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2007.02.22
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今晩は仕事帰りにオペラ "La Traviata" (椿姫)を見てきました。

 『椿姫』といえば中学校の音楽の時間に第3幕を見、ビオレッタが死の間際に歌った「パリを離れて」を習った記憶が・・。オペラ歌手といえば、体が楽器でもあるのですが・・そのときのビオレッタ役の方が肉付き良く、とても死にそうにみえないという記憶だけが残りましたしょんぼり

 今日も15ドル席。今日で927回目のMET公演。本当にスバラシかったです。1曲終わるごとにの声も増えていきました。舞台セットが素晴らしくて、そこにビオレッタの邸宅が、2人の家があるようでした。セットもすごいのですが、光の加減が本当に素敵でした。

 第1幕目のビオレッタの邸宅でのパーティーでは、何十人という人たちがワサワサと出演し、そこで催されているようでした。2幕目2場の2人の家も幕が開くなり、オォォという声がわき、フランスの田舎のたたずまいがそこにはありました。

 アルフレッド役の歌手は韓国人で、今期デビューだったようです。既に見ている友達によると「頭が大きい・・」と。た・・確かにアジア人という体型でした。が、とてもきれいな声のテナーでした。まだまだ新米には負けん・・と父親役( Charles Taylor )のバリトンがよく響きました。さすがに貫禄が違いました。特に2幕目2場の2人での掛け合いでは差が歴然と・・。カンバレ若者!

 ビオレッタ役のソプラノ歌手( Mary Dunleavy )も本当にきれいな声でした。2幕目、アルフレッドの父から息子と別れるように言われ、別れを決心する彼女。彼にはそのことを告げずに「庭に行くから・・」と外に出る瞬間の歌はじ~んときてしまいました

  Amami, Alfredo, quant'io t'amo Addio (意訳 アルフレッド、私が愛したように、あなたも私を愛してね・・さようなら)

 よく耳にするメロディで、せつない心をグワシッとつかまれるような旋律です。他にも「乾杯の歌」や「パリを離れて」など聴いたことのある曲も多く、ベルディの流れるような音楽が人気なのもよくわかります。

 トイレに近い私は席に着くと、真っ先にパンフレットでintermissionの回数をチェックします。お客さんのトイレのため・・というのもありますが、大掛かりな舞台装置を変化する時間でもあります。だいたい20分くらいかかるのですが、3分ほどで終わるときもあります。どうしているんだろう・・と思っていたら、3幕目で謎がとけました。

 それぞれの装置がエレベーターの箱のように動くんですね。ビオレッタが2階の自室で寝ており、下の階に階段で降りて行くシーンがありました。薄暗い屋根裏が、エレベーターが彼女の動きに合わせて上がると階下の1幕目のパーティー会場が出てきました。

 今シーズン中にあと1回はオペラに酔いしれたいなぁ・・。 





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Last updated  2007.02.23 15:59:44
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