寒いですね。ふくらはぎの肉離れが治りつつあるほうとうです。
昨日、ザ・シンフォニーホールで行われた、大阪センチュリー交響楽団創立20周年
記念特別演奏会2、オネゲルの劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」を聴いて
来ました。
生ではなかなか聴けない演目ですし、指揮がびわ湖ホール監督でかつこのオケの
首席客演指揮者の沼尻竜典さんなので、うまくまとめてくれるのではないかと期待して
行ったのです。
この作品は、パリに住んでいたロシア人女優ルビンシュタインが、ジャンヌ・ダルクを
演じたいと思ってオネゲルと劇作家クローデルに依頼して作られたものです。
ジャンヌ・ダルクと修道士ドミニクを演じる俳優が必要ですし、少年合唱のほか、
オケの中にもオンド・マルトノ、ピアノ、チェレスタやサキソフォンが必要な(代わりに
ホルンは降り番ですが)大掛かりな演目です。
さて、聴いてみて、良かったのは特に演出。
舞台後ろのブロックを全て使って、白いピラミッドのような俳優用の舞台を造り、
スクリーンとしてもうまく使っていました(映像・照明さんご苦労様)。また合唱団・少年
合唱団ともシンプルな黒い衣装(実は長袖Tシャツですが)でシリアスないい雰囲気を
醸し出していました。
演奏側では、岸和田市少年少女合唱団がよく頑張っていたと思いました。特にソロを
担当した子は良かったですね。将来楽しみです。オケもまずいところは無かった。
セミステージ形式というスタイルで上演されたのですが、シンプルな舞台セットのオペラ
と同じくらいで、非常に分かりやすく良かったと感じました。
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