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(イタリア)エトナ好きメンバーが集まって開かれた昨日(21日)のワイン会。会場、飲んだワインたち前編と紹介しましたが、そのつづき。。。(その1会場編は、その2ワイン前編は)さて、DOCエトナについて、飲んだワインの1.Murgo brut Metodo Classico 20072.CONTADINO 7(ロッソ・デル・コンタディーノ 7)ときて、今度は赤4本。3.Etna Rosso NICOSIA 2008(エトナ・ロッソ/ニコシア)生産者は100年以上の歴史あるエトナの老舗ワイナリー、ニコシア。ブドウ品種はネレッロ・マスカレーゼ 90%、ネレッロ・カップッチョ10%。チェリー(ゼリーのような少しキャンディ香のある雰囲気)、肉などピュアな雰囲気漂うクリーンな香り。味わいも同様に、酸とミネラルがきらめくようなキレイさ。引っ掛かりなく喉を滑るツルンとした味のミディアムボディ。今回の中では最もブルゴーニュの赤に近い味わい。シマアジのお刺身と意外と合う!4.Passopisciaro 2007(パッソピッシャーロ/アンドレア・フランケッティ)生産者はイタリア・トスカーナで、あの有名ワイン「テヌータ・ディ・トリノーロ」を生み出した、鬼才・アンドレア・フランケッティ。ブドウはもちろん、ネレッロ・マスカレーゼ100%。樹齢が60年~80年のもの。ちなみにコレの格付けは、DOCエトナではなくIGTシチリア。焼きアーモンド、熟れたチェリー、わずかにししとうや青唐辛子系のハーブなど、完熟した果実香の奥に、少し青みがかった香りもチラチラ。味わいはアセロラジュースに生のチェリーを潰して混ぜたような、じんわりした酸を伴うピュア系の果実味。醤油系の旨味も強く、余韻が食事を欲しがる印象。ワインの色からすると繊細一辺倒の味わいと思いきや旨味とミネラルと酸のバランスがとってもよく、美味しい5.Nonna Concetta 2007(ノンナ・コンチェッタ/ラ・カラブレッタ)生産者はエトナで100年以上の歴史を持つ、La Calabretta (ラ・カラブレッタ)。パッソピッシャーロ地区の標高600m ほどに位置する、わずか0.4 haの区画から造られるワイン。(つまり、先ほど出た4のアンドレア・フランケッティの畑と同じ地区!)ブドウはネレッロ・マスカレーゼ100%、平均樹齢はなんと110年! しかもその半分は台木を用いていない自根のブドウで、手摘み。バリックで4カ月熟成し、14カ月以上瓶熟。格付けはIGT。(ちなみにラ・カラブレッタでは「エトナ・ロッソ」も生産していますが アチラの畑は標高700m~800m、平均樹齢は70~80年、 温度管理をほとんどせずに醗酵、大樽での熟成と、 伝統的な手法なので、タイプが少し違います)プラム、プルーンなどのドライフルーツ、黒砂糖、消毒薬っぽいミントのような清涼感ある香りやビオっぽい香りも。酸は豊富だけれど穏やかに感じるほど、黒系果実のフルーティな質量の大きい味わい。ミネラルにより甘じょっぱい印象。七味唐辛子の雰囲気に合いそうだなーと思ってお店の七味煎餅に合わせたらピッタリ!6.il passo 2010(イルパッソ/ヴィニエティ・ザブ)生産はVIGNETI ZABU(ヴィニエティ・ザブ)。(とはいっても、ここは高品質でお手頃価格のイタリアワインを生産する会社、「ファルネーゼ」にオーナーが代わってマス)。格付けはIGT。ブドウはネレッロ・マスカレーゼ85%、ネーロ・ダヴォラ15%。面白いのはリパッソの手法をつかっていること!(「アマローネ」というイタリアワインにも使われる手法で乾燥させたブドウをすでに醸造させたワインに加えて、再度発酵するもの) 完熟ブドウを枝のまま切って、そのまま畑に10日間ほどぶら下げ、30%ほど乾燥させて収穫。それをすでに発酵させたワインに入れ、再発酵。これによって糖度が増し、かなり濃厚な風味と味わいがプラスされるんです!ちなみに発酵後は、樽熟成6ヶ月。プルーンやブラックベリーなどの黒系果実に熱をいれた、グラスからあふれんばかりの果実香。乾燥ハーブやカカオなどの香りも。味わいにはベタベタした甘さはなく、果実味、酸味、ミネラルがぎっしり詰まった密度の濃いもの。ヴィンテージが若くても、ひと口めから美味しい味わい。牛肉と合わせてドンドン口に滑り込みました。今、¥2000前後だから、コスパの高い味!(後日、姉男はコレ、単独で買いました)ということで、その3まで続いたワイン会は終了~!ワインを揃えてくれたKご夫妻、ありがとうございました!あと。。。余談ですが、ちょうどワイン会の最中、お店に札幌のテレビ局の取材があり「撮影させて貰っていいですか?」とカメラ向けられたので9月の最初頃に、この酔っ払いたちの映像が流れるかも。HBCという局の夕方のワイド情報番組参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方どうぞお願いします
2012年08月22日
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えーっと、このワイン、カッパのワインです。何か?違う違う、カッパが飲むんじゃなくてイメージとしてはこんな感じ。 「分かんねーよ!」 あっ、どこかから突っ込みが......すす、すいません正確に言うと、キュウリを美味しく食べられる白ワインなんです。■商品名:【6本~送料無料】 ヌラガス 2010 パーラ 2010 Pala[イタリアワイン]■レビュアー:姉男 ■レビュー内容というのも、このワインに使われている「ヌラガス(ヌラグス)」というぶどう品種がキリッとした酸と ドライでみずみずしさ溢れる味わいで、夏野菜のキュウリにピッタリなんです。ちなみにこの「ヌラガス(ヌラグス)」という品種。イタリアでシチリア島に次いで2番目に大きい島、サルデーニャ島の土着品種。DOC(統制原産地呼称:このワインはDOCヌラグス・ディ・カリアリ)では、この辛口白ワインのほかにアマービレ(中甘口)白ワインも認められているけれど、甘口のヌラグスは姉男も見たことないですねぇ。何といってもこの品種の持ち味は酸とミネラル!軽やかでフルーティなワインが出来上がるので、夏に向いているんです。生産者は1950年にサルディーニャ島の南で創業した「パーラ」。1990年に2人の息子に引き継がれてからは、すべてのブドウ樹をサルデーニャの地ブドウ品種に植え替え、ワイナリーの改良も行ったカンティーナ(醸造所)。使用されるブドウの樹齢は20~25年。ちなみに、このワインの2008年ヴィンテージはガンベロ・ロッソが選ぶコスパなワインのガイドブック『べーレベーネ・ロー・コスト2010』で、約4000本のなかからNO1.に輝いたことがあるワイン。(ただし今回は2010年ヴィンテージ)色は、輝きある、ほんのり緑がかった淡い黄色。ディスクは厚め。粘性~中の下。香りは、キンカン、完熟前のグレープフルーツなどの柑橘系、アカシアの花などの白い花、フレッシュなディルなどのハーブ、ひなたの白い土、青みかんの皮、青魚。味わいは、ゆるりとした口あたりにも関わらず、抜栓直後には舌先にピリピリくるほどの酸の刺激が支配的。ほどなくして、みずみずしいスターフルーツや洋ナシの果実味のすぐ後を、太くて広い酸が包み込む印象に。とても背筋の伸びるキリッとした酸。呑み込んだ後には、ライムやレモンを舐めた後のような爽快感があり、青みかんの皮のようなほんのりした苦みと、ミネラル由来のうっすらした塩味がアクセント。時間が経つにつれて果実味はやや膨らみ、温度が上がっても全くダレない酸とともに食欲を増進させてくれる心地良い味わいに。この酸のおかげでフルーティながらも飽きずに1本イケてしまう印象。昆布の旨みベースのキュウリの浅漬けとは、ダシの風味が膨らんで本当によく合います!ズッキーニの塩味ソテーやイカ刺しにもバッチリまた、ワインの酸は、「フランスのシェーヴルとかイタリアのペコリーノ・ロマーノなんかの酸のあるチーズにも合いそう」と思っていたら、実はペコリーノ・ロマーノはサルディーニャ特産!じゃあ...とやはり特産のボッタルガ(カラスミ)にも合わせてみたら、うまい!塩味が強い料理よりも、薄味で旨味あるもののほうが、ワインとの相性はいいと思います。サルディーニャ島の白といえば、ベルメンティーノ種のほうが有名ですが、ベルメンティーノだけだと、どうしてもキリキリしすぎる印象のものも少なくなく、コチラは軽やかながらも、ゆるりとしたフルーティさも秘めていて、おススメかなり好き嫌いが分かれるかも(酢の物が嫌いな男性には苦手かも)、と思いますが、夏の食欲増進にもってこいのワイン。18~20℃近くなっても、酸でスッキリ飲めるワイン白ワインはそうそうありません!1200円以下なら大満足。海風にふかれながら飲みたい白ワイン。もし、コックリした白ワインが飲みたい時に、間違ってこのワインを選んでしまったら「ちょっと飲みたいのと違う…と思ってしまうかもしれませんが、きちんと品種の特性や「酸」「キリリ」のワインだというキーワードを覚えておけば、選択の幅が広がって満足できると思いますよ。姉男もキュウリ片手に1本空けました!うぃ~ひっく参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方お願いします
2012年07月08日
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えなりくん、疲れてますな いやいや、疲れたら甘いものだってさて、先日からの姉男の「疲れたら甘いもの・・・」。イタリアのチョコシリーズになっているワケですが今度はコチラ。 「Tartufo dolce di alba BIANCO」 (タルトゥフランゲ社 白トリュフチョコ)。 ■商品名:【バレンタイン特集!チョコを含むご注文で5,800円以上で送料無料】タートフランゲ社製:白トリュフチョコレート!■レビュアー:姉男 ■レビュー内容イタリアのタルトゥフランゲ社が製造する、柔らかめのヘーゼルナッツ入りのチョコ。タルトゥフランゲ社も日本ではあまりなじみがないので、ちょっと説明すると・・・。タルトゥフランゲ社は1980年に創業。その名の通り白トリュフの産地、イタリア・ピエモンテ州アルバ県ランゲにある世界屈指のトリュフメーカー。トリュフと言ってもチョコのことではなく、世界三大珍味の高級キノコのトリュフのこと。 シーズン(トリュフの旬は秋)外にも「おいしいトリュフを味わってほしい!」ピエモンテ州の伝統料理を世界に届けたいという思いがタルトゥフランゲ社の始まりだったそう。 今では、ピエモンテ州以外で殆んど見ることのない白トリュフをはじめ、トリュフ商品を専門として、トリュフ風味のパスタ、チーズ、塩、オイル、ヴィネガー、ソース、クリーム、チョコレートなどを製造している会社なのです。で、今回購入のコチラ。「ビアンコ」 ホワイトチョコレートとヘーゼルナッツのクラッシュしたものを組み合わせた、柔らかめのチョコレート。ヘーゼルナッツは、先日から姉男のブログに頻繁に登場しているイタリア・ピエモンテ州のIGP(原産地証明)付き(ピエモンテのヘーゼルナッツは高品質・高級品) ヘーゼルナッツの割合は35%。食べていいですか やはり包みを開けると、ヘーゼルナッツの香りがフワリ。2センチ角のチョコは、ちょうど女性の一口サイズ。ポイッと口に放りこんで歯を入れると抵抗感の少ない柔らかめの歯触り。サラサラしっとりと、なめらかに流れるような溶けの良さほどなくして、口の中にはヘーゼルナッツのクラッシュされた粒々感がだけが残り、噛むと、またヘーゼルナッツのイイ香りとしっとりした歯触りが楽しめるもの。後味に残るのは、ほんのりしたミルク風味。 \クセになる!ったらクセになる/ ビター派の方でも甘すぎると感じることはなく、次も口に入れたくなるように、甘味もちょうどいいもの。 ただ、ちょっと不思議なのは、ショップの画像と成分内容を見るとこの「ビアンコ」ではなく、コチラの「Dulcis Tuber Pralina con TARTUFO」(トリュフ入りチョコレート)になっているよう。 こちらのチョコは、同じヘーゼルナッツが入っているけれど実は本物のトリュフ入り!最初はコチラが届くと思っていたら、トリュフの入っていない「ビアンコ」のほうが届いたの・・・。 ひょっとして、お店の画像と成分表示が間違っているかも現在、問い合わせ中だけど、姉男のもとには「ビアンコ」が届きました。 ちなみにタルトゥフランゲ社ではこのチョコのシリーズは、他にもフレーバーがいろいろあって日本では売られているとこがないかも。他のフレーバーのチョコたち 売っていれば、全部、制覇したいんだけどな~! バレンタインが終わったらね足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします
2013年01月28日
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