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今日はクルシージョ2日目。先生が、たくさんのテクニカをするのか、ひとつのテクニカをきちんと体が感じて理解できるまで深くした方がいいのか、悩まれていた。先生は、最初のクラスの受講者に要望を聞いて、クラスを始められた。昔からいい先生だったが、今も相変わらず素敵で情熱的。受講者みんなが頭と体の両方で理解できるように、じっくり時間をかけて指導してくださった。踊りの見本を見せてくださったり、時には唄ってくださったり、分かりやすく振付の解説をしてくださったり・・・。先生のクラスを見学しながら、4年前の自分の練習生時代のことを思い出した。受講生と自分の姿が重なって見えた。昔の私もこんな感じだったのかなぁと。このクルシージョを主催して、私もたくさんの刺激を受けることができた。クルシージョの後、美香先生から、指導者としてどうあるべきか、プロとしてどうあるべきか、師であり人生の先輩という立場から、貴重なアドバイスをいただいた。感謝の気持ちで胸がいっぱいだ。
2005.07.31
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東京からお招きした美香先生のクルシージョ1日目を迎えた。全クラスが終わった後、美香先生を囲んで親睦会があり、その後先生とまた飲みに行った。あんなにパワフルに踊り教えて唄って、それでもまだ元気な先生・・・・。夜中1時半になって、「明日のためにそろそろ帰りましょうか。」と言っても、まだ大丈夫!と元気なお様子。パワーが違う。明日はクルシージョ2日目。クラスについては、明日書きます。
2005.07.30
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マドリッドにフラメンコ留学すれば、誰もがここアモール・デ・ディオスの門を叩く。私が行った当時はEmbajadores駅近くにあって、シロやパコ、トマス・デ・マドリー氏らが、教えていた。(今は場所を移転し、講師陣もかなり変わったらしい)最初にアモールに行ったとき、ここのシステムがよくわからず、スペイン語もぜんぜんわからなかったので、途方にくれた。迷える子羊状態だった。そこで日本人を見つけて、いろいろ聞いたら、すごく嫌な顔された。「スペイン語も分からないで、何で来たのよ。」そんな顔をされた。こっ怖い・・・・・。何とかクラス受講まで漕ぎ着けて、いくつか受講した。どれも難しくて、落ち込んだ。日本でやっていることと全然違う・・・・。タブラオに行きたかったが、夜遅く女ひとりで行くのは危険と聞かされていたので、日本人の留学生を誘ってみた。でも悲しいことに、冷たく断られた。「もうみんなで行く約束して予約もしているから、無理ね。」「・・・・・・・・・・・・・。」フラメンコをする人って、怖い。そして、踊りは別世界のように難しい。心のどこかでフラメンコをやめた方がいいのかも、という気持ちがあった。そんなとき、パコのクラスで美香先生と出会った。先生との最初の出会いはとても印象的で、今でも記憶に残っている。ブエルタをくるくる上手に回る姿をみて、「この人はちょっと違う!」と感じた。オーラで輝く美香先生に、声をかけさせていただいた。驚くことに、とても謙虚で優しく、他の留学生とは全然違うのだ。もっとお近づきになりたい・・・・・そう思った。厚かましい私は、週末アルハンブラ宮殿に観光に行きませんか?とお誘いした。「うーーーーん、そうね、後で電話をくれる?その時に返事をしたらいいかしら?」私は諦めることなく、美香先生に電話をした。しつこい私の誘いに、快くOKをだしてくださった。ここから、私と美香先生とのおつきあいがスタートした。今思い返すと、もしここで美香先生に出会わなければ、私はフラメンコをやめていたかもしれない。こうやって、プロとして活動することもなかったと思う。運命って、不思議。明日、東京から恩師美香先生を大阪にお招きして、クルシージョを主催する。美香先生の指導力は大変素晴らしく、私のように才能のない人間も見捨てずに根気強く育ててくださった。その先生の魅力を一人でも多くの人に知って欲しいし、先生に習うことで関西の練習生のレベルアップに繋がれば幸いだ。嬉しいことに、どのクラスも定員一杯で、かなり遠方からも受講者が訪れる。明日はとても楽しみだ。
2005.07.29
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フラメンコというと、「カスタネット」を鳴らす踊り、というイメージが強いらしい。入門者が、パリージョ(カスタネット)のテクニカ(テクニック)をし始めると、「フラメンコを本格的に習い始めたって気がします!」と気分が高揚すると耳にした。このパリージョ、簡単そうで実はすごぉーーーーーく難しい。親指にパリージョをはめ、左手は中指、右手は親指を除く4本の指を使って、音をだす。音がちゃんと鳴るまで、半年から1年、人によっては数年かかる。私の教室では約半年でパリージョ付セビジャーナスの振付をあげるようにしている。この話を、スペイン人の友達にしたら「半年で???そんなに難しいことをしているの?」と驚かれた。スペイン人でも、パリージョは難しいとみんな言う。ドイツで師事した先生は、パリージョが苦手で打てないらしい。パリージョが苦手な人は、けっこういる。実をいうと、私も得意ではない。スペインにフラメンコ留学したとき、パリージョのテクニカをいくつか受けたが、あまりの難しさに呆然とした。パリージョを鳴らしながら何回転もするのだ。こんなの無理・・・と何度泣いたか・・・。今日の練習は、苦手なパリージョのテクニカを中心にした。動きながらきれいに音を出すのは本当に難しい。1週間練習をしないと、指の動きが重くなる。そして、腱鞘が痛くなる。何時間もやりすぎると、腱鞘炎になるので、ご注意!
2005.07.28
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今朝は神奈川県の実家で朝を迎えた。とても快晴で、自宅から富士山がきれいに見えた。姪っ子と甥っ子は、初めてみる富士山に感動して、写真を撮っていた。その姿がとても愛らしかった。大阪に戻るため、小田原10時半発の新幹線に乗車した。ちょうど同じ車両に子供の団体が乗っていて、すごい騒ぎになっていた。私達の座った斜め前の子供4人は、みんな個々でゲームを楽しんでいて、誰もおしゃべりをしない。何だか異様な雰囲気だった。ゲームばかりしていては、コミュニケーション能力がつかないのではないか?と余計な心配をしてしまった。高校生の姪っ子も、「私が小学生の時は、旅行でゲームは禁止だったよ。トランプは良かったけどんだけどね。地域によって違うんかな?」と言う。私にとって、子供の頃の旅行の楽しい思い出は、友達とのおしゃべりだった。今の子は、何が楽しいんだろう????京都で姪と甥が降りていった。素直で純粋な彼らといると、自分の心まで澄んでいくような気がして、数日だったけど楽しい思い出ができた。大阪の自宅には1時過ぎに着いた。家の掃除や洗濯をすませ、5時から教える振付をもう一度考え直す。振付を考えた後、少し時間をおいてもう一度考え直すと、結構いい感じに仕上がる。あっという間に時間がたった。夕方5時からグループレッスン、入門クラス、初級クラスの指導。ここ数日あまり寝ていなくて元気がなかったのに、踊りだすと血が沸いてきて元気を取り戻してきた。やはりフラメンコは身体にいいよ。本当に。これが終わってから初級クラスの生徒とイタリアンレストランで親睦会。普段、生徒とはコミュニケーションをとる時間がなかなか取れないので、時々各クラスごとに親睦会をして、交流をとるようにしている。私にとって指導の基本は、情熱と愛情だ。ひとりひとりに愛情を注ぐには、やはり個々を知るのが一番だと思う。なので、親睦会をするのはとても大切。今日も生徒の素顔が見れて、とても楽しかった。夜中24時前に帰宅し、メールチェックをしたら180件も受信して、頭がくらくらしてきた。さて、これから一仕事頑張りますか・・・。
2005.07.27
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今日の午後、関東から関西に戻り、夜はクラス指導をする予定だった。それが大型台風の影響で、予定が狂った。小田原をはじめ関東は大雨と強風で荒れている。ニュースでは、夕方から電車が止まるかもしれないという情報が流れ、不安になった。新幹線は、大雨や強風の影響で突然止まることがある。途中、立ち往生して動かず、何時間も新幹線の中に閉じ込められる話を何度か耳にしている。自分ひとりなら何とかなるが、姪っ子と甥っ子を連れて帰る義務があり、特に小学生の甥っ子のことを考えると悩んでしまった。親は、明日帰れと言う。今夏休みの姪っ子達も、帰るのは明日でもいいと言う。でも私はクラスがあるので、何としても帰りたい。1時過ぎに小田原の新幹線入り口に行った。外は大雨と強風ですごいことになっている。乗り場はがらがらで誰もいない。新幹線は一応走っているというが、やはり不安になった。何かあった後に後悔しても遅い。悩んだ末、今日大阪に帰る事を断念した。クラスの代教の手配等して、夕方さきほど落ち着いた。やれやれ、台風には困ったものだ。しかし、いいこともある。滞在が1日延期になって、親が喜んだ。前向きに、台風がきたことを喜ぼう・・・・。こんなことがないと、なかなか親のそばにはいられないからね。さて、これから夕飯の支度の準備を手伝う事にしよっと。
2005.07.26
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私にとっては十数年ぶりのディズニーランド。姪っ子と甥っ子は大喜び。小田原を6時過ぎに出発して、電車の中で本を読みながら作戦会議。どこから回るか優先順位を決めたり、お昼をどうするか、効率よく回れるように考える。ランドに到着したのは8時半ごろ。私の情報確認ミスで、9時に開園すると思っていたら、夏休みだから8時開園だった。しまった!到着したら、もう開園していた。夏休みが始まっていたので、ものすごい混雑するかと思っていたが、想像していたほど混雑は無く、人気アトラクションには、30分から1時間以内で乗れた。午前中は休憩なしで4時間走り回り、「ビックサンダー・マウンテン」「スプラッシュ・マウンテン」「ホーンテッドマンション」「スターツアーズ」「スペース・マウンテン」「ミクロアドベンチャー」などに乗った。こんなにスムーズにいけるとは思っていなかったので、ハイテンションになる。十数年前に比べるとアトラクションがかなり変わっていたので、私でも楽しめた。和食レストラン「北斎」に12時40分から予約券(席を予約するシステムはないが、優先して座れるシステム)を発行してもらっていたので、お昼ご飯に。なかなか美味しくて、ゆったりと落ち着いて食べられるので、午前中の疲れを癒した。曇り空が時々晴れて青空が広がり、かなり暑くなってきた。午後も精力的に走りまわったが、4時過ぎにさすがに疲れてきた。体力には自信がある私も、ローテンションに。しかし、子供は元気。閉館の10時まで帰りたくないという。そりゃそうよね。今度はいつこれるかわからないもの。ここは本当に夢があって素敵。これを考えた人は偉いと思う。7時前にラーメンを食べてエネルギー補充をして、最後のラストスパート。「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」やまた「スペース・マウンテン」に乗ったりした。新しいアトラクション「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」はすごい人気で、これはいつも長蛇の列。私はこれにもう一度乗りたかったけど、時間的に無理だったので、諦めた。八時過ぎに雨が降り始めた。お天気予報では夕方から雨となっていたが、実際はほとんど降らなくて本当にラッキーだった。残念ながらエレクトリカルパレードは雨天のため中止になったが、花火は上がった。やったー。綺麗!小田原の自宅に帰宅したのは23時半頃。いや~、楽しかった、楽しかった。こんなに長時間遊んだのは何年ぶりだろうか?姪っ子達の夢が実現できて、それが何より嬉しかった1日だった。
2005.07.25
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妹が横浜に住んでいるので、午前中姪っ子と甥っ子を連れて遊びに行った。関東に来るのは初めていう二人には、何もが新鮮に映るらしく、その反応がとてもかわいい。一番の驚きは、エスカレーターの左側に人が立つことらしい。関西は右側だから、反対側。私もこっちに戻ってくると、無意識に右側にたって迷惑をかけてしまう。それから、関西に比べて服装が全体的に地味に見えると言う。ふんふん、確かにそうかも。関東の人から見ると、関西の特に大阪の人は派手に見えるというものね。さて、お昼は中華街の「聘珍樓 HEICHINROU 」でランチをとった。関東では有名なチャイナレストラン。北京ダックとか、おいしいものをたくさん食べた。その後、買い物して小田原の実家に帰った。明日はとうとう夢のディズニーランド。雨がふりそうなのでちょっと心配。大雨になりませんように。
2005.07.24
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京都に住む旦那の姪っ子の夢は、東京ディズニーランドに行くこと。今年高校1年生になったNちゃんと、小学6年生のMちゃんは、数年前からこの夢の話をしていた。今年もまだ夢が実現される気配がなかったので、急遽私が連れて行くことにした。足長おじさん、というかおばさんですね。行動力だけはあるので、決めたら即実行。神奈川県にある私の実家にも帰省できるので、親は大喜び。一石二鳥。昼間から3クラスを指導し終わって、今から新幹線で小田原の実家へ。京都で、姪っ子二人が合流予定。東京で地震があったらしく、新幹線が一時ストップしていたらしい。ちゃんと小田原に着けるかな・・。明日は横浜か鎌倉あたりを案内して、月曜日に夢のディズニーランドへ。えっ?私の夢ではありませんよぉ~。月曜日は雨が降りませんように。
2005.07.23
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今日は何故か電話の多い日だった。昼間、自宅で明日のクラスの振付を検討している最中何度も電話がかかってきた。それが久しぶりの友達ばかりで話が弾んだ。いやぁ~友達と話すのは楽しい、楽しい。そんなことをしていたら、振付の仕事が一行に進まなくて、スタジオに行く前に焦りだす。そして夕方からいつものようにスタジオで練習。暑くてもエアコンをいれないで練習をしたので汗が滝のように流れ落ちてきた。1時間50分経過して、突然エネルギーがなくなった。本当に突然、しゅるしゅると力が抜けていき、身体に力が入らない。残りの10分がどれだけしんどかったことか。何か痩せたかも・・・。やばい・・・。体脂肪が20パーセント前後の私にとって、痩せるということは筋肉が落ちることなので、身体によくない。筋肉が落ちると体力も落ちる。これでは、筋トレの意味がなくなる。脂肪を蓄えなくては・・・。自宅に戻って旦那の夕飯の用意をしてから、また出かける。9時から、スペインに留学したときに知り合った友達Tちゃんとイタリア料理のお店でお食事。たまには毒抜きしないとね。イタリア料理のお店なのに、イベリコのソテーがあって驚いた。イベリコはスペインの黒豚。とっても美味しいんですよぉ~。美味しい料理を食べながら、とにかくしゃべる、しゃべる。何年も前からの友達というのは、いいもんだねぇ~。スペインの話から、お互いの近況やら、話に夢中になって気付いたら、終電の時間!ひやっ!急げ!とばかりに慌てて走った。前回は間に合わなくてタクシーで帰宅したが、今回は何とか間に合った。今日は本当によくしゃべった1日だった。
2005.07.22
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今日はファルーカとガロティンの振付を考えた。ファルーカは、相変わらず先に進まない。スペインで習ったエスコビージャの練習もしたが、男振りはパソ(ステップ)が難しくて、これもすぐには出来なくて先に進まなかった。こんな難しいパソを、男性陣は簡単そうに踏むからすごいと思う。う~んんんんん、この調子ではファルカーが踊れるのはおばあちゃんになるなぁ・・・。逆に、ガロティンは驚くくらい早く振付ができた。気に入ったファルセータがあって、それにあわせてエレガントで粋な振付をしてみた。これは夜の初級クラスで生徒に教えるもの。群舞でどうするか、構成と全体のバランスを考慮しながらあっという間に仕上げる。いつもこれぐらい早く振付が出来ればいいのに・・・。今日は何故かすごくお腹がすいた。お昼もしっかり食べたし、入門クラス前の休憩ではお手製お弁当も食べたのに、初級クラスが始まるころにはもうお腹が空いてきた。帰宅してからも、またいろいろ食べた。胃に穴でも開いているのかな?別にどこも痛くないけど・・・。旦那に言わせると、私は燃費がかなり悪いそうだ。「お前はアメ車並だな。ちょっとのガソリンでちょっとの距離しか走らへん。」うっ、その通りかも・・・・・。
2005.07.21
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午前中は、事務仕事をこなす。旦那が風邪で病院に行き、お昼ご飯を家で食べてから出社するという。今日はこのブログで知り合ったらまちゃんとランチの約束があったので、お昼ご飯の用意がなく慌てて用意。ひゃ~。旦那が出社してから、私も梅田に。ちょっと遅めのランチをイタリア料理のレストランでとる。ランチセットで、ピザとパスタ、サラダとデザート、紅茶。スペインの話で盛り上がり、めちゃ楽しかった。あ~、早くスペインに戻りたいなぁ~。初めてお会いしたらまちゃんはきれいで明るく、とても楽しい人でした。ブログで人脈が広がって嬉しいです。それから帰宅して、すぐスタジオへ。今日もひたすらひとりで黙々と練習。6時半から入門クラス、その後は初級クラスの指導。昨日の筋トレのせいで、体が重い1日だった。せっかく梅田にでたから、バーゲンに行きたかったなぁ・・・。残念・・・。
2005.07.20
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友達から「その年でシミもシワもないなんて、いったいどんな化粧品つかっているの?」とよく聞かれる。20代のOL時代、肌がかさかさでつやがなかった。高級クリームを購入してみたり、かなりお金をかけてケアしたけど、あまり効果がなく、悩んだ。エステを経営している友達がいて、そこのサロンに毎月通った。その友達がこっそり教えてくれた。「本当に肌にいいのは、何もつけないのが一番いいのよ。」まさかぁ~???年配の知り合いの女性で、肌のきれいな人がいてお手入れは?と聞いたら、「何もしないこと」とおっしゃっていた。何もしないって???それから、クリーム類をあまりべたべたと塗らなくなった。フラメンコのお陰で汗をかくせいか、新陣代謝が活発になり、肌がだんだんつやつやになっていった。また、ビタミンなどの栄養を、たっぷり取るように心がけている。サプリメントはだめ。野菜や果物からきちんととる。肌の輝きが違う。30代後半の今、20代後半の時よりも、今のほうが肌がきれい♪顔のシミは、何故か消えちゃいました!私が化け物?!と呼ばれる由縁は、ここからもきているかもしれない・・・。
2005.07.20
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昼間は、フラメンコ発表会の企画を考えた。こういう重要な仕事は、時間の余裕のある時でないと出来ない。以前から話のある踊りの仕事依頼についても、検討する。ひとつ、私にとってプレッシャーを感じる大きな仕事があって、ここ数ヶ月くらいウダウダと悩んでいた。一昨日、「いつもの強気のお前らしくないぞ。ぬるま湯につかっていないで、挑戦しろ!」と旦那から背中を押されたので、前向きに取り組む決心をした。そして昨晩、友達に電話して、やっとやる気になったので話を具体的に進めて欲しいとお願いした。この仕事が実現すると、他の仕事にも大きく影響するのでスケジュール調整なども考えた。さて、夕方から、スタジオ入り。今日の練習は、土曜日の本番の駄目だしと、クラスで教えるグアヒーラ・コン・マントン(大判スカーフ)とアバニコ(扇)の復習、ファルーカの練習。一昨日、旦那から言われた「ぬるま湯につかるな!」の一言が未だに耳に鳴り響いている。そう、今の私はタブラオの仕事に集中するという理由で、挑戦心がなくなってきている。こんなことではいけない。今、私の中に大きな目標ができ、練習にも力が入った。そんなに若くないんだから、体が元気に動くうちに、自分の可能性に挑戦しなくてはいけない。6時半から入門クラス、その後中級クラスの指導をし、帰宅後は筋トレ。夏風邪が流行っているみたいで、旦那も風邪でダウン。みなさん、お体ご自愛くださいませ。
2005.07.19
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フラメンコ発表会は、先生にとっても生徒にとっても、ひとつの大きな目標であり、節目にもなる。テアトロ(劇場)で踊る事は、生徒にとって憧れでもあるらしい。初めて踊る人のなかには、それがどういうものか今ひとつピンとこないようだけど、舞台に立ってスポットライトを浴びると、人生観が変わるようだ。一昨年初めてテアトロ(劇場)で発表会を主催して、それを実感した。発表会を催すには、まず会場選びから始まる。日時をだいたい決めて、どれだけの規模の会場を押さえるか、実際見学したり、先輩や友人からの体験話を参考にしたりする。それにしてもテアトロ(劇場)の1日賃貸代がどれだけ高額なものか、未だに驚くばかりである。箱代といって、場所だけではない。照明代、音響代、裏方スタッフや冷暖房費、楽屋代など、これらが想像以上の経費として必要になる。大阪フェスティバルホール(2700人収容)だと、日曜日1日レンタルで180万円。他照明代などはその約2、3倍かかるらしい。これに出演者のギャラを考えたら、海外の作品公演の入場チケットが1万円するのは頷ける。赤字になったら、どうするんだろう?と余計な心配までしてしまう。発表会の日時と場所が決まったら、それにかかる必要経費をだしてみる。箱代(場所代)、照明や音響代、裏方スタッフの人件費、バックアーティスト(ギタリスト、歌い手)のギャラ、ちらしなどの印刷代、などなど。目にみえない照明代や音響代が、想像以上にかかる。前回の経験で、演出によって、これらは何十万円単位で値上がりするのを知っているので、非常に怖い。ここから、出演する生徒の参加費、チケット負担枚数を決定する。出演する生徒が多ければ多いほど、ひとりの負担は減るというわけだ。同時進行で、公演の内容を考えなくてはいけない。曲は何にするか、構成はどんな感じか、衣装はどうするのか・・・。これは、生徒の成長具合を観察しながら、臨機応変に変えていく。スペインでいい公演をたくさん見ると、インスピレーションをもらい、いいアイデアがたくさん出てくる。新しいものを創造するのは、本当に楽しい。こんな感じで発表会を主催するのである。先生は大変だぁぁぁぁ。
2005.07.19
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タブラオにレギュラー出演しているが、2週間に1度の踊り本番が少ないと感じるときと、多いと感じる事がある。少ないと感じるのは、体のコンディションが波に乗っていて調子が良く、もっと踊りたい!と思うとき。こういうときは、毎日でも本番を経験したいと強く思う。反面、コンディションが悪いときは、ただただつらい。これには波があって、どんな体調管理をしていても、体の調子が悪く、思うように踊れないのだ。捻挫や風邪を引いたときも、もちろんつらい。体を休めたくても2週間はあっという間に訪れる。観客に「体調が悪いのでいい踊りができません」なんて言い訳はできないから、自分との戦いになる。また、生徒用の振り付けを何曲も考えながら自分の振付を考え、今踊っている踊りを探求するのも、2週間では早すぎる。踊りの依頼を受けるときも、悩む。タブラオやクラス指導に影響がなく、条件のいい仕事は、ほとんど少ない。タブラオ出演のない週の仕事なら時々受けるようにはしているが、その場合毎週踊る事になるので、やはりしんどかった。なので、土曜日が月5回あるときは、とても特をした気分になる。私が担当しているのは第1、3土曜日なので、第5週目は関係ないため、このときは3週間の余裕があるのだ。おぉぉぉぉ、3週間もぉ・・・。時間のご褒美をもらったような、そんな幸せな気分になれる。時間はお金で買えない貴重な宝。そして、それが今週なのだ。うっ、嬉しいっ!!!!さて、何をしよう????
2005.07.18
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オフ日の今日は、旦那の実家がある京都へ。買い物に行って、イタリア人シェフがつくる本格ピザを食べ、その後映画「エピソード3」を鑑賞。「エピソード3」、いやぁ、スケールがでかくて、楽しかったぁ~。全体のストーリーの流れが、この映画で全部つながってまた続編が見たくなった。何気なくみているワンシーンワンシーンが、労力と時間とお金のかかっているものだというのが、後で想像できた。個人的に一番好きなのは、エピソード4。つまりスターウォーズ1。みんなはどうなんだろう???
2005.07.17
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2週間に一度の踊り本番の日。私にとって一番ハードな土曜日。さて、タブラオ(食事をしながらフラメンコショーがみれるレストランやバーのこと)に行く前に一仕事。12時45分から大阪で初中級クラスで踊りの指導。ダンサー友達から、「本番の前にクラス指導するなんて、アンタ化け物じゃないの?」と言われている。生徒からは「緊張とかするんですか?疲れることがあるんですか?」とも言われている。「・・・・・・・・・・。」私も血の通った人間なので、緊張もするし、疲れてしんどいこともある。私はゾンビじゃないよぉぉぉぉ。ぷんぷん!土曜日のこのクラスは私が教室を開校した時の初めてクラスで、いろいろ思いいれがある。タブラオのレギュラーの仕事をいただいたとき、このクラスをなくそうか悩んだが、生徒からの強い要望で残すことにした。仕事の関係で、どうしても土曜日でないと習えない人がいるからだ。結構遠方からもわざわざ高い電車賃を払って習いに来てくれる人もいて、頭が下がる。私なんかに習いたいと思ってくれる人がいるだけで、感謝をしなくてはいけない。だから、どんなにしんどくても、頑張れるのだ。さて、クラスが終わって神戸の三ノ宮へ。大阪から神戸というと、すごく遠いというイメージがあるようだけど、JRの新快速だと大阪ー三ノ宮間は約20分で行ける。慣れると、結構近い。楽屋入りはいつもの4時くらい。軽く食事をとって、若手出演者のエンサージョ(リハーサル)をした。エンサージョが終わるか終わらないかというときに、お客さんが入店されたので、楽屋へ。この楽屋には冷房がないため、非常に暑く体力を奪われる。あ~、エアコンが欲しい!!!!約1時間でメイクと化粧をすませ、本番にゴー!ブログを立ち上げてから、エールのメッセージをたくさんいただくようになって、とても嬉しい。うっ、ありがとうございます(涙)。本番はどうでしたかって?・・・・・・・・・・・(悩む)。何と言ったいいんだろう・・・。一言断言できるのは、全身全霊で踊りました!ということ。これからもこつこつと探求していきます!私は別にして、他出演者の踊りは良かったです。今の私にはない、初々しさ、新鮮さがあって気持ちが清々しくなる。一緒に仕事をしてくれた出演者みんなに感謝!また、ご来店してくださったお客様にも感謝!本番が終わった日は、ハイテンションで寝れません・・・。
2005.07.16
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スペインから送られてきた本番用のサパトス(フラメンコシューズ)を今日おろしてみた。うん、履き心地がいい。あれっ、これはもしかしたら当たりのサパトスかも・・・。ワクワク・・・・。今まで20足以上のサパトスを使っているけど、当たり外れがあって、こればかりは買ってみないと分からない。わたしの場合、サイズが34(日本サイズ21.5)なので、特注になる。既製品を試し履きしてから購入することができない。当たりのサパトスとは、足を打ちやすい、踊りやすい、足にフィットするもの。外れは逆で打ちづらい、踊りづらい、違和感を感じるもの。見た目では分からない。以前、テレビでバレリーナの人が「バレエシューズに当たり外れがある」という話をしていたが、サパトスも同じだと私は感じている。ダンサー友達とこの話をしたら、やはり同じことを言っていた。これは、メーカーがどうのこうのという問題ではない。私が愛用しているメンケス社のサパトスは、ほとんどが当たりだけど、1足だけ外れがあった。この外れサパトスは、残念ながらほとんど使っていない。今日おろした新しいサパトスは、コラルのもので、踊っているうちにだんだん足にフィットしてきて、打ちやすく、安定感もあって、とてもいい。正直、コラルのサパトスは、今まで相性が合わなかった。それがどうだろうか・・・。こんなにいい感触のサパトスは久しぶりだ。いや、超当たりのサパトスかもしれない。明日の本番で、それがはっきりすると思う。楽しみだなぁ・・・・・。●ご案内明日16日(土)神戸異人館のタブラオ エル・パンチョ・キタノで踊ります!是非いらしてくださいね。詳細は以下サイトへエル・パンチョ・キタノ皆様のお越しをお待ちしています。
2005.07.15
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昨日、友達のカルメンから、ホットメールのメッセンジャーが使えるようになって欲しいと言われた。これを使うと、遠く離れているスペインと日本間で、安い料金でコミュニケーションが取れるらしい。そういえば、ヘレスの友達にも同じことを言われたが、面倒なので今まで聞き流していた。スペインでは、このメッセンジャーがかなり流行っているらしい。日本はどうなんだろうか?「明日木曜日のお昼1時過ぎにパソコンの前で待っていて。電話でどうしたらいいか教えるから。」ここまで言われたら、頑張って使えるようにならないといけない。今日の1時過ぎ、電話の指示に従って、ホットメールにログインしメッセンジャーのリストにカルメンのアドレスを登録する。スペイン語で説明されるので、専門用語がよく分からない。分からない単語の意味を聞きながら、何とかアドレスを登録する。アドレスの登録ができたら、途端にメッセンジャーにつながらなくなった。カルメンからメールがきて、<リストにMariの名前がきたから、登録は成功!でも留守中になっているから、ログインして!>と言う。ホットメールが混雑しているのか、何度トライしても繋がらない。気付いたらもう3時前。ひょえぇぇぇ~。スタジオに行かねば!あわてて、<もうスタジオに行く準備をしないといけないから、明日教えて!>と詫びて、パソコンをシャットダウン。急いで夕飯の支度を済ませ、4時にスタジオへ。今日は本番前の最後の追い込みで、苦手な部分を中心に練習。集中すると、2時間はあっという間にたってしまった。6時45分から入門クラスの指導。先週セビジャーナスの3番の振付が終わったところだが、今日踊ってもらったら、もう全員振付を覚えていて、何とか形になっているので驚いた。生徒の熱意に感動!すごいよ、貴方達・・・。その後は初級クラスの指導。このクラスの生徒も非常に熱心で、難しい振付にも積極的に臨む。テクニカだけで1時間15分も費やし、また時間をオーバーしてガロティンの振付リンピアール(きれいにすること)をした。クラスが終わって、また元気が残っていたので、やり残した練習を徹底的にした。スタジオを出たのは11時前。今日はしんどかったので、自転車で帰宅。明後日がもう本番だなんて、日がたつのは早いなぁ・・・・・。それより、メッセンジャーがちゃんと使えるようになるかな???明日またチャレンジしてみようっと!
2005.07.14
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今日は、カンティーニャスの後半、エスコビージャのパートにはいってから、即興で踊れるように練習を強化した。レマーテで抜けた後、ファルセータがきたり、タパがきたり、ブレリアの唄がきたり、どんな伴奏がきても即興で対応できるように、あらゆるシュミレーションをしてみた。ソロコンパスのブレリアをかけながら、ひたすら踊り続ける。また、振付の意味や、どう踊ったら伴奏と上手く絡むかも、考えてみた。これが一番難しい・・・。こういう練習は、本当にキリがない。過去の経験を思い出しながら、どんな状況になっても即興で対応できるように練習を重ねる。さて、今週末の本番は上手くいくだろうか・・・。6時半から入門と、その後に初級クラスの指導。その後、友達のカルメンとホセ、スタジオのオーナーと食事に。彼らの近く住んでいながら、なかなかゆっくり話しをすることが出来なくて、今日は久しぶりに近況をおしゃべりした。スペイン語を話すと、何故か血が騒ぐ・・・。ぐつぐつ・・。私は日本語を話す脳みそと、スペイン語を話す脳みそが違うので、スペイン語の脳みそになると、別人のようになる。あーとっても楽しい。私の前世は絶対にラテン人だったに違いない!●ご案内今週16日(土)神戸異人館のタブラオ エル・パンチョ・キタノで踊ります!是非いらしてください。ご予約、お問合せは以下サイトへエル・パンチョ・キタノ皆様のお越しをお待ちしています。
2005.07.13
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ドイツに住む前、私はかなり見栄っぱりだった。ブランド物にこだわって、ジュエリーをたくさん身につけセリカの赤のコンバーチブルを乗り回して、粋がっていた。それが、どうだろうか。ドイツという国は質実剛健で、普通の庶民はブランド品など持たないのだ。ブランド品を身につけるのは、そういう家柄、それなりの所得のある人だけ。家政婦や執事がいるような身分の人が、優雅にブランド品を身につける。そういう現実を生で見て、何だか自分が恥ずかしくなってきた。自分をよく見つめなおした。ドイツ在住2年目くらいから、だんだん質素になってきた。日本に帰国する頃、自分でも驚くくらい変わった。でもこれが本当の自分なんだと思う。(友達の家に泊りがけで遊びに行ったときの写真。パトリシアは元気かな?)
2005.07.13
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今日もいつものように夕方からスタジオへ。柔軟とテクニカをして、中級クラスで教えるグアヒーラの振付復習、それからシギリージャの振付リンピアール(踊りをきれいにすること)。相変わらず時間配分の下手な私は、苦手なパソばかりに時間を取られて、他にもしなくてはいけないマルカールの練習が出来なかった・・・。反省・・・。6時半から入門クラス、そして中級クラスの指導。中級クラスでは、ソレアの踊りこみを中心にクラスを進めていった。フラメンコ入門者や知らない人のために簡単な解説すると、ソレアとは「フラメンコの母」と呼ばれるほど重要な曲種で、12拍で1コンパスというフラメンコ独特の変拍子のリズムを持っている。とても奥深く魅力的なので、多くの練習生がこのソレアをソロで踊ってみたいと憧れるようだ。その反面、フラメンコを知らない人や、入門レベルの人の中には、このソレアが退屈だと感じる人が多いことに驚いた。発表会に来てくれた会社の先輩が「ソレアって曲はつまらなくて寝たよ」とか、入門者が「ソレアの曲は聞くのがちょっとつらく感じました・・・。」とか、そんな意見を何度も耳にして、ちょっと考えさせられた。ソレアの唄振りは、ゆったりしたテンポで唄われ踊られるので、よほどの表現力がないと、観客は退屈してしまうのかもしれない。そういう現実を知って、ソレアの難しさを痛感した。私にとってソレアは、「タメと爆発」だと思う。タメてタメて・・・・そして爆発!レマーテ!ソレアの一番いい見本はやはりフラメンコの女王マヌエラ・カラスコ。生で見たことない人、見る機会があれば、是非一度生で観てください。ゾクゾクきます!
2005.07.12
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今年4月、スペイン南部のヘレスに滞在中、ヘレサーノ(ヘレス人)の友達が田舎にドライブに連れて行ってくれた。昨日、その時の写真を送ってくれた。まだ最近のことだけど、とても嬉しかった。この写真は、Vejer de la fronteraで撮ったもの。ヘレスから車で約1時間弱のところにある。まるで迷路のような白壁の小さな街はアンダルシア独特の風景で、とても素敵!ここに、友達の叔母さんが住んでいて突然そこにお邪魔した。「初めまして。」と挨拶したら「あんた、何を言っているの。去年のバルバコア(バーベキュー)で会ったじゃないの。私は覚えているわよ!」と怒られた。ひぇぇぇ~、叔母さん、ごめんなさい・・・。友達は何で去年会ったことがあるって教えてくれなかっの?と少し恨む。何十人も一度に会うと、全員の顔は覚えていられない。バカな私・・・。でも寛大な叔母さんは、家の中を丁寧に案内してくれた。そしてご飯を食べていきなさい、と誘ってくださったが、友達がMariをもっといろんなところに連れて行きたいからということで、遠慮した。叔母さん、突然の訪問、失礼致しました・・・・。ヘレスの戻ってから、友達の親戚家系図名前マップをつくってもらった。いろんなところで、たくさんの人に会うしその後にコムニオン(スペインの日本的七五三)に招待されていたので、覚える必要があった。友達と家族が、あーでもない、こーでもないと言いながら、名前マップを書いてくれた。友達の子供ですら自分の血縁関係を全部理解していないのに、私がはたして覚えられるのか???結局、最後まで全員の名前と顔が一致しなかった。ごめんなさい・・・。次回渡西した時は、頑張って覚えるぞ~、と気合だけはあるのでした。
2005.07.12
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今日もスタジオへ。リュックの中に、稽古に必要なグッズとお茶500mlをいれて、歩いて約25分。今日の練習は、苦手なエスコビージャ(足でリズムを奏でる、ダンサーの見せ場部分)の克服に重点を置いた。特にカンティーニャの部分部分に、難しい箇所がいくつかあって、何度練習しても満足にいかない。その部分というには、ほんの10秒の間に複雑なパソ(ステップ)があって、さらに足を踏みながらブエルタ(回転)するので、足ができても上体がいまいちだったり、上体がうまくいっても足がだめだったりと、思うように踊れないのである。そういう箇所を、ゆっくりと分解するように、練習を何度も繰り返す。まずは足から、それから上体だけ、最後に全部。このたった10秒の振付をリンピアール(きれいにすること)するのに1時間以上練習しても納得がいかない。私って、身体能力がかなり低いかも・・・。出来ないなら、出来るまでやるだけだ。ないものねだりしても、落ち込んでも上手くはならない。ひたすら練習して、モノのするしかない。こんな練習をしているとあっという間に3時間がたってしまった。今日はクラスがないので、帰宅する。もちろん、重たいリュックを背負ってワォーキング約25分。帰りはけっこうしんどい。帰宅してから夕飯をつくり、体調を崩して早く帰宅した旦那と一緒に夕飯を食べ、休憩後筋トレ開始。トレーニングを始めて30分もたつと、汗がだらだらとでてくる。お肉をよく食べるようになって、体臭がかなり臭くなったように感じる。なので、練習着のTシャツは、かなり汗臭くなる。何度も着ていると、つけ置き洗いしても、においがとれない。そういうシャツは、ぼろぼろになっているから捨てる。1年にかなりのTシャツを捨てている。この話をしたら、友達が古着を何枚も送ってくれた。「練習着に使ってね。」なんて優しい友達だろう(嬉涙)・・・。でも、かわいいTシャツばかりで、練習着にはもったいないので、普段着に使わせてもらっている。ごめん、Sちゃん。でも、役に立っています・・・。さっき筋トレしていた時のTシャツもかなり汗臭くなっている。「このTシャツ、臭いからもう捨てないとだめね。」と独り言を言ったら、旦那がぼそっとこう言ってきた。「お前のTシャツ、本当に汗臭いよ。タオルと一緒に洗うと臭くなるから、お前のシャツは別々にして洗ってくれよ。」それって、おやじの靴下を家族の衣類とは別々に洗う家庭と同じではないの?私っておやじ???せめて、オバタリアンと言って欲しいわぁ・・・・。
2005.07.11
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今日は、オフ日。週に1日はスタジオに行かないで身体を休める日をつくるようにしている。貧乏性の私は、性格的に家でごろごろできないので、ついついスタジオに行きたくなる。スタジオに行かなくても、家で踊ってしまう。一種の職業病かな?旦那に言わせると、私は「サメ」なんだそうだ。サメは、動くことをやめてしまうと死んでしまうらしい。なので、常に動いている動物なんだとか。「お前は動くことをやめたら死ぬサメと一緒や。だからグウタラできへんのや。」そうか、私はサメだったんだ。変に納得・・・・。サメは身体を休めなくても生活に支障はないだろうけど、ダンサーは身体を故障しては、仕事にならない。ダンサーは体が資本だから、健康管理には十分気をつけないといけない。先日、ダンサー友達から電話があった。「右足を疲労骨折しちゃってさぁ・・。今踊れないのよ。」「疲労骨折???大丈夫なの?またどうして?」「突然痛くなってね。でもそんなに腫れなかったから、すぐ治るだろうとほっておいたんだけど、ぜんぜん治る気配がなくて、整形外科に行ったら疲労骨折しているって分かったの。もうショックで・・。クラスも2週間休んだけど、今は靴をはかないで教えているの。」友達は2週間に1日しか休みがない。つまり2週間続けて毎日教えているらしい。そして、ある日突然体が悲鳴をあげた。私も過去、肉離れを2回と捻挫を1回経験している。どれも本番直前に、過度の練習から引き起こしたことだった。本番前の故障ほどつらいものはない。故障した後に休んでおけばよかったと後悔しないように今では休養も仕事と思うようにしている。でも、柔軟くらいは大丈夫だと思う。身体をまったく休めるなんて、私には不可能。やっぱり私はサメかもしれない・・・。
2005.07.10
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人生とは不思議なもので、まさか自分が駐在妻として海外に住むことになるなんて、想像もつかなかった。旦那の赴任先は、ドイツのフランクフルトだった。金融の街で、他の都市にくらべると、固いと印象が今でも残っている。住まいは、郊外にあるバートホンブルグという高級住宅街だった。家賃20万円もする、ものすごい広い家で、周囲の住民はハイソサイティーの人ばかり。ドイツ語はおろか、英語もそんなにしゃべれる方ではなかったので、コミュニケーションには苦労した。赴任してすぐ友達をつくりたかったのでフォルクスホッホシューレとよばれている市民学校のドイツ語コースに通った。いろんな国の人がきていた。トルコ、ロシア、スペイン、イタリア、チリ、アフガニスタン、アメリカなど・・・。ある時、クラスメイトの人に、家に遊びに来ない?と誘った。「何で私を誘うの?」「えっ?何でって、友達になりたいから・・。」「その必要はないから、行かないわ。」がぁぁぁぁぁぁ~ん・・・・・・。ショック!はっきり、あんたとは友達になりたくないと言われて、さすがの私も落ち込んだ。ドイツは冬が長くて、日照時間は短く曇り空が多くて暗い。天気が悪いと、気分も滅入る。ネガティブになる。南ヨーロッパの人が陽気で明るいのは、天気が関係しているのは確かである。これは住んでみないと分からない。友達拒否をされてから、外人の友達をつくるのが嫌になって、駐在奥さんの友達をつくることにした。同じ日本人同士、コミュニケーションをとるのは楽だから。同年代の知り合いが出来たのはいいけど、学歴やご主人の自慢とかそんな話ばかりだったので、私には合わなくて居心地が悪かった。見失いそうになっていた自分を取り戻すのに、良いフラメンコ教室を探す必要があった。苦労の末、マンハイムに評判のいい教室を見つけた。私の家から片道3時間。遠かったけど、往復6時間かけて、自分の居場所を求めて毎週頑張って通った。私を救ってくれたのは、フラメンコ。感謝!
2005.07.10
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今日はハードな土曜日。いつものように12時45分からクラス指導。このクラスはテクニカとタンゴの振付。パストーラ・ガルバンとロサリオ・トレドに習ったものを、少し簡単にして教えている。簡単といっても、エスコビージャや複雑なパソを簡単にしているだけで、体の使い方はそのままなので、難しい。タンゴは2拍子系なので、3拍子系に比べると最初は踊りやすく感じた。でも踊りこんでいくと3拍子系より表現や見せ場をつくることが難しいことに気付かされた。奥が深いなぁ・・・。今教えている振付が非常にモデルノ(近代的フラメンコ)なので発表会ではフラメンコ衣装を着るのではなくて、普通の服で踊ったら?と生徒に提案した。最後の部分ソロのイメージが、フィエスタのノリで道端で踊るという感じなので、普通の服だとさらにそのイメージが強調されて、踊りに親近感を持ってもらえるのではと想像している。クラス全員で相談してもらった結果、そうしようということになった。練習生の方からみたら、え~?普通の服????と驚かれるかもしれない。最近、フラメンコっぽい服がたくさん売られているので、そういうのを衣装として着るという新しい試みだ。スペインの公演では時々そういうのが見られるけど、関西の発表会ではまだ見たことがない。なので、それに挑戦してみようと思う。ただ、衣装でない服で踊るということは、誤魔化しがきかないから、相当な練習量を必要とされる。来年の2月まで、どこまで出来るか?生徒の挑戦でもある。頑張って欲しい。(注:普通の服で踊るのは、タンゴのみです)さて、その後の中級クラスでは、フィエスタ用ブレリアの強化。もちろん、ひとりひとりソロで踊る練習。それからグアヒーラの振付など。それからセビジャーナス強化クラスが2つ。この2クラスの生徒は非常に熱心で、陰でどれだけ練習をしているかというのが踊りをみただけでよく分かる。生徒が少しづつ着実に成長していく姿を見れるのは、本当に嬉しい。ついついクラス時間をオーバーして、白熱してしまった。スタジオをでたのは8時前。ハードだったけど、充実した1日だった!
2005.07.09
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今日も夕方からスタジオへ。昨日の筋トレで、体中が痛くてだるくてしんどい・・・。明日のクラスで振付予定のコンクール用セビジャーナスの振付を再度考えた。2週間もたつと、自分の振付を忘れる馬鹿な私。まずは思い出して踊ってみて、いくつかの振付パターンでまた踊ってみる。どれが一番曲のイメージに合うか、コンセプトが明確に見えるか、映えるか、検討する。セビジャーナスって、簡単そうで、実を言うと難しい。コンクールでは、同じセビジャーナスを出演者全員が踊るわけだから、振付構成がとても重要になってくる。振付でその曲の良し悪しが70%は決まるかなと、自分では考えている。後は踊る本人達の努力。家に帰ってもまだ納得がいかなくて、秘蔵ビデオを見たりしてもう一度考え直す。この最後のアイデアが結構よかったりする。いろんな振りつけを考えてごちゃ混ぜににして、いらないものから削り落としてシンプルにしていく。最後の残ったものが、一番良い。と私は思う。これって、デザインの仕事とよく似ている。明日のクラスで振付してみて、全体の流れをみてからもう一度煮詰めようっと。さて、コンセプト通りにいくかな???
2005.07.08
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いつも元気でパワフルですね~。とよく言われる。でも、私も人間なので、ネガティブになることもある。それは、信頼していた人に裏切られたとき。仕事が上手くいかないとか、そんな程度ではネガティブにはならないけど、信頼していた人に裏切られたときのショックは大きい。人間不信に陥る。モチベーションは下がって、やる気も喪失。そういうときは、やはり読書が一番。おすすめは、オグ・マンディーノの「この世で一番の奇跡」と「この世で一番の贈り物」。心が洗われます。自分を見失いそうになると、この本を読んで自分を取り戻します。元気の秘訣は読書かも。さて、今日も頑張ってスタジオに行ってきます!
2005.07.08
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今日もいつものように夕方からスタジオ入りして練習。今日のテーマはシギリージャ。というか、本当はファルーカの予定だったのが、いいアイデアが浮かばなくて、急遽変更。煮詰まったときは、気分転換も必要。私の大好きな曲は、シギリージャとマルティネーテ。シギリージャはソレアと並んで、フラメンコを代表する重要な曲である。フラメンコを習い初めて2年目で、マルティネーテと出会った。簡単に説明すると、コンパスはシギリージャと同じで、無伴奏なのがこのマルティネーテ。確かクラスのテクニカで、マルティネーテ・コン・バストン(杖)の練習をして、衝撃を受けたのを今でも覚えている。これはとても難しい曲で、2年目の練習生が踊れるものではない。先生も、クラスでは無理とあきらめてテクニカから消えていったが、この曲のことが気になって仕方がなかった。後で先生にマルティネーテ・コン・バストンを習いたいとお願いした。一人では難しいので、後1人か2人集めたら教えると許可をいただいた。友達に声をかけて3人で習うことになり、発表会でこの曲を踊ることになった。今考えても随分無謀なことをしたと思う。この当時は舞台の怖さや、フラメンコのことをよく知らなかったから踊れた。ドイツに引っ越して、ドイツではシギリージャを習い、発表会で踊った。ますます好きになっていった。しかしスペインに留学して、その難しさを知ってから、ソロに挑戦するまで随分時間がかかった。シギリージャは、苦しみと悲しみを唄うので感情表現が難しく、奥深さや尊厳、力強さが必要とされる。レトラは非常にシンプルなのに、歌い手の気分で長さが変わる。踊りは、それに合わせて踊らなくてはいけないため、とても難しい。リズムは変拍子で、独特のコンパス感を持っていて、これを習得するにはかなりの時間を必要とする。この曲は難しいけど、踊っていて体がぞくぞくしてくる。どんなに練習していても、飽きない。あっという間に時間がたってしまう。でも、まだ満足に踊れない(涙)。私の夢は、存在感があって奥深く観客に感動を与えられるような踊りができること。一生かかっても頑張るぞ!
2005.07.07
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私は小学生の時、絵描きになるのが夢だった。絵を描くのが大好きで、学校から帰るといつも絵ばかり書いていた。中学生になって、油絵が習いたくなって親にお願いした。「公立の高校に行けば、油絵を習わせてあげるよ。」それで一生懸命勉強して、公立の高校に見事に合格。二科会員の先生に、油絵を習うことになった。とても嬉しかった。先生について2枚目に書いた絵を、神奈川の県展コンクールにだそうと言われ、だしたら入賞した。新聞の取材も受けた。すっかり舞い上がった。先生に、将来は画家になりたい、と言ったら反対された。驚いた。「画家はね、お金にならないから趣味にして、先生になるか、デザイナーの仕事でもしたら?」と薦められた。親とも相談して、デザイナーの道に進むため、高校2年から、デザインの勉強を始めた。油絵を書いている余裕はなくなった。画家の先生は、とても計画的に私を指導してくださった。そのお陰で、筑波大学の芸術専門学群に推薦入学することができた。大学卒業後、某大手家電メーカーに、ゲラフィックデザイナーとして就職。正直言って、会社勤めはつまらなかった。どこかで、歯車が狂って、自分のしたい道からそれていった。それでも、自分は一生同じ会社に勤める気でいた。働き出して2年目で、大学時代からつきあっていた旦那と結婚し、肩こり解消のためにフラメンコを習い始めた。びりびりきた。これだ!私が求めていたものは。週1日の稽古から、週2日に、気づいたら週に何日もフラメンコを習っていた。最初の1年で、セビジャーナス、アレグリアス、タンゴ・デ・マラガを習い、2年目でグアヒーラ・コン・アバニコ、マルティネーテ・コン・バストン、ブレリア、タンゴ、ファンダンゴ・デ・ウエルバを習い、初めての発表会で6曲踊った。もう楽しく仕方がなかった。仕事中も、気になるのはフラメンコのことばかり。トイレに行ってはこっそり踊り、更衣室ではブエルタしたり、コピーしながらパソの復習したり。ひどい社員でした、すみません。人生の転機は、突然訪れた。旦那の予告なしのドイツ赴任の辞令。もちろん、私も駐在妻として、ドイツに行くことになった。驚きと、喜びでパニックになった。考えたことはひとつ。「ドイツはスペインに近い。スペインに何度も行ける!」ここから、私の人生は大きく変わっていった。自分の意志とは関係なく世の中が動き、それに流されていく自分と、そこから自分を見失わないように模索する日々が続いた。人生って、本当に何が起こるかわからない。
2005.07.07
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お昼に、踊りの依頼をいただいた。実を言うと、先週もひとついただいた。ひとつは、日時的に無理なのでお断りした。もうひとつは悩み中。タブラオのレギュラーをこなしながら他の踊りの仕事を受けるのは、想像以上のパワーが必要なので、慎重に考える。あ~、ジャーマネが欲しい!誰かにマネージメントして欲しい。でもそんな身分ではないので、我慢、我慢(涙)。*夕方からいつも通りスタジオ入りして、今日もファルーカの振付をする。新しいものを考えるのはとても時間がかかる。いつまでたっても先に進まないが、気長にやろうと思う。6時半から入門クラスの指導。6月から始まった新クラスだけど、みんな熱心で感心する。その後の初級クラスも、熱心な人ばかりなので、ついつい指導にも熱が入る。教えたいことは山のようにあるのに、時間が足りない。ひとりひとりに的確なアドバイスをするよう努めているので、時間があっという間に経過してしまう。誰だって、自分の生徒は可愛いから、早く上手に踊れるようになって欲しいと思う。なので、ついつい厳しく指導してしまう。時々冷静になって、言い過ぎはよくないと反省して、上手くなったところは素直に褒めるようにしている。人によって、褒めた方が伸びる人と、厳しくした方が伸びる人と、いろいろなので、その指導方法の使い分けが難しい。柔軟に筋トレ、舞踊テクニカ、ブエルタ強化、マルカールとパルマ、エスコビージャの練習、気付いたら1時間半が経過していた。もうクラスの時間は終わっているというのに、まだ振付に入っていないことに気付く。私は夢中になると、時間の感覚がなくなる悪い癖がある。いけない、いけない。反省・・・。クラス時間は終わっていたが、いい加減振付を進めないといけないので、振付をした。短い時間で一気に唄振りを教えたので、生徒はパニックに陥っていた。可哀想なので、しばらく付き合って振りのおさらいをした。明日は時間通りに終わらせられるように、もっと意識しなくては・・・。スタジオをでたのは10時前。何故か今日はまだ元気が残っている。今日はいつもより涼しいからかな?
2005.07.06
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スペイン南部にあるヘレスの友達から電話があった。衣装デザインをしている親友で、時々電話をくれる。「別に用はないけど、どうしているの?上手くいってる?今度スペインにはいつくるの?」いつもこんな感じで、気軽に電話をくれる。普段スペイン語をしゃべっていないと、単語がなかなかでてこなくて会話には苦労する。特に電話でスペイン語をしゃべるのは、難しい。昨日の電話は、私に会いに日本に来たいという内容だった。すごく驚いた。彼女は海外旅行を一度もしたことがない人で、ヘレスから外には出たがらないのに、はるか遠くの日本に遊びに来たいというのだから、ぶったまげた。明日、かかりつけの医者と、旅行会社に行って旅費を調べてまた連絡すると言って、電話をきった。もしかして、旦那と何かあったのか?嫌な予感がした。心配になって、単身赴任している旦那の方に電話したら、「日本に行く?そんな話は聞いていない!」と怒っていた。でも、夫婦間の問題はなさそうで、その点は安心。本当に彼女は日本に来るだろうか?私に会いにわざわざ日本まで来るなんて、とっても嬉しい。しかし、日本語も英語もしゃべれない親友を、どうやって面倒みるか、悩むなぁ~。
2005.07.06
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今日もいつも通り4時にスタジオ入り。柔軟と基礎テクニカをしてから、中級クラスで教えるグアヒーラ・コン・マントンの振付を考える。マントンを使いながら足を打つのは難しいので、簡単なマルカールに変えたりして、自分で実際踊ってみる。それから、ファルーカの振付。昨日の筋トレのせいで、体中が筋肉痛でしんどい。何故か集中力も低下していて、なかなか先に進まない。次第に頭が痛くなってきた。今日は頭が機能していないので、振付のリンピアール(踊りをきれいにすること)に変更した。6時半から入門クラスの指導。その後の中級クラスでは、フィエスタ用ブレリアの強化をした。私の指導方針のひとつに、中級者はフィエスタ用ブレリアをひとりで踊れるようになることとしている。何年も習って群舞しか踊れないのは、おかしいと思う。フラメンコはそもそもひとりで踊るものだから(テアトロのオブラやクラシコエスパニョールは別)、いつかソロが踊れるようになって欲しい。そのスタートとして、フィエスタ用ブレリアのソロに挑戦することが最適だと私は考えている。しかし、ブレリアはとても難しい。テンポが速いので、コンパスを数えながら踊っていては、絶対にリズムを外す。フラメンコはコンパスが命だから、どんなにきれいに踊れても、コンパスを外しては絶対にいけない。レトラを聞きながら、ブレリアのノリを掴んで、曲にのって踊れるようになるには、いろんなブレリアをたくさん聞いて何度も踊るしかない。クラスでは、ブレリアの曲を聞きながらパルマを叩く練習と、ひとりづつソロを踊る練習をした。この練習になると、みんな緊張するのが伝わってくる。今日は、ひとりもコンパスを外さずに踊れたので、上出来だった。少しずつ生徒が成長していく姿を見れるのは、本当に嬉しい。発表会では、中級クラス全員がフィエスタ用ブレリアのソロを挑戦してもらうつもりなので、堂々と自分らしく踊れるように、さらなる踊りこみの指導をしていこうと思う。クラスで使用しているブレリアのCDを欲しいという人がいたので、ネット購入できるか調べてもらったら、ありました。アクースティカhttp://www.acustica.jp/contents/tienda/data/pageview.cgi?ID=01410パロス・デル・フラメンコ ー ブレリアVol.2Vol、1も3もあって、どれもいいです。おすすめです。身体にリズムが自然に入ってくるように、何度も聞いてください。
2005.07.05
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フラメンコ教室の事務仕事は、すべて主宰者である私がこなす。人を雇えるほどの余裕はない(涙)。今日は、スペインのフラメンコ用品販売店に、生徒から頼まれたファルダ(スカート)などを発注するための書類を作成した。およそ1ヶ月ほど前、商品の見積もりを送って欲しいとFAXしたところ、3週間たっても返事がなかったので、もう一度催促のFAXを送ったら、やっと先週見積もりが返信されてきた。スペイン人は時間の感覚が日本とかなり違うので、急いで取引をするという価値観があまりないらしい。非常にのんびりしているので、商品が届くまで、数ヶ月かかりそうな予感がする。見積もり額が予算内に収まったため、正式に発注することにした。セビージャにいるとき、このお店には何度か買い物に行ったので、お店の人とは顔なじみにはなったが、日本から商品を発注するのは初めてなので、緊張する。スペインに電話した。「正式な発注書のフォーマットを送ってもらえませんか?」とお願いしたら、「あら、貴方のことは信頼しているから、そんなものは必要ないのよ。送り先を知らせてくれたら、そっちに送るし。心配しないで。」えっ、本当にそれで大丈夫なんだろうか?でも、この会社は私の知っている会社と取引があるので大丈夫だとは思うけど・・・。アバウトなやり取りに、商品がきちんと届くか不安である。日本では考えられないけど、これがスペイン。
2005.07.04
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誰にでも、身体に対するコンプレックスはあると思う。私は身長が150センチ以下と低い上に、細身の体。踊り手として、容姿に恵まれていない。なので、プロになるのは無理と諦めていた時期があった。そんな時、恩師加藤美香先生に救われた。 「踊りはね、魔法が使えるのよ。自分の欠点をカバーしたら、Mariちゃんは舞台の上で大きくなれるのよ。」そして、美香先生から魔法の呪文(?)を教えていただき今日に至っているというわけだ。魔法が使えるようになると、本当に自分が変わっていく。今ではその呪文を自分で考えている。今日の練習のテーマは、身体を大きくみせること。つまり、自分の身体欠点をいかにカバーするか、短所を長所に変える練習を徹底した。まずは下半身の使い方から。下半身が安定していないと上半身に余裕がうまれないので、ブラソはつけずにひたすら下半身安定と、足を大きく使えるように練習を重ねた。それから、上半身の使い方。最後にブラソ。鏡を見ながら、自分の踊りを煮詰めていく。ブレリアの早いテンポで全身を使って大きく踊るのは難しい。最初はゆっくり始めて、徐々にテンポを上げていき、早めのテンポでも余裕を持って踊れるように何度も繰り返す。1時間くらいやっても、まだまだ納得がいかなかった。それから、一昨日のタブラオの反省部分を練習。4連符のはいった複雑なパソを中心に、何度も繰り返す。細かいパソをしている時も、上半身は余裕をもって踊れるように、ブラソもつけていく。気付くと、もう2時間が経過していた。今日は事務仕事がたくさん残っていたので切り上げた。*自分の身体は、残念ながら変えることはできない。なので、前向きに自分の体と付き合っていかなくてはいけない。それには、魔法が必要。自分の身体に呪文が唱えられるようになると舞台の上で少しづつ自分が変化していくことに気付く。そう、自分がなんだかすごく大きい人間になったような錯覚に陥るんだから、不思議だなぁ。
2005.07.04
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今日は週に一度のオフ。久しぶりに旦那と梅田に買い物。今年はバーゲンがもう始まっている。バーゲンでパンツを2本、カジュアルジャケットを購入。それにしても、すごい人で酔いそう。普段、職場であるスタジオには徒歩か自転車通勤なので、人ごみに慣れていない私にはつらい。だけど買い物は楽しいなぁ。最近、フラメンコっぽい服がよく売られているので見ているだけでうきうきしてくる。これを衣装に改造できないかなぁ?と想像しながらあちこち見てまわる。余談だけど、昨日のタブラオの1部で着た赤の衣装は普通のお店で売られていたワンピースを衣装に改造したもの。ワンピースそのものがフラメンコの衣装っぽいので、その下にフラメンコ用ファルダを着ただけ。誰もそのことに気付かないみたい。このヒントは、セビージャのタブラオで得た。誰か忘れたけど、普通のワンピース(もちろんフラメンコっぽい)の下にフラメンコファルダを着て踊っている人がいて、それがすごい素敵だったのだ。タブラオでレギュラー出演していると、衣装に困る。何度も来ていただいているお客さまがいらっしゃるが、衣装が楽しみのひとつだと言う。なので、なるべく衣装を変えるよう努力はしている。でもお金もかかるので、低予算でいかにアレンジをするか腕のみせどころ。衣装も大切だから、悩みはつきない。さて、今日梅田に来た一番の目的は、お中元の発送手続き。お世話になっている人へ、その人が喜びそうなものを贈ること。20代の若い頃(?)、お中元やお歳暮を贈る習慣が嫌いだったが、今はいい習慣だなぁと思うようになってきた。これは私が年をとった証拠?いやいや、そんなことはないと思うけど・・・・。
2005.07.03
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今日はタブラオ本番当日でした。本番前に1クラス持っているので、ブランチをすませてから、スタジオに。支度の遅い私は、電車を乗り過ごし、次の電車を待っていたらクラスに間に合わないので、早歩きでスタジオまで行った。荷物がなければ歩いても問題ない距離だが、衣装やサパトス、メイク道具全てを持っての移動はつらかった。その上、雨。今度はもう少し早く支度をしなければいけないと反省。クラスが始まるぎりぎり12時45分にスタジオに到着。何とか間に合って良かった!急いで着替えてクラス開始。テクニカとタンゴの振付をして、終わったらダッシュで神戸三宮へ。タブラオには4時頃到着。軽く食事を取り、簡単なリハーサル。普段は決め事のあるところだけを打ち合わせして終わらせるが、生徒が出演することと、いつもと違う出演者だったので、開店6時前までエンサージョをした。これでかなり疲れてしまった。緊張もするので、足が重く感じた。ただ、体力づくりの成果はあって、いつもよりは少し体が軽く感じられた。というより、いつもより涼しかったからかもしれないけど。6時から本番7時まで楽屋でメイク。私は何年も出演して何度もメイクをしているのに、メイクするのが非常に遅い。関係者の間では、私はメイクが遅いことで有名らしい。「Mariちゃんよりメイクの遅い人って、かなりやばいよ。」こんなことで有名になるなんて、何だか情けない。さて、本番は・・・・・。う~ん、舞台の上は怖い!というのをいつもながらに感じた。スタジオの練習では考えられないようなことが起こるので、本当に怖い。いつになったら100%満足な踊りができるのか?十分練習したので後悔はしていないけど、次回はもっと上達できるように明日からまた練習を頑張ろうと思う。私のことは別にして、生徒の踊りは良かった。一生懸命練習をしていたので、輝いていた。初々しくて、微笑ましい。そしてK.Fちゃんの踊りも素敵だった。力強くて、頼もしい人。それから、カンテソロも良かった。いろんな人と一緒に舞台に立てることが、タブラオの魅力。いろんな人から刺激を受けて、世界が広がっていく。私と一緒に仕事をしてくれた仲間に感謝、感謝。また、雨の中、わざわざ来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。サイトの愛読者の方が声をかけてくださって、嬉しかったです。本番直前は、あー大変!ってつらいこともあるけど、本番が無事に終わって(?)、大きな拍手をいただくと今までの疲れがぶっ飛びます。こうやってレギュラーを続けられるのは、やはり応援してくれる人がいるから。Muchas gracias!!!!!!
2005.07.02
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