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2014.03.30
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カテゴリ: 映画
今さらながらテレビでやってたので見ました。


塔の上のラプンツェル 【Disneyzone】 [ マンディ・ムーア ]

なんだか目が大きくて怖い(^_^;)
映像はきれい。
おかーさまがいちいち歌ってるのがおかしい(^_^;)。
あんま映画そのものの感想ではないけど、ちょっとだけ言いたいことがあるので書きます。

以下ネタバレ
















これはいわゆる「継子もの」だな。
「白雪姫」とか「シンデレラ」とか、継母にいじめられる系の話だと思った。
でも「白雪姫」の元の話では、白雪姫を殺そうとしたのは本当の母だったはず。

ある日、娘は「私は愛されてないんじゃないか」「憎まれてるんじゃないか」と思い始める。
ただの思春期だったり反抗期だったり、中二病だったり。

あるいは本当に母親の方がおかしい場合もある。
「毒になる親」という言葉もすっかり浸透したけれど、子どもを愛していない、むしろ憎んでいるような親も、世の中にはいるらしい。
口では「お前が一番」「ママはお前を愛してる」と言いながら、娘が幸せになるのを阻害する母親も、(直接は知らないからはっきり言えないけど)確かに現実に存在するらしい。

だから、娘は思うのだ。
「あの女は私の本当の母親じゃないんじゃないか」
「どこか遠い国に私の本当の(優しい)ママがいるんじゃないか」
と。

ミュージカルの「レ•ミゼラブル」でコゼットが歌う「あの雲の上に」という歌がある。
あの雲の上にお城があって、本当の優しいママがいて、みんな幸せで、わたしは本当はそこに住むはずなの〜みたいな歌。
この手の夢想はわりと定番じゃなかろうか。
(コゼットちゃんは本当に不憫な暮らしをしてたから、この夢想はマジ健気なんだけど)

で、ラプンツェルのおかーさまも口では「愛してる」って言うのに、娘の幸せは考えてないよね。
成長したラプンツェルは、自分が愛されてないのに気付いた。
「なんで?」
そして、
「本当のお母さんじゃないからだ!」
と気付いた。

ええとなんていうか、ストーリーに不満がある訳でも、劇中のキャラの行動•セリフに矛盾がある訳でもなんでもないんだけど、思いついたから書くと…

いじわるな母がいて、あまりに可哀想で残酷だから、あれは本当の母親じゃないってことにする。
それで読者は安心する。書き手も安心する。
そういうストーリーを作ることで、世間は納得する。
おかーさまは自分のことしか考えてない、そりゃ本当の母親じゃないからねー。

でもなんか、本当の母娘が憎み合う方がリアルじゃない?
お互い似ているから反発するんじゃない?
血のつながりは断ち切れないから辛いんじゃない?
父殺しの息子の成長譚はよくあるじゃない。
なんで母娘は「継子もの」にしてオブラートに包むんかなあ。

「毒親」ってオーバーな話じゃなくてさ、
母性神話がきつくて、まるで母と娘は愛し合うのが当然で愛し合わなくてはならないって世間のプレッシャーから、なんだか余計に期待しすぎちゃって、だからちょっとしたことで裏切られた!って大騒ぎして逆恨みして、憎みあっちゃったりする、不幸な親子。
だから、きっと本当の親子じゃないんだ!って現実逃避する。

でも、母親だってただの人間で、割と素で間違ってたり抜けてたりワガママだったり、まあなんかそんなもん、ちっこいただの人間。
そんな完璧な「お母さま」なんて最初からいなかったんだよ。
完璧な「愛らしい子供」なんてのもね。
そういうことに気づくのが、「母殺し」として象徴された成長儀礼(イニシエーション)ではないか。
(「母殺し」されちゃった方が、本当の母も生きるのが楽になりそう)

まあそんな裏読みをしてしまったという話。

元々のラプンツェルという童話に「継子」要素はなかったはず。
おかーさまのいかにも「毒親」発言、モラハラっぷりが素晴らしい。
古いシンプルな童話に、別の要素ぶち込んで、するすると一つのお話にまとめあげたのは、さすがディズニーだわ。


----追記(関連項目を追加しました)----

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Last updated  2015.04.20 09:08:54
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