なぜアメリカの有力メディアは駄目なのかを論じる記事や著作は少なくない。例えば、ノーム・チョムスキーとエドワード・ハーマンが書いた『同意の製造』(Edward S. Herman & Noam Chomsky, "Manufacturing Consent," Pantheon, 1988)は構造的な問題を指摘、ウォーターゲート事件を調べた記者のひとり、カール・バーンスタインは1977年にローリング・ストーン誌で「CIAとメディア」という記事を書いている。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)