字幕ではセリフのところに(IBM)と出ていましたね。ネタバレだw 会社名じゃないことはわかるw 亜人に危険性はないって大うそだな。亜人について、まだよくわからないので、別種もくそもないけどw 次は予告を見たら、もっと凄いことになっているようで、帽子の男も出てくるようですね。もうダメじゃ困るんだけどねw 次も楽しみです。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.26
暗殺教室2 #03 堀部糸成の時間★前のお話は→ 第1話 夏祭りの時間 第2話 カエデの時間★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ対殺せんせーシートの檻の中でイトナが攻撃する。これは全てシロが計画したものだった。生徒の信頼を失いかければ慌てて動く。多少不自然でも飛び込んでくるあたりはマヌケだねとシロ。いつもいやらしいところから手を回してと生徒に言われると、それが大人ってものさと言った。 イトナの触手に装着したのは刃先が対殺せんせー物質でできたグローブ。触手どうしがぶつかる度にジワジワ一方的にダメージを与え続ける。これで仕留められないようではねとシロ。イトナは俺の勝ちだ兄さん、お前を殺し、たったひとつの問題を解くと言った。地面に落ちた殺せんせーをイトナが仕留めにかかる。最強の証明だ。 劣勢に見えていた殺せんせーが動き出し、見事ですイトナくんと言った。一学期までの先生ならやられていたかもしれません。でも君の攻撃パターンは単純です。いかに速くても強くても、いかに保護者が策を積み上げても、テンパりやすい先生でも、3回目ともなればすぐに順応して見切ることができるのです。 バカな、こんなはずはと言うイトナに、先生だって学習するんです。先生が日々成長せずして、どうして生徒に教えることができるのでしょうと言い布の檻を始末する殺せんせー。夏休みの完全防御形態の経験から技を学習し全身ではなく触手の一部分だけを圧縮してエネルギーを取り出すとイトナに言った。覚えておきなさいイトナくん。先生にとって暗殺は教育。暗殺教室の先生は教えるたびに強くなる。 檻が消され落下するイトナ。勝てない、俺は強くなったはずなのに。殺せんせーがイトナを抱えた。そしてシロにイトナをE組に預けておとなしく去りなさい。あと私が下着ドロじゃないという正しい情報を広めてくださいと殺せんせーは言った。 イトナが頭が痛いと暴れ出す。度重なる敗北のショックで触手が精神を蝕み始めたか。ここいらがこの子の限界かなとシロは言い、イトナにこれだけ結果を出せなくては組織も金を出せなくなるよと言った。君に情がないわけではないが次の個体を運用するためにもどこかで見切りをつけないとねと言うと、さようならイトナ、後はひとりでやりなさいと去ろうとした。待ちなさい、それでも保護者ですかと殺せんせー。教育者ごっこしてんじゃないよモンスター、壊すことしかできないくせにとシロ。私は許さない、お前の存在そのものを。どんな犠牲をはらってもお前が死ぬ結果だけが私の望みだと言った。それよりいいのかい、大事な生徒をほっておいてとシロに言われて見るとイトナの触手が生徒たちを襲おうとしていた。生徒たちを庇った殺せんせーは、シロとイトナが去るとさすがに疲れたのでしばし休息をと倒れた。 人間の体に触手を移植された者はほぼ毎日適合処置を施さないと地獄のような拒絶反応にさいなまれる。メンテをやめれば触手が激痛で神経を蝕んでいき常人なら3日ほどで狂い死ぬとシロは言った。 椚ヶ丘市内で携帯電話ショップ連続襲撃事件が発生していた。イトナの仕業だ。担任として責任を持って彼を止めますと殺せんせー。カルマは、シロのように他人すべてを使い捨ての駒にするやつは何をしてくるか戦術が読めないから放っておいたほうが賢明だと思うけどと言った。これでも担任ですと殺せんせー。 どんなときでも自分の生徒から手を離さない。先生は先生になるとき、そう誓ったんです。 近道はないんだぞと父は糸成(イトナ)に言った。日々勉強の繰り返し。誠実に努力を続けた人だけが強くなるんだ。携帯ショップを襲撃し携帯電話を壊しながらイトナはうそつきと呟いていた。殺せんせーと生徒たちがやってきた。やっと人間らしい顔が見れましたねと殺せんせーは言い、兄さんではなく担任なので殺せんせーと呼んでくださいと言った。 拗ねて暴れてんじゃねえぞ、いろんなことされたけど水に流してやるからおとなしくついて来いと寺坂。うるさい、勝負だとイトナが立ち上がると、お互い国家機密の身なのでどこかの空き地でやりませんかと殺せんせー。それが終わったら皆でバーベキューでも食べながら先生の殺し方を勉強しましょう。そのタコはしつこいよ、ひとたび担任になったら地獄の果てまで教えに来るからとカルマ。当然ですよ、目の前に生徒がいるのだから、教えたくなるのが先生の本能ですと殺せんせーは笑った。 突然、煙のようなものでまわりが見えなくなった。それは対殺せんせー物質のパウダーでシロが再び現れてイトナを泳がせたのも予定のうちさと言った。最後の御奉公だと言うとイトナを連れ去るシロ。生徒を庇って回避反応が遅れた殺せんせーはダメージを受けていたがイトナを救出に向かう。 捕えられたイトナのところに到着した殺せんせーに動きを鈍らせる圧力光線が浴びせられる。思惑通りとはいえ本当にバカだねとシロ。配置した狙撃手にイトナを狙わせる。自分以外の者が標的になったときの殺せんせーは弱い。私は彼の担任ですと言いイトナを守る殺せんせー。それを見たイトナは俺は無力だと思った。だから協力者にも見捨てられた。 出会ったときシロはイトナに勝利への執念が宿ったいい目だと言った。それは私が作った強力な細胞を使いこなすのに不可欠なもの。勝利への道筋は私が考える。君の執念と私の技術が勝利を掴む力になる。力があれば君はこの世の誰よりも強くなれるとシロは言った。力への執念があったから得体の知れない細胞の激痛にも耐えられた。何度も食らいつけた。なのに執念は届かなくて、殺す相手に守られてる。俺はあんな雑魚たちに負けるのか。 そこに生徒たちがやってきた。対殺せんせー物質の布の服を来た狙撃手たちを次々に攻撃。ライトも外した。速水がイトナにシロにむかついていただけだから勘違いしないでよねと言った。みなさん、よく来てくれましたねと殺せんせー。そしてシロに去りなさいと言った。イトナくんはこちらで引き取ります。あなたはいつも周到な計画を練りますが生徒たちを巻き込めはその計画は台無しになる。当たり前のことに早く気づいたほうがいいと殺せんせー。シロは、モンスターにコバエたちが群がるクラスか、たいそうウザったい。だが私の計画には根本的な見直しが必要なのは認めようと言い、イトナはどのみち2.3日の命だからくれてやるよと言った。力や勝利への病的な執着がある限り触手細胞は強く癒着して離れない。執着を消すにはこうなった原因を調べなければと殺せんせー。不破がイトナがどうして携帯ショップばかり襲うのか気になって律に調べてもらったと言った。 堀部糸成は堀部電子製作所の社長の子どもだった。世界的にスマホの部品提供をしていた町工場だが一昨年に負債を抱えて倒産。社長夫婦は息子を残して雲隠れしていた。イトナが力や勝利を欲しがる理由がなんとなくみんな想像がついてきた。俺らのところで、こいつの面倒を見させろ。それで死んだらそこまでだろうと寺坂が言った。父は糸成にうちみたいな小さな工場でも誠実にコツコツやっていけばどんな大きな企業でも勝負ができるんだよと言った。だが技術者が次々辞めていった。うちの技術を知っている君たちに辞められたらと父は言ったが圧倒的な力の前には無力だった。会社は倒産し父母はイトナにおじさんの家に世話になりなさいと言って出ていった。 イトナが目を覚ますと寺坂たちがそばにいた。狭間が対触手ネットをリメイクしたバンダナを着けてくれていた。気休めだが触手が出せなくなるだろう。お腹がすいているだろうと松村の家、松来軒へ。松村がラーメンを作ってくれた。親父に何度言ってもレシピを改良しないというラーメンにイトナは不味いと言った。 おまけに古い。手抜きの鶏ガラを科学調味料でごまかしている。トッピングの中心には自慢げにおかれたなると。四世代前の昭和のラーメンだとイトナ。こいつ意外に知ってやがると松村は思った。こんな店はチェーン店が近くにできたら潰れるだろうとイトナは思った。 次は吉田の家、吉田モータース。敷地内のコースでイトナをバイクの後ろに乗せて走る。スピードで嫌なことなんか吹き飛ばせと吉田。テンション上がってきたかと聞かれイトナは悪くないと答えたがターンでバイクから落ちた。 寺坂グループの様子を見ながら何も計画ないみたいと生徒たち。あいつら基本バカだから仕方ないよとカルマは言った。その中で頭のいい狭間は復讐を描いたモンテクリスト伯をすすめ、読んで暗い感情を増幅しなさい。最後のほうは復讐やめるから読まなくていいわと言った。 イトナの触手が暴れ出した。俺は適当になってるお前らとは違う。今すぐにやつを殺して勝利をと言うイトナに寺坂が今すぐやつを殺すなんて無理だからそんなビジョンは捨ててしまえと言った。うるさいと言って振り回したイトナの触手を寺坂が受け止めた。二回目だし弱っているから捕まえやすい。吐きそうなくらい痛いけどなと寺坂。そしてイトナに話す。村松は殺せんせーに経営の勉強をすすめられ、今は不味いラーメンでいい、いつか店を継ぐときがあったら新しい味と経営手腕で繁盛させてやると言っている。吉田もいつか役に立つかもしれないって。寺坂はイトナを殴ると一度や二度負けたくらいでグレてるんじゃねえ、いつか勝てればいいじゃないかと言った。 3月までにたった一回殺せれば俺らの勝ち。親の工場はそんときの賞金で買い戻せば済むだろう。親も戻ってくるさと寺坂。次の勝利のビジョンができるまで俺は何をして過ごせばいいと言うイトナに、今日みたいにバカやって過ごすんだよ、そのために俺らがいるんだろと言った。 あのバカ、適当なこと平気で言うとカルマ。でもバカの一言がこういうとき力抜いてくれるんだよ。イトナの目から執着の色が消えた。今なら触手細胞を取り払えますと殺せんせー。ひとつの大きな力を失う代わりに多くの仲間を君は得ます。殺しに来てくれますね、明日から。勝手にしろ、この力も兄弟設定ももう飽きたとイトナは言った。 翌日から堀部糸成がE組に登校してきた。みんながおはようと声をかける。気分はどうですかと殺せんせーに聞かれ最悪だ、力を失ったんだからと糸成は答えた。でも弱くなった気はしない。最後は必ず殺すぞ、殺せんせー。問題児、堀部糸成はこれでようやくクラスに加入した。ちなみに寺坂グループだ。☆次回 「紡ぐ時間」【感想】イトナもこれでクラスの仲間入りですね。いい先生にいい生徒たち、いいお話でした。特に寺坂くんがよかったね。バカだけどwいいやつだ。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.25
僕だけがいない街 第3話 痣★前のお話は→ 第1話 走馬灯 第2話 掌 雛月が失踪した日がわかれば事件を阻止できると悟は思った。事件のことを再び調べる。そうだ、ヒロミも。でも雛月だけが10歳だった。つまり3月に失踪したとき誕生日はまだ来ていなかった。3月1日から誕生日までの間にXデーがあるんだ。 体育の授業。男子はふたり一組でスケートの競争。どうせ一番速いタイムは浜田だろうとオサム。悟の相手は浜田になった。浜田は全国優勝するようなアイスホッケー部のレギュラー。手加減しないからなと浜田。そういえば、こいつと走った記憶がある。浜田と走る悟がかわいそうだから声をかけてあげればと美里。藤沼、負けるなと雛月。精一杯走るよと悟が応えると、そう、じゃあ頑張ってと雛月は言った。 浜田をリードする悟。俺が勝っていいのか? こいつは毎日つらい練習に耐えて頑張ってる。勝つべきなのは...ゴール直前で悟は力を抜いた。僅差で浜田の勝利。浜田は悟に俺はお前みたいなやつが大嫌いだと言った。悟は思い出した。18年前と同じ失敗を繰り返してしまった。 放課後、雛月に誕生日を聞こうとする悟だが、浜田は速かったよと言うと不機嫌な様子でひとりで帰ろうとする。どうしたのと聞くと、私に嘘つかないって言ったべさと雛月。悟が今日は浜田の日だと思っちゃったゴメンと謝ると、ニセモノ同士うそつきはお互い様だからと雛月は言った。 一緒に帰ろうと言うヒロミに忘れ物をしたから先に帰ってと言い悟は職員室へ。机の上の名簿を見ようとすると八代先生が来て、どうしたと言われた。悟が困っていると加代のことかと先生。勘のいいやつだ。誕生日が知りたくて僕は教えたけど雛月は教えてくれなかったと言うと八代先生はなるほどなと言い自分で見てみろと名簿を渡した。 なるほどって何だよと思いながら見ると雛月加代の誕生日は3月2日、悟と同じ日だった。なるほど。加代は遠慮がちなところがあるから同じ誕生日じゃいいづらいだろう、気にせず祝ってあげるのがいいんじゃないかと八代先生。そして今日は惜しかったな、何事も全力だ。加代のこともたのむぞと言った。八代学。この頃、俺と同い年くらいか。観察眼の鋭いやつだ。 Xデーは3月1日。今日は2月19日だから11日後か。まず雛月と仲直りしないとと悟は公園に行ったが雛月はいなかった。ユウキさんが来て悟を呼んだ。ユウキさんの家に行く。友だちたくさんできたみたいで良かったねと微笑むユウキさん。この時、ユウキさんは23歳。俺より年下になってしまった。友だちができたのはユウキさんのおかげと言うと、違うよ悟くんが勇気を出したからで、みんなと楽しくやろうっていう気持ちは伝わるんだよとユウキさん。どもる癖もお人好しも相変わらずでいい人だ。 悟が雛月加代を知っているかと聞くとユウキさんはアッサリ知ってるよと答え公園にいつもひとりでいて何度も話したことあるよと言った。悟のクラスメイトとは知らなかったようだ。16:50。下でユウキさんの父親がメシだぞと呼ぶ。夜ごはん早いねと悟が言うと、父さんの仕出弁当屋で4時から昼までバイトしているんだとユウキさんは言った。昼間から遊んでいるから無職だと思い込んでいた。29歳になってみると俺の前でつとめて標準語を話しているのがわかる。この喋り方は子供にとって説得力があるし大人っぽい。 ペーパークラフトの本の横にエロ?本とビデオが見えた。慌てて隠し人からのもらいもので捨てられなくてと俯くユウキさん。僕、なんとも思ってないからと悟は言った。帰ろうとするとユウキさんは、悟くん何だか大人っぽくなったねと言った。 白鳥潤。2006年5月現在確定死刑囚。初公判以来、一貫して無罪を主張。やはりユウキさんが殺人を犯すなんて信じられない。事件なんかなければ容疑者もクソもないんだ。ユウキさん、待っててくれ。俺がきっと... 雛月の家を訪ねる悟。まだ帰ってないのか鍵かかかっていた。家のまわりは荒れていた。雛月の手袋が落ちていて見ると投げ出されたランドセルも。まさか。 物置を開けると痣だらけの雛月が倒れていた。ダメだ、こんなところにいたら。下着姿の雛月に悟は自分の服をかけてあげようとするが、雛月は来ないでと言って泣いた。雛月の母親が来て、ひとりでこんなとこに入ってどうしたのと言った。こいつ。母親は悟を突き飛ばすと雛月に早く家の中に入りなさいと言った。 雛月のその傷はなんなのと悟が聞くと、答えてあげなと母親。転んだのと雛月は言った。悲しい嘘をつく雛月にかけるべき言葉が見つからなかった。その目はもう俺のほうを向いてはくれなかった。 母親は加代の顔を氷を入れた水につけて月曜までに顔を治さないとお母さんがみんなに責められると言った。母親の彼氏は酒を飲む氷を残しておけと言っていた。 2月22日。日直は悟と雛月。遅刻した雛月の首には痣があった。未来を変えなくてはと思った。日直のふたりが給食費を集める。 職員室に八代先生をたずね悟は、月曜日に雛月の遅刻や欠席が多いのは土曜日が母親が雛月を殴る日だからと言った。気づいたんだなと言う八代先生に知ってたのと聞くと生徒に話していいものか迷っていたんだと言った。クラスで浮いている加代が虐待されていることを知ったらみんなが色眼鏡で見てしまうのではないかと言う八代先生。そんなことないと悟が言うとお前には話しておこうクラスメイトには言うなよと言った。加代の母親を疑いはじめたのは去年の5月頃。だが母親がうまく隠してしまうので具体的な対処はされていない。児童相談所は先月までに3回視察に来たが全て加代を連れて外出していて聞き取り調査が行われていない。虐待行為は確実にある。あとは児童相談所に認めさせるだけ。すぐに母親から加代を保護すると八代先生は言った。 だがもし執行された時にはクラスから加代がいなくなるぞと八代先生。悟は雛月が助かるなら僕はかまわない、急いで先生と言った。八代は春休みを待って動こうとしているに違いない。けどそれじゃあ間に合わないんだよ。 給食の時間。29歳にもなってこんな事件に巻き込まれるのかよ。集めた給食費がない。みんなの給食費をなくしましたと悟が言うと、盗まれたんだと思いますと美里が言い、雛月さんが怪しい、貧乏な人が犯人だと思いますと言った。雛月のランドセルの中から給食費が出て来て美里は私の言ったとおりでしょと言った。 うるさい、雛月が人のものを盗るわけないじゃないかと悟は怒って言った。てめえの仕業だろうが。ケンヤも悟の机から出して隠すくらいのこと誰でもできるだろうと言った。泣き出す美里。八代先生が加代は日直なんだから給食費を持っていても不思議じゃないだろうと言ってその場をおさめた。 ふたりでゴミ捨てに行く途中、さっきはありがとうと雛月。3年の時にあんまり私の鉛筆をバカにするから自慢のシャーペンを窓から捨てたことがある。だから私のことずっと嫌いなの、お互いさまだけどねと雛月。でも前に一度だけクリスマス会に呼んでくれて、大きなツリーを自慢するためだったけど凄い綺麗だったと言った。 思い出した。悟は今日これからクリスマスツリーを見に行かないかと言った。バカなのと雛月。行くなんて言ってないでしょと雛月は言ったが山の上だから寒いと悟は軍手を渡した。 ふたりで山を登る。疲れた雛月と手をつなぎ悟はこのへんでスキーやボブスレーでよく遊んでたまにキタキツネとか見たよと悟。2匹のキタキツネが走って来てふたりのまわりを回った。足元を回るキタキツネのことは覚えていた。18年前はひとりで見て誰に話しても信じてもらえなかった。去って行くキタキツネをカップルかなと言う雛月にきっとそうだと悟。くっ付いていたことに気づいたふたりは慌てて離れた。 今日はついてる。雲が晴れてきた。クリスマスツリーに到着。クリスマスツリーと言う悟にバカなの2月だよと雛月。手をつないだ悟は夏になったらまたこのクリスマスツリーを見に来ようと言った。バカなのと雛月は笑った。 夜の職員室に八代先生とケンヤの姿が。☆次回 「達成」【感想】雛月の母親は酷いですね。わかっていても対処できてない先生や児童相談所もどうかと思うけど、この頃は難しかったのかな。悟は中身は29歳の現代人なんだから何とかできそうな気もするけど。クリスマスツリー、きれいでしたね。アニメになって良かったなあと改めて思ってしまった。こんなに素敵なクリスマスツリーなら十分に大人の私も見に行きたいなと思うw今回も原作に忠実に丁寧に描かれた感じでしょうか。このペースで完結できるのか少し心配だけど、次も楽しみです。【本日のおまけ?】 前回はアニメオリジナルの展開なのかなと思って言わなかったけど、事件の被害者にヒロミもいるんだよね。悟と仲良しの友だちだったのに、「そうだヒロミも」だけ? 扱い軽すぎないか??? 初回に頭上の蜘蛛の糸のことを書いたけど、原作既読でもアニメオリジナルの演出を見つける楽しみもあります。カッコイイopの中に一瞬だけ出て来る画像。弾丸が飛んできて割れたメガネのレンズに映っているのは...... ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.23
死ななきゃわからない【亜人とは】 死なない新種の人類。病気でも事故でも死亡すると即座に再生し完全な姿で復活する。再生能力は死亡した時しか発揮されず、それまでは普通の人間と変わらない存在。ケガをすれば痛いし病気になれば苦しむ。治すためには死ぬ必要がある。亜人かどうかは本人も死ぬまでわからない。亜人 #01 僕らには関係ない話17年前、アフリカの紛争地帯。(あとで授業で先生が説明しています) 神の兵と呼ばれた不死身の軍人がいた。殺しても死なない傭兵。死亡したと思ったら再生していた。米軍が麻酔銃を撃ち拿捕した。 永井圭 (ながいけい) 進学校に通う高校3年生。志望校は東都大医学部。今日も朝5時に起きて勉強。朝食もそこそこに学校へ。登校途中も単語カードをめくる。時間がもったいないからねとクラスメイトに言うとさすがお医者様志望、医学部模試で一桁順位は違うねと言われた。何で皮肉を言われなきゃならないんだ。立派な人間になるために努力しているだけなのに。カイ(海斗)が圭を見つけて手をあげる。知り合いかと聞かれ、まさか、変な人だねと答えた。海斗のことを同じ人間とは思えないから、もしかして亜人だったりしてねというクラスメイト。圭は、僕らには関係ない話だよと言った。亜人の発見についての授業。受験と関係なく一般教養として知っておくべきという先生の話に圭はスルーしてよしと判断、別の勉強をする。先生が亜人について説明する。・亜人は不死身の存在。死ぬことがないと言われている。・独特の声を発するという報告もある。前の席のふたりが亜人の実験の動画を見てニセモノだろうとか話していた。・亜人が初めて確認されたのは17年前のアフリカ(冒頭の場面) 米軍が拿捕したことで真実と証明された。・現在、世界で46体、日本では2体が確認されているが発見されていない亜人もいるだろう。何せ死ななければわからないわけだから、この場に亜人が存在する可能性もゼロとは言えないと先生は言った。亜人の実験の画像を見ていた渡辺が亜人を捕獲すると莫大な賞金が手に入ると聞きましたけどと質問する。先生は噂かもしれないが何らかの報酬はあるだろうねと言った。声を出してしまって先生に何か質問があるだろうと言われた圭は、亜人って人間じゃないんですかと聞いた。先生は当たり前だろ、新人類なんだよと答えた。続いて亜人の利用価値について説明がある。 放課後、バスの中でメールに返信する圭。交友関係もある程度は大事にしておかないとと考えていた。思い出して亜人の実験の画像を見てみた。最悪だと思ったが子供の頃に見た黒い霧のようなものを思い出した。ペットの犬が死んで妹とお墓を作り、そういえば何で死ぬんだろう。別に死ななくてもいいのにと思った時それは現れた。 病院に入院している妹のエリ・慧理子(えりこ) を見舞う。予備校の時間なのに何の用かと言うエリに圭は小さい頃に犬の墓を作ったときのことを覚えているかと聞いた。目的がなきゃ来るはずないもんねと言ったエリは質問には答えずに、最近、カイさんに会ったかと聞いた。会ってないけどと答えると、カイさんに会いたいと言った。 ★圭の母圭と海斗は幼なじみで、いつも一緒に遊んでいたが、母がある日突然、海斗くんのアドレスを消すから携帯を渡しなさいと言った。そして立派な人間になりたいなら付き合う人間を選びなさいと言った。昔はあんなに仲がよかったのにというエリに今はいろいろと忙しいしと圭。犬の墓を作った時のことをもう一度聞くと、そんなこと覚えていない、忙しいんでしょ帰ったらとエリに言われた。圭は病院を後にする。 立派な人間になる。そのためには必要なことだけをして必要なものだけを選んでと考えながら歩く圭。クラスメイトが声をかけたが気づかずに交差点を渡る。必要じゃないものは切り捨てなきゃいけないんだ。黒い霧のことを思い出した。あれって......信号は赤だった。トラックが突っ込んできた。トラックに轢かれた。クラスメイトの前でトラックの下敷きになる圭。運転手が飛び降りて信号は赤だったとうろたえる。即死かと思われた圭が動き出し立ち上がった。体が元に戻っていく。 違う、と圭。事故を見ていた人たちが亜人だと言いだす。僕は人間だと言うと渡辺が、信じるよ友だちだもんねと手を伸ばす。授業で莫大な賞金のことを質問していたのを思い出した。圭が叫ぶと変な声が出てそばにいた男性が金縛りのようになって倒れた。圭は逃げ出した。警察が来て現場を調べているところに海斗が通りかかった。永井圭という人物を知っているかと聞かれて、全然知らないと答え、何かしたの?そいつと聞いた。そばにいた主婦が、その子、亜人らしいわよ、生き返るの見たもんと話した。興味ねえやと言ってその場を離れた海斗は圭のことを思い家へ急ぐ。 ★海斗高台にある神社まで逃げて来た圭。家の方までパトカーが来ているのが見えた。林の中に逃げ込んだが連絡できる友だちもいない。カイとここで子供の頃、虫とりをしたことを思い出した。カイに電話する圭。カイは荷物を準備していて電話に出ると、圭、待ってたぞと言った。僕どうしたら、という圭に、落ち着け今どこだとカイ。躊躇した圭に俺は大丈夫だとカイは言った。昔、クワガタをつかまえた木の下と圭が言うと、すぐ行くとカイは答えた。カイを待つ圭。来たかと思ってみると警察だった。亜人発見、応援を要請するの声。圭は逃げる。追いつかれてたまるか。手荒な真似はしないから大人しく出てきなさいと警官。転んでしまった圭に動くなと近づく。亜人確保と連絡する警官。 背後から警官に飛び蹴り。おっと、名前は言うなよ。カイだった。立てるかと手を差し出すカイ。圭が立ち上がると走るぞと言った。亜人が逃走、検問を要請すると警官。カイのバイクに乗りその場から逃げた。 ★テレビのニュースを見る男 (後で出てきます) ★街に流れるニュースを見る帽子の男 (この人も後で出てきます)検問が始まった。テレビには自宅前が写され国内3例目の亜人発見、そして逃亡と伝えられていた。永井圭の名前と写真も出され、クラスメイトは前から人間ぽくないやつだと思っていたと答えていた。街に流れるニュースを見る人々。 ★厚生労働省の戸崎優 ★戸崎の部下の下村泉亜人と言ってもガキだから遠くまでは行けない。サッサと確保しろと言っている埼玉県警に電話。事態を甘く見ている。これは国家レベルの案件。亜人の解明が進んでいないのはどこの国も同じ。あなた方の不手際で他国に永井圭を奪われるようなことになれば結果はおわかりでしょう。厚生労働省亜人管理委員会の責任者の戸崎は言った。新しい亜人を逃がすわけにはいかない。 圭はカイと逃げる。追いつかれてたまるか。☆次回 何でこんなことになったんだ。僕は悪くないのに【感想】自分には関係ない話だと思っていた亜人。交通事故にあって亡くなって、再生して亜人とわかり追われる身に。もう立派な人間になるためには~どころの話じゃないですね。大変~それにしても、いきなり逃げる必要があったのかなとか最初は思ったけど、捕まったら人体実験とかされるんでしょうね。新種の人類といっても全く人間扱いはされていないようですね。学校の先生の当たり前だろうと言ったあの顔。それに利用価値についてだって。カイはいい友だちでよかったけど亜人ではないよね。かなり危険な目に会いそうで心配です。原作は読んでいます。最初は亜人って何?とか思って手に取ったんだけど、元々は特殊能力を発揮したりするような人ではなくて、死なないとわからないという設定が面白いなと思って読みました。最新巻まで読んでいますが感想はあくまで第1話のものにしました。毎週見る予定ですが記事のほうは今のところ未定です。画像はとりあえず主要な登場人物をひろってみました。そんなにたくさん出て来る感じでもないので覚えやすいかなとは思います。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.17
暗殺教室2 #02 カエデの時間★前のお話は→ 第1話 夏祭りの時間★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ(先週まったく違うページにリンクしちゃいました。すみません<(_ _)>) 9月。シルバーウィークにカエデの発案で集まる生徒たち。全国で鶏卵が供給過剰となり出荷されず廃棄処分される卵が大量に出ている問題で、カエデは廃棄される卵を救済し殺せんせーの暗殺もできるプランを考えていた。『プリン爆殺計画』烏間先生の協力ですでに校庭に下準備は出来ていた。今から、みんなで巨大プリンを作りたいと思いますとカエデ。スイーツ大好きな殺せんせーはプリンももちろん大好き。大きなプリンに飛び込んでみたいがお金がないしとも言っていた。 仕掛けは、巨大プリンの底に爆弾や対殺せんせー弾を密閉しておき、殺せんせーが底の方まで食べ進んだところでリモコンのスイッチを押すというもの。やってみる価値はありそう。殺せんせーはエロとスイーツには我を失うことがある。後方支援に徹していた茅野が前に出て計画しているのも意外性がある。殺せんせーがいない連休で勝負に出ることにする。 巨大プリン作りが開始される。校庭に巨大な型が現れる。この中に入れる大量の卵はマヨネーズ工場の休止ラインを借りてすでに完成。それ以外の調理を政府の協力のもと3Eのマンパワーで行う。・溶き卵と砂糖、牛乳を混ぜてバニラオイルで風味出し。プリンが自分の重みで潰れる対策として凝固剤にはゼラチンの他に強度があり融点が高い寒天を入れる。9月の屋外でも崩れにくいはず。 ・プリン液の注入。寒天で強度を保ちつつ上層部は生クリーム含有率を上げてふんわりさせる。フルーツソースをオブラートで包んだキューブ各種をときどき挿入して味の変化もつけた。・型がプリン液で満たされたら天井を乗せ冷却開始。外壁には冷却機能が内蔵され内部に張り巡らされたパイプには冷却水が流され内と外からプリンを冷やす。 プリンの出来上がりを待つカエデに、やるねえとカルマが声をかける。鶏卵の記事から考えて一人でここまで手配したのと聞かれ、前から作ってみたかったんだとカエデ。諸経費も防衛省が出してくれるし最高の機会だと思って。そうと決めたら一直線になっちゃうんだ私とカエデは笑った。渚は後ろでいつも暗殺の手助けをしてくれるカエデをサポート向けのタイプと思っていたが、好きなものをテーマにした暗殺になるとこんなに行動力があるとはと驚いていた。・プリンを一晩冷やし十分に固まった頃合いを見て冷却パイプを抜き取る。・天井部の密閉ボルトを抜き取り型枠とプリン本体の間に空気を送り込む。そして外部ロック解除。・型枠をプリンと離したら外壁をゆるめのゼラチン、寒天で滑らかに整え別に作っておいたカラメルソースをかけ表面をこんがり炙る。 こうして、茅野カエデ考案の巨大暗殺プリンが完成した。 巨大プリンを前に大喜びの殺せんせー。カエデの手を握り嬉し泣き。授業があるからと生徒たちはその場を離れ殺せんせーは夢がかなったとプリンに向かう。 凄い勢いでプリンを食べる殺せんせー。起爆を見とどけるため生徒たちは廊下に隠れて待機。プリンの底には観察カメラがセットしてある。起爆のタイミングはまわりのプリンが食べ進められ暗闇の部分がうっすら明るくなった瞬間。 愛情込めて作ったプリンを爆破できないとカエデが暴れ出すがプリンに感情移入してんじゃねえと止められる。そこに殺せんせーがちょっと休憩といきなりやって来た。 美味の中にわずかな異物混入を感じたという殺せんせーは爆弾と起爆装置を外していた。カラメル、プリン、土、と掘り進み地中にもぐって外して来ましたと殺せんせー。爆破装置担当の竹林にプラスチック爆弾独特の匂いに気づいてしまったので匂い成分にも気をつけてくださいと言った。 そして、みんなで力を合わせて作ったプリンはみんなで食べるべきですと殺せんせー。きれいな部分を取り分けてくれていて、みんなでプリンを食べる。廃棄されるべき卵を食べてしまうのは厳密には経済のルールに反しますと殺せんせー。食べ物の大切さと合わせて次回の公民で考えてみましょうと言った。 惜しかったねとカエデに声をかける渚。でも茅野がここまで徹底してやるとは思わなかった。楽しかったし意外だったと言うと、本当の刃は親しい友だちにも見せないものよとカエデ。またやるよ、プリンマニアもここでは立派な暗殺者、ぷるんぷるんの刃なら何本も持ってるんだからと笑った。 シルバーウィークも明け、烏間先生の訓練もさらにハードなものになっていた。今日体育の時間はフリーランニング転じて暗殺ケイドロ。逃げる生徒を追うのは烏間先生。審判は律、ディフェンス担当は殺せんせー。 いくら烏間先生でもこの広い裏山じゃ制限時間内にタッチできるのは2.3人が限度だろうと思っていた生徒たちだが、たちまち4人が逮捕され殺せんせーが守る「ろうや」でドリルをやらされた。岡島、速水、千葉、不破、アウト。 気をつけろと連絡するが菅谷もアウト。触った手を引きずり込んで押し倒しわいせつ警官にしてやろうと言っていたビッチ先生もアウト。次々逮捕されて行くが、タッチすれば解放できると杉野は言うがカルマはあの音速タコの目を盗んでタッチできるくらいならとっくに殺してると言った。 助けに行った杉野が先生を何とかしろと合図。水着の写真を渡され1回だけだぞと逃がす。ビッチ先生以外は逃げる。ものでつられた殺せんせーに今度送る連中は絶対に逃がすなと烏間先生は言うが、矢田の作り話に騙されまた4人逃がした。そうこうしているうちにタイムアップ。暗殺ケイドロは生徒たちの逃げ切り勝ちとなった。殺せんせーは毎度のごとく烏間先生の逆鱗にふれたが、いい訓練になったと生徒たちは思った。 二学期のすべり出しは誰の目にも順調に見えていたが、週刊誌に椚が丘に下着ドロの記事。後姿の写真は殺せんせーだった。生徒たちにガッカリだよと言われ全く身に覚えがないと殺せんせーは言ったがアリバイは証明できなかった。潔白を証明するために教員室の机の中のグラビアコレクションを1点のこらず処分すると言った殺せんせーだが、中から下着が出てきた。 出席簿の女子の名前の横にはみんなのカップ数が記入されカエデだけ永遠の0と書かれ、椚が丘のFカップオーバーの女性リストまで出てきた。そんなはずはと殺せんせー。放課後みんなとバーベキューしようと準備しておいたというボックスの中もブラジャーだった。 授業が終わり元気なく帰る殺せんせー。本当にこんなシャレにならない犯罪を殺せんせーがやったのかなと渚。地球爆破に比べたらカワイイもんだけど、仮に俺がマッハ20の下着ドロならこんなに証拠を残すようなヘマはしないけどねとカルマは言うと体育倉庫にあったボールを出した。こんなことをして俺らの信用を失うのは暗殺されるのと同じくらい避けたいことのはず。これはニセモノの仕業。不破が中心になってみんなで真犯人を探すことにする。芸能プロの合宿施設に入り込む生徒たち。巨乳アイドルグループが合宿中で明日が最終日との情報。ここが狙われる確率は律によると99.78%だった。殺せんせーも忍び込んでいた。そこに黄色いヘルメットを被った男が現れて下着を盗りはじめた。真犯人だ。身のこなしはただ者じゃない。逃げられると思ったところを殺せんせーが捕まえた。 よくも私に化けてうらやましい真似をしてくれましたねと殺せんせー。丸裸にして手入れしてあげますとヘルメットを取ると烏間先生の部下だった。何でこんなことをと聞くとシロが現れて国にかけあってお借りして、この対殺せんせーシートの檻の中まで誘ってもらったと言った。 君の生徒が南の島でやった方法だ。最後のデスマッチを始めようかとシロ。檻の上にイトナがいて殺せんせーにお前は俺より弱いというと降りてきた。 ☆次回 「堀部イトナの時間」【感想】カエデのプリン爆殺計画は美味しくて楽しくてよかったですね。簡単に見破られてたけど。次は久々のイトナくんで楽しみです。って、あまり感想ってほどのこともないなw 面白いけどね。 ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.17
僕だけがいない街 第2話 掌★前のお話は→ 第1話 走馬灯 昭和63年2月15日。リバイバルで18年前に戻った悟。教室に行くと担任の先生に早く席に着けと言われたが席がどこだかわからない。空いている席に座ろうとしたら寝ぼけているのかと言われた。そこは雛月加代の席で今日も遅刻のようだった。自分の席に着くと隣の女の子に加代のことが好きなの? 変わり者同士お似合いだべさと言われた。これは現実なのか。何で俺こんなところに来ちまったんだろう。どういうことだよ。18年も前だぞ。 頭が痛いからと言って早退する悟。校舎を出たところで雛月とすれ違った。家に戻ると鍵かかかっていて開かなかったが母は仕事に行っているよなと思い牛乳箱の裏にある家の鍵を見つけて中に入った。おにぎりが置いてあって母が生きていることを確認した悟は嬉しくなった。 そのまま眠ってしまい夜になり母が帰宅した。母がハンバーグを作ってくれてふたりで夕食。朝は笛がないとか言ってケンカしたのに忘れたみたいと母に言われ、ごめんなさいと謝る悟。涙があふれていた。泣かなくてもいいべさと母は微笑んだ。こんな時間があったんだと悟は思った。忘れていた、いや気づかなかったんだ。何気なく過ごしていた俺が失ってしまった時間。やっぱりリバイバルなんだ。これはチャンスなんだ。この時間を失ってたまるか。美味しいよ、ありがとうと悟が言うと母は少し驚いていた。 翌日、登校する悟にオサムがおはようと声をかける。俺はこのまま18年間をやり直すのか。これがリバイバルならここにいるのは偶然じゃない。きっと何か悪いことを防ぐためだ。つまりここが母さんを救う起点。でも何でこの時代なんだと思った悟だったが違和感を感じて見ると雛月加代が歩いていた。 雛月加代は確か母親とふたり暮らし。足には打撲傷のような痣があった。休み時間に友だちと話をする。思い出してきた。ヒロ、カズ、ドラクエが好きなオサム。悟はファミコンを持っていないし誰ともドラクエの話ができないと言うオサムに、趣味がバラバラなこのメンバーだからいいと思っていると頭のいいケンヤが言った。 授業中ずっと見ていたが雛月のことが好きなのかと悟に聞くケンヤ。何で俺たちに相談しないんだとカズに言われ、好きというか気になっていると悟は答えた。段取りをしてくれて放課後に雛月と会ったが、カズが何のひねりもなく悟が好きだと伝えたので雛月にバカなのと言われた。帰る方向も一緒だし友だちになれないかと思ってと悟が言うと、私なんかのどこを見てそんなこと言ってるのと雛月。めんどくせえガキだなと悟が思っていると、でも何か少しわかる、藤沼って私と同じニセモノだからと雛月は言った。 昨日、走って帰るところを見たが母親ってそんなに大切なものかと聞かれて、うんと頷く悟。立ち去ろうとする雛月にお前と友だちになりたいんだと悟が言うと、じゃあ、私のために人を殺せる? と雛月は言った。殺される雛月には事件以前から何かが起きている。この大きな違和感を解決すれば、もしかしたらと悟は思った。ふたりの様子を橋の上から誰かが見ていた。悟は雛月に言われた、私と一緒でニセモノだからという言葉を思い出していた。俺の中身が本物じゃないと見抜いたわけじゃない。手探り状態で過ごしていたのは確かだが小学生だったとろこ同じだ。まわりとうまく付き合うために、こうありたいという自分を演じていた。狭い社会の中で適応していくためだが、きっとそれが見抜かれている。今日は2月17日。そういえば雛月がいなくなるのはいつだ? あまり時間はないはずだ。学校の帰り道、買ったばかりのマクレガーの手袋をしていないことを指摘される悟。どこかに忘れてきたのかなと言うとアジトじゃないかと言われたのでアジトに寄って行かないかと言うと、雪が降った後は足跡が残るから行かない決まりだろうとオサム。そうだっけとごまかしたがケンヤがじっと見ていた。 別れ際にケンヤは悟にお前が雛月を気にしているのが何だか凄く大事なことに思えると言った。よけいなことかもしれないけど何でも相談してくれないか。きっとみんなも悟に協力したいと思っている。ところでお前、最近、と言いかけてやめたケンヤは意外と面白いから文集を読んでみなよと言って別れた。ケンヤはたぶん雛月の作文のことを面白いと言ったんだと思った悟は家に帰って文集を読んでみた。 私だけがいない街 雛月加代今よりもっと大きくなって、ひとりでどこでも行けるようになったら、遠い国へ行ってみたい。遠い島に行ってみたい。誰もいない島に行ってみたい。辛いことも悲しいこともない島に行ってみたい。島には大人も子供もクラスメイトも先生もお母さんもいない。その島で私は、登りたい時に木に登り、泳ぎたい時に海で泳ぎ、眠りたい時に眠る。その島で私は、私だけがいなくなった街のことを考える。子供はいつものように学校に行く。大人はいつものように会社に行く。お母さんはいつものようにごはんを食べる。私は私だけがいない街のことを考えると気持ちが軽くなる。遠く遠くへ行きたい。雛月の作文は紛れもなくSOSだと悟は思った。たぶんケンヤは恋愛感情じゃなく文集を読んで雛月に関心を持ったと思っている。悟は母に誕生日に友だちを呼んでパーティーをしてもいいかと聞いた。いいけどこの家じゃあまり入れないという母に5人くらいだから大丈夫と悟。母はあんたがそんなこと言うの初めてだね、おっきいケーキ買うべかと言った。俺が今すべきことは雛月にもっと踏み込むこと。過去にやらなかったアクションを起こすことで雛月の行動を変えてこの先にまわりで起こる事件を回避する。それをずっと繰り返していけば......母が突然、5人って、あんた彼女でもできた? と聞いた。寝たふりをした悟は妖怪めと思った。そして思い出した。お袋の悟りみたいな観察眼が嫌で文集を見せなかったんだ。俺は何を書いたんだっけ。 今日も雪が降ってアジトには行けない放課後、悟は雛月を追いかけるからとひとりで下校する。走らなくても雛月がどこにいるかはわかっている。おそらく母親から虐待を受けている雛月は家に帰りたくなくて暗くなるまであの公園にいるんだ。俺はただ変な女って思ってたっけ。公園にいた雛月に声をかけると何してるのと言われた。友だちになりたいって言っただろ、人殺しはできないけどと悟が言うと、冗談に決まってるべさと雛月。苦手なタイプだ。藤沼って、ふりをしてるでしょと雛月は言った。笑ってるふり、優しいふり、心配しているふり。別に悪い事とは思わない、人のこと言えないけど藤沼の顔が見えないと雛月は言った。 その通りだと思うよと悟。俺も演じてる。人に好かれたい、友だちが欲しい。人と接するのが苦手な自分に何ができるって考えたら、俺のほうがみんなのこと好きになろうって思ったんだ。そしたら演じるのが少しらくになった。私も演じているうちに本当になる気がするよと雛月。その言葉を聞いて悟はハッとした。 口に出して言っているうちに本当になる気がする。懐かしいと感じたアイリの言葉と同じ。みんな何かを手に入れるために我慢して努力して......雛月もそうなんじゃないか、今きっと耐えてる。俺とは真逆で無関心を装って何も感じない自分を演じようとしている。でもたかが10歳の女の子がそんなに強いわけない。 悟は雛月に誕生会の招待状を渡す。私が行ってもいいの、他にもいっぱい来るんでしょと言う雛月に、まだわかんない、最初に雛月に渡そうって決めてたから。来てくれるよね、3月2日だからと悟は言った。 手、冷たくない? と雛月。手袋をどこかに置き忘れたみたいなんだと悟が言うと雛月は手を重ねた。ドキッとする悟(おい、29歳しっかりしろ) 照れる悟に最近の藤沼は話しやすいと雛月。雛月に嘘はつかないと決めたからな(声に出てた) 雛月は駆け出した。また明日なと手を振る悟。あいつも手袋してなかったな。ここが18年前に雛月が最後に目撃された場所。失踪し遺体が見つかるのは雪が融けた後だったはず。こんな公園で雛月をひとりぼっちにさせない。 俺は未来を変えたい。☆次回 「痣」【感想】初回でいきなり18年前に戻る驚きの展開。どんどん面白くなりますね。雛月は母親に虐待されているようだけど、痣とか作文の内容とか、大人なら気づくんじゃないかと思うけど、どうしようもなかったのかな。悟の母もだけど、ケンヤは凄く勘が鋭い子ですね。会話は小学生とは思えない。原作を読んでいるけど、アニメもとても面白いです。文章だと書きにくいけど、アニメオリジナルの表現、「声に出てた」っていうところで29歳と10歳の悟が同時にしゃべっているのいいですね。前回は省略された部分が多かったようだけど今回はほぼ原作通りという感じでしょうか。メガネをかけたりと顔が変わっていてわかりにくい友だちはいたけどw 話のスピードは少しゆっくりな感じかな。続きが早くみたいですね。初回はエンディングで流れたオープニングの曲もいいね。★前回、悟の声に違和感とか書いたけど2回目ですでに違和感がほとんどなくなったような気がした。演技だったのか。上手くなる?とか言ってしまった。とりあえずゴメン。【本日のおまけ?】 ☆雛月加代の作文の場面で出て来た画像。雛月の母がゴミ捨て場に捨てたのは娘の体操着? そしてこの顔。怖すぎ~☆ところで悟は文集に何を書いたんだろう。どうでもいいことかw ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.16
暗殺教室2 #01 夏祭りの時間僕らは殺し屋。ターゲットは先生。夏休みまでに殺せんせーの弱点はいくつも掴んだが決定的な暗殺には至っていない。椚ヶ丘中学校3-Eは暗殺教室。2学期をひかえ始業のベルが今日も鳴る。★2期のスタートです。A組との賭けに勝ってやって来た南の島。殺せんせーの暗殺は成功しなかったけど、待ち構えていた鷹岡に勝利して合宿最終日を迎えたところからです。★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ 夏休み強化合宿の最終日。殺せんせーが「肝試し」をやろうと言い出す。鷹岡との戦いに勝利した生徒たちだったが完全防御形態で殻に閉じこもっていた殺せんせーは、せっかくの南の島なのに遊び足りないらしい。お化けはどうせ殺せんせーだから怖くないだろうし面白そうだから肝試しにみんな参加することに。この時、生徒たちは知らなかった。殺せんせーには別な下衆な目的があったw 肝試しの場所は島にある海底洞窟。出口まで男女ペアで抜けてくださいと殺せんせーは言った。 ・潮田渚、茅野カエデペアゾクゾク系は大丈夫だけど急にビックリ系は苦手かなと前を歩く渚。三線の音が聞こえてきた。血塗られた悲劇の話にビビリ気味のふたり。意外に本格的だから早く抜けようと足を速める。後ろで次のペアにしている同じ語りが聞こえた。 生徒を脅かす殺せんせーは考えていた。生徒たちは本当に強くなったが足りないものがある。それは、恋愛スキャンダル。夏ごろにはカップルが誕生していると踏んでいたが暗殺に夢中で浮いた話がなかった。ここらで一発、先生が恐怖で背中を押して男女をくっ付け、それをネタにひやかしたり実録小説を書く。これぞ担任教師の粋なはからいwww ・赤羽業、奥田愛美ペア怖くないのが怖いと話すカルマ。あの時の渚くんを見て衝撃を受けた。それは鷹岡を倒したことじゃなくて倒した後に全然怖くなかった渚。ケンカしたら100パー勝てるけど殺し屋にとってそんな勝敗は何の意味もない。怖くないって実は一番怖いんだなって初めて思った。そう言ったカルマは、でも負けないけどねと笑った。先生の命をいただくのは、この俺だよ。どっちが殺すか楽しみですと言う奥田に、ところで肝試しとか言って実はくだらないことを企んでいるみたいなんだけどとカルマ。 ・寺坂竜馬、狭間綺羅々ペアなかなかカップルが成立しないので次はと意気込む殺せんせーだが、子どもの頃から夜道では怖がられミス肝試し日本代表と呼ばれていたという狭間の顔に驚き怯える。お前が楽しいならいいと寺坂。すっかりテンパった殺せんせーは自分でしかけたコンニャクにまで驚く始末。結局自分が一番恐怖を楽しんでいると言われた。 怖がらせて吊り橋効果でカップル成立を狙ったが面目ないと出口で倒れ込む殺せんせー。怖がらせる前に狙いがバレバレだと言われると、手を繋いで照れるふたりとか見てニヤニヤしたかったとか言い出して泣きギレ。そういうのはそっとしときなよと中村。うちらぐらいだと色恋沙汰とか突っつかれるの嫌がる子おおいよ、みんながみんな下衆いわけじゃないんだからと言われ殺せんせーはわかりましたと泣いたw 烏間先生とビッチ先生が出て来た。何も出て来なくて怖がって損したわと言うビッチ先生に、だからくっ付くだけ無駄たと言っただろうと烏間先生。徹夜明けにはお荷物だと烏間先生が言うと、うるさいわね美女がいたらエスコートしなさいよとビッチ先生は言った。ふたりを見ていた殺せんせーと生徒たちは、帰るのは明日の朝だから時間もあるし、くっ付けちゃいますかと笑った。 結局みんな下衆かったw 最後の作戦が開始されるwww 烏間先生のことを鈍感にもほどがある、やってられないと話すビッチ先生。自分の恋愛には奥手で意外と言われ、冗談じゃないとビッチ先生。世界クラスの堅物だから珍しくて、むきになって本気にさせようとして、そのうちこっちが...と顔を赤らめる。カワイイw ビッチ先生はこう見えて不器用な人で、積み上げた経験がジャマで気持ちに素直になれないんだろうなと渚は思った。ふたりのためにセッティングしてやるから任せろと生徒たち。殺せんせーもノリノリで計画に参加。同僚の恋を応援するのは当然です。女教師が男と溺れる愛欲の日々、甘酸っぱい純愛小説が書けそうですと明らかにエロ小説を構想していた。まず露出が多い服装から変えないとと生徒たち。烏間先生のようなお堅い日本人には清楚な感じで攻めないと。清楚と言えば神崎さんだと昨日着ていた神崎の服をビッチ先生に着せてみたら逆にエロかったw エロいのはしかたないと諦めるwww好きな女性のタイプもわからないし、好きな食べ物もハンバーガーやカップめんを食べているのしか見たことないし、付け入るスキがなさすぎる。何か烏間先生に原因があるように思えてきた。とにかくディナーまでに出来ることは整えましょうと殺せんせー。女子はスタイリングの手伝い、男子はふたりの席をムードよくセッティングする。 そして夕食の時間。烏間先生がレストランに行くと女子が、E組名物先生いびりで先生方はジャマだから外の席で勝手に食べてくださいと言った。何なんだ最近の中学生の考えることはよくわからんと烏間先生が外に出ると夕暮れのビーチにセッティングされた席にビッチ先生が座っていた。 ショールは家庭科が得意な原が売店で買ってミシンを借りてアレンジしたもの。ビッチ先生は思った。こんなショールは社交界では使い物にならないし、テーブルセッティングも素人仕事。仕事で使ってきた一流の店とは雲泥の差。しかもプライバシーもへったくれもない野獣。でも...... 何よこれ、楽しいじゃない。ちょっとだけ大好きよ、あんたたち。やってやろうじゃない、この堅物、落としてみせるわ。 食後のコーヒーを飲みながら烏間先生が、この旅はいろいろあったが収穫もあって基礎が生徒に身についているのが確認できたと話す。この調子で二学期中に必ず殺す。イリーナ、お前の力を頼りにしているぞと烏間先生。ビッチ先生はしばし沈黙すると髪をほどき、殺すってどういうことか本当にわかってる?と言った。 湿っぽい話しちゃったわねと立ち上がるビッチ先生。それとナプキンを適当につけすぎよ......好きよ、烏間。おやすみなさい。烏間先生におやすみを言って立ち去ったビッチ先生は、告白のつもりが殺白しちゃった自分に腹を立てる。生徒たちも今の中途半端なキスは何だ、いつもみたいに舌を入れろとブーイングw やかましい、ガキどもとビッチ先生が怒ると殺せんせーは彼女はここから時間をかけていやらしい展開にするのですと言い、エロタコと言われた。 その様子を見ていた烏間先生は思った。深く考えるつもりはない。それが俺の任務だからな。覚悟しておけ。二学期はなお一層ビシビシ鍛え、なお一層殺すぞ。そしてビッチ先生の最後のは何だろう、新しい技の練習なら感心だなと思っていたwww 暗殺旅行はこうしてやっと幕を閉じた。 そして生徒たちはそれぞれに夏休みの最後の一日を過ごしていた。父と会い回転寿司を食べる渚。母さんと上手くやっているか、厳しい性格だから父さんだけ逃げたようで心苦しいと言う父に、機嫌さえ損ねなければ厳しくないから大丈夫と渚は言った。そこに夏祭りのお知らせを持った殺せんせーが出没。用事が入ったからと立ち上がる渚。ごちそうさまを言って父さんも体とか気をつけてと駆け出した渚を見て父は明るくなったなと思った。 夏祭りは今日思い立ったが用事で断る人が多くて傷ついているとカルマに話す殺せんせー。カルマはどうせダラダラ遊んでいたからいいけどと言った。烏間先生は会議で来れず、ロヴロに電話すると日本に来ているが別の仕事中で行けないと言われた。 殺せんせーからの電話を切ったロヴロは烏間から報告を受けた渚のことを考えていた。教えた隠し技のネコだましを実践で決めたとか。日本に置いておくのは惜しいなと思った。突然ロヴロの前に男が立っていた。生まれたときから私はいつも君のとなり。ロヴロは倒れた。畏れるなかれ、死神の名を。そう言うと男は去った。 夏祭り開催。思いのほか集まってくれたと喜ぶ殺せんせー。誰も来なかったら自殺しようかと思っていましたと聞いて、来ないほうが正解だったかとカエデ。みんなそれぞれに夏祭りを楽しんでいた。千葉と速水は射的で調子に乗りへこみ、カルマは確率を計算して糸くじのおじさんを脅しw 磯貝は金魚すくいでたくさんの金魚をゲットし100円で一食分浮いたのはありがたいと笑うww 食うのか? みんな荒稼ぎしてるねとヨーヨー釣りまくりの渚とカエデ。ビッチ先生は商工会のテントでまんまとタダ酒をくらっていた。月末は金欠の殺せんせーは稼いで店じまいしたところに入り込み夜店をやっていて支店を増やしていた。 夜空に花火が上る。夏休み濃かったねと言うカエデに二学期はたぶんもっと濃くなる気がするよと渚は言った。その頃、烏間先生は会議に出席中。暗殺の報酬について、ひとりで殺せば100億に変更はないが、夏休みの報告で集団戦術で追い詰めたことを考慮して団体で暗殺に成功した場合は上乗せして300億円払うことになった。 この教室で確かなのは僕らも殺せんせーも決してこのまま終わらないこと。二学期は案の定、大波乱から幕を開ける。☆次回 「カエデの時間」 プリン回?【感想】楽しみにしていた2期だけど、リアルは冬なんで、これ1期の最後にしたらよかったのにとか思ってしまったw ビッチ先生、カワイイ~ 烏間先生は堅物すぎだな。それよりロヴロさん、大丈夫なのか? いきなり現れたのは死神? 凄く強そうで恐ろしい。原作も読んでいるけど大詰めで、アニメも一緒に3月で完結とかだろうか。木曜深夜に2本になってしまって初回から遅れてしまったけど、アニメ化される前に原作も紹介して1期もずっと見てきた作品なので、私の記事のほうも完走したいと思っています。・今回、初回のびのび拡大版でおおくりしました~ (22749文字) ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.10
僕だけがいない街 第1話 走馬灯藤沼悟(ふじぬまさとる) 29歳(2006年現在) マンガ家デビューしたものの売れず担当者にはもっと踏み込んで描かないと作品からあなたの顔が見えてこない、うちではちょっと難しいと言われた。「日々、心によぎるあの時こうしていればという言葉。でもそれは後悔という切実な形をとることもなく浮かんでは消えていく言いわけの言葉だ。俺は自分の心に踏み込むのが怖い」 ピザ屋で働く悟。配達に行こうとすると同じくアルバイトの高校生、片桐愛梨(かたぎりあいり)が途中でピザを食べちゃダメだよと声をかける。平成生まれのジョークかいつも同じことを言う。俺に特別な感情があるようにも見えないし変な女だと悟は思った。 バイクで配達の途中、まあ「アレ」が起きて悟は違和感を探す。運転手が意識を失ったまま走るトラックを発見し止めようとする様子を片桐愛梨が見ていた。交差点にトラック突っ込むのを何とか阻止し子どもが事故に遭うのを防いだ悟だったが対向車と衝突した。 小さい頃の自分の姿が写る。走馬灯ってやつか。雪の中を歩くランドセルを背負った悟。暗くなった公園に女の子がいた。と、おはよう、2日たったよと片桐の声がして目が覚めた。病院だった。奇跡的に外傷はほとんどなかった。誰かに連絡とってやろうかと言われ、わざわざ知らせたいやつはいないからいいと悟が言うと片桐は薄い幕で覆われていそうだと手でチョキを作り、藤沼さんて他人に心を開かなそうだと言った。でも少し見直したと事故の現場を見ていた片桐は話した。 トラックの運転手は心臓発作で運転中に亡くなっていた。よく気づいたなと言う片桐にたまたまだよと悟。悟が窓から手を入れてハンドルを切り少年を助けた後、トラックは倉庫に突っ込んだが死傷者は運転手と悟だけだった。片桐が店長に話していてバイクも当てた車のことも気にせず戻って来いと言っていると聞いて悟はありがとうと言った。 何でバイトしているのかと悟がたずねると、その質問されたの初めてだと片桐。夢があるんだと聞き、人に話してしまって実現しなかったらとか思わないかと悟が言うと別に恥ずかしいとは思わないと片桐。言葉って口に出して言っているうちに本当になる気がすると聞いて悟は何だかとても懐かしい感じがした。でも親しくないから夢は教えないと言うと片桐は帰って行った。「リバイバル」 あの現象を悟はそう呼んでいた。損することはわかっているのに関わってしまう。だいたい1分から5分くらい前に戻って決まって何か悪いことが起きる直前に同じ光景を見る。まるで誰かにおまえが防げと強制されているかのように違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきたがマイナスだったことがプラマイゼロになるだけなのがほとんどで、たまに今回のように自分にとってマイナスになったりする。 悟が退院してアパートに戻ると母、佐知子が来て食事の支度をしていた。事故を聞いてビックリして北海道から出て来た母は当分ここに住むからと言った。かわいいひとり息子が頭を打ったんだから様子見と言う母は52歳とは思えないほど昔のままで、人の心を読んだようなことを言うので妖怪めと悟は思った。テレビのニュースを見ていた母が悟に小学校5年の時に近所で起きた誘拐事件を覚えているかと聞く。あんたたちから事件の記憶を取り除こうと必死だったから記憶は薄いだろうが、あんた危ないところだったんだよ。母に言われて悟はクラスメイトが二人いなくなったんだったと思い出した。 幼い頃、ユウキさんという二十歳くらいのお兄さんがよく遊んでくれていた。ユウキは名前ではなく「勇気、勇気」を連発するからそう呼んでいた。事件から半年後に連続誘拐殺人犯として捕まったのは、白鳥潤(しらとりじゅん) ユウキさんだった。 母がカレーを作るというのでふたりでスーパーに買い物に行った帰りにリバイバルが起きた。違和感を探すがわからない悟は母に変な感じがするから回りを見てくれないかと言った。そういえば昔も同じことを言ったときがあってボヤ騒ぎだったと言った佐知子は少女を連れた男が自分を見ていたことに気づいた。 男は車で去り少女は残された。写メを撮る母を見て何も起きなかったのかと悟は思った。そこに片桐が通りかかって声をかけた。佐知子を悟のお姉さんだと思ったと片桐。妖怪って信じるかと悟に言われて今日から信じるよと答えた。カレーを作るから食べていかないかと佐知子が誘って片桐も家に来ることに。三人の様子を車の中から男が見ていた。 悟がマンガを描いていると知って凄いじゃんと片桐。佐知子が彼女じゃなくて残念と言うと悟のことを尊敬できるお友だちですと言った。3人でカレーを食べて片桐を送って戻った悟に母は、鈍いね脈ありだべさと言った。そして昼間の件だけどと言うと、誘拐事件が未遂に終わったよと言い、悟が驚くと冗談にきまってるべさと言った。 子どもの頃の事件のことを調べる悟。被害者は雛月加代(ひなづきかよ) 10歳。悟は思い出した。あの子は18年前の誘拐事件でいなくなったクラスメイトのひとり雛月加代でいつもひとりで公園にいた。あの日、悟は声をかけようとしたがやめて家に帰った。あれが雛月を見た最後の姿だった。僕なら助けられたはずなのに。あの時、一緒に帰ろうって言えば雛月はと事件の後、悟は母に言った。それこそが一番忘れたかった思い。そしておそらく母が消そうとしていたものだと悟は思った。もっと踏み込んで描かないと顔が見えてこないと言われた言葉を思い出した。 佐知子は昨日のスーパーの駐車場でのことを考えていた。「わ」ナンバーはレンタカー、自分を見て連れ去るのをやめた。あれは間違いなく誘拐だ。顔を隠したあの反応は私を知っていた。あの目の男......図書館で調べて佐知子は思い出した。そして思った。犯人は本当に白鳥君じゃないのかも。 電話してひとり部屋に帰る佐知子。18年前の事件は時効だが同じような手口で犯行を繰り返しているに違いない。あの事件はまだ終わっていない、悟と話さなくちゃ。とうとうあの時の事を話す時が来たんだ。ドアが開く音がして悟かと見ると男に刺された。悟に帰って来るなって電話しなきゃ、そして謝らなくちゃ。あの時、僕なら助けられたはずなのにと言った悟は、絶対ユウキさんじゃないと泣きながら佐知子に訴えた。警察が信じなくても私が信じてあげなきゃいけなかった。携帯に手を伸ばす佐知子。男がそれを取り上げた。幼い悟の姿が目に浮かんだ。悟、ごめんね...... バイトを終えて部屋に戻る悟。階段で顔を隠した男とすれ違った。玄関のドアが開いている。何やってんだ、北海道の実家じゃないんだぞ、鍵くらい閉めろよ。落ちていたメモを拾い部屋に入ると血まみれの母が倒れていた。嘘だろうと近づくと刃物が突き刺さっていた。母は殺されていた。 座り込む悟。昨日のカレーのお礼にとやって来た管理人が悲鳴を上げた。藤沼悟さんですねと警察が来た。どうなってるんだ、違う、俺じゃない。走り出す悟。リバイバルが起きた。 見覚えのある町。遅刻するぞとランドセルの男の子が走って行く。小学校の前に立つ悟。昭和63年。18年前に戻っていた。☆次回 「掌」【感想】大好きな作品でアニメを楽しみにしていました。原作は最近では一番すぐに続きが読みたくなった本かな。アニメでは少し省略された部分もあって軽くなった感じがしないでもないけど、ストーリーはほぼ原作通りのようです。違和感を感じたのは私はリバイバルじゃなくて悟の声かな。数話で慣れるか上手になるか?とも思うけど想像と違った。先日、映画館で実写版の予告を観たんだけど、悟役の藤原竜也さん、顔は違うけどナレーションは違和感なかったようなw原作を読んでいるけどネタバレはしたら面白くなくなるのでしません。原作はそろそろ完結するので、そちらも気になってしかたないんだけど、アニメも完結するのかな。オリジナルの画像なんかも出て来るみたいなので、じっくり楽しみたいなと思っています。楽天ブログの画像容量と投稿文字数が大幅に増えたので初回のびのび拡大版にしてみました。僕だけがいない街の良さは、読まないとわからないのもあるけど、テンポの速さと張り巡らされた伏線がきれいに回収されていくこと。何気ない画像が何かを暗示していたり、後で重要な意味を持っていたりする。そういうのを探しながら見るのも楽しいと思います。【本日のおまけ?】 ★リバイバルの時はチョウチョが飛ぶみたいですね。 ★このシーン、気になっているんだけど、佐知子の頭上に蜘蛛の糸が垂れている?・記事は書いていくつもりですが放送日が他の続きものと重なってしまった上にメインの旅行記の取材時期です。更新は遅れることが多いかと思いますが、自分の感想よりもあらすじ重視の手抜きしない記事を作っていきたいと思っています。5話以降はまとめて読みやすいリンクも作ります。よろしくお願いします。(17621文字) ★記事に全く関係ないコメントは拍手のコメント欄にお願いします。ページビューランキング
2016.01.09
☆2016年1月1日に、ロッキーシリーズの新たな物語 『クリード チャンプを継ぐ男』を観ました。 明けましておめでとうございます☆画像は映画とは関係ない我が家の正月の花です。大晦日に花屋さんの売れ残りの洋花をバラで購入して生けました。全部で700円でした。と、全く関係ない話からはじめておりますw ☆昨年末のおもしろかった映画の記事でお話しましたが、毎年、初詣をして映画館で映画を観て私の一年は始まります。昨日、元日に観た映画を紹介します。昨年はまとめておもしろかった映画の記事を載せていましたが、字数が足りなくてあまり感想が入らなかったので、今年は時々紹介して年末にまとめ記事を作ろうかなと考えています。クリード チャンプを継ぐ男★2015/12/23公開 2時間13分 アメリカ 主演 マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン ★かつてのボクシングヘビー級のチャンピオン、ロッキー・バルボアとアポロ・クリード。二人はライバルであり盟友でもあった。アドニス・ジョンソンはアポロの愛人の子どもで生まれる前にアポロは亡くなっていて父親のことをあまり知らなかったがボクシングの血は受け継がれていた。母親の死後、施設を転々としていたアドニスはアポロの妻のメアリー・アンに引き取られ何不自由ない生活をし就職。仕事も順調で若くして昇進もするが父と同じボクサーになるため仕事を辞めて家を出る。アドニスはフィラデルフィアで妻に先立たれ一人で暮らしていたロッキーを訪ねトレーナーになってくれと頼む。断ったロッキーだったがアドニスにアポロと同じ強さと挑戦への意志を見出し、共に世界の頂点を目指すことを決意する。【感想】☆ロッキーシリーズは大好きで全作観ました。ロッキーのテーマが流れるとワクワクしちゃう。見終わると自分も強くなったような気分で、今ケンカをしたら勝てそうな気がしたw あ、私、女だけどwww クリードは、そこまでの高揚感はなかったけど、やはりおもしろかったです。☆主演のマイケル・B・ジョーダンは昨年観たファンタスティック・フォーでは炎になって飛んでいたけどボクサー役もとてもよかったです。ストーリーはちょっと余計な話が長いなと感じた部分もあって、その割にはロッキーがトレーナーを引き受けるのと二人で病気と戦って行こうと決意するのは意外と簡単だったような気もしたけど、シルヴェスタ・スタローンは年を重ねても存在感があるなあと感じました。☆試合のシーンの臨場感は凄かった。対戦相手はプロボクサーが演じているそうです。脇を固める人たちが素晴らしいです。個人的にはアドニスのミット打ちの相手をしていたおじさん、パッドマンがすごくカッコよかった。このチームの面々も本職の人たちだと後で知ってなるほどと思いました。☆アドニスの彼女も素敵な女性だったけど、それより母親が凄く良かったと私は思う。世界チャンピオンとの試合の前に届いた母からのプレゼントは感動的。最後は結果ではなく拍手をおくりたい気持ちになる。また大好きなロッキーが観れて良かったと思いました。★元日に何を観るかは毎年悩んでいます。1月1日に始まる映画はないけどファーストデイの割引料金は外せないしw クリスマスイブにも映画を観に行ったんだけどスターウォーズを先に観てこのクリードを正月に観ました。やる気になって一年をスタートできる作品でした。ま、気持ちだけで終わるかもだけどwww・前の記事で年末年始を済ませてしまおうとか思っていたけど、予定を変更してこの記事で新年のご挨拶にしました。相変わらず無計画なブログですが、今年もどうぞよろしくお願いします。 ページビューランキング
2016.01.02
☆2015年9月~12月に映画館で観た映画の中でおもしろかったものです。 前に1月~8月に観た10作品を紹介したので、今回は5作品です。★1月~8月に観た映画はこちら→ 「おもしろかった映画 2015年1月~8月」☆観賞順で最近観たものは一番下になります。予告編の動画を貼っておきます。正月休みのレンタルなどの参考にでも。アントマン ・117分 アメリカ。 マーベルコミックの1.5センチのヒーロー、アントマンの実写映画化作品。窃盗で服役し刑期を終えて出所した主人公のスコット・ラング。再出発するが仕事をクビになる。離婚して妻が引き取った最愛の娘キャシーはスコットを慕っていたが養育費を払えず会うことを禁止された。どん底のスコットは昔の窃盗団の仲間と犯罪の道に戻ってしまい大富豪の家の金庫を開けるがそこに入っていたのはお金ではなく奇妙な衣装だった。とりあえず着てみると体がアリみたいに小さくなってしまった。なんとか元に戻ったスコットは服を返しに行って警察に捕まるが屋敷の主のハンク・ピム博士が身柄を引き取り、身体縮小スーツを着てアントマンになってくれと依頼する。危険な任務にしり込みしたスコットだったが娘のことを思い渋々アントマンになることを承諾、訓練を始める。☆アメコミヒーローは大好きなので楽しみにしていた作品です。おもしろかったです。私の場合、1.5センチのヒーローというだけでOKな感じだけどw 何をやってもうまくいかないダメダメな男が渋々引き受けてアントマンになるのも笑えた。家族愛とか協調するのって好きではないけど、笑える要素がいっぱいあったし、娘も嫌味がなくて可愛かったので良かったかなと思います。ファンタスティック・フォー ・100分 アメリカ。 マーベルコミックのヒーローチーム、特殊能力を持った4人のヒーローの活躍を描き2005年と2007年に映画化された作品のリブート版。テレポート実験装置の事故で特殊能力を持った4人が異次元の脅威に立ち向かう。それぞれの特殊能力は、発明オタクのリード・リチャーズはゴムのように伸縮自在な体。女性科学者スー・ストームは体を透明化できる。スーの弟のジョニー・ストームは炎に変化して空を飛ぶ。ベン・グリムは岩石のような体になって圧倒的な怪力を持つ。☆続いてヒーローものだけどw 前の2作も観ているのでこれも観ました。4人の能力は同じだけど獲得したいきさつが違っていたかな。これもおもしろかったです。でもヒーローにしちゃ地味かな。まあ役者さんを前作と比べるのもどうかなとは思うけど、そんなにファンタスティックではないなw 好きなヒーローなので次に期待しておきます。メイズランナー2 砂漠の迷宮 ・132分 原作はアメリカのベストセラー小説。記憶を失い謎の巨大迷路(メイズ)に送り込まれた主人公たちが決死の脱出を試みる3部作の2作目。主人公トーマスたちは巨大迷路を脱出するとそこは全てが崩壊した砂漠だった。そこで保護されると別の迷路から来た若者たちがいて、そこも実験施設だった。再び脱出するトーマスらを待ち受けていたのは...☆前に想像以上のおもしろさだったと話した作品の2作目です。今回もハラハラドキドキ、手に汗握る展開でした。やっと迷路を抜けたと思ったら今度は灼熱の砂漠で保護されたと思ったら、そこで行われていたのは人体実験。逃げ出したら組織だけでなくゾンビ?まで追って来る。ちょっとツッコミどころはあるんだけどおもしろい。謎は明かされてないので続きが早く観たいところなんだけど、3部作のラストは2017年の公開だそうです。まだ1作目を観ていない人は3作目の公開の前に1と2をまとめて観るのもいいかもです。007 スペクター ・148分 アメリカ。 007シリーズ第24作。ジェームス・ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグ。スカイフォールで焼け残った写真を受け取ったボンドは謎を解明すべく単独でメキシコ、ローマへと向かう。犯罪者の未亡人のルチアと出会ったボンドは悪の組織スペクターの存在を突き止める。☆ダニエル・クレイグ版の007は実はあまり気に入った作品がなかったけど、これはいいと思う。デジャヴを仕込んだストーリーのおもしろさもあるし、メキシコシティ、ローマ、冬のオーストリアなどの美しいロケ地、ボンドの着用アイテムやカッコイイ愛車もポイントが高いと思う。この作品だけ観ても楽しめるけど、過去3作とリンクしたストーリーなので、そちらも観ているとより楽しめるかな。スターウォーズ フォースの覚醒 ・136分 アメリカ。 スター・ウォーズのシリーズ7作目。ジェダイの帰還から約30年後が舞台となる新たな3部作の第1章。ルーク・スカイウォーカーが姿を消し、銀河帝国の残党により結成されたファースト・オーダーが脅威をもたらしていた。レイア・オーガナ将軍は私設軍隊レジスタンスを結成しファースト・オーダーに立ち向かうために新共和国の支援を受けルーク・スカイウォーカーを探していた。ルークの所在が書かれた地図を手に入れたレジスタンスのポー・ダメロンは砂漠の惑星ジャクーでファースト・オーダーに捕まるが地図はドロイドのBB8に隠した。ファースト・オーダーの殺戮に疑問を持っていたストーム・トルーパーのフィンはポーと共に脱走する。BB8はジャクーで廃品回収をして暮らし家族の帰りを待ち続けるレイと行動を共にすることになりレイはポーとはぐれたフィンと出会う。BB8をつかまえようとするファースト・オーダーに追われ、そこにあったミレニアム・ファルコンでジャクーを脱出する。☆お帰り~(^^)/ 3Dで観ました。ネタバレはあまりしないでおくけど、予告でハン・ソロとチューバッカを観て凄く楽しみにしていました。観てよかった~ BB8、ちっちゃくてカワイイ。C-3POが出て来てスリープモードだったR2-D2が目覚めてと懐かしいというか、まんまだけど掴みはバッチリだね。ルーク・スカイウォーカーも......イケメンが見当たらないのがちょっと残念だけどw これからどんな展開になるのか、明かされていくであろう血縁関係も含めて気になるところです。これは観とかなきゃですよ。★映画館で映画を観ることは私の楽しみのひとつです。2015年も楽しい作品を観ることができました。やはり大きな画面で観る映画は素晴らしいです。月に2本程度だしアクション好きアメコミ好きで観る映画は偏っていてレビューなどは書けないですけど、また機会があったら紹介させてくださいませ。★毎年、初詣をして神社で買い食いをしてw 映画館で映画を観て一年が始まります。2016年はまだ観に行っていなかった、ロッキーシリーズの新たな物語、クリード・チャンプを継ぐ男を観て元気にスタートの予定。そのあと、トム・ハンクスのブリッジ・オブ・スパイ、2月にはマット・デイモンのオデッセイなどを観る予定です。来年も観たい映画がいっぱいあって、今から楽しみです。 ページビューランキング
2015.12.29
神ども、殺し合え。マイナーな神様、夜トは交通事故に遭いそうになったところを壱岐ひよりに助けられるが、それがきっかけで、ひよりは魂が抜けやすい体質になってしまい、夜トに治してくれと頼み行動を共にするようになる。夜トに拾われて神器となった雪音と共に妖(あやかし)との戦いを繰り広げ絆を深めた3人であったが、最強武神の毘沙門は夜トの命を狙い続けていた。あだちとか原作、夜トと毘沙門の過去が明らかになり、恵比寿、父様(ととさま)も登場の第2期。★第1期はこちら→ ノラガミ1~12話(全話)あらすじ ノラガミARAGOtO あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「諱(いみな)握りて」 ☆第2話 「彼女の思い出」 ☆第3話 「イツワリノ絆」☆第4話 「願(ねがい)」☆第5話 「神祝き(かむほさき) 呪きき(ほさきき)」☆第6話 「為すべきこと」☆第7話 「神様の祀り方」☆第8話 「禍津神(まがつかみ)」☆第9話 「糸の切れる音」☆第10話 「斯(か)くありし望み」☆第11話 「黄泉返り」☆第12話 「君の呼ぶ声」☆第13話 (最終話) 「福の神の言伝 (ことづて)」 ページビューランキング
2015.12.27
ノラガミ ARAGOTO第13話 最終回 「 福の神の言伝 (ことづて) 」☆前のお話は→ 第1話~第12話あらすじまとめ★第1期はこちら→ ノラガミ1~12話(全話)あらすじケガがまだ治らず包帯を巻きネクタイ姿の夜トは手書きの地図を見ながら少年を連れて街を歩く。靴紐がほどけていて何度やっても結べないんですと言う少年。夜トは靴紐を結んであげた。手をつないで向かった先はオリーブ軒。いらっしゃいとおばちゃんの声。席についてメニューを広げた夜トは少年に、お前はどうする?恵比寿と聞いた。戻ってきた夜トに毘沙門が病室を貸してくれていた。大丈夫かな夜トと言うひよりに、俺、何ができるんだろうと雪音。ふたりが話していると夜トらしき人が子どもを抱えて出て行くのが見えた。毘沙門と兆麻が来て夜トと恵比寿を見なかったかと聞いた。夜トと見舞いに来た恵比寿が見当たらず兆麻の部屋が荒らされていたと聞いて、さっきのとひよりと雪音は気づいた。夜トは兆麻の服と財布を持って病室を抜け出していた。 オリーブ軒で今日は兆麻おにいさんのおごりだから何でも食べたいものを食べていいぞと恵比寿に言う夜ト。旗が付いているしおこちゃまプレートにしたらと夜トは言うが恵比寿は煮込みバーグを注文する。それを選ぶと思ったとおばちゃん。あのよく食べるお客さんにそっくりだもん、今度パパとおいで、おまけしてあげるよと言った。夜トさんはなぜ僕をここに連れてきてくれたんですかと聞かれそれが恵比寿の願いだったと答える夜ト。夜トさんと先代は仲がよかったんですねと恵比寿。僕はよく代替わりする神様で珍しいことではないそうです今までの恵比寿もと聞いて夜トは、俺が知っている恵比寿はあいつただひとりだと言った。煮込みハンバーグを食べてこんなに美味しいものは初めて食べましたとニコニコの恵比寿。何か思い出さないか、ここの定食を気に入っていたみたいだぞと夜トが言うと、そうなんですね確かに好きですこの味と恵比寿は言った。不器用なのは変わらないが記憶は全く受け継がれないようだった。僕は気がついたらいました。お社から見えるきれいな海、穏やかな町、一生懸命働く人たち。ひとめでこの世界が好きになってしまって、みんなを幸せにしてあげたいなって思いました。恵比寿はそう言うと夜トにケンカは強いの?と聞いた。一応と答えるとカッコイイな僕は運動苦手だからと言った。黄泉での僕は強かったですか、神器と仲良くやれてましたか、人を幸せにできるような神様でしたか、どんな大人でしたかと聞いた恵比寿は、みんな天に討たれたと言っている。やっぱり殺されるような悪い人?と言った。夜トが立ち上がりそれは違うと叫んだ。お前は立派なやつだった。自分の命を誰かのために分け与えられるような。次元が違うんだお前の強さは。俺なんかが全然かなわない。なのに......店の外からひよりと雪音が見ていた。夜トはかむなぎの陣を斬ったが再び恵比寿への攻撃。逃げろと毘沙門が叫ぶと恵比寿は神器の邦弥を放し自分が撃たれた。致命傷を負った恵比寿に夜トが駆け寄る。タケミカヅキがさらばじゃ安心してお隠れになられよと言うと討伐隊は去った。死ぬんじゃねえと叫ぶ夜ト。何度亡くなられても甦りますから安心して死んでもいいんですよと小さい頃から言われていた恵比寿に夜トはお前自身はどうなんだ本当にお前の意志かと言った。恵比寿は涙を流しながら君と出会えて良かったと夜トに言った。そして死にたくないと言って消えた。オリーブ軒で、すまなかった恵比寿と言う夜トに夜トさんのせいじゃないと恵比寿。夜トは頼む謝らせてくれと言った。毘沙門を訪ねる恵比寿。天神と大黒天も来ていた。恵比寿の代替わりに伴い道司の巌弥は破門になったが弥の一族は不問、邦弥が新しい道司になった。古い神器で恵比寿の歴史を知る巌弥を毘沙門がかくまってくれておかげで天は巌弥の所在を知らないので出来ればこのままここに置いてやってくれますかと恵比寿。ああと返事した毘沙門に、ありがとう痴女さんと言い夜トが毘沙門の本当の名だと教えてくれたと言った。毘沙門は怒る。邦弥が改めて本当のことを話す。恵比寿が黄泉に行ったのは黄泉の言の葉を得んがためで妖に名を与え使役することを独学でしていた恵比寿は上手くいかずに体を壊していた。言の葉は持ち帰ったはずだが見つからないと言った。そこまでしてなぜ妖を使いたかったのかと大黒天。禍を制御し妖を人の世のために使えないかと考えていたと聞いて思いもよらなかったと言った。もう少し早く彼の話を聞けていれば良かったねと天神。人の世を尊ぶ思いは受け継がれていくでしょうと邦弥は言った。帰って来て何もしない夜トにモンクを言いながらも嬉しそうな大黒。夜トちゃん元気になるといいねと小福がいうと夜トには雪音もひよりちゃんもいると言った。 夜、雪音を連れだした夜トは俺は野良と一緒にガキの頃からついこの間まで人を斬ってきたと言った。夜トの匂いを感じたひよりもやって来る。恵比寿は人を幸せにするいい神になれるんじゃないかと言った。もうああいうことをしたくない、どうすればいいと夜ト。そこに野良が現れた。置いて行っちゃうなんてズルいけど仕事はしたから許してあげると野良。恵比寿は親父の代わりに殺されたのかと夜トが聞くと今ごろわかったのと笑った。天がしつこく術師のことを調べているので身代わりが必要だった。父様がちょっと背中を押したら天は動いてくれて術師は死んだということになったしと笑う野良。父様が褒めてくれるから帰りましょうと言う野良に雪音がふざけるなと言った。役立たずと雪音に言う野良に夜トはお前は昔から変わらないよなと言った。誰が泣いても何を斬ってもいつも笑っていた。でももうお前とは笑えない。夜トは緋器を呼ぶと、これは俺の意志だ、今までありがとう緋と言った。嘘でしょ私たちずっと一緒にいたのに夜ト(やぼく)と野良。違う俺は夜ト(やと) 緋器、お前を放つ。野良は消えた。俺は人を幸せにできるような存在になりたいと夜ト。斬るしか能がない俺は何をすればいいか何が出来るか道を示せと雪音に言った。変わったことはしなくていいと思うと雪音。斬るしかできねえなら禍を斬ればいい。俺がいる、道標の俺がもう人斬りなんてさせない。ひよりが柏手を打った。どうか夜トがなりたいものになれますように。夜トが雪音くんを選んでくれた。雪音くんが夜トを選んでくれた。だからきっとこのお願い叶うよね。私、信じてます。ひよりが微笑んだ。遠くにひどい時化が見えて夜トは雪器を呼んだ。夜トが妖を斬ることで救われる人も罪を犯さずに済む人もいる。だから夜トはひたすら禍を絶て。「豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)荒びたらせぬ彼(か)のものよ。我、夜ト神来り降り雪器を以って砕き伏せ草々の障り穢れを打ち払わん! 斬!」夜トと雪音とひよりが楽しそうに歩く姿を歩道橋の上から筆を持った藤崎が見ていた。あのヘタレが螭(みずち)を放つなんてやっと来たのか反抗期、やっぱカワイイよあいつと笑う。藤崎、行くぞと友だちが呼ぶ。何を見ていたんだと聞かれ野良や面の妖を連れた藤崎(父様)は何でもないと歩き出した。【感想】小さい恵比寿、カワイイ~ 久しぶりのノラガミだったけど2期はパワーアップして1期より面白かった。毘沙門編だけかと思っていたらどんどん話も進んでちょっとビックリ。最後にあのひよりにいきなりキスした藤崎が出てきて父様とわかったし3期もあるかな。早めにお願いしたいな。ページビューランキング
2015.12.26
ピアノの森(26)著者:一色まこと価格:842円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る★2015年12月22日発売。講談社・モーニングKC。一色まことの18年の長期連載がついに完結。・主人公のカイ(一ノ瀬海)は水商売をする母親と貧しい二人暮らしで森の端という地区に住んでいた。小さい頃から森のピアノを弾いて育った小学5年生のカイはピアノの道を志す同級生の雨宮(雨宮修平)、森のピアノの元の持ち主で交通事故で婚約者と左手の自由を失い音楽教師をしていた名ピアニスト阿字野(阿字野壮介)と出会う。カイの天才的なピアノの才能に気づいた阿字野はそれを育てたのが自分が捨てた森のピアノだと知りカイの師となる。まわりの人々に支えられ才能を開花させたカイはショパンコンクールに挑戦する。☆大好きな物語がついに完結しました。連載18年。私が読み始めたのはモーニングKCになった1巻からだから10年かな。長かった~いつもいつも続きが読みたくて待っていた感じです。25巻でショパンコンクールの結果はわかっていたから、驚くようなラストではなかったけど、それぞれが明日につながるあたたかくて優しい結末で良かったです。☆ピアノを弾かない人でも楽しめるし、あまりピアノを弾かなくなった私も弾いてみたくなる作品です。楽天ブックスで予約をしていて22日に届いたけど、クリスマスに読みたかったから開けるの我慢して24日のイブの夜に読みました。あったかい気持ちで笑顔になれて素敵なイブを過ごすことができました。【全巻】ピアノの森<全26巻>一色まこと ページビューランキング
2015.12.25
趣味でヒーローを始めた男サイタマは強くなりすぎた。どんな相手でもワンパンチで決着がついてしまう。圧倒的な力はつまらないと感じるサイタマを本気にさせる敵は現れるのか。 ワンパンマン あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「最強の男」 ☆第2話 「孤高のサイボーグ」 ☆第3話 「執念の科学者」☆第4話 「今時の忍者」☆第5話 「究極の師」☆第6話 「恐怖の都市」☆第7話 「至高の弟子」☆第8話 「深海の王」☆第9話 「不屈の正義」☆第10話 「かつてない程の危機」☆第11話 「全宇宙の覇者」☆第12話 最終回 「最強のヒーロー」 ページビューランキング
2015.12.22
趣味でヒーローを始めた男サイタマは強くなりすぎた。どんな相手でもワンパンチで決着がついてしまう。圧倒的な力はつまらないと感じるサイタマを本気にさせる敵は現れるのか。★前のお話は→ 第1話~第11話 あらすじまとめONE PUNCH MANワンパンマン#12 最終話 最強のヒーロー ボロスと戦うサイタマ。サイタマのパンチでボロスの右腕が飛ぶ。力を解放した俺を相手にここまでやるとはなとボロス。サイタマも強いよお前はと言った。地上ではタツマキが超能力で瓦礫を動かし宇宙船を攻撃する。タンクトップマスターは邪魔だと言われた。ジェノスはその力にタツマキひとりでも船を落とせそうだと思った。決着はつきそうだし用事があるから先に帰らせてもらうという駆動騎士はジェノスにメタルナイトはお前の敵だから気をつけろと言った。どういう意味だとジェノスが聞くと、そのうちわかるが今は近づかないほうがいいと言った。メルザルガルドと交戦するアトミック侍たち。やられたと思ったバングは肩こりがとれたと戻って来た。アトミック斬でメルザルガルドを斬るアトミック侍。肉体が復活するときは頭部から再生されその中心に心臓部があるとバング。メルザルガルドの核を見つけるとこれだけ何度も見ていれば猿でも要領が掴めると言うと握り潰した。全部の頭を倒しひとまず勝利だとぷりぷりプリズナー。まだでっかい敵が上に残っているけどなと金属バットは言った。無免ライダーたちは情報があった最後の生存者を救出した。 船内ではサイタマとボロスの戦いが続いていた。自分と互角に戦えるのはお前が初めてだとボロス。体内のエネルギーを放出し後ろからのパンチがサイタマにヒットした。立ったまま動かないサイタマに勝負が見えてきたとボロス。過酷な環境で生存競争を勝ち抜いてきた俺の種族は宇宙でも随一の自然治癒力を持つ。中でも俺は自然治癒力も身体機能も潜在エネルギーもずば抜けて優れていて貴様らでは死に繋がる深手も数秒あれば塞がると言った。もげた腕が元通りになった。お前は傷が増し体力も減るだろうと話し続けるボロスにうるさいとサイタマ。ベラベラベラベラと戦いはもう終わりなのかと言った。いいやまだだと言うとボロスはメテオリックバーストを出した。体内エネルギーの放出を推進力として生物の限界を超えた速度とパワーを引き出すものでサイタマは月に飛ばされた。体に負担がかかり消耗したボロスに対してサイタマは息を止めただけで月から戻って来た。お、(大気圏を)抜けたと無傷のサイタマ。ボロスは自分のすべてをぶつけたくなったと言いサイタマに向かった。サイタマのパンチで飛ばされ、それでこそ倒しがいがあるというボロスにサイタマの連続普通のパンチが炸裂する。全エネルギーを放ち貴様もろともこの星を消し飛ばしてやるとボロスは切り札の崩星咆哮砲を出す。だったらこっちも切り札を使うぜとサイタマ。必殺マジシリーズのマジ殴りで崩星咆哮砲は弾き返されボロスは再生不可能な致命傷を負った。俺は敗れたのかとボロス。まだ意識あんのか、やっぱ強いよお前とサイタマ。予言の通り対等ないい勝負だったというボロスにああそうだなとサイタマ。嘘だな、お前には余裕があった、まるで歯が立たず戦いになっていなかった。予言など当てにならんなと笑うボロス。お前は強すぎた、サイタマと言うと絶命した。 宇宙船が墜落した。壊滅状態のA市にイケメン仮面アマイマスク(A級1位)が来て金属バットに何があったか納得いくように説明しろと言う。でかい乗り物にのった化け物が攻めて来てこのありさまだが決着はついたと金属バット。近くでドラマの撮影があって来たというアマイマスクはこんな状況で決着がついたといえるのか、なんて無能なんだ心底あきれると言った。そこにメタルナイトが到着。戦いは終わっているのに何の用でここに来たとジェノス。強力な兵器を作るために宇宙船を回収しに来たのかと言うとメタルナイトはその通りと答えた。平和のために強力な兵器が必要だとメタルナイト。このありさまでは持ち腐れだなと言ったアマイマスクは宇宙人の生き残り全員を処刑しジェノスに君には少々ガッカリしたと告げた。やめとけよと言うハングに心配するなとジェノス。アマイマスクは先生に会う前の自分に似ていると思った。心に余裕がなく悪の撲滅を焦っている。おそらく過去に相当な何かがあったのだろう。サイタマが宇宙船から出て来た。なんでB級のあなたが宇宙船から出て来るのよとタツマキ。先生、無事でしたかとジェノスが駆けつけた。終わったから帰ろうぜとサイタマ。敵の大将は片づけたんですかと聞かれ、けっこう強かったよ過去一番かもなとサイタマは答えた。タツマキを無視して話しながら帰るふたり。怒ったタツマキが私ひとりで十分だったのに、ハゲ、タコと騒ぐとジェノスに何か言ってやれとサイタマ。おいクソガキ、黙ってうせろ、ぶちのめすぞと言うと、ジェノスがぶちのめされた。私のほうが年上なのにガキなんてとジェノスを岩に叩きつけ次はあんたよB級とサイタマに言うタツマキ。ハングがよさんか協会を代表するヒーローなんじゃろと言うと、まあいいわと去った。サイタマが変な方向に向いたジェノスの関節を治そうとしたら腕が取れた。 この日、A市は地図から消えた。宇宙人襲来とA市の消滅は歴史的大事件として連日報道されたが暫くするとおさまり誰も消えた都市の話はしなくなった。宇宙船はメタルナイトが回収。ヒーロー協会本部は建物の強化改築を行い鉄壁の要塞を作り上げた。新しくインフラを整備し協会本部から伸びる道路でどの町にも迅速に駆けつけることができるようになりA級以上の希望したヒーローには本部に移住する権利が与えられた。 Z市に冥界王プル豚が現れた。災害レベルは竜。飽食に明け暮れ無駄な物ばかり地上に生み出す人間どもは朽ち果てろと攻撃する。少年を助けるジェノス。何だお前と聞かれ、趣味と実益を兼ねてヒーローをやっているお方......サイタマが飛んできて一撃。怪人は砕け飛ぶ......と、その弟子だとジェノスは言った。サイタマは、またワンパンで終わっちまった、くそったれ~と叫んでいた。 【感想】サイタマとボロスの戦闘シーンの作画は凄かったね。サイタマだけでなくこちらも神が宿ったかと。最強ヒーローの映画を鑑賞した感じかな。原作は読んでいるけどアニメもとても面白かったです。すぐには無理かもだけど続きも見たいです。2期に期待。 ページビューランキング
2015.12.21
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