CAPTAINの航海日記

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2022.10.24
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カテゴリ: decade(s)企画
前のエントリを書いていてふと思ったのが、児童数の増減が人口の増減とリンクしているのかどうか?ということでした。児童数は2012年、2022年の各5月1日を基準としているので、福島市の人口についても同日現在の推計人口を確認してみると、

・284,886人 ⇒ 278,733人 6,153人(2.2%)減

となっていました。一方児童数は、

・15,204人 ⇒ 12,844人 2,360人(15.5%)減

でしたから、差し引き▲13.3ポイントの差が福島市の平均値ということになりますし、これより差が小さければその支所の管内は子育て世代をより引き付けていて、差が大きければ子育て世代がより流出している…と考えたのです。
そこで、各支所管内の推計人口と生徒数の増減ポイント差を確認すると、こんな結果となりました。

本庁      推計人口▲1.8% 児童数▲21.8% 差▲20.0ポイント
渡利・立子山  推計人口▲4.0% 児童数▲31.0% 差▲27.0ポイント
杉妻      推計人口+3.7% 児童数▲8.2% 差▲11.9ポイント
蓬莱      推計人口▲12.9% 児童数▲42.1% 差▲29.2ポイント
清水      推計人口▲0.3% 児童数▲5.2% 差▲4.9ポイント
東部      推計人口▲5.8% 児童数▲6.1% 差▲0.3ポイント
北信      推計人口+4.5% 児童数▲7.7% 差▲12.3ポイント
吉井田     推計人口+6.1% 児童数+8.3% 差+2.2ポイント
西・土湯温泉町 推計人口▲14.3% 児童数▲41.5% 差▲27.2ポイント
信陵      推計人口▲5.8% 児童数▲13.4% 差▲7.6ポイント
飯坂      推計人口▲7.5% 児童数▲18.5% 差▲11.0ポイント
松川      推計人口▲0.8% 児童数▲20.6% 差▲19.8ポイント
信夫      推計人口▲0.1% 児童数▲14.7% 差▲14.6ポイント
吾妻      推計人口▲1.8% 児童数▲6.0% 差▲4.2ポイント
飯野      推計人口▲13.0% 児童数▲36.7% 差▲23.7ポイント

市合計     推計人口▲2.2% 児童数▲15.5% 差▲13.3ポイント

概ね、推計人口が増加、ないしは微減だった支所管内は概ね児童数の減少幅が小さく、その逆も然り…という結果になりましたが、外れ値とみられる管内もいくつか見られます。
まず、人口減少幅がそれほどでもないのに児童数の減少が著しいのが、本庁、渡利・立子山、松川の3管内。前2者に関しては福島第一原発事故の影響で被曝を恐れた子育て世代が流出した可能性が高いと考えられますが、興味深いのは松川。そもそもここは福島大学が所在する関係で学生が多く住む地域で、少子高齢化関係なく一定の人数が住んでいるから見た目の人口はさほど減らない一方で児童数が激減しているということは、「隠れ過疎化」が進行中ということなのでしょうか。それとも学生がウヨウヨいる環境に辟易して子育て世代が流出していると考えられるかもしれませんが、少なくとも見た目の人口増減だけで将来像を読み取るのは危険な地域と言えそうです。
また、松川ほど極端ではありませんが、杉妻、北信、信夫の各支所管内も、人口増減で健闘している割には児童数の増減状況が芳しくないと言えるかもしれません。清水、吉井田、吾妻の各支所管内に比べると、若干物足りなさを感じます。両者を分けた差が何であるかはちょっとわかりませんが…
逆に、人口は減っているけれども児童数がさほど減っていないのは、東部、信陵の両管内。飯坂(厳密に言えば平野地区のみかもしれませんが)も、比較的健闘していると言えそうです。3地域とも福島市中心部への交通の便が良い割には開発可能な土地が豊富にある点で共通しており、子育て世代の移住マインドをかき立てるのかもしれませんね。


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Last updated  2022.10.24 22:04:04
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