前回の英国ロイヤル・バレエに続いて今回TV鑑賞したのは、ドイツはベルリン国立バレエ団の「くるみ割り人形」。パトリス・バールによる新解釈ということで1999年にプレミア公演があったもの。WikipediaにあるList of productions of The Nutcracker内の説明を参考にすると、主人公のマリー(ナジャ・サイダコヴァ)は幼いころにロシア革命軍に誘拐されて、母親と別れ別れになって別の家で暮らしている、人形師のドロッセルマイヤーは彼女の友達で、マリーのトラウマを克服させようとする。ねずみの軍隊の代わりに、ロシア革命軍が登場、マリーがくるみ割り人形を投げつけると軍隊は消滅し、人形の代わりにくるみ割りの王子(ヴラジミール・マラーホフ)が立っている。第二幕ではマリーと母親は再びめぐり合い、おとぎの国の色々なダンスを見る。最後に王子とマリーは2人で踊って、お互い好きになるのだけど、ドロッセルマイヤーが魔法を解くと、王子はもとの人形に戻ってしまい、マリーは空飛ぶ傘でどこかへと…。っていうようなお話。