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あれから5年後--------。
だが、とうやら由里子はあのまま離婚届も出していないよう。
彼女もまた生きていて欲しいと願うだけで、踏ん切りがつかないよう。
山部もまた新聞記者以外の弓成は想像できないという。
その弓成は・・・あの日、崖から転落した弓成の姿を目撃していた謝花ミチという女性に救われ、ミチと、叔父夫婦の家の離れで暮らしているよう。
穏やかなときの中に身を任せ、新聞やテレビに惑わされない場所で暮らしている日々・・・。
最終回。
どんな形で終わらせるのかと思いましたが、これがこのドラマが一番描きたかった『再生』というものなんでしょうね。
折りしも2011年に判決が出た密約公開の公判。
震災。
今、一番の問題はがれきの受け入れですもんね。
それに、今も抱える沖縄基地移転問題。
誰も手をあげることはないこの平行線上の問題。
その問題提示がこのドラマの役割なのか、これこそ国家への嘆願か。
最後まで辛らつに国家権力を皮肉る脚本は、ある意味気持ちよかったわ。
で、見終わった感想は、これどこまでが脚本なのかって話。
あくまでご本人はモデルなんでしょうし。
原作も気になったし。
ラストだけでも読んでみようかとか思ってしまったわ。
ミチはガラス工房で働く女性。
米軍兵が持ち込んだガラスを割って、それを溶かして再生する・・・。
ささやかな抵抗なのだと、工房でミチと一緒に働く照屋いうけれど・・・沖縄に住む人にとってはこれもまた生きて、生活していくための糧。
沖縄の新聞社に勤める儀保明は、弓成の姿を偶然街中で見つけ、原稿依頼をしてくる。
だが、自分はもう記者ではないと突っぱねる弓成。
その夜、ずっと世話をしてくれていた渡久山が自分は弓成の身分を知っていたことを明かす。
どうやら助かった時にポケットに名刺が入っていたよう。
そして、そんな弓成が、本土で沖縄問題に戦ってくれたことに敬意を称し、ずっと彼の中で封印してきた過去の・・・戦時の話を聞かせてくれることに。
追い詰められ、逃げ込んだガマ。
洞窟の中で、アメリカ兵に殺されるくらいならと、自決した者が大量発生した。
この悲劇を後世に伝えなければならない使命を持っているという渡久山。
「沖縄の本当の姿を------」
そして、その洞窟へ弓成と向かい、壮絶なガマでの出来事を語る渡久山。
毒を持っていて、死ねる人が羨ましい。
そんな状況下。
娘に殺してとせがまれ、手をかけて気が触れてしまった母親。
そして洞窟の中に火を放ち、逃げ出した者だけが助かったという・・・。
これが沖縄の本当の痛み。
何故自分だけが生きているのか。
何故、助けられなかったか。
生き残った者たちは、皆そんな風に過去に負い目を持ち、自分を責め続けて生きてきた。
本当に救うとはどういうことか。
弓成は自分なりにその真実を書きとめておこうと、ついに筆を執ったよう。
そして、ミチもまた大きな闇を抱えて生きていたよう。
過去を忘れたいというミチ。
その頃、昭子は職を点々としていたよう。
週刊誌にかぎつけられ、正体がバレ、居場所を失う・・・その繰り返しの人生。
そして、ついに三木が昭子の元へ。
戻ってこないかといいながら、最後に彼が渡したのは・・・離婚届。
最後にいい人になってくれたね、三木も。
でも、もうここまでくると、正直昭子の話はもう、意地なだけな気がするので、どうでもよくなってしまった印象。
最後に山部に自分の心情を告げ、自分が勝手に弓成に救いを求めてしまっただけだと、ようやく嘘を認めた昭子。
今更遅いんだって(><)
これはみんな突っ込んだだろうなぁ。
沖縄の人たちからもっと話を聞きたいと、弓成はお年寄りに話を聞くことに。
誰もが思い出したくない過去として、口を閉ざしてしまうけれど、何度も根気強く通った結果、話を聞かせてくれることに。
それは、人間が人間でなくなる状況。
あまりに凄惨な過去に言葉も出ない弓成。
だが、悪いのはアメリカだけではないのだ。
方言が理解されず、スパイ容疑をかけられ日本兵に殺された人。
1歳の子供を、泣くと場所が分かってしまうからと首を締め殺された母。
そしてミチは・・・中学の時にアメリカ人に乱暴されたそう。
それが新聞に載ってしまい、学校にも行けなくなってしまったミチ。
そのせいで、父親は島を出て行き、母親はその後しばらくして亡くなってしまったよう。
なんと悲惨な事件。
彼女もまたアメリカと国の犠牲者だったのだ。
話を聞けば聞くほど、沖縄の人々は、国の犠牲になっている事を知る弓成。
理不尽に押しつぶされる現実。
それを誰よりも分かっているのが弓成本人なのだから・・・。
そして、初めて由里子へ手紙を書いた弓成。
「君は自由に生きて欲しい」
本当は他の言葉が欲しかったのかもしれないという由里子。
そして、何を言えばいいか分からないからと戸惑う由里子の代わりに、山部が弓成の元を訪ねてきたのだ。
本を書けと勧める山部。
彼から由里子がまだ離婚届を出していない事を聞かされ、複雑な弓成。
そして、沖縄問題の真実は明かされるべきだと訴える我楽助教授。
彼は外国で密約文書について今後も調べると約束してくれる。
そして、ミチがガラス工芸で賞をもらったと喜んで知らせに来たその時、目の前で事故が発生。
沖縄のヘリが、なんと学校へ突っ込んで炎上したのだ!!
何かあれば簡単に自治権を行使される沖縄という場所。
現場検証もさせてもらえず、強盗など、事件を起こしても、容疑者は本国送りになって、日本では裁く事も出来ないのだ!!
そんな大事件も、本土では沖縄は他人扱いなのだ。
だが、次に発生したのは、暴行事件。
なんと被害者は小学生!!
沖縄の新聞社では、スクープよりその少女の人権を守る事を優先し、小さな扱いにしかしなかった。
なのに、本土のマスコミはそれを興味本位で大々的に伝えたのだ!!
当然少女はもう家から一歩も出ることが出来ず、事態は最悪な結果に。
だが・・・皮肉な事に、このことで本土は沖縄の抱える問題に感心を示し、大きなうねりは全国へと広がったのだ!!
だが・・・それはミチの心も傷つけてしまったよう。
思い出す過去の記憶に苦しめられるミチ。
その救いを弓成に求めるミチ。
だが、彼女には同僚の照屋という理解者がいるのだ。
それを教えてやろうとする弓成。
だが、弓成は全然分かっていなかったのだ。
過去を乗り越えろというけれど、自分の恥をさらしてまで乗り越えなければならないのか?
「あなただってずっと過去から逃げたままじゃないですか!!」
その言葉に、ようやく今の自分と向き合うことを決めた弓成。
命を大切にすれば、いつかチャンスが訪れる。
だから今こそミチのためにも弓成は書くべきだと渡久山にも背中を押され、ついに原稿に向き合う弓成。
自分の過去を蒸し返されても、沖縄の闇を光に変える。
そして、その記事が新聞の一面に!!
ミチはそれを読んで、乱暴された少女のためにガラス細工を作ったのだ。
それは美しいガラスの籠。
それを少女に渡したいと願うミチ。
新聞社を通じて少女を連れ出してもらい、ミチはそれを渡し、いい未来が待っていると励ます。
ようやく笑顔を見せた少女。
涙を流す彼女を優しく抱きしめるミチ。
そして、沖縄県民集会が開かれることに!!
なんとそこには8万5千人もの沖縄県民が!!
基地に依存するする沖縄になってはならないと訴える県知事。
沖縄は沖縄の人々のものです!!
そう叫ぶ女子高生。
その日の集会の事は、中央も大々的に取り上げたよう。
これは沖縄にとって、大きな1歩。
その夜、沖縄の人々は皆で飲み明かそうと盛り上がっていた。
その姿を見て、家族へ想いをはせた弓成。
皆で飲もうと誘いに来てくれたミチ。
だがその時、子供がボールを追って車道へ!!
それを身体を張って助けた弓成は怪我を負ってしまったよう。
目を覚ました時、ミチは眠っている間に届いていた由里子からの手紙を弓成に渡す。
テレビで見た弓成の姿に驚いて手紙を書いたよう。
同じようにテレビで弓成を見た昭子もまたいたたまれず山部に連絡をよこしてきたよう。
会いたい。
でも、昭子は実家の北海道へ戻るという。
これが運命だというのなら、君と出会って傷ついたからこそ、弓成は沖縄の本来の姿を見ることが出来たのかもしれないという山部。
そして・・・空港ですれ違う由里子と昭子。
会釈して別れたふたり。
女の戦いの決着。
そして、沖縄でミチは由里子と話をする。
運命の人。
弓成にとって由里子が。
そして、もう一度愛する人が出来たこと、結婚して子供を産みたいと思えた。
そういう意味ではミチにとってもまた弓成は運命の人なのだ。
由里子はそんなミチに感謝を捧げる。
・・・本当に由里子は出来すぎな位の人格者だよなぁ。
そして、沖縄についての取材ノートを発見した由里子。
弓成の謝罪に、今でも新聞記者である夫の姿を見て、それですべてを許せたというのだ。
沖縄の現実を本土に伝える仕事をして、今度こそこの国の未来をかえてやるという弓成。
その言葉に、由里子もここで暮らしたいと口にする。
この海は、青い空はどこまでも澄んで美しい。
だが、その裏で悲しい過去を持っているのも事実。
沖縄の歌を聞かせる弓成。
すると、そこへ渡久山が、急いでやってきたのだ。
なんと我楽教授が極秘文書を発見したという大スクープが新聞に!!
弓成が記者生命をかけて追求した真実がついに明るみに!!
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