セレナアデ

薩摩街道　大口筋　1　加治木

先日、また鹿児島で時間があったので加治木まで行ってみた。ここも初めてだった薩摩街道大口筋の「龍門司坂」と近くにある「龍門司滝」。滝がこれほどの規模とは知らず、ナビで住所検索とかやってみるがなかなか反応がなく困り果て周囲を見渡すと・・なんと目の前遠くに大量の水？がなだれ落ちている！遠くから見てもこの写真以上の迫力があった。ここは遠くからも見ておくべき滝だと思った！近くからよりも、離れたところからはもう一度観てみたい不思議な滝なのだった。そして、この日のメインである「龍門司坂」苔むした石畳が数百メートル残っていて歩いてきた。薩摩街道大口筋は鹿児島市を出発し、姶良市の「白銀坂」を経て加治木のこの「龍門司坂」から北上していく。西郷さんは籠に乗っていたらしいが、薩軍一行は殺気立った様子でここを通り過ぎて行ったと思われる。詳しく調べてみると、大口筋は普段何気なくちらほら通っている道も多い。厳密に言うと、旧道近くに新たに作られた自動車用の広い道という事になるのだろうが。その旧道辺りの景観と当時の空気感、そして街道を通らなくてはならなかった当時の人々の想いにまでこちらの妄想を広げることは出来るのだ。そして当然、そのまま残っている道は歩かなくてはならない・・というか歩ける。以前ブログにも書いたが大口の小川内関所跡からの細くて急勾配の山道もきつかった。そんな道も残ってくれているのは有難いが、旧道をそのままの位置で広げてあるのが感じられる道も有難い！という訳で、水俣市の無田から国道２６８号線に降りてきた道を出発点として、その反対側の道を下り熊本県県道２７１号線を佐敷まで車で今日走ってきたのでその話しはまた後日！