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またまた映画ネタです。ロバート・ショーン・レナードとクリスチャン・ベール(「太陽の帝国」など)が主演した映画、「スウィング・キッズ」は内容的にはB級映画なのでご存知の方はおそらく少ないと思います。私はこの映画を当時学校の授業で見ましたが、ストーリーよりもダンスシーンにすっかり魅せられてしまいました。舞台は第二次世界大戦が始まる前のナチス政権時代のハンブルク。ピーター(R.S.レナード)とトーマス(C.ベール)はアメリカのジャズを愛する高校生で、週末にはクラブにスウィングダンスを踊りに行っていました。ナチスは黒人音楽であるジャズを禁止し、やがて友情にも亀裂が入っていくのですが・・・と言うストーリーです。彼らがクラブでスウィングダンスを踊りまくるシーンはこちらでご覧いただけます。曲は、スタンダードダンサーなら誰もが知っている「Sing Sing Sing」。このベニー・グッドマンの傑作は21世紀になった今でも少しも古さを感じさせない大変な名曲だと思います。私たちもこの曲でクイックを練習するのが大好きです。(6分間あるので存分練習できますね!)スウィングダンスのステップは、今日のロックンロールやジャイブに受け継がれているのですね。それにしても、ロバート・ショーン・レナードもクリスチャン・ベールも素晴しい踊りっぷりですね。きっと大変な訓練をしたのでしょうね~。
2008.01.30
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ドイツのシモーネ・セガトリ&アネッテ・スドル組は去年の世界選手権で初めてファイナル入りを果たした素晴しいカップルです。現在ドイツで2位のカップルですが、名前からも想像できる通り、シモーネはイタリア人、アネッテはドイツ人。ドイツ1位で世界2位のベネデット&クラウディアもイタリア人&ドイツ人のカップルなので、イタリアの男性陣は本当に強いですね!そしてアネッテのラインは本当に美しく、こんなに背中がながーく見えるダンサーはなかなかいないと思います。ドレスもいつも趣向を凝らしていて素敵です。実はドイツダンス協会が一番推しているカップルはシモーネ&アネッテなのだとか。。。実は私も世界2位のベネデット&クラウディアよりもシモーネ&アネッテの踊りの方が好きです。こちらで世界選手権のときの二人の叙情的で優雅なスローの踊りがご覧いただけますが、シモーネ&アネッテは各種目の個性を本当に素晴しく表現できるカップルだと思います。音楽の解釈も好きです。(アネッテのドレスは白です。冒頭部分のみですぐ他のカップルに切り替わるのでちょっとしか見られないのですが。。。)スローは「ダンスのロールスロイス」とも呼ばれ、ゆったりと流れるように踊るものなので、スピードのあるスピンをくるくる回り続けてはスローの特性が失われてしまうのです。先日、「ただテンポにあわせて踊れば良い時代は終わった」と書きましたが、「曲を解釈すること」と「単に音をはずすこと」は本当に紙一重です。ビデオのサウンドを消して音なしでも音楽が見えてこなければ、それは単に音をはずしているだけ。。。ととらえるべきだと思います。そういう意味で、シモーネ&アネッテの踊りは本当に音楽性があって素敵だと思います。私が現世界チャンピオンのパオロ・ボスコ&シルビア・ピトン組が苦手な理由は、パオロに音楽性がまったくないからです。確かにタンゴやクイックはエネルギッシュでかっこいいですが、ワルツとスローは完全に音をはずしています。世界選手権のファイナルでは、プランディ・サウンドから出ている大変難しい曲、「アヴェ・マリア」がかかりましたが、曲を完全に無視して踊っているのがはっきりとわかります。こちらでワルツの映像がご覧いただけます。(後半に映りますが、シルビアはグリーンのドレスを着ています)シルビアは大変素晴しいパートナーで、大変なフォローをしていますが、良く見るとシルビアがボスコのリードに従って踊っていないことがわかってしまうのだそうです(先生談)。ヨーロッパダンス界では、このようなボスコの踊りを批判する声が大変高いです。去年彼らは世界チャンピオンになりましたが、超絶技巧とスピードが要求されるアマチュアダンス界と違い、プロフェッショナルではベーシックの完璧さが要求されます。彼らがいずれプロフェッショナルに転向した場合、ファイナルに食い込むのはかなり難しいのではないかと思います。↓アネッテ&シモーネです。アネッテのドレスは最新流行で素敵ですね。それにしても、彼らはいつもラテンダンサーなみに黒いです!(笑)
2008.01.30
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ダンスを始める前まではずっとバレエをやっていた私ですが、ロシアからアメリカに亡命した名ダンサー、ミハイル・バリシニコフの大ファンです。名作映画「愛と喝采の日々」を覚えている方もきっと多いと思われます。モダンダンスのバレエカンパニー、ホワイトオーク・プロジェクトの時代に一度だけ舞台で踊る生にバリシニコフを見たことがあります。当時の彼は既に50歳間近。ジャンプや回転などの超絶技巧を見せることはありませんでしたが、ひとつひとつの動きの丁寧さ、完璧さ、そして動きのダイナミックさは少しも変わっていなくて、とにかく舞台に出てくるだけで大変なオーラを放っていたのを覚えています。ロシアからアメリカに亡命したダンサーという、バリシニコフ自身の姿を描いたかのような映画「ホワイトナイツ」。ストーリー自体はちょっと安っぽいのですが、とにかくダンスシーンが素晴らしかったです。今は亡き名タップダンサー、グレゴリー・ハインズと一緒に踊るシーンは本当に圧巻で、録画したビデオテープが擦り切れそうになるまで何度も何度も同じシーンを見たものです。同じ振付を踊るタップダンサーとバレエダンサーの踊り方の違いもとても興味深く、とにかく二人がカッコイイのです!!お金を賭けてバリシニコフが11回のピルエットを回るシーンはこちらです。このときバリシニコフはバレエシューズではなく普通の靴を履いているんですよね。信じられません。今でこそピルエットをくるくる回るバレエダンサーは増えましたが、まるでフィギュアスケートのように、これだけのスピードと安定感で回れるダンサーは他にはいないのでは?と思います。↓「ドン・キホーテ」を踊る若い頃のバリシニコフ
2008.01.29
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近年のスタンダード大国はイギリスからイタリアに移行し、世界中のダンサーがイタリア的な踊りを試みていますが、私ももちろんイタリアのスタンダードダンスの大ファンです。現在アマチュアでもプロフェッショナルでもここまで素晴しいカップルがそろっているのはイタリアだけなのではないでしょうか。イタリアのプロフェッショナルで現在4位のミケーレ&モニカは私の大好きなダンサーです。彼らの踊りは特にここ数年で大きく変わり、たいへんな成長を遂げていると言われています。ワルツの踊り方はダイナミックでキレがあり、音楽の解釈も独特です。もちろん他の種目も全て素晴しく、タンゴはとても見ごたえがあります。ワルツの映像 (以前にもリンクしました。ファビオと抱き合ったりしているので、踊りが始まるのは1分50秒頃からです)タンゴの映像クイックステップの映像実はミケーレ&モニカも私たちの先生と同じく、あのファビオの愛弟子なのだそうです。先生を通じてファビオ的(?)ダンスを習っている私たちが彼らのファンになるのはごく自然なことなのかもしれませんね。ミケーレ&モニカやその他のイタリアのトップ選手の踊りを見ていると、音楽の解釈の自由度はどんどん高まっていて、テンポにぴったりあわせて踊ることがよしとされた時代は終わったのだなと思います。各種目のキャラクタリスティックを表現しながら、曲の持つメロディーをどのように踊るのか?が問われる時代がやってきたようです。私たちの先生がおっしゃるには、そういう意味で古いダンススタイルにとらわれている高齢のジャッジが競技会を審査すること自体に大変な問題があるのだそうです。。。モニカ&ミケーレです。モニカのドレスはシンプルだけれどいつも素敵ですね!
2008.01.27
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UKオープンが終了しましたね。プロスタンダードとアマチュアラテンは驚きの結果でしたが、アマチュアスタンダードもちょっとびっくりです。プロラテンは順当だったと思います。アマチュアスタンダード決勝1位:パオロ・ボスコ&シルビア・ピットン2位:ベネデット・フェルージア&クラウディア・コーラー3位:アンドレア・ジジアレリ&サラ・アンドラッキオ4位:エマヌエル・ヴァレリ&ターニャ・ケーラート5位:マラト・ギマエフ&アリーナ・バシューク6位:フェデリコ・ディ・トロ&ジェニー・ファヴェロ3位までは順当ですね。特に私は2位のリーダーのベネと3位のパートナーのサラの大ファンです。ベネとサラが組んだらきっと素敵なのに~♪っていつも思っています。もちろんサラのリーダーさんのアンドレアも大変素晴らしいダンサーです!!!!4位~6位までは正直言ってかなり驚きました。特に4位のデンマークのカップルはイギリスで開催される試合でだけ良い結果が出ているようですが、踊りのほうはうーむ・・・・。どなたか理由を知っていたら教えてください!驚いたのは、ドイツの大変素晴らしいカップル、シモーネ・セガトリ&アネッテ・スドル組と決勝常連のロシア人カップル、セルゲイ&オルガ・コノヴァルツェフ組が決勝に進出できなかったことです。ただしセルゲイ&オルガは最近とあるスキャンダル映像が出回ってしまったので仕方ないのかもしれませんね。プロフェッショナルラテン決勝1位:マイケル・マリトースキー&ジョアンナ・ルーニス2位:リッカルド・コッキ&ユーリア・ザゴルイチェンコ3位:セルゲイ・サーコフ&アグニツカ・メルニカ(メリア)4位:ペーター&クリスティナ・ストッケブロー5位:フランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデワ6位:Andrei Gavriline & Elena Kryuchkova リッカルドとユーリアはきっととても素晴らしい踊りだったのでしょうね!ビデオ発売が大変楽しみです。私の大好きなフランコとオクサナが決勝入りしてくれてとてもうれしいですが、デンマークのストッケブロー組の後ろっていうのはどうなんでしょうね~。アマチュア時代、ストッケブロー組は一度もフランコに勝ったことはないし、オクサナ・レベデワのレベルは当時のフランコのパートナー、ニキフォロバより数段上なのですが・・・。リッカルド&ユーリアの映像見つけました!!ジャイブです。ユーリアのドレスがちょっと変ですが、踊りは素晴らしいですね~↓アマチュアスタンダード3位入賞のアンドレア&サラの写真です。(優勝していませんが、私はアマチュアスタンダードで優勝したカップルが苦手なので、あえてこの二人の写真を選びました。素晴らしいカップル、ベネとクラウディアについてはいずれまた書きますね!)
2008.01.26
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数あるダンス競技会の中でも最大規模の競技会のひとつ、UK戦(全英オープン)が開催中ですね。イギリスで開催される大会のジャッジには偏りがあるため、結果は必ずしも実力とは反映されていないとは言われています。なるほど・・・大変興味深い結果となりました。プロフェッショナルスタンダード決勝1位:ミルコ&アレシア2位:アルナス・ビゾカス&カチューシャ・デミドワ3位:ティモシー・ハウスン&ジョアン・ボルトン4位:ジョナサン・ウィルキンス&ヘーゼル・ニューベリー5位:クリス&ユスティーナ・ホーキンス6位:ジョナサン・クロスリー&リン・マリナー7位:ドメニコ・ソアレ&ジオイア・チェラソリ初出場でいきなり2位になったアルナス&カチューシャ。どんな素晴らしい踊りだったのかかなり気になります。ドメニコ&ジオイアの7位はどう考えても納得いきません。ホーソン、ホーキンス、クロスリーよりも明らかにドメニコのほうが素晴らしいでしょう。ただ、ドメニコたちはイタリアでしかレッスンを受けていないらしいので、政治支援を受けられないのかも知れませんね。アマチュアラテン決勝1位:Matej Krajcer & Iwona Golczak 2位:マウリツィオ&メリンダ3位:ステファノ・ディ・フィリッポ&アンナ・メルニコワ4位:アレクセイ・シルデ&アンナ・フィルストワ5位:Jurij Batagelj & Jagoda Strukelj 6位:ゾラン・プロール&タチアナ・ラヴィノヴィッチ世界チャンピオンのマウリツィオ&メリンダが2位!!!ステファノたちの3位も驚きです。1位のスロベニアのカップルはよほど素晴らしかったのでしょうね~。アマチュアスタンダードとプロフェッショナルラテンはまだ決勝順位が出ていないので、改めてUPします。私の大好きなフランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデワが決勝入りしているみたいです♪↓アマチュアラテンで優勝したスロヴェニアのカップル、マテイ&イウォナの写真です。
2008.01.25
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デザイナーさんのところで、とても素敵なラテンの新作ドレスが昨日完成しました!!上身ごろは黒ハイネック長袖で背中が大きく開いたデザインです。スカートはオレンジとピンクのサテンテープで縁取ったたくさんのフリルでできていて、びっくりするくらい踊ります!フリルの動きもとてもきれいです。石をびっしり貼った大きな花がアクセントになっていて、黒・ピンク・オレンジのコントラストが大変美しいです。サテンテープで製作したチェーンとバングルもとても斬新なアイデアだと思います。実は私自身がほしいと思うくらい素敵なドレスなのですが、私はスタンダード専門なのでラテンドレスは見るだけなんですよね~か、悲しい・・・。希望があれば有料でドレス全体に黒い石を貼りますが、デザイナーさんの意見では色の対比がとても美しいので、基本的にこれ以上の石は不要だとのことです。身長157センチ以上が理想的です。サイズは9~11号(大変よく伸縮する素材です)。(注:フリル部分を拡大した写真は明るさを変えてあります)こちらのドレスはお譲りする方が決まりました。皆様たくさんのお問い合わせ誠にありがとうございました。
2008.01.24
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ハンブルクのデザイナー、ケアスティン・ポイカー製作のピンクのモダンドレスです。上半身にはピンク系、オレンジ系などのスワロフスキの石がびっしりと貼られていて、石で描かれた腰のV字ラインがよりほっそりとスタイルよく見せてくれるデザインです。スカートの裾はピンク&オレンジ系のバラ柄のシフォンに切り替えられていて個性的です。石が貼られたチョーカーもこのバラ柄の布で製作されています。フロートはとても美しくて個性的なドレープ仕様で、腕の部分にも石が貼られています。全体にほっそりとして見えるとても美しいドレスです。こちらのドレスはお譲りする方が決まりました。ありがとうございました。
2008.01.23
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最近ラテンネタばっかりですね。(実は私は踊るのはスタンダードが好きでも、見るのはラテンの方が好きなのです)デンマーク出身のヴィベーケ・トフトはプロの世界でも長年活躍し、日本での競技会にも出場していたので覚えていらっしゃる方もきっと多いはずです。私はヴィベーケの踊りは残念ながら映像でしか知ることができませんでしたが、ラテンダンサーそのもの!と思わせる素晴らしい踊りに感動しました。ヴィベーケは女性らしいとても素敵なスタイルで、背中の動きや表情が素晴らしいです。また、足の使い方も完璧です。90年代は今ほど超アクロバットなラテンを踊らなかったからこそ、ラテンらしい表現力、音楽性、ベーシックが今より重視されていたのかもしれません。アラン・トーンスバーグとアマチュアの世界チャンピオンタイトルを獲得後、ターンプロ。その後ポール・キリックと組んで世界のトップとして活躍したヴィベーケ。今では先生として若いダンサーたちの指導に当たっているそうですが、彼女のような素敵な女性ダンサーをたくさん育ててほしいですね!ヴィベーケとポール・キリックの素晴らしいルンバの映像を見つけました。今流行しているようなスピード&アクロバットはありませんが、感動します!!↓2002年にアラン・トーンスバーグごカムバック。たった5週間の準備で5位に入賞したときの写真です。
2008.01.23
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先日はアメリカのダンス事情について書きましたが、今日は私が住む西ヨーロッパのダンス事情について触れてみたいと思います。こちらのダンス教室はステップだけを習って気軽にダンスを楽しむダンス教室と、競技会に出場するためにダンスの技術を習うダンス協会との2種類に分かれています。ダンス教室の教師とダンス協会のトレーナーでは受ける教育も違います。ヨーロッパでは舞踏会やパーティ、結婚式などでダンスを踊る機会が結構多いので、ダンス教室人口はかなり多いですが、競技人口はあまり多くはありません。ダンス協会は全国各地にあり、月々のお月謝は平均で4000円ぐらいです。(中高生や学生の場合は割引あり)基本的に級(初級、D~C級、BAS級)にあわせたグループレッスンが週に1度あります。初級~C級まではグループレッスンだけしか受けないカップルも多いです。C級以上になると個人レッスンを受ける人が増えますね。個人レッスンの価格はトレーナーの持つライセンスにもよりますが、C級~B級トレーナーの場合は1時間3000円~6000円、A級の場合は1時間6000~8000円が主流です。もちろん全国的に有名なトレーナーの場合は1時間8000~12000円と高額です。彼らのところには国内や外国の多くのトップ選手がレッスンを受けに来ているそうです。(無論、イタリアのファビオやジオなど、世界最高の先生方はもうちょっと高いようですが…)そのダンス協会に所属していないカップルでも、フロア使用料(1000円ぐらい)を支払えば個人レッスンを受けることができます。私と主人の場合も、習っている先生が別の都市の方のため、その協会のフロア使用料を毎回支払っています。自主練習は基本的に所属するダンス協会のフロアの空いた時間で行います。大半の教室ではデポジットを支払うことで教室の鍵をくれるので、グループレッスンや個人レッスンがない時間帯を見計らって練習します。CDもステレオも置いてあるので、自分たちの練習したい種目の局を好きにかけることができます。私たちが所属する協会はフロアが2つあり、1つは基本的には自主練習用に開放しているのでたいへん便利です。もちろんこの場合にフロア使用料はかかりません。また、日本のように先生とデモを踊る形式のパーティはありません。そのため、パートナーやリーダーがいない人はフロアで踊る機会を持つことはありません。A級以上になると、たまにパーティや舞踏会でのデモを頼まれます。私たちもホテルの舞踏会のショープログラムに出演したことがあります。少しですが謝礼金も出ます。競技会では、D級選手は平服で出場しなければならないので圧倒的に黒が多いです。C級以上になるとドレスが認められますが、B級ぐらいまでは基本的にはアメリカ製の石が少ない安いドレスや、A~S級選手のリサイクルドレスが多いですね。あまり豪華なドレスは逆にマイナス印象になるようです。A~S級になるとドレスはぐっと豪華になり、オーダードレスを着る人が増えます。また、男性で燕尾服が許されるのはB級以上です。(以前はA~S級だけでした)それまではシャツ・ネクタイ・ベストで踊る人が多いです。B級くらいまではあまりお金をかけなくても競技を楽しむことが出来るようです。ただし、A~S級になると下位とは比較にならないほどダンスのレベルが上がるので練習量や個人レッスンの回数も増えていきます。特にS級のトップ選手は本当に素晴らしいので、個人レッスンもヨーロッパ中で受け、試合(IDSFオープン)でも世界を回っています。トップ24組以内ぐらいに入ると基本的にスポンサーがつくのでドレス費用はかかりません。また、各州のダンス協会からレッスン費用や遠征費用の援助も出ます。ブラックプールや全英オープン、ジャーマンオープンなどの主要な試合でも、アマチュアは出ている400組の大半が素晴らしいのですが、プロは半数以上がアマチュアよりずっとレベルが低いそうです。(但しプロのトップ48組は本当に素晴らしいそうですが・・・)私の住む国では、アマチュアでもライセンスを取ればトレーナーになれるので、ダンス連盟からほとんど援助を受けられないプロになりたいカップルはほとんどいません。(実際、私が住む国にはプロはモダンラテンあわせて20組程度しかいません)但し、トレーナーライセンスもジャッジライセンスも競技選手としてA級以上を踊った経験があれば取れてしまうので、質が悪いトレーナーやジャッジがいることも事実です。A級といってもレベルは千差万別なのです。自分よりも踊れないジャッジに審査されるには選手にとっては大変嫌なものだと思います。中にはライセンスは持っているものの、スタンダードしか踊ったことがないのにラテンのジャッジをしている人までいるほどです。そのため、国内大会の結果は政治的になりやすく、本当に実力を試すにはIDSFの国際試合に出るべき。。。とまで言われています。とまあ、だらだらと書いてしまいましたが、日本のダンス事情とはずいぶん異なっているでしょうか?↓私たちがいつも練習しているフロアです。とても広く、週末などはがらがらなのでいつも孤独に(?)練習しています。
2008.01.21
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近年のスタンダードダンスの主流はイギリスからイタリアに移行していると言われていますが、プロ世界チャンピオンのゴゾーリ・ベッティ組やその他のイタリアのトッププロ、ドメニコ&ジオイア、ヴィラ&コラグレコ組などが最先端のスタイルのスタンダードダンスを作り上げていっているようにも思われます。1960年代はホールドはとても小さく、ステップもシンプルなものが多く、テンポどおりに踊っていて音楽の解釈などは少なかったようです。1980~90年代にはダンスは大きく進化しましたが、ビデオを見るとまだまだホールドも小さくて回転系も少なくて平易なステップが多かったように感じられます。2000年代に入ってダンスのスタイルは大きく変わり、ホールドは百合の花が大きく開いたような大きな絵になり、ステップは複雑で難易度が上がり、スピード感とキレのある踊りが要求されるようになりました。また、音楽の解釈も大きく変わりました。ダンスのビデオを年代順にリンクしてみました:1920年代のワルツ(なんだか素敵ですね~)1960年代のプロスタンダード1980年代のプロスタンダード(ジョン・ウッドとアン・ルイスがチャンピオンだった頃です。タンゴの変遷はすごいですね~)1990年代の世界チャンピオン、マーカス&キャレン・ヒルトン (クイックステップは今日のスタイルに近づいてはいますが、ステップの種類やスピードが今日と全然違います)2005年のミルコとアレシアのタンゴ(大変複雑なステップ&素晴らしいスピードです)2007年のボンシニョーリ&バルダセローニ組のワルツ(大変柔軟で音楽的、素晴らしい踊りです!!個人的には英国系のファイナリストたちよりずっと好きです)また、スタンダードドレスも大きく変化しました。(写真参照)60~70年代はロマンチックバレエのチュチュのようなチュールたっぷりのスカートでしたが、80~90年代はボアとプリーツ状のチュールを使ったボリュームのある短いスカートが主流でした。90年代の終わりごろからスカートのボリュームがなくなり、2000年代に入るとロングで腰周りがぴったりとしたすっきりしたラインに。2005年ごろからフロートが巨大化(笑)。2006~7年には羽やチュールのリバイバル傾向が強まり、スカートやフロートに斬新な形で羽を取り入れるケースが多くなりました。また、ストレッチサテンやパールシフォンなどの光沢のある素材が大流行です。2008年はどのようなスタイルになっていくのか楽しみですね!
2008.01.20
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アメリカダンス事情がちょっと重たいネタになってしまい、申し訳ありませんでした。気分を盛り上げるため(?)、先日会社の同僚から教えてもらった爆笑ビデオを紹介いたします。その名も、「Chicken Chicken Chicken」プレゼンテーションビデオも面白いですが、PDF版もかなり笑えます。
2008.01.19
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先日いつもの州ダンス協会の練習場で練習をしていたら、たまたま同じフロアでラテンの練習をしているカップルと話す機会がありました。彼らはアメリカでダンスをしているドイツ人(彼)とロシア人(彼女)のカップルだそうで、ヨーロッパでレッスンを受けるためにアメリカから来ていたのだそうです。アメリカではダンスは大きなビジネスになっていて、各地にたくさんのダンス教室があるそうです。フランチャイズ化しているスクールもあり、ヨーロッパのアマチュア選手を教師として毎月のように(!)募集しています。このような教室では、ヨーロッパのアマチュア最上級クラスの中堅ダンサーであれば誰でも先生になれるそうです。そして、この「先生」たちの1時間のレッスン料はなんと89ドル!ヨーロッパのレッスン価格よりもはるかに高いのです・・・残念ながらアメリカでは、ダンスは「お金を稼ぐためのビジネス」として発展しすぎたようで、ドレスも異様に値段が高くレッスン料も高額です。あのコリン・ジェームズは40分のレッスンに300ドルも取るとか・・・。ロンドンではブライアン・ワトソンの価格は1時間50ポンド(1万4000円ぐらい?)だそうです。ただし、これは数年前にダンスを引退してしまった友人の話なので今は違うかもしれませんね。私たちがイタリアでレッスンを受けさせてもらったドメニコ&ジオイアもコリンのアメリカでの価格よりははるかに安いです。(しかも彼らは30分ぐらいおまけしてくれました♪)つまり、アメリカではアマチュア中堅レベルのダンサーたちが1時間89ドルで教え(もちろん彼らにバックされるのはその40%程度)、必死でお金をためて300ドルのレッスンを受けているのですね。このような価格がまかり通ってしまうことには大変問題があると思います。つまり、レッスン料やドレスの価格を吊り上げるのもよくないですが、それを普通のことと受け止めて支払ってしまう側にも問題があるのです。私たちの住む国では自由練習は基本的に所属教室で行い、無料です。また、教師のライセンスにはC~A級があり、価格も異なります。そして、C級ライセンスを持つコーチでもナショナルチャンピオンなどがたくさんいます。競技会ではD級は平服、C~B級でもそれほど高級なドレスを着ていると逆に浮いてしまうので、基本的にリサイクルドレスを購入している人が多いです。つまり、中高生や学生でも気軽に習うことができる環境がそろっているのですね。ダンスをもっと若い人でも気軽にできるようなスポーツにしないと、将来のダンス界を担う若手が育たなくなってしまいます。アメリカでも、下級のクラスの人や初心者ほどお金を気にせずに気軽に始められるようになってくれれば良いと思います。↓アメリカのチャンピオン、マリヤ・マヌソヴァ&ユージーン・カツェフマン(記事とは関係ありません)
2008.01.19
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日本でダンスをされている知り合いの方より掲載を依頼されたドレスです。ヨーロッパ製の大変美しい紫色のフリンジのドレスで、ライトを浴びると鮮やかな紫になりますが通常の照明下では濃いめの紫です。大変よく踊るドレスなので、全種目向きです。デコルテ、首、サイドなどを縁取るように紫系のスワロフスキの石がびっしりと貼られています。ネックレスはゴールドの玉の大小をつなげた7連(!!)と紫のスワロフスキの玉石をつなげた3連の組み合わせになっていて大変豪華です。中指ループの短い手袋(茶)が両手用に付属していて紫系のスワロフスキをびっしり貼った上にゴールドのチェーンが付属しています。大変良い状態でリサイクルとして購入し、デモで4曲分使用しただけですので状態はとてもよいです。サイズは7~9号です。身長は155センチ~166センチぐらいまで対応します。こちらのドレスはお譲りする方が決まりました。ありがとうございました。
2008.01.18
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2007年のヨーロッパ選手権でロシア代表としてセミファイナルに入賞したエフゲニー・イムレコフ&エリザヴェータ・ディヴァク組。毎年3月に東京で開催されるグランドスラムにも出場したことがあるのでご存知の方も多いと思いますが、特にエリザヴェータの踊りが大変素晴らしいです!スタイルのよさが特に際立っていて、特に腕の使い方に特徴があり、まるで気の強いペルシャ猫?のような踊りです。背中が大変柔軟で動きにスピード感があり、現在のトップアマの女性陣の中でも5本の指に入る実力だと思われます。ただし、リーダーがエリザヴェータほどの実力は持っていないので、残念ながらセミファイナル止まりだったようです。あの3度世界チャンピオンタイトルを獲得したオクサナ・ニキフォロヴァの憧れのダンサーがエリザヴェータなのだとか・・・。エリザヴェータの素晴らしい踊りのリンクを貼っておきます。サンバ(カメラワークがうざったくてちょっと見づらいです)チャチャジャイブ(ピンクのフリンジのドレス)チャチャとジャイブはアマチュア映像なのであまり品質が高くないですが、エリザヴェータの素晴らしいスピードやラテン特有の女性的な動きはご覧いただけると思います。↓とてもセクシーで素敵なドレスのエリザヴェータ。(似合う!)
2008.01.17
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アネッタ・ピョートロフスカは、現在は競技には出ていないポーランドのトップ選手です。イギリス出身のデリクとカップルを組んでいた頃に大変素晴らしい成績を残していて、UK戦やブラックプールの準決勝まで勝ち進んでいます。女性らしい柔軟な体の動き、美しい脚のライン、魅力的な表情が大変素晴らしい選手で、しかも大変な美人!私の大好きな選手だったのですが、現在はリーダーがいないようで競技会で見る事が出来ずとても残念です。アネッタ自身は大変レベルの高いダンサーなのですが、リーダーに恵まれなかったようです。ダンスの世界はラテンもスタンダードも男性中心で評価されますから、どんなに女性が素晴らしくても男性の力が不足していると上位には行けません。アネッタはデリクとカップルを解消した後、シャルロッテ・エクストランドと組んでプロラテンでファイナルに入っていたマルクス・ホムとカップルを組みました。最近でこそプロラテンには実力のある選手が増えてきましたが、ホムがエクストランドと組んでいた頃のプロラテン界のレベルが高かったとはいえません。もちろんハンナ&ポール、スラヴィック&カリーナ、ビアータ&マイケルなどは突出していましたが、セミファイナルより下の選手たちにレベルはあまり高くなく、かえってアマチュアの方が高い実力を持った選手が多かったのです。(もちろん現在でもプロのトップ24組を除けばアマチュアの方が断然レベルは高いのですが・・・)ホムと組んで出場した最初の国内チャンピオンシップ大会では、結果は不本意な3位。ブラックプールでも50位代にしか届きませんでした。プロラテンのファイナリストがアマチュアでは50位台にしか届かないことに驚かれる方も多いと思われます。でも、ヨーロッパでは一部のトップ選手(クリクリヴィー、コッキ、マリトースキー、フランコなど)を除き、プロよりアマチュアの方がレベルも高く人気があるのです。アネッタはホムとのこのような結果に満足できなかったのか、早々にパートナーシップを解消してしまいました。デリクと組んでいた頃にアネッタの素晴らしい踊りの映像を見つけました。(ドレスも素敵!)ルンバの映像サンバの映像↓アネッタ&デリクの写真です。この形に脚を開脚できる人は結構珍しいのですが、本当に柔軟なんですね~!
2008.01.16
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赤の長袖・ハイネックのラテンドレスです。赤はクリスアンのフレームレッドというカラーの布で、少し明る目のきれいな色です。袖やデコルテ部分などは赤のネット素材で製作されていて、それ以外の部分は伸縮性が強くて大変着心地のよいクレープという布です。スカートは裾がばらばらと広がるデザインになっていて、スリットには長いフリンジがつけられています。アクセントになっているのは上半身の石びっしりのドレープ布で、スカートとこの布が大変よく踊ります。また、このドレープ布にはシャムとファイアーオパールの石がびっしりと貼られていてとてもよく光ります。(特にファイアーオパールはオレンジ&赤に光る大変美しい石です)ドレス本体にも赤い石がかなり贅沢に貼られていて、石落ちも少ないです。全体的に状態は大変良いと思います。ネット素材でできている袖のわきの下の縫い目の部分に小さな破損がありますが、気にならない範囲だと思われます。サイズは7-11号(大変よく伸縮します)、162センチ以下の身長の方にお勧めいたします。希望価格は9万円です。興味がございましたら、ぜひこちらまでご連絡くださいね!
2008.01.15
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以前未完成ドレスとして掲載していたオレンジのラテンドレスが完成いたしました。ミニ丈の段々フリルにはワイヤーが入っていて、フリルの後ろが長いデザインになっています。一番長いフリルはオレンジ~イエロー系のマーブル模様になっています。とても美しいレースモチーフをオレンジ~黄色に染めて製作した大きなチョーカー、バングル、イヤリングが付属しています。また、フリルの一部に使われているオレンジ~イエローの模様のネット素材の布で製作した中指ループの手袋もあります。サイズは7-11号(クリスアンのクレープという生地なので、非常に伸縮性が強いです)、身長は167センチぐらいまで対応します。こちらのドレスはお譲りする方が決まりました。ありがとうございました。
2008.01.14
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久しぶりに新作ドレスです!3日前に完成しましたので、2008年製作ですね。(笑)黒い透ける素材にベロアの素材でちょっとアニマル系?にも見える柄が描かれている布で製作した黒いラテンドレスです。ハイネックで裾がばらばらとよく踊る素敵なデザインです。ウエスト部分はあえて左右非対称に作られていて、かなりシェイプしたラインです。(ほっそりとして身長が高く見えます!)スカートは前後の布が柄物、左右は黒の無地で、縫い目の上にベロアの柄を切り取って石をびっしりと貼った飾りがつけられています。前には柄に合わせてブルー系のスワロフスキの石をびっしりと貼り、縦方向の直線的なラインを強調しています。黒い布上に貼った石は大変目立つのでとてもよく光ります。大変よく伸縮する素材なので、サイズは7~11号に対応します。こちらのドレスはお譲りする方が決まりました。ありがとうございました。
2008.01.13
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今日はダンスとは全然関係のないネタです。私たちがダンスを習っている先生の教室は220キロ離れているのですが、毎回車でがんばって通っています。今日は土曜なので高速道路もがら空き、天気もよく気温も高いので凍結の心配もなく時速200キロでぶっ飛ばして行ってきました。ちなみに200キロ出すスピード狂は私ではなく主人です。私はがんばっても180キロしか出したことはありません。でも、もっと排気量が多くて高級な車に乗られている方々は普通に250キロとかで走っています。200キロで走っていると、時速250のポルシェ、BMW、アウディなどにひゅんっと追い抜かれます。(ちなみにベンツに乗っている人は年配の人が多いのか、なぜかあまりスピードを出しません。)さすが車社会、ヨーロッパ。レッスンも終えて無事に帰ってきたのですが、自宅から1キロほど手前でごろごろという変な音が!何とか自宅までたどり着いてタイヤを見たら、でっかい釘が刺さっていました。運悪く踏んでしまったのですね~。もちろんパンクです。日曜の朝に早速サービスに電話をかけてリザーブタイヤに取り替えてもらいました。購入して一年の冬タイヤなのにもう穴があくなんて・・・ でも、サービス屋さんの話では今のタイヤは修理してまた使えるのだそうです。早速明日ディーラーさんのところに行ってきます。それにしても、釘を踏んだのが自宅1キロ手前でよかったです。不幸中の幸いでした。↓一晩明けてぺちゃんこにつぶれてしまったタイヤ。釘が刺さっています…orz
2008.01.12
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リトアニア出身の世界チャンピオン、アルナスとエディタ。エディタが産休に入ったため、アルナスがカチューシャ・デミドワとカップルを形成したことについては以前にも触れましたが、エディタが特に素晴しいダンサーだっただけに彼女の復帰が大変待ち遠しいです。実は以前私はジオイア・チェラソリのように大きなシェイプを作れる女性ダンサーにばかり目を奪われ、ストレートな立ち方をするエディタが苦手だったのですが、何度も彼女の踊りを見ているうちに、確実な基礎に基づいた音楽的でキレのある素晴しい踊りの出来るダンサーだということが理解できました。私たちの先生も、アルナスとエディタが世界チャンピオンになれたのはエディタの実力による所が大きい。。。とのことでした。アルナスとエディタの素晴しいクイックステップの映像はこちらでご覧いただけます。踊りもすごいですが、ルーティン自体も大変トリッキーで面白く、スピードがありますね。もちろん難しすぎてとても真似できそうにはありませんが。。。(笑)女性トップダンサーはキャリアのために出産をあきらめる人も少なくないそうですが、エディタのように仕事も家庭もがんばる女性は本当に素晴しいと思います。そういえば先日元世界ラテンチャンピオンのラルフ・ミュラーとオルガ・ミュラーにも男の赤ちゃん、トムくんが生まれたそうですね!!アルナスとエディタのブラックプールでの写真です。↓バレリーナばりの美しい脚のラインですね!
2008.01.12
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今日はまたまたバレエネタです。私はサンクトペテルブルクのマリンスキーバレエ団から数年前にボリショイ・バレエに移籍した素晴しいバレリーナ、スヴェトラーナ・ザハロワの大ファンです。当時まだザハロワがマリンスキーバレエ団に在籍していた頃に私の住む街にやってきたのですが、そのときの「白鳥の湖」を見たのが彼女との出会いでした。ザハロワは素晴しく柔軟な体、完璧な体型、美しい表情と豊かな表現力を持っていて、バレリーナに必要とされる全てを兼ね備えていると思います。そして、モダンとクラシックのどちらを踊っても本当に品があります。こちらでは彼女が踊るジゼルの映像がご覧いただけます。叙情的で素晴しく、まるで体に羽でもついているかのようです。また、こちらではフォーサイスのモダンバレエ、「In the Middle Somewhat Elevated」を踊る彼女がごらんいただけますが、超絶技巧を軽々とこなしていますね!そしておなじみのグランフェッテの映像はこちらです(ドン・キホーテより)それにしても、ザハロワに限らずロシアのバレリーナは本当に脚が長いです。脚をまっすぐ上に上げると頭から30センチぐらい出るのでは?私はダンスを始めるまではずっとバレエをやっていましたが、残念ながら柔軟性もなく美しい脚ももっていなかったので何年やってもへたっぴのままでした。たとえ私の足が180度上に上がったとしても、絶対に頭の上には出ないような???スタンダードドレスは丈が長いので美しくない脚のラインを見せなくてすんでとても助かっています。↓「ドン・キホーテ」を踊るザハロワ。美しい脚ですね~
2008.01.11
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数年前に惜しまれながらもポール・キリックとのパートナーシップを解消してしまったハンナ・カルトゥーネンのファンだった方はきっと多いはずです。私も彼女の大ファンで、彼女の踊りを見るのが大好きでした。ハンナはラテンの競技選手としては引退していますが、恋人のヴィクター・ダ・シルバと「エキシビジョンダンス」の世界で活躍しているそうで、世界チャンピオンだそうです。こちらでは、トゥシューズをはいて踊るハンナの映像がごらんいただけますが、美しくて素晴らしい柔軟性ですね。バレエの動きとラテンダンスをミックスした新しい世界がとても新鮮です。ところでハンナ、髪を金髪に染めたのですね~。また、元パートナーのポール・キリックと踊るサンバの映像も見つけました。芸能人とプロダンサーが踊る番組の発祥はイギリスですが、この番組内のショープログラムとして踊りを披露したようです。(2007年の映像なのですが、ここでは髪が黒ですね・・・)ちょっと太く見えるのはフォーマットがおかしいせいです。少しも衰えない素晴らしい踊りですね!彼女がラテンダンス界から引退してしまったのは本当に残念です。。。↓ハンナとヴィクターがどこかのパーティで楽しそうに踊っている写真を見つけました。とっても幸せそうですね!
2008.01.10
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黒に全体がシルバーがかった豹柄にシルバーの花柄の模様の布を使って作られてる大変素敵なモダンドレスです。シルバーの花柄上に赤とクリスタルのスワロフスキの石が貼られていて、花柄が美しく浮き上がっています。(写真では非常にわかりにくいですが、布じたいにもシルバーの光沢があるので大変よく光ります。)形はシンプルですが柄物なので、前後左右どこから見てもとても目立ちます。ドレス全体に石が使われているため、石の量はかなり多いです。また、裾はシルバーのサテンテープで縁取りしてあります。非常にしっかりした布でサポート製が高く、大変ほっそりと身長が高く見えます!また、スカートの広がりも大きくてとても美しいです。こちらのドレスはお譲りする方が決まりました。ありがとうございました。フロートは仮止めのため、固定されていません。写真では待ち針でとめてあるだけですので、お好きな位置で固定いたします。なお、薔薇モチーフのチョーカー、バングル、イヤリングがアクセサリとして付属しています。サイズは9-11号、身長は158センチ~165センチぐらいです。
2008.01.08
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ジュニアIIの選手の年齢は15歳まで(16歳の誕生日を迎える年にはユースに上がる)ですが、14~15歳とは思えないほど素晴らしい技術や表現力を持ったダンサーたちがたくさんいます。ダヴィッド・ヴェルナーとジュノナ・フィスマンは2007年のジュニア世界選手権で準優勝した素晴らしいカップルです。私はジュノナがジュニアIだった頃、当時のリーダーのナタン・ブレアと踊っているところを見たことがありますが、同じフロアに出ていた他のジュニアたちとあまりにもかけ離れているので大変驚きました。当時のジュノナは12歳ぐらいだったはずですが、大変な技術を持っていて、しかもセクシー!!!体はまだ子供なのに踊りはとってもセクシーで妙にアンバランスだったのを覚えています。そのジュノナも今やすっかり(?)女性らしくなって技術にも磨きがかかり、新パートナーのダヴィッドとともにとうとう世界2位のタイトルを獲得しました。逆に当時リーダーだったナタン・ブレアはダンスをやめてしまったそうです。素晴らしい才能と技術を持った若い選手がやめてしまうのは大変もったいないことですし、どんどん成長して世界の舞台で活躍するのはとても喜ばしいことです。ダヴィッドとジュノナの映像は次のリンクでご覧いただけます:ルンバ(世界選手権)サンバ(世界選手権)ジュノナのドレスはピンクのフリンジです。世界選手権のときの写真が見つからなかったので、別の競技会の写真↓をUPしました。
2008.01.08
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ギリシャ旅行からトレーニングキャンプ開催地の教室に直行した私たちは、アテネで食いだおれていたためすっかり丸々と太ってしまっていました。しかも1週間1歩も踊っていなかったので、いきなり一日8時間ダンス漬けになるのはかなりハードでした。私たちはこのトレーニングキャンプに参加するのは2回目なのですが、普段はなかなか会えないほかのカップルにも会えてとても楽しいです。また、4名の先生方がきちんとそれぞれのコンセプトを持って指導してくださるので本当にたくさんのことを学ぶことが出来ます。プログラムは各日4つのセクションに分かれていて、3つのグループに分かれて並行して進められていきます。(教室にはフロアが3つあるので便利です!)1.トップラインの研究2.動的な動きと呼吸法3.メンタルトレーニング4.自由練習(それぞれが練習を行い、問題がある部分やわからない部分について先生方に個人的に教わる)特に呼吸法やメンタルトレーニングは普段の練習ではなかなか触れることのないテーマなので大変勉強になりました。練習中についついディスカッションになってしまうことの多い私たちですが、どうやったらけんかせずに効率的に練習できるのか?を教わったので早速実践してみようと思っています。そして2日目の最後には競技会のシミュレーションを行いました。普段は1日8時間もダンスシューズをはいていることはないのでかなり疲れますが、いつもの練習とは離れて、ちょっと違った貴重な体験が出来るのは素晴らしいことだと思います。次回はまた夏に開催されるので、次回も絶対参加しようと思っています。そして、今日からまたトレーニングキャンプで学んだことを実践すべく頑張っていこうと思います。↓集合写真
2008.01.07
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ずっとブログの更新が出来ず、大変申し訳ありませんでした。実は年末年始は日本から両親が来ていて、1日よりギリシャのアテネに旅行に行っていました。暖かい日本から来た両親は寒いのが苦手なので、私が住む北ヨーロッパよりも南に滞在したがったのです。(笑)アテネはとても暖かくて天気もよく、日中は16度ぐらいにまで気温が上がる日もありました。北ヨーロッパの冬は寒く、暗く、じめじめとしていて午後4時には日が暮れてしまうので大変憂鬱な気分になります。アテネ滞在はとても良いリフレッシュになりました!アテネの最大の見所はなんといってもアクロポリス神殿です。目の前にある建物が2500年も前に建築されたとはとても信じられませんでした。人の一生はせいぜい85年。でも、このアクロポリス神殿は2500年間もじっと世界を見つめてきたのだな~としみじみ感動してしまいました。ところで、あまり知られていないかも知れませんが、ギリシャは食べ物がとても美味しいのですよね。豚肉をグリルしてレモンをぎゅっとしぼって食べるスブラキ、新鮮なトマトと羊のチーズがおいしいギリシャサラダ、イワシやイカのフライなど、素材のよさをそのまま生かした素朴な味わいは日本人の口にもとても合っていると思います。お陰ですっかり食べ過ぎてしまい、太りました。(泣)早速昨日からダイエット開始です・・・。アテネの旅行後、実は自宅には戻らずにダンスのトレーニングキャンプに直行しました。トレーニングキャンプについてはまた後ほど更新いたします。それでは、たまった洗濯物を片付けてきます!!(苦笑)↓アテネのアクロポリス
2008.01.06
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皆様、明けましておめでとうございます。このブログを開設してから約3ヶ月が過ぎましたが、いつもご覧くださり誠にありがとうございます。今年もドレス情報やダンス情報についてどんどんUPしていきたいと思いますので何卒よろしくお願いいたします。こちらは2時間ほど前に新年となりましたが、恒例の花火を見てきました。市が0時ちょうどから15分間上げる花火のほか、市民も街のいたるところで花火をバンバン打ち上げていてすごい騒ぎです。人や車に向かって爆竹を投げつける人もいるのでかなり危険ですが、花火を見た後は無事に家に帰ってくることが出来ました。明日から6日まで留守にいたします。留守中はメールの返信やブログの更新が断続的になると思われますが、どうぞご了承くださいませ。
2008.01.01
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