曲のテーマであるチェロキーとは、北米先住民族集団の名称。16世紀にヨーロッパ人が渡来した頃には、ミシシッピー川流域一帯に住んでいた。やがて18世紀になるとイギリス、ついで独立したアメリカ合衆国との再三の戦いを経て、1830年代、とうとう米陸軍によってインディアン居留地(後のオクラホマ州)に強制移住を強いられた。この時の強制移住の移動は、大半が基本的に徒歩移動で、その道程は“涙の旅路”と呼ばれる。この曲のサビで歌われている“Cherokee, marching on the Trail of Tears”という詞はこの歴史に沿ったものだ。