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メールを整理していると、「平成20年度国公立大学欠員補充第2次募集実施大学・学部について」という内容が書かれているメールを発見!2校であるが、理系の学部での2次募集であった。出願締め切りは、一番遅いところは、「平成20年4月3日まで」となっている(昔のメールだからとっくに終わっていますが)。う~ん、、、少子化の波って、国公立にも影響しているのね。
2008/10/01
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今年の3年生は『出来る学年』であった。おまけに、センターの傾向が変わった。予備校のヤマがはずれた。国立は定員ほぼぴったりでとった。いくら「A判定」が出ていても、学校ごとに出題傾向が違うので、本番で出来なければ「A判定」も意味のないものであった。。。絶対受かるだろう、と思っていた生徒さんが、残念な結果になった。正直、同じぐらいで違う学校に出してしまえば受かったとは思うが、その子の得意な科目が二次の試験科目に生かしづらいという状況だったので(でも、よく出来るからなんとかなると思ったんだけど・・・)、センターの兼ね合いもあって厳しい戦いであった。「〇〇大学ならどこでもいいです」ではなかったので、希望学科の設置が少ないとやはり厳しい。皆、同条件とはいえ・・・捲土重来を期す。
2007/03/23
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世界史を履修していないため、卒業できないかもしれない高校3年生の話がニュースに出ていた。普段教えている生徒さん達の学校は、どこも世界史が必修なので、それが当然だと思っていた私には、高校3年間で世界史を履修しない学校があることに驚きを感じる。入試科目に必要がない大学が多い上に、指導時間が短くなっていることの弊害なのか。中学までの歴史は、今や『日本史』のような内容になっていて、高校で習い始める『世界史』は、高校になっていきなり教わる科目という印象のものになっている。中学の地理で、あまり『世界の国』を学習していない場合、どこにどんな国があるのかすらわからないという状態に加え、なにがどうなっているのか、歴史の流れもわからないために、ものすごく苦労する科目になってしまう。こういった現状があるから、現場では採用しなかったのかなぁ。中学でもう少し『世界』を教えたらいいのになぁ、と思うが、指導時間から考えて難しいのか。でもねぇ、私立は教えているんだよね、中学のうちから。差は開くばかりなのか?!
2006/10/24
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今日もまた、『医学部受験』を希望される方からのお問い合わせ。年々、厳しくなる医学部合格。私が思うに、東大受験していた成績上位者が、このところ医学部にかなり流れていると感じる。国立に受かるレベルなら良いのであるが、私立狙いだと「点数」以外のパワーも必要であるので(もっとも、成績良ければ受かるのだが)、それがあるかないかでかなり厳しさも違ってくる。今のうちからよく計画を練っておかないと。ふー。もし、お子さんに将来「医学部進学」を希望される場合、医学部に合格者が多い私立(とりあえず学校名は置いておいて)の6年生一貫校に行った方が、後々楽だと思います。公立高校からでもいけなくはないですが、現行カリキュラムだと高校で相当負荷が高いので。『どの高校に行っても本人次第』ではありません。ちなみに、医学部受験の場合、学校外教育費も高くなります。
2006/04/11
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大学入試は、合格最低点が下がっていることもあって、年々入学しやすくなっているのだが、医学部・歯学部は難化している気がする。今年も厳しかった。医学部・歯学部は、国立はあまり影響しないが、私立は学力以外の点も重要視されるので、偏差値だけではなんとも言えない合格基準。もっとも、点数さえ取ってしまえば関係ないのであるが、ギリギリのところにいると厳しい。しかも、この学部に関しては地域性はあまり影響してこないし。こうなってくると、私立にいる生徒さんの方が圧倒的に有利。医学部系は、高1のときは志望、高2で他学部に変更、高3でやっぱり医学部、となったりするので、その度に学習カリキュラムを変更するのも大変。国立医学部狙いで高1から変更なしでやった方がいいのかもしれないなぁ。
2006/02/16
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最近の生徒さんは、受ければ受かりそうなんだけどチャレンジしないタイプが増えているような気がする。理系だけれど国語と社会も出来るから、国立受けてもいけそうだ、と私なんかから見ればそう感じる生徒さんでも「いや~、センター受ける気はないんで」と言ってくる。そうなんだ。実力から考えたらいけそうな気がするんだけどねぇ。周りの環境がセンター受けるの当然という状態であれば、この生徒さんも受けるのかもしれないが、あまりそういった雰囲気でもないしなぁ。もったいない気がしないでもない。
2005/12/08
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今日は、私大歯学部の過去問チェック。(本当だったらもっと前にチェックをしないといけないのだが、受験を決意したのが最近なので仕方がない)私大歯学部は、私大医学部受験の併願であったりするので、国立歯学部受験とはまた違った状況である。ふむふむ、なるほど。去年はこの傾向か。出題されている範囲やレベルをチェックして、生徒さんにとっての難易度を割り出し。英語はこっちよりこっち。数学はこの大学よりあの大学。というように、並び替えていき、どうやって戦略を立てるか考える。並び替えていくと、予備校発表の偏差値順位とは違ってくるが、まぁ、それが当たり前だろう。生徒さんにとって解答力が科目ごとに違うからね。だいたいのメドがたったのであるが、私大歯学部は、「得点」以外のところも合否に関係してくるので、そこが難しい。まぁ、でも出来る限りのことはして、頑張りましょう!
2005/11/18
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大学受験についてお問い合わせ。私立狙い(一般試験)のため、受験が1月末からスタートする。約2ヶ月。今から携わって教えて行く、というのはかなりキツイ。ただ、志望校がはっきり決まっていて、本人なりにそのための勉強はしていた、ということが救いでもあるので、やれるだけやりましょう、ということになった。詳細な内容は、現状分析をよくやってからでないと立てられないが、今からやるとなれば、学力がつくとかとは別に「受かるため」の方法しかやらないという点である。マーク方式なら、選択肢だけみて答えを判断する、とかである。「落とすため」の試験である以上、「学力」とは関係ないところにワナがしかけられていたりするものなので(センターとかいやらしい問題が多い)、そこをついたやり方を取る。あんまり勧められたものではないが、受からないことにはどうにもならないので、合格最低点をクリアーする最短経路を模索しなくては。夏前ぐらいだったらもっと楽だったんだけど、頑張るしかないね。
2005/11/14
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いまや「大学に入ればその後安泰」ではなく、学校名だけで決めてぼんやりと大学に入ってしまうと就職口がない状況。なので、地方の大学の就職状況はどうなのかを、丁度後輩が某大学で教えているので様子を聞いてみることにする。プルプル、プルプル「はい、もしもし」○○ですけど、お久しぶり!「あっつ、お久しぶりです!お元気ですか!」はい、なんとか元気です。(笑ところで、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、今いる大学の就職状況ってどんな感じ?「ウチの就職状況ですか? えっつ、いいですよ。すぐに内定が出てますし。」すぐに内定が出る?! え~、そんなにいいの?都内で就活に苦労している学生を見ていると、そんなにあっさり決まるのか非常に疑問に思う。なぜそんなにすんなり決まっていくのか、後輩の話しを聞いて納得。後輩が教えている大学(学科)は、・日本でここだけしかやっていない専門に特化している授業内容であるので、・この授業を習いたい、という意志がある人が多々入学している(別の4年生大学を出て、社会人となってまた再入学している人も多いそうである)ということと、・実地が多い(講義をただ聞けば良いような授業内容ではない)ため、会社に入って即戦力になるということが要因のようだった。あ~、やっぱり『就職がいいかどうか』は『その大学で何を学びたいのか』と、『何を学んだのか』ということが大切なのね。なるほど。その後はひとしきりおしゃべりをしたのだが、私が仕事で良く行く都市が実は後輩の家が近い、ということが判明し、「今度来るときは連絡くださいよ~!迎えに行きますから!」ということなので、今度寄らせてもらうことにした。そのとき、大学も見学させてもらおう!
2005/11/11
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「今日、東大のオープンキャンパスだったんですけど、いらした保護者の方に『睡眠時間何時間でした?』って聞かれたんですよ!」打ち合わせに来た講師の人が、今日の驚き体験を話してくれた。えっつ?何かオープンキャンパスの手伝いでもしてたの?「いえ、サークル活動が終って構内を歩いていたら、いきなりオープンキャンパスにいらした方から『ちょっと質問していいですか?』って声をかけられて」へー、そうなんだ。でもさぁ、君が行っていた学校は、学校自体がしっかり教える学校だったから、話し聞いてもあんまり参考にならないよねぇ。「僕もそうだと思うんですけど、でもまぁ、聞かれたら答えます、という感じで。でも、色んな人に聞かれましたよ。」そんなにいたの?!「もうすごくたくさんいたんですよ!学食とかズラーっと並んでいて。」へー、生徒さんが来るの?「高校生だけ、というより、お家の方と一緒に来ている人が多かったです。」へー。(『へー』ばっかり、笑)講師の人は保護者の方から色々と聞かれたようで、「模試の判定はいくつでしたか?」とか「いつから受験勉強を?」とか「一日どのぐらい勉強していましたか?」とか、彼と同じようなタイプの学校の人でなければそんなに参考にならないような感じのことを、矢継早に質問されたとのこと。どれも生徒さん側からの質問ではなく、保護者の方からの質問だったそうである。そうなんだ。保護者の方からすると、そういったことに興味を持たれるんだ。ん~、なるほど。しかし、在籍高校によって、こういったご質問内容に参考となる答えは違うからなぁ。しかも公立高校の場合、県単位でまた違うし。。。私が物思いにふけっていると、講師の人が「あの~、打ち合わせは・・・」あっつ、すみません! はい、打ち合わせしましょう!(追伸)ちなみに参考までにこの講師の人は「睡眠時間6時間」だったそうです。
2005/08/03
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すみません、今時間がないので後で書きます!
2005/07/28
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生徒さんの今学期の成績の結果を聞いていると、ここ最近、ぐっと力をつけて、学年TOPになった生徒さんがいた。お家の方も大変お喜びになっていて、さぁ、将来どういった道に進みましょうか!という話しを色々とする。高校での学内成績が良いと、指定校推薦も狙えるし、行きたい学部も選べる。生徒さん本人も「どの大学のどの学部にしようか」と色々と考えているようである。「勉強してもしょうがないじゃん」と言う意見があるが、成績が良いと将来の選択肢が増えることは間違いない。選べる立場というのは、将来に向かって色々と夢も膨らむし、それがさらに日々の勉強の動機付けにもなるので、良い方向に転がっていく。最近は就職活動が本当に大変なので、ぼんやりとして大学に入り、入った後もぼんやりして過ごすと、延々に会社を受け続ける状態に陥ってしまう。将来について前向きな話というのは、私も楽しい。将来の可能性を広げるためにも、勉強はやって損はないのだ。
2005/07/25
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講師の人と話しをしていると、いつしか「就職」についての話題に落ち着く。最近は、それぞれの大学が就職活動をサポートしているが、今日話しをした講師の人が通っている大学は、ほとんど何もしていなかった。なので、講師の人も「就活」についてはあまり考えていない。院に行く気がないなら、ちょっと今の状態だとマズイでしょう(ちなみに理系)。と私が言うと、「でも、周りも何もしていないんですよねぇ。」と答える。いや~、周りにいる人がやっていないだけだと思うよ。違う大学の子なんてもう色々と動いているし、学部2年で内定出た子もいるから。「えぇ!そうなんですか!」別の講師の人から聞いた「他大学での就活サポート状況」をその講師の人に伝える。大学の偏差値に関係なくやっている就活サポート。他の大学の様子を聞いて、さすがにマズイと思ったようで、「ちょっとこれからのことをよく考えてみます」と言って帰っていった。2・3年前は、しっかり就活サポートをする大学と学生ほったらかしの大学とがあったが、ここ最近はどこの大学も力を入れ始めている。その中にあってもまだあまりやっていない大学があるとは。。。まぁもっとも就活も、入った研究室の教授がパワーがある人だったら、また違ってくるんだけどね。偏差値からではわかりえない大学の就活支援状況。これから大学受験を考える高校生たちに、こういったことも発信していかなくては。
2005/07/12
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学校の学習の進み具合がわかってきたので、今どこをやっているのかを確認するが・・・高校の進度って去年以上にバラバラなのね(涙同じ学校でも、去年と今年では学習している個所が違うところもある。理科系科目や社会系科目は、もともと違うことが多いのだが、今年はそれに数学も加わっていたりするので、教材の準備等をするこちらとしては非常に大変。今の高3が高1のときから新課程での学習になっているため、3年目を迎える現高1生の学習カリキュラムは、2年間の様子を振り返って、よりよいものにしようとされているのだとは感じられるが、にしてもここまで変えるんだ、というぐらい学習する個所が違っている。学校が教えている学習内容と、生徒さんが習ってきた学習内容と、習ったけど復習が必要な学習内容の三要素が複雑に絡むのか。。。あとこれに「大学受験」が入ると、受験する大学で要求される学習内容 も足されるから、ちょっとこれはキツイぞ。この問題をどうするかよく考えておかないとマズイなぁ。来年また中学の教科書が変わるからね。あ~、頭痛い。
2005/05/13
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生徒さんが某私立医学部に入学が決まった。おめでとう!と言っていたら、お家の方が「喜んでばかりもいられないんです。」とおっしゃる。えっつ、なんでですか?「入学金や授業料とは別に、寄付金が1000万円必要なんです。」1000万?!医学部は寄付金が高いとは聞いていたが、1000万円は驚いた。えっつ、皆さん払ってらっしゃるんですか?「えぇ、決まっていることなので、払えることが入学の条件になってて。」10人いれば1億!一体どこにそのお金は使われるのか。その大学のHPをチェックしてみる。「学費」の欄にはそんなことは一言も書いていない。まぁ、「寄付金」についてはどこの学校もあまり公にしていないから、HPに載っているなんてことはあまりないけど、合格した後に言われたらキツイよなぁ。講師の子で医学部に行っている子がいるので、その子にも聞いてみるが、「そんなに払っていない(っていくらよ!)」と答える。あのさぁ、○○は1000万って聞いたんだけど。「あぁ、あの大学は高いんですよ。ウチはそこまでしないです。」どうやら医学部を受験する人の間では、知られている金額だったらしい。その子は知っていたので、受験すらしなかったと答える。医学部は受験するまでも他の大学受験より金額が高いから(医学部受験コースは別料金)、一人前のお医者さんになるまでの投資金額はものすごいなぁ。お医者さんになる、というのはいろんな意味で大変なことなのね。
2004/12/11
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今日、別件で用事があって、卒業生の生徒さんのお家に電話をした。この生徒さんは、非常に長い間ウチで指導を受けていたのであるが、「勉強の大切さ」というのがなかなか理解できず、テストの時はいつも大変だった。付属の私立に行っていたのだが、この生徒さんなら向いているだろう、という内容を教える学部はその大学にはなく、高3で外部受験をして(これもまた大変だった)、見事現役合格を果たし、希望する学部に進学した。どうですか?最近○○君は?「それがすごく充実しているんです。勉強するのが楽しくてしょうがないみたいで、自分で課題のために色々調べたりして、高校のときよりよっぽどやってます。」そうですか!それは良かったです!「中・高時代に授業中寝てばっかりいた子が、もう信じられないぐらい授業もちゃんと聞いてきて、プレゼン(注:かなり1年のうちから専門的でかつ実践的な授業をしている学校である)でたたかれても、がんばってこなして、それにサークルにも入って、とても楽しそうに大学に行ってます。」お母様の声も弾んでいる。中学・高校時代の激動の日々が懐かしく思い出される。あぁ、本当に良かった。やっぱり自分が好きなことを勉強しているとやる気も出るよね。お母様の話によると、同級生で上にあがった子は、学校にも行かないで遊んでいる子が多いらしい。う~ん、確かに目的なく大学に行くと、高校までと違って「本人の意思」を重要視されるから、遊んじゃうかもしれない。でも、そういった子でも将来の自分につながることをやっている子はいいんだけどね。ウチの講師側にもいるのだが、せっかく第一希望に入ったのに、「大学がつまらない」「この学部は向いてなかった」「やめたい」と言っている人がいる。大学名だけで選んで行ってしまうと、そうなる傾向が多い。どうするの、この後?と聞くと、「どうしたらいいんでしょうか?」と聞いてくる。どうするかは、自分でしか決められないぞ!ほっとくわけにもいかないので、話を聞くと、どう考えてもその学部に向いていないことが分かる(だからこそ『つまらない』のだろう)。大学によっては転科できるところもあるが、もう全体的に気力がなくなっていて、「もういいですよ。」となってしまう(ただし家庭教師のお仕事に関しては『目標』が明確なので、がんばるのであるが)。こういった学生には、私はなんでもいいから「ちょっとおもしろそうかも」と思った会社のインターンに行くことをすすめているのだが、入学するときにもっとはっきり目的意識をもって入っていれば、大学生活がとても有意義なものになったのに、本当にもったいない。ただ勉強さえすれば、ではなく、その先を見据えてないと入ってから悩んでしまう。私は「勉強だけ」ではなく、こういった先のことまで見据えた「進学のお手伝い」をしていきたい。
2004/12/02
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今日は昨日と比べてものすごく寒い!気温の差が激しいから気をつけないと。今日は、入試で面接がある生徒さんと、面接の特訓を行う。最近の生徒さんは、「面接」でも「話し言葉」を使う傾向があるので、厳しく注意する。「っていうか」『っていうか』じゃない!「オレは、」『オレ』じゃない!「私」に直す!・・・・緊張していると、気をつけているのだが、油断するとすぐ「話言葉」がでる。一番大切なのは「話言葉」ではなく、自分の考えを端的に表現することなのだが、その前の「言葉」でひっかかっては先が思いやられる。常に意識させた結果、「言葉」では問題がなくなってきたので、「要点をまとめて話す」ことに力を注ぐ。これがまた一苦労。何がいいたいのかが良く分からないまま話が続いていく。先に結論を言うように。アドバイスをおくる。やはり要点を言うのは時間がかかりそうである。次回また、この部分の特訓を行うことにして、今日の授業は終了となる。普段あまりやらないことだから、なかなか難しいよね。でも、この生徒さんはよく「話する」タイプだったので、良かった。あまり「話をしない」タイプの生徒さんは、話をするところからよくやらないといけない。最近は、面接のやり方も大学によって全く違ったりするので、情報集めなくちゃだなぁ。
2004/11/08
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大学受験で論文を提出しないといけない生徒さんに色々とアドバイスをして、実際に書いてもらったのを今日、確認した。私としては、あくまでも「案」としてアドバイスしていたつもりだったのであるが、なんとそこに書かれていたのは、私がアドバイスしたそのままであった。しまった、手を出しすぎていたか・・・論文の後面接があるので、きちんと「自分の言葉」で書かなければどうしようもないし、自分の人生にかかわることを「他人の言葉」で書くという姿勢には正直、ショックを覚える。どう書けばいいのか分からない、ということだったので、とにかく「書く」ということを優先させた結果だったのかもしれないが、それにしても、もうちょっと内容を膨らませるとか、アレンジを加えるとか出来なかったのか。いや、やはり私がやり過ぎたのが原因か。。。今の生徒さんは、他人が言ったことを自分が考えたかのようにするのが上手い気がする。読書感想文も、インターネットでのっているものがあると、すぐさまそれを写して、自分が書いたかのように出す人もいる(ただし、同じことをする生徒が多いため、最近はすぐにバレてしまうようではあるが)。また、「どうすればいいか」と聞いてそれに答えたことで上手くいかず注意を受けると「言われた通りにやったのに、なんで怒られなきゃいけないんだ」という態度を取る者も少なくない(過去にいたなぁ、そういう講師)。彼とこの話をしたとき、「今の子は、すごくズルイと思うんだよ。『どうすればいいか』をすぐ聞くのは、『仕事に対して熱心』なのではなく、『決定権をすべて他人にゆだねることで、自分に被害が及ばないようにしている防衛線』という気がしてならない」と言っていたのを思い出す。そのときは『なるほど』と思い、それからは講師の指導についても注意するようにしていたのだが、生徒さんの方にはあまり注意を払っていなかった。この生徒さんには、ショックを受けたこととその理由を率直に話し、こういうことをするのであれば、これからは一切何もしない、と宣言する。私に見せる前から、生徒さんは言葉少なであったので、多分何かしらのことは感じていたとは思われるが、ハッキリ言われたことで、黙ってしまった。本当に分からないのであれば、「どこがどう分からないのか」を伝えるべきであって、他人任せでいては何も道はひらかない。百歩譲って、本当に「何も分からない」ということであるなら、厳しいようであるが、この手の受験をあきらめた方が良い。そんな甘いことで受かるものではない。数週間前から、この生徒さんは、何か提案すると出来ない言い訳ばかりしていた。この時点で、突き放すべきであった、と私自身も反省する。「受かる」ことも大切で必要なことであるが、私はその前のことを大切にしたい。
2004/10/28
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少子化の影響を受けて、大学入試の合格が早まっている。生徒さんのお友達にも、もう既に来年4月から行く大学が決まった生徒さんがいるようである。私のときは、「指定校」と言えども、合格が決まるのは10月ぐらいだったような気がするのだが、8月で決まってしまうのは、いくらなんでも早いような気がする。そういう子は今一体何をしているのかと聞くと、「毎日何もしてなくて、バイトとか免許取りに行ったりしています。」とのこと。ん~、学校の勉強は何処へ?「大学入試」という重たいものがあるからこそ、「勉強しなくちゃ!」という気合も生まれるというものであるが、それがなくなったら「勉強する」という気持ちは薄らいでしまう。国立大学受験希望者は、この時期からものすごくスパートをかけ始めるのだが(現役生は特に)、その一方で何もないまま大学へストッと入る生徒さんもいて、「学習した量」はかなりの差が出てしまうのでは、と感じる。受験勉強全てが大切、というわけではないが、勉強できるときに勉強しておくことは、決して損ではない。学生時代なんて、「勉強だけしていれば良い」という環境なのだから、もったいないんだよね、やらないのは。会社に入っても、「勉強」は続けなくてはいけない時代なのだから、「勉強」だけのときに「勉強」しなかったら、「仕事」+「勉強」なんて、すごくキツイと思う。今の生徒さんは、目先の「損」か「得」かで動く傾向があるのだが、「勉強」って実は、「積み立て貯金」をしているようなもんなんだよね。ちょっとずつ、ちょっとずつ、やっていると、何年か後に通帳をみて「おぉ!こんなに貯まっているんだ!」と思うんだけどなぁ。年齢を重ねると、「勉強したくてもしづらい」環境になっていくんだから、やるときにやっておいた方がいいんです。と、いうことで、合格決まっても、手は抜かないからね(笑)
2004/09/14
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今日は朝から大学受験のための、学習進度作成を行う。生徒さんが、「教科書は捨てた(?!)」と言うので、新たに問題集の購入を促し、その問題集のどこを勉強しなければいけないのか、を作成する。中学の問題集と違い、高校のものは、ものすごく問題数があり、ありとあらゆる問題の種類が載っている。これを一からやる、というのは、かなり骨が折れることであるが、受験大学を絞り、その大学の傾向に沿った範囲をやれば、実はそんなに勉強しなくてもどうにかなる量であったりする。ざっと計算したところ、週一で2ヶ月ちょっとやれば出題される範囲が終わる量であった。超難関校でなければ、こんなもんだったりするのだが、これが塾に行くと、「出る確率がとても低い」範囲まで全て網羅しようとするため(それはそれで大切なことではあるんだが)、「毎日来てください。」と言われちゃうんだろうな。まぁ、今までやっていなかった生徒さんを、まずは「無理やりでも」取り組ませるには、「毎日やらせる」というのは効果的ではあるのだが、もう高3なんだから、いつまでも他人にお膳立てされてどうするのだ、と私なんかは思う。本当は、大学入学後のことを考えたら、こんな「小手先」のやり方ではなく、きちんとやっていった方がいいのだけれど(だから学校の授業もきちんと受ける!)、もう時期が時期だけに、「合格すること」を最優先にせざるを得ない。こうして、テクニックで乗り切ることと、その後のむなしさとの葛藤が始まるのだが、数学に限れば、「範囲を限定する」というだけであるので、限定した範囲は、「受験後も覚えている」ような指導をしていきたい。
2004/09/13
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9月から大学受験を目指す生徒さんの、現状把握を行う。過去問を生徒さんに実際に解いてもらい、到達目標と現状がどのくらい離れているのか計測する。国語はまぁまぁ、数学は学校でやっていない(!?)から別途教えて、英語は・・・ん~、これは大変厳しい。さすがに英語は基礎からやっても、到底センターレベルには時間的においつかない。センター利用する学校はあきらめた方がいいかもしれない。「一般入試で英語が必須のところがあるんです。」えっつ!ちょっとそれはマズイ。慌ててその大学の英語の出題内容をチェックする。センターよりは簡単で、マル秘テクを使えば、なんとか射程距離に入りそうだ。センターに限らず、マーク試験というのは、実は問題を読まなくても解答の選択肢だけ見て、正答をみつける、というテクニックが使える(さすがにセンターは、基本ができていないとテクニックだけでは乗り切れないが)。落とすための試験であるところの、盲点をついたやり方である。この大学の問題だったら、テクニックで点数を取ることが可能なので、この時期だったらテクで乗り切るしかないね。「英語が必修だったので、受験するのをどうしようかと思っていたのですが。」いや、まだあきらめるのは早い。12月にその解き方をマスターすれば、英語は乗り切れると思うよ。「あっつ!そうですか!じゃ、がんばります!」可能性があるんだったら、がんばった方がいいからね。あっつ!でも、このテク使えるのが、私しかいないから、私が直接教えないと駄目なんだ。う~む。誰かにこのテクを伝承していかないといけないなぁ。
2004/09/09
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大学受験を希望している生徒さんの、模試の結果がFAXで送られてきた。私が先日から、「模試を受けていたならその結果を教えて欲しい」と言っていたからだ。生徒さんは、「全て『E』判定なので・・・」と言っていたが、現役生だし、この時期はそんなもんです。偏差値や全国順位がのっているリストではあるが、各科目の点数と、何番の答えが○だったかしかのっていないので、これではさっぱり分からない(マーク模試であった)。業者によっては、系統別に出してくれるところもあるのだが、この業者はそこまでは載せてくれていなかった。入会時にお問い合わせを頂く方も、よく「点数」だけおっしゃって、「すごい苦手で」とお話なさるのだが、「点数」だけではさっぱり分からない。例えは悪いが、「おなかが痛い」と言われて、「はい、じゃぁ、この薬を飲んでください。」とやっている限り、その場は一時症状が軽くなっても、根本原因を突き止めなければ、また「おなかが痛い」状態が出てくる。「冷たいものを食べすぎなのか。」「夜クーラーをつけっぱなしにしたため、おなかが冷えたのか」「何か変なものを食べてしまったのか」などによって、全て取りうるべき対応が変わる。そして、原因に応じた対応をしないと、全く何も解決しない。上記の生徒さんには、早速連絡を取り、問題と答案を送ってくるように伝える。「FAXだと量が多いので、郵送で送ります」はい、そうしてください。内容をみないと対策もたてられないからね。でも、ざっと「点数」だけみても、マークのテストになれていないような印象を受ける。マークは慣れが必要だからね。これは12月に特訓だなぁ。
2004/08/31
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例の体育大学受験希望の生徒さんのため、赤本を購入しに行きつけの新宿紀伊国屋南口店へ行く。この時期はさすがに「赤本コーナー」がある。端からチェックしてみるのだが、おかしいなぁ、見当たらない。秋以降に発売される大学もあるため、今後発売予定の紙を見てみると、やっぱりない。ここに載っていないということは。。。作ってないんだ!私は「赤本」は日本の全ての大学を網羅していると思っていたのだが、作っていない大学があるとは知らなかった。購入者が少なそうな大学は、作らないのか。う~ん、赤本といえども商売だからそうなちゃうのかな。その大学の赤本の入手はあきらめ、別の大学の本だけ購入することに。あれ?この本も、過去問2年分しか載っていない!東大の英語なんてそれこそ、25年分のが載っていたりするのに、2年分しかないなんて。2年分ではさすがに少ないので、苦労して探し出した「秘密の赤本売り場(笑)」で残り2年分のものを購入した。4年分あれば傾向把握には大丈夫でしょう。去年は美大受験希望者がいたけど、今年は体育大学受験希望者かぁ。こうやって色んな大学の受験のノウハウがたまっていくんだね。
2004/08/19
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今日の夜から、彼のご親戚の方のお家(山梨)へ涼みに行く。彼のお母様や、彼の弟さんファミリーなどなど、皆さん勢ぞろいで行くのだが、その前に彼の親戚の方のお家に集合した。そこには今年、大学受験を控えた高校3年生の男の子がいるのだが、私が「子供に勉強を教えている」ということが分かると、「体育大学を受験したいんですが。」とたずねられた。体育大学!いやぁ、ウチから今まで受験した人がいないので、詳しいことは分からないんだけど。すると、高校生の彼が資料や過去問を持ってきて、入試のことを説明してくれた。「実技と筆記があるんですが、その前にAOで受けようと思っていまして。」AOは論文と面接試験だけなので、それで受かってしまえばよいのだが、不合格になってから一般試験の準備をはじめては遅いので、今から対策を考えておかないとね。試験科目を聞いて、現在の高校の成績および中学の時の成績を聞く(中学の時の成績はとても参考になる)。そして、各大学の過去問をみて、出題レベル、難易度をチェックし、ざっと現役合格できるのかどうかを判定する。ん~、微妙なところだ。国語が得意だということを前提にすると、どこまで数学で得点を取れるかだな(試験は2科目)。数学の問題を見ながら、「数列は大丈夫なの?」など色々とたずねていくのだが、なんと学校でやっていない範囲があることが発覚!!そうなんだよ~、高校で怖いのは、「履修していても落とした学習項目がある」ことなんだよね。これが中学との大きな違い。中学はどれもきちんと全て勉強するからね(義務教育だから当たり前か)。今まだ8月。どこまでこの「やっていない」学習項目を埋められるかだなぁ。いや、でもちょっと待てよ。これはあくまで「国語で点数が取れる」という前提なので、ここを把握しなければ。出発まで少し時間があるようなので、過去問を一問解いてみて、様子を探ることに(もう完全に「お仕事モード」の私。おかしい、今日は休日のはずなのに)。予定時間より早く解けるので、その点は見込みがあるかな、と思いつつ、採点をする。ん! これはかなり危ないかも!ちょっと私の想像より出来ていない。はっきりと本人に、このままでは現役では受かりません!と宣告する。そしてさらに追い討ちをかけるように、きつい言葉を投げる。下の学年から、「新課程」になっているから、今年で受かんないと大変だよ。数学なんて習っていること違うから!「一年浪人すれば受かる」なんて、甘いこと考えていたら、来年も受かんないからね!ちょっと甘い考えだった様子の高校生の彼も、さすがに自分の現状を理解したようで、顔つきが変わる。「どうすればいいんでしょうか。」8月末に、体育大学受験専門の塾の夏期講習(なんとこれが10万ぐらいするらしい)に通うとのことなので、とりあえず、そこで試験の様子をよく聞いてきて、それまでは過去問を解いて自分の実力をもう一度把握するよう伝えた。「間に合いますか?」今8月だからギリギリかな。「間に合う」かどうかより、「間に合わせる」じゃないと駄目でしょ!本人を叱咤激励する。そうこうしているうちに、出発となったので、旅行から帰ってきてからまた対策を練りましょう、ということになった。去年、美大を受けた子がいるから、美大なら雰囲気も分かるんだけど、体育大学かぁ。どうなんだろう、やはり筆記より実技で決まっちゃうのかなぁ。これは帰ってから調べなくては。息抜きに来たハズなのに、何故か「宿題」をもらってしまう初日の出来事であった。
2004/08/13
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昨日、ある方とお話していて、大学の学費が話題になった。私がうろ覚えでお答えしていた金額があっているのか気になったので、念のため調べることにした。HPで色々と見ていたら、文部科学省でまとめた「国立・公立・私立大学の授業料及び入学料の推移」を発見した。この一覧表では、平成14年度までしか載っていないが、ちなみに平成16年度の国立大学と早稲田、慶応大学の入学金、授業料は、下記の金額である。■国立大学 入学金:28万2000円、 授業料(年間):52万800円■早稲田(文系) 入学金:29万0000円、 授業料(年間):70万5600円■慶応(文系) 入学金:34万0000円、 授業料(年間):69万0000円(注)私立はこれ以外に諸経費が約15万円前後かかる。こうしてみると、入学金だけ比較をすれば、いまや国立大学と早稲田大とでは8,000円の差しかない。私立によっては国立より入学金が安いところもある(中央大学文系は24万円)。しかし、昭和50年は、文部省の表を見ると、国立は私立の約半額で、授業料にいたっては、なんと1/5だった!この表を見ると、ものすごい勢いで国立大学の学費が上がっている。「私立格差を無くす」という方針で学費アップを図っていた国立大学は、その言葉通りになっている。今や私立格差は1.6倍らしい(昭和50年度は5.1倍だった)。平成16年度より、国立大学は独立行政法人となったので、今まで一律だった大学の学費は、今後大学によって変わる可能性もあるのだが(今年はどの大学も一緒であった)、私立よりとても安いということは有り得ないだろう。アメリカの大学の学費はとても高いが、その分、奨学金制度が整っている。地方出身の講師の子で、「自分で頑張ろうと思ったのに、「日本育英会」(現「日本学生支援機構」)ではねられた」という話を聞くと、学費アップと平行して奨学金も整備していかないと、国立大学の学費が安くない現状、未来は厳しいのではないかと感じた。
2004/06/01
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