音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2016年02月02日
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レオン・ラッセル最大のヒット作


 レオン・ラッセル(Leon Russell)は1942年オクラホマ生まれで、10代の頃からキーボーディストとして活動。1969年にデビューし、ロサンゼルス発の“スワンプ・ロック”のカリスマとなっていった。泥臭さとルーツ音楽色の濃さから、一般には、いくつかの有名曲の作者としての方が知られていると言えるかもしれない。

 そんな彼にとって、最もセールスを上げたアルバムはというと、1972年発表の本作『カーニー(Carney)』である。全米2位のヒットとなり、シングルの1.「タイトロープ」も全米シングルチャートで11位となった。いずれも彼のチャート記録としては最高位である。

 その1.「タイトロープ」に見られるような、ルーツに根ざしたロック音楽が本盤の注目点の一つだろう。同じような観点からは、2.「アウト・イン・ザ・ウッズ」、6.「ローラー・ダービー」あたりが好ナンバーだと思う。一方でソングライターとしての実力発揮度が特に抜きんでているのは、4.「マンハッタン島のセレナーデ(マンハッタン・アイランド・セレナーデ)」で、ヴォーカルのかっこよさと合わせて、個人的には、彼のキャリアの中でもベスト曲の一つに数えられる名ナンバーであるようにすら思える。その他、5.「ケージャン・ラヴ・ソング」や9.「イフ・ザ・シュー・フィッツ」なんかに見られるように、音楽性の幅広さも感じさせる。

 ここまで述べた特徴が凝縮された1曲が、11. 「マスカレード(ディス・マスカレード)」 。後に カーペンターズ やジョージ・ベンソンで知られることになる曲だけれど、ソングライティング、音楽的な幅、アレンジにヴォーカル…すべての面でのよさが凝縮されている。全編にわたって聴き逃せない作品だけれど、この曲と上記4.の二つは“死ぬまでには一度に聴きたい名曲選”を作ったら絶対にランクインさせたいなどと考えてみたりする。



[収録曲]

1. Tight Rope
2. Out In The Woods
3. Me And Baby Jane
4. Manhattan Island Serenade
5. Cajun Love Song
6. Roller Derby
7. Carney
8. Acid Annapolis
9. If The Shoe Fits
10. My Cricket
11. This Masquerade
12. Magic Mirror

1972年リリース。






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Last updated  2016年12月29日 21時02分52秒
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