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楽天である以上、しかたないのかな?それにしても不愉快な広告!
2012年11月04日
「少女漫画」読了読み始めごろは不安定な気分だったけれど読み終わったら、なぜか泣けた。分析したら色々あるのだろうけれど、シンプルに断定してしまえば感動ものです。もちろん虚構なのだけど骨組みがほどよくリアルなのです。根底にある体温と呼吸音が心地よく伝わってくる。心憎い仕掛けに酔いました。以前、書評を読んで買いに行ったところ、絵柄に触手が伸びず…という作家だった。今日はたまたまビデオを借りに行った際、レンタルコミック棚で見つけて借りてみた次第。借りてよかった!レタス…云々、買って読もう!と今思っております。少女漫画で育った私にとってまさに琴線掻き鳴らされまくり…前日、これもたまたま図書館で見掛けて借りたわたなべまさこ「まんがと生きて」その翌日の「少女漫画」おもいがけず少女漫画リンクしてしまった。これまでの漫画人生?!に悔いなしという気分にさせてくれた一冊でした。感謝感激雨霰本です。
2009年08月21日
ジャックを主人公としたシリーズを中心に再読。華麗な線甘いルックススパイスの効いた内容清水玲子は不思議な作家だ。独自の美学に貫かれた世界は時におとめチック時に哲学めいてなかなか読ませます。食欲をテーマにした作品が印象的ロボットの憂愁はあくまで人間的でありながら危ういところで反転している。合わせ鏡のように。
2009年08月17日
「ふしあな」塩川桐子 小池書店ヴィレッジヴァンガードに「ウサビッチ」シーズン3を買いに行ったところレジ横あたりで、気になる本を発見。コピーに「岡山出身作家」とあり、浮世絵風の絵柄が美しい。久々の、ジャケ買い☆これまで、表紙に惹かれて買った場合の勝率は、ほぼ5割。さて、今回は…大当たりでした♪♪♪絵柄の美しさはもちろんのことコマ運びストーリータイトルすべて大満足の逸品!!!いったいどんな作家さんなのか…10年前に出版された文庫のリニューアル版が今回の大判で、どうやら週刊ブックレビュー(マンガ夜話?)か何かでも取り上げられたらしいけれど私には初見のおひとである。……なんだか、とっても、とっても…会ってみた~い!!!あとがき漫画の言葉の端々に、親しみを感じる表紙裏にあった自己紹介に職人好きとあったせい?!岡山出身の漫画家、数人頭に浮かぶけれど会ってみたいと思った人は初めて。いつか会えるかな会えるといいなそして寡作の方らしいがもっともっと近作(旧作でも可)を読みたいものである!
2009年08月14日
懐かしの「アラベスク」久しぶりに読んだら色んな意味で興味深く、面白かった。当時の社会状況や流行りものを思い返しつつ日本テイスト満載のソ連バレエマンガ満喫。ノンナの気弱さユーリのかっこよさアーシャの安定感ちゃんと今でもイキテいる♪
2009年08月02日
茶道宗家をモデルにした「松風の家」読了毀誉褒貶の激しさというてんでは「序の舞」同様の読み応え京都人気質、京ことばが印象的だった。あと、お道具へのこだわりと意味合い。ずしりと重い、いい作品だった。
2009年07月26日
「序の舞」読了後、強く感じたのは恋情というものの怖さと才あるひとの禍福。心を開け放って掴むものがはたして禍なるか福なのか予測できずまた予測できたとしても避けえないということ上村松園の「焔」は好きではないがこれを読んだことで了解できる作品となった。続いて「伽羅の香り」読了したがこちらは主人公に共感することなくひとつの人生譚としてあっさり?読むことができた。
2009年07月25日
ここ数年、上村松園に惹かれている。絵葉書をつかってみたり画集を求めたりまだ直筆には出会っていない宮尾登美子の「序の舞」文庫を手に入れて昨晩、寝しなにちょっとだけ読むつもりがとうとう徹夜…それでも読み切ったわけではなく朝には休もうかな…という気持ちさえ…休みの前に読むべきだった!これから続きを読むのですが早く寝なくっちゃ!
2009年07月22日
精一杯努力しているつもりがどうやらいつも方向違いで変なところに苦心惨憺。肝心なところを考えていないらしい。今回も厳しい叱責。投げつける言葉と目つきには憎しみすら混じってる。(思い過ごしではなく…)反省しても反省しても同じところで怒りを買う。どうして改善できないのか、我ながらいやになる。根本的に自分を見直すしかない。きっと私という人間には決定的に欠けていて、かつ社会生活において絶対必要な資質を手に入れなければ解決しないのだろう。やめればそこまで、という道もあるが何もかもやりかけで、そういうわけにもいかない。鶴の一声で、解雇とあれば従いますが。どうなろうとも自分と一生道連れなのだから自己嫌悪もそこそこでやめたい。どうにかこの厄介な自分と付き合っていかなければならないのだし上司が絶対的に常識的で、公正だというわけでもない。午後の会議になんとか心を向けてしっかりしなきゃ!なるようにしかならないなるようになる完全無欠とはほど遠い自分がここまで頑張れたということ自分を許せなくても自分を褒めようよろけつつも立ち歩く為に
2009年07月17日
「A Witer」 M.B.ゴフスタイン著 谷川俊太郎訳 ジー・シー・プレス刊 この小さな薄青の絵本に出会ったのは数年前、アートイベントの多い隠れ家的カフェ、カフェZでのこと。何気なく手に取って以来、この本は私の常備薬となっている。M.B.ゴフスタイン著名な絵本作家である。それ以前にも我が家には「ブルッキーのひつじ」という本があった。これは子供のために買った。可愛い、あたたかい内容。「作家」によって興味を喚起され、書店・図書館などで著作を読んだ。どれも丁寧で、誠実で、美しい。なかでも「ふたりの雪だるま」は感動的だった。家族の、あらまほしい、ありようが淡々と、短いお話で語られている。手に入れたいと思ったが絶版。図書館で借りるしかない。素直な線と素直な色遠慮がちにそっと差し出された手紙のように彼女の絵本は静かにしみわたってくる
2009年07月11日
なんとなく読まず嫌いだった、宮尾作品。読むきっかけとなったのは、仕事場近くの居酒屋での会話。昭和の雰囲気そのまま、80になるママさんが大の宮尾ファン。本の話しになったときに、「読むなら貸してあげますよ」お近づきになりたい下心で、お借りすることに。最初は「錦」知らなかった織物界のドラマに引き込まれ、イッキ読み。主人公を慕いながら、想いが報われぬまま独身で過ごす「お仙さん」に感情投影し泣けました。次は「一弦の琴」女のたしなみ、やら、女のありよう、やら…因習のなかで生きるしかなかった階層の女性像が息苦しいまでに迫ってくる物語だった。最新では「きのね」未知・未見の歌舞伎界。興味津々でこれもイッキ読み。美男の海老サマの舞台、見てみたかったな~!ここでは女中のお光の一途な想いは、どうにか成就するので、ある意味メデタシ。この三冊で、それぞれ織物・一弦琴・歌舞伎に開眼(大げさ…)興味の目が開かれました。一種独特な熱のアル文章。読み始めると、結構癖になります。
2009年07月06日
出勤途中で籠もよという店に。ガラスケースの中、涼しげに鎮座する生菓子に目を引かれた。梅の実紫陽花つばめ鉄線箱詰めしてもらった四つの菓子。今日の助っ人。風の味を楽しみに頑張ろう☆
2009年06月06日
例年以上に忙しく感じたり例年にない「無理せず頑張る」気分になっていたりなんだかこのところいろいろなことが見えてきてその度に大小のショックを感じるのです。本当に人間の幅が足りないというか考えが浅いというか流れのままに行くしかないのですが流されながらもえええ???となってたりするのです。
2009年05月22日
例年通り修羅場の季節4回目ともなると楽だろうと言われるがとんでもない!次々新たな懸案が発生するし、とにかくばたついているので行き届かぬこと夥しい。心身てんぱってます。なにがなんだか…というありうべからざる状況…予期して準備していたものすらどこにいったやらという混乱状態己の事務処理能力の限界を超えた部分でやっているのでもう本能のまま動くのみ頭はあとからついてきます(きっと)こんなことじゃいけないとわかっているけどまだ改善できず…来年こそは修羅場を整然と平然と乗り切りたい!そのためにも今頑張らなくっちゃ…!
2009年05月14日
岡山市デジタルミュージアムで開催しているモンゴル展。見に行きたいが、なかなか時間があわない。今日は休日出勤しているので、昼休憩に走っていこうかな、と思っている。悠久の歴史、ひろがる大地、吹き抜ける風…モンゴルという名称だけで、かなり気持ちがひろびろする。急ぎ足でみるのはもったいないが、とりあえず、見に行きます。 せかせかと、気持ちばかりせわしくなるこの時期。すこしばかり、油をささなきゃ、心がきしんでしまいます。
2009年03月07日
いよいよ三月!ここから仕事に全力投球の日々が始まる。気ばかり焦って準備不足だけれど、気負わずマイペースで頑張ろうと思う。当分は一層家事がおろそかになるので、今日は片付けに専念。とはいえ、整理下手でどこから手をつけていいやら…買い物帰りに目の端をよぎったのは、路肩のイヌフグリ。咲いてる咲いてる!子供のころから、懐かしい花。これまでの日々を悔やまないためにも一歩一歩をたしかに歩こう。
2009年03月01日
俯いてはいられませんね。ちゃんと顔をあげて頑張れる限界までは頑張らなくっちゃ!自分のなまけごころが一番の敵甘やかし続けた自分を反省する間に一歩でもすすむようがんばらなくっちゃ!…というわけで、春一番に背を押されつつ本気モードでがんばります。
2009年02月15日
会議終了。ほっとする。今日の課題。発言(説明)をいかにリラックスした状態で行うか…緊張で声はこわばり次第にスピードが速まる。ユーモアのかけらもありませぬ。聞いているほうも緊張(暗欝?!)どういう工夫をすれば楽しい?雰囲気で話せるのだろう。やはり場数?性格?いいかっこしたいと思っているわけじゃないのだが過分に緊張するということはきっと自分をよく見せたいと気張りすぎているのだろうな…20代のころとちっとも変ってない!これを進歩してないとみなすかまだ若いとみなすか…まだまだ修行中ということだけはあきらか。
2009年02月04日
図書館で二冊借りてきたばかり。語り口がとても心地よい。おりおりに読んでいきたい。あわせて青春日記も。
2009年02月01日
今朝は暖かくて、暗いながらも春を感じる通勤路。昨日は太陽の周りに虹がたくさん見えていた。ビルから出たときに感じた雨のにおい。夜の雨はよくねむれる。さて今朝は早朝より出勤。いま、一休みです。いよいよ春の兆しとともに仕事も急ピッチで忙しくなってゆく。この時期になると、毎回準備不足を悔やむ。秋にしっかり頑張っておけば!!!と思うのだけれど、追い詰められないと頑張れない…怠け症…夏休み終盤でてんてこまいする子供のまま!大人にならなきゃ!これから挽回! あせらず、かくじつに、ダブルチェックで。
2009年01月30日
雨になるのか、どんよりと鎮まった空です。水仙が群れ咲いて清々しいこの頃。手入れしない庭でも球根植物は元気です。昨日、久しぶりに「ファンシーダンス」視聴。やはり傑作。この監督さんの中では、一番好き。本木氏はいいな。今、読みたいもの。武満徹のサイレントガーデンヴァレリー、テスト氏減量しないと、体調&美観上、かなり支障が…なんといっても運動と食事改善なんだろうな。一度ついた贅肉は、なかなか席を離れようとしません。すっきり、身軽になりたい!
2009年01月18日
遅まきながら「クライマーズハイ」DVDを視聴。新聞社の様子がなかなか面白かった。原作を変えている部分では、主人公の家庭状況を映画向き(妻子が海外に…)にしていてびっくり。納得できなかったエピソードがすっきり削除されていたのが良かった。あと。構成では、時系列ですすめてほしかった。妙に凝って、現在と過去をマゼコゼにしているのが気持ち悪かった。有能な部下役が素敵だったが、これは役柄にはまったというより、役者の力かな。原作でのタイプとは全然違う人である。 タイトルに違和感を覚えるのけれど一読の価値ある作品だと思う。事件は現場で起こっているがお茶の間に届く情報的には社長室や会議室で仕訳されている構造も。
2009年01月16日
すっかりご無沙汰がちのブログですが皆様、どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。例年以上にのんびりと気の抜けた年末年始を過ごしなおさらネジがゆるんでしまったワタクシ。気合を入れて頑張らねばならぬ、と思う反面まあぼちぼち、行けるところまで行きましょうか…と早くも諦めムードになりかけております。とりあえず、ブログを更新!必要物資の調達に出動して参ります。
2009年01月03日
ようやく図書館で堀柳女「人形に心あり」を借りてきた。装丁が凝っている。紅の表紙の裏は色和紙のあられを散らしたよう。 旧字体の本文はレトロな雰囲気。(ちょっと暗号めいて…読み下すのにひと手間必要)とりあえず、ざっと目を通し、すっきりした内容に感銘を受けた。とてもいい本である! 自身が男勝り、オテンバ、と分析する性格ゆえか、無駄な装飾をせず 率直に語っているので読みやすい。竹久夢二との交流についても、自分の目と気持ちでみたことをそのまま伝えてくれている。ますます彼女が気になる存在になった。 ゆっくりと、何度か読み返し、また感想を記しておきたい。
2008年12月25日
最近、耳にした工芸作家の先生方の、珠玉の言葉を忘れないように…木工作家 村山明先生「技術がなくてはならないが、それを見せるための作品ではいけない」プロの作品といえども妥協せずに、ポイントとなる部分を厳しく観る…作品との真剣勝負に圧倒された。人形作家 秋山信子先生「見た人が心和む人形を創ろうと思っている。人形は子供のようなものです」明け方に、静かに顔を描く作業が印象的だった。菩薩のような柔和なお顔と声。幅広い、人間という存在への深い愛情を感じた。金工作家 佐故龍平先生「注目されるより、作業を続けていたい」人気作家であちこちから色んな依頼が舞い込むそう。若手のホープという立場上、できる限り引き受けているようだった。本当に、地味に制作に没頭したいのだと伺い、考えさせられた。注目されたくても叶わぬ人も多いが、逆に、注目されすぎて戸惑う人もある…作品もご本人も素敵なので、無理からぬことと思った。染織作家 鈴田滋人先生「丁寧に正確な作業を積み重ねること。手間を惜しまぬ綺麗な仕事が大切」明るく柔らかな笑顔と語り口。丁寧な仕事こそが全ての基本なのだと、あらためて思った。
2008年12月08日
県立博物館で行われている工芸展と百貨店で開催されている染色展を観覧。強風に落ち葉が舞って、思い切り冬っぽいなかを自転車で疾走。途中、何度か目薬を差しホコリを落とす。県博は暗く古く陰気ながら、並んでいる作品群は素晴らしかった。備前焼で?という作品もあったが、概ね名作揃い。なかなか見る事のできないものも多く貴重な機会だった。染色展は思ったより、こじんまりと開かれておりなんだか、しんみりした気持ちになった。工芸の世界にも流れと言うか政治力みたいなものがあるらしく近くの画廊やギャラリーでは(売れ筋どころが)華々しくゆったりと展示されているのに…歴史ある貴重な染色の会のラストだというのに…片隅に押しやられた格好にみえたのが残念。「女の新聞」という先覚的かつ意義深い実践をされた杉山千代さん。復刻版を手に入れたのがきっかけで、興味津々になった方だが、彼女の残したもう一つの遺産が「千代の会」という染色展。直接、教えを受けた方々が集う、数少ない機会にもなっていたよう。着物文化が庶民の生活から隔たってくると作り手の情熱に応える人が少なくなる。それでも今日まで続けてこられた方々の思いの深さ。そして、高齢化と状況を併せ、最終と決めた胸中にあるもの。などなどもろもろの考えが浮かび帰途の暗さや風の強さも気にならなかった。とはいえ2号線は渋滞していて疲れました~~~!明日も(仕事がらみの)展示会めぐりだ~~~!来週は残業の嵐だし…がんばれ、わたし!などと思いつつ…
2008年11月29日
あまり関心のなかった人形部門。ふと人間国宝の堀柳女の頁を読んだところ、竹久夢二に弟子入りしていたという箇所に興味をひかれた。なんとなく夢二は商業的な浪漫という感じで日本伝統工芸と絡んでくるとは思わなかった。今度、図書館で資料を探してみよう。柳という字あたりに、夢二っぽさ?があるような気もしてきた…
2008年11月26日
昨日のタカミツさんのお話で印象深かったものを幾つか…いつも膨大な知識を拝聴させていただくのだけどきちんと反芻できるものはわずか…もったいないことです。☆DNA鑑定について…《ホモサピエンスたる自分の来し方について、アメリカの研究機関で100ドルくらいで鑑定してもらえる。》どこから発生し、どんな航跡を経て、現在に至ったのか。前世占いよりずっとロマンがある!ぜひやってみたい!☆カリブ海について…《カリビアンブルーの海。ヤシの葉蔭で果物を食べ、ハンモックでお昼寝。夜はお酒と歌と踊り》明るい水色の海と白い風景がなんとも美しい。地上の楽園!行ってみたい!数か月滞在して、漂白されたいな。☆マヤについて…《天文、建築、数学の発達と、衰退の急激さ。密林に埋もれる遺跡の数々》お話を聞いていると、興味深くて、タカミツさんの立った場所に立ってみたくなるけれど、現実的にはかなりタフでないと…洞窟にはいる勇気もないかも…☆映画について…数々の、各国の映画について聞いたのだけれど、思い出せるタイトル(見たいと思った)は「嘆きの天使」「カサノヴァ」「カリガリ博士」そしてタルコフスキー。☆映画補足…「愛のコリーダ」《フランスで見たとき場内は立ち上がって拍手。愛の多様な角度からの描き方に感動した為。日本ではいまだ完全版は見られない》たまたま一緒に参加している方が、この制作(大道具)に携わっていたそうで、撮影現場の話も出て興味津津。ぜひ見てみたい。できれば完全版を。☆猥褻の定義について…《生田耕作氏のエピソード:「美に敏感で、ポルノに興味のない私と、美に鈍感で、ポルノに興味のある取締官では、話が通じあうことがない」ダンディな着流しの生田氏が語った言葉が印象的だったとのこと》
2008年11月16日
我ながら、恵まれた職場に居ると思う。上質な勤務環境に感謝している。それでも折々、不満が狼煙をあげる。自分には手の届かない場所がある、という焦燥感や劣等感に閉ざされる。自分に見合ったことをしてゆくしかないし、自分の器以上の交流は望む方が無茶だ。わかっていながら、心が尖る。いつまでたっても、一歩前進一歩後退しているような…さてさて…鬱々としてもしょうがない。美しい晩秋の景色美しい漆芸の逸品などなど、心の栄養を補給すべく(家事を少しすませて)出発しよう。晩には第二回目のタカミツ塾(知人タカミツ氏のお話を聞く会)が待っている。彼の無限パワーに触れるには、テンション上げ気味にしておかねば!
2008年11月15日
今朝、出勤途上、自転車を漕ぎながら日暈を見た。太陽を彩る額縁みたいな虹。一日の始まりを祝福するような明るい色帯。夕刻、執務も終盤という頃、気づくと、西空に鮮やかな紅色が輝いていた。暗い色のグラデーションのなかを、深みのある赤が流れている。あんまり見事な眺めだったので、急いでデジカメを取り出し、何枚か撮った。でも、見ている色じゃない。全然、質感が違う。記録できないからこそ、目に焼きつくのか。忘れるには勿体無いような、空の色だった。
2008年11月10日
11月1日の朝日新聞に、小林秀雄の未発表音源が見つかったという記事があった。東京紀伊国屋ホールで行われた講演だそうだ。紹介されていた、その中の言葉が印象に残った。 美はひとつの経験なんです。 知識では決してないんです。 とにかく親しまなきゃならないんです。ひとつの体験…なるほど~♪
2008年11月04日
干支の牛像など、新作を並べた個展に伺った。高温焼成する白備前は、細工物に妙味がある。ベテランながら、若々しい遊び心で造形した蛇、豚、洋犬、龍、鶏…多彩な表情が楽しかった。一般的な備前焼の花入れや壷もあり、土によって違う焼き色を一覧できた。暗い焼き色がトレードマークになっている備前焼だが、白備前、青備前、備前志野と、いろいろあって面白い。
2008年10月28日
天声人語で、ルーズベルト元大統領の夫人エレノアさんの言葉が紹介されていた。いわく【好奇心を擁護する】わが子に最も役立つものは、好奇心である。納得。子供達の好奇心を摘み取らず、伸ばすことは、大切だと思う。言うは易し、行うは難しである…経済的にも心情的にも。でも、そういう気概を親が持つことが必要なのだろうなあ…
2008年10月22日
今日は、美味しいカレーパンの店を発見。和牛肉がカレーっぽく、ちゃんと入っていた。それから、美味しい中華の店も発見。地味だけど、こざっぱりとした外装と、庶民的なメニューが素敵。新しいものに出会うと、細胞が活性化するみたい。それから、5年以上ぶりに知人に再会。私が狭い範囲でぼんやりしている間、彼女は精力的に活動を展開。現在は国際法務オフィスを開設している。活動歴の見事さに驚き、会ったらさぞ圧倒されるだろうなと予想していたら意外にも、淡々とした雰囲気。当時も忙しい人だったけれど、現在はそれ以上らしい。ちょっとお疲れモード。大変そうだけれど、自分の信じた方向へ、着実に進んでいる姿はやはりインパクト大。あらためて凄い人だなあ、と思った。今日はとりあえずの近況報告だったので、心情的な事やプライベートは次回に。再会を約し、帰途に着いた。5年以上前、お互いの立場も、様子も今とは違っていた。それでも、今もこうして、縁が繋がっていた事が不思議だ。
2008年10月21日
漫画ですが「デトロイト・メタル・シティ」5巻読了。面白かったです♪映画化もされたらしいけど、それはパス。このマンガの面白さは、ジキルとハイド的な主人公の心の葛藤が丁寧に?描かれているところ。自分という複雑な世界を、内側と外側から、アプローチしている感じ。コマの小さな部分に、面白さが散らばっている。「GO TO DMC! GO TO DMC!」思わず連呼してしまいそうな気分になる。久しぶりにパワーのある漫画、読みました。
2008年10月20日
…ということで、友人が主宰する新聞イベントに。おりしも秋祭りシーズン。倉敷では屏風祭り、アートバザール、児島では瀬戸大橋繊維祭り、各神社の御神幸と行事が重なったため、参加人数は少なかった!でも、なかなか充実した、中身の濃い2時間だった。朝日、毎日という全国紙と、山陽という地方紙の支局長や編集委員がパネリスト。めったに聞けない各社の姿勢やこぼれ話が面白かった。それぞれエネルギッシュな方で、時間があっという間に過ぎた。新聞の存在意義、役割、苦労話、やりがい等等。朝日VS読売の裏話も興味津々だった。これらは少人数だからこそ?ジャーナリストのなかでも、一番身近な存在である新聞記者。いつもは顔を見ることのできない人々だが、実際に話を聞くと、人間が作ってるんだなあ(当たり前だが…)と思ったり☆
2008年10月19日
アリムナ、という名の手作りジャムのお店を訪ねて奉還町へ。岡山駅の西口から、とことこ歩いていった。あまり立ち寄ったことのない奉還町商店街。時刻はちょうどトワイライトゾーン。昭和の雰囲気と、雑多なものが並んだ奇妙な商店街。さびれて荒廃した哀感と、たくましく存続している庶民の生活感。ぐるぐるとマーブル模様になっている。目的の店まで、やや心細くなりながら進んだ。洗練された、お洒落な店舗で幾つかのジャムを購入。どんな味だろう?
2008年10月17日
受け入れてもらえないと、萎縮して自分が受け入れていないという反面を見落していた。構えないこと気負わないこと力を入れすぎた笑顔など、怖いだけ。そして苦手な作業は、早めに、丁寧に、慎重にきちんと積み上げよう。落ち込まずに!
2008年10月15日
甘い香りの朝です。雀がにぎやか。雨上がりの土曜日。さてさて、今日はどう過ごしましょう。今は週間ブックレビューを見ています。最近、あまり本(仕事の資料以外)読んでいないので、何かじっくり読みたいな~。昨日、知人が吉村昭を薦めてくれたので、探してみよう。空気が甘い。これは秋の黄金の一日。丁寧に、丹念に、時間を味わおう。
2008年10月11日
DVという言葉が表に出てきてからも解決しない現実がいっぱいある。肉体的だけでなく、精神的な虐待。気分次第で、ストレス解消のようにぶつけられる暴力。他人事ではなく向き合わなくては。相手を選んだ自分の担うべき役割なのだから。自分のしていることが虐待だと認識していない(あるいはふり)人にわかってもらうのは難しい。理屈で、当然のことだと丸め込もうとする。それは違うと、言い続けることが必要なのか。きっぱりと離れてしまうのが、唯一の解決法なのか。とりえあえず、逃げないこと。子供の涙はみたくないから。
2008年10月10日
久しぶりに電車通勤をしたら、面白い光景を見た。乗車口に連なる列の人々が同じようにうつむいて掌を見ている。無駄な時間活用で、携帯画面とにらめっこ。気持ちはわかるけれども、一見した時の異様さはまるでSF世界だった。見渡せば、ほとんどの人が同様である。乗り込んでも、同じ光景。喋っている人、本を読んでいる人もいるにはいるが、少数派だ。携帯というコンピュータの端末につながれた、ヒトという端末。なんだか不思議な、別世界を見たような気がしたのです。
2008年10月07日
何冊か読んだサクセス本から、残っている言葉のひとつに迷った時は行動するほうを選ぶ、というのがある。行動しなかった悔いより行動した悔いのほうが学ぶものがある…後味の悪さが違う…というもの。ささやかな応用例として、本日の雨の日曜日、出かけようか家で過ごそうか…迷ったので、思い切って出かけた。雨の夕方、用を済ませて帰る時は真っ暗。しかも道に迷って、遠回り。それでも得るものは多かった。出先では見知らぬ人と出会い、雨を見ながら話をした。メガネ店に勤めているというお洒落な青年。趣味を活かし、人生をエンジョイしている様子。メガネに関する話をいろいろ聞いた。最近の眼鏡事情、レトロが新しいそうだ。雨音は朝と変わらず続いているが、心は少し軽くなっている。
2008年10月05日
倉敷のギャラリーで開催中の、追悼展に行ってきた。昨年、逝去された前店長に手向けられた104名の作家の作品。どれも想いが込められている感じで、見応えがあった。しかもお値段はかなり抑えめ。売上はすべて追悼本と追悼パーティの費用に充てられるそう。亡くなって、惜しまれる人。さらに、一流の作家たちから渾身の作品をたむけられる人。羨ましいことだ。私の印象に残っている彼女は、テンション高めで芸術家っぽかった。実際に人形作家の一面もあり、幻想的な作風だったと思う。版画家が拵えた蔵書票と、追悼本を購入。本もかなり上質な仕上がりで、凝った編集がされていた。これもまた、想いを込めた作品のひとつ。それを読んで、初めて彼女の内側を少しだけ垣間見ることができた。現店長が(たぶん)息子さんらしいのがわかり、驚いた。現店長は物腰柔らかで、誠実な感じがあり、彼女とは違う色彩だったので。ギャラリー経営に打ち込むあまり、ないがしろにされた家族もあったのだ。あからさまな表現はなかったが、そんなニュアンスを感じた。わが身にも覚えのあるエゴ。身につまされる。亡くなって、素晴らしい追悼展と追悼本が出る。これは素晴らしい業績のひとつだろうし、残された者たちの励みにもなるだろう。行く前は、ただひたすら羨ましく、理想だなあ、などと思っていたのだが帰宅後は、やや複雑。仕事の面で、自分の好きなもの、好きな人に打ち込んで、評価される…これは素晴らしい。けれど、そのために家族(特に子供)を犠牲(というとおおげさ?)にするなら、本当の意味で、私の目指すものだろうか?と考えた。彼女の場合は、幸いにも息子さんが引き継ぎ、きっちりと帳尻を合わせているようだが…。ともかく、大勢の人の心に残っている彼女に、私もまた追悼の花を手向けたい。
2008年10月05日
オフコースの歌にあったな、と思いつつ歩み寄ったつもりがなお遠くなったようで落ち着かない。一歩前進したのか遠くなった距離を確認しただけなのか。人の心はうつりかわるもの。自分もまたしかり。
2008年10月01日
自信を失ったり気弱になったり家族関係や仕事、健康と不安の種は尽きない。それは多分、誰にもあるだろうし、誰もが自分なりの方法で対処していくしかないのだ。ひとつひとつ、向き合って明るい気持ちをなくさずにいることが大切だ。自分を励ましつつ自分を説得しつつ
2008年09月30日
先日、庭で赤っぽい茶色の鳥を見た。なんという名前だろうと、何気なく検索したら、可愛い眼をした野鳥達に魅了されてしまった。微妙に濃淡をつけた、色とりどりの羽根の美しさ。名前だけ知っていて、見分けられない鳥ばかり。肝心の鳥はいまだ名前がわからないのだが、野鳥への興味は深まっている。おりしも野鳥写真展などがあり、早速出かけてみたら、とにかく素材がいい。構図やタイトルには???な部分もあったが、とにかく鳥が見事だ。柔らかく、軽く、暖かい命に備わった、華麗な翼。写真や画像ではなく、実物を見たくなった。それも自然の中で。カバンにはいつも小さなスコープを入れているが、今度からは双眼鏡も持ち歩こう。のぞきと誤解されないようにしなくちゃ!
2008年09月25日
何かで肩こりは日本人特有の症状と読んだ気がする。原因があって名がつくのか名があって症状がでるのか、と思った記憶がある。今朝はその肩こりと頭痛、吐き気で、当然気持ちも暗~いままの出勤となった。 貴重な休日は一日中寝て過ごしてしまったので、片付け物は手つかずのまま。こうしなければ、とか、そうすべき、という方向は見えているのに実際の生活に活かせない。 堂々巡りの思考回路に戻ってしまう。やはり、外に出なければ。1日、家にこもっていると、なにもかもが狭く暗くなってしまう。そんな家にしたかったわけではないのに、改善できないまま。布団で「BASARA」25巻を読破したが、後味は複雑。時代の流れ、という言葉が印象的だった。親の無責任・身勝手・不道徳が及ぼす影響についても。一歩でも、明るい方向へ進まなくては。
2008年09月22日
「スポーツ講演会」拝聴。会場は意外や、ほぼ満席。一人目の方はJOC理事の大学教授・医学博士であったが、これが退屈というか、講演というよりプレゼン。パワーポイントを駆使した、実に流暢かつ隙のない弁舌が爆裂な眠気を誘う。周囲にあきらかな熟睡者も散見。目の前の禿頭氏など、いびきまで…。私にとっては1時間余りの迷想タイムとなりました。5分休憩の間に帰ってしまった人も多かった模様。二人目の演者はオリンピック選手団長の経験者。まずは地元テレビ局が放送した、プロフィール紹介を視聴。大写しとなった広い額にかかるギザギザ前髪に、異様な迫力。始まってみると、気さくな話しぶりで好感が持てた。ユーモアもあり、かつ声のトーン、質、間がよくて噺家さんのようですらある。内容も、体験談を中心とした具体的でイキイキとしたものだった。会場は度々笑いに包まれ、皆、体中で聞いていた。禿頭氏もしゃんと背を伸ばし、大笑いしていた。それでも、一応講演会というばであるし、スポーツ振興を目的とした会らしいので脱線しかけては、しゅっと幕を引く、という繰り返しでちょっと物足りなかった。少しお酒でもいれて、オフレコの場で聞きたかった。全体的としては、スポーツ立国だの、オリンピック経済効果だのとよく言えば意欲的、正直に言えば打算的な主張が印象に残った。スポーツ振興はもちろん良いことだけれど、オリンピックのメダル競争対応の予算とか施設、補助の充実など、健全な基本生活さえままならぬ国に本当に必要なのか疑問が残った。食の安全、社会保障制度の安定とまっとうな施行、医療、教育のバランスなど山積みの問題が、スポーツ国家を目指すことで解決するのだろうか????
2008年09月13日
ハンドパワーというけれど、本当にてのひらには不思議な熱がある。他人の掌でも 自分の掌でも肌と肌が触れ合うと 不思議な磁場が発生するようだ。 手をかける 手をいれる心の力が てのひらから 放射されるのだろうか お釈迦様の掌に乗った孫悟空のようにわたしも誰かの掌に乗っている。そのことに感謝しよう。
2008年09月12日
日差しは強いが、どんどん秋の気配が色濃くなる。風が甘く、涼やかだ。秋の夜長をどう過ごすか。とりあえず落書きみたいに、書き散らしてみよう。パソコンへの取り込み方を覚えたら、少しづつお披露目するのも面白いかも… この秋、何か一歩踏み出したい。
2008年09月09日
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