◆脳卒中とは?◆ 脳卒中は大きく分けて「脳の血管が詰まる病気(梗塞)」と 「脳の血管が切れる病気(出血)」に分かれます。これらはその原因や 異常が起こる場所によって、またいくつかに分けられています。 脳梗塞(脳の血管が詰まる) 大きく分けて「脳血栓」と「脳塞栓(そくせん)」に分かれます。 「脳血栓」とは、脳の血管が動脈硬化で細くなり詰まってしまうものです。 「脳塞栓(そくせん)」とは心臓や首の血管にできた血の塊(血栓)が 脳に流れてきて閉塞するものです。 脳出血(脳に血管が切れる) 大きく分けて「脳内出血」と「くも膜下出血」に分かれます。 「脳内出血」は脳の中にある細い血管が破裂して脳の中に血の塊(血腫)を つくる病気です。「くも膜下出血」は脳の比較的太い血管にできた 血管のこぶ(脳動脈瘤)が破裂して、脳の周りに出血したものです。 |
---|
◆脳卒中予防の10カ条◆ (1)自分の血圧を知る 何よりもまず、血圧です。最近では、病院以外のさまざまな施設でも 自動の血圧測定器を見かけます。日頃から意識して血圧をチェックし、 自身の平均血圧を把握するよう心がけましょう。 (2)急激な温度変化を避ける 寒い時期の発症率は、暑い時期の1.5倍になります。暖かい場所から 急激に寒いところへ移動すると、心臓の負担になるか、または血圧が 急上昇し脳卒中を引き起こす場合があるからです。冬のあいだは 暖房器具などで暖かくするようにしましょう。 (3)ストレスをため込まない 人間はストレスを感じると脈拍が速くなり、血管が収縮して血圧が 上昇します。精神的緊張や不安が持続すると、この一連の反応も慢性化し、 循環器に負担をかけます。自分なりのリラックス方法を 見つけることが大切です。 (4)過労・睡眠不足を避ける 過労により脳疾患や心臓疾患を起こす人は増加しています。 そのなかには高血圧症などの既往症のある人が多いようです。 肉体的過労やストレスからくる心労は、自分でうまくコントロールする 必要があるでしょう。 (5)トイレに注意 トイレは温度差にも注意が必要ですが、排便時の「りきみ」で血圧が 上昇します。特にクモ膜下出血の20%は用便中に起きています。 トイレの工夫として、暖かい服装で行く、りきみ過ぎないなどしましょう。 (6)バランスの良い食生活を 最も注意すべきは塩分です。塩分を摂りすぎると血圧が高くなります。 現在、わたしたちは1日に約15gの食塩をとっていますが、 実際は10g、高血圧の人は7gが理想です。以下を参考にしてください。 こいくち醤油(大さじ1) 2.6g 塩鮭(一切れ) 1.1g うすくち醤油(大さじ1) 2.9g 梅干(1個) 3.3g みそ(大さじ1) 2.0g カップめん(一人前) 5.0g (7)お酒は「ほどほど」に お酒は適度な量であれば血圧を下げ、動脈硬化を防ぐ効果があると いわれています。逆に飲みすぎると動脈硬化や高血圧、糖尿病など さまざまな病気を誘発します。アルコールの適量は以下のとおり。 ビール 中ビン1本(500ml) ワイン グラス2杯(一杯120ml) 日本酒 1合(180ml) 焼酎 1.2合(90ml) (8)タバコは「百害あって一利なし」 タバコは血圧上昇、HDLコレステロールの減少、動脈硬化の促進 などの原因となります。喫煙者はタバコを吸わない人に比べて約1.5倍 循環器病やがんになったり、それが原因で死亡する危険性が高くなります。 (9)適度な運動をする 運動は血糖値や血圧を下げます。まずはウォーキングからはじめてみては。 少し息がはずむ状態をしばらく続けると体脂肪も減りますが、 LDLコレステロールも減少し、HDLコレステロールが増加します。 歩数が増えるほどHDLコレステロールは増加し、 動脈硬化の予防につながります。 (10)健康診断を利用 定期的に検診を受け、まずその結果に関心をもちましょう。 「異常なし」の結果でも、数値が境界域に近かったりする場合は 早めに生活習慣の改善に取り掛かりましょう。 |
◆調味料を変える◆ 食事に気を付けると言っても何からやっていいのか分からない方。 まずは調味料を変えてみませんか? 最近は減塩・低脂肪・低カロリーなど様々な健康調味料もあります。 『特定保健用食品』と言う言葉も良く耳にするようになりました。 自分のライフスタイルに合った調味料を探してみましょう。 |
楽天市場へ ダイエット | 健康食品 | 健康用品 | コンタクト | 福祉・介護 | |