音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2013年03月17日
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カテゴリ: 動画紹介
スプリングスティーン曲の名カバー(その7)


 今更説明の必要もないかもしれませんが、エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)は、1954年、英国出身のミュージシャン。 『マイ・エイム・イズ・トゥルー』 (1977年)でデビューし、キャリア当初の70年代後半は「怒れる若者」などと形容されました。パンク調の曲も多くこなしていたところからそういう見方がなされるスタイルでしたが、80年代以降は徐々に落ち着きを見せ、音楽的な幅を広げていきます。とりわけ21世紀に入ってからは、ロック音楽の枠にとらわれない、いっそう多彩な活動を展開しています。

 そんなコステロは、90年代に『コジャック・ヴァラエティ』というカバー集(他人の曲をカヴァーして構成したアルバム)を出しています。当初のリリースは1995年でしたが、2004年に拡大版とでも言えるもの(ボーナスディスク付)が改めてリリースされました。その拡大版の方に、この曲が収録されています。この辺の経緯はよく知らないのですが、どうやら『コジャック~』には“第2集(Vol. II)”の企画があった(実際にはリリースされず)とのことです。もしかすると、ボーナス曲になったのは、実現しなかった第2集のために準備された音源だったのかもしれません。ともあれ、エルヴィス・コステロによる「ブリリアント・ディスガイズ」をどうぞ。





 いかがでしょうか。デビュー当時と違い、コステロもすっかり大人な雰囲気で、荒々しさが陰をひそめたというのは、その当時の彼をお気に入りのファンにとってはどうだかわからないものの、こういうコステロ、私は好きです。

 ブルース・スプリングスティーンの元ヴァージョン(1987年に発売されたシングル曲で全米5位)が“孤独な男の独白的”な調子だったのに対し、エルヴィス・コステロのこのカヴァーは、もっと包容力のある感じとでも言えばいいでしょうか。きっとそこが中年期以降のコステロの大きな魅力の一つなのではないかと思ったりします。





[収録アルバム]

Elvis Costello / Kojac Variety (1995年、「ブリリアント・ディスガイズ」は2004年の再発盤に収録)



[関連記事リンク]

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Last updated  2013年03月25日 07時55分58秒
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