2021.06.26
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カテゴリ: -Movie Review-
そろそろ夏バテしそうなぱんだぬきです。
日が沈んでから行動したいのですが、感染対策で何も開いていなくて引きこもりが加速しております。

そんな中、 キャラクター ​という映画を見てきました。



明日、ディズニー映画のクルエラを見に行くのでその上映館を探していたらこの予告を見つけて「あ、これは絶対面白いやつじゃん」となり、
忙しそうな友人に無理やり付き合ってもらう形で映画館に行きました。

売れない漫画家・山城圭吾(菅田将暉)とFukaseが演じるサイコパスくん。

なんでFukase?と思ってたけどいい味出してました。
ダークなお話が好きな方は結構楽しめるんじゃないかと思います。

ただハリウッド映画の​ セブン ​を思い出すような、リアルな殺人現場の描写があります。
血が苦手な人とか、グロいもの見たら数日うなされるタイプの人はちょっと注意が必要かもしないです。



ここからはネタバレ含む、個人の感想を書いていきます。

まずはキャスト​

先述しましたが、なぜFukase?の疑問は映画見てたら違和感なさすぎてすぐに消えました。
セカオワの音楽をたまに聞いたり、TVで見たことがある程度の私にはFukaseは可愛いイメージが強くサイコパス役はどうなの、と思いましたが
笑ってないFukaseってこんなに怖いの、ってびっくりしたとともにリアルにこういう人いるよな…ってなりました。

菅田将暉は、恋人役が高畑充希なのもあってこの前見た​ 花束みたいな恋をした ​と重なりました。
家のことを女の子にやってもらっておきながら、お前にはわからない、って勝手にキレる男は嫌いです。
カメレオン俳優といえども、やっぱり恋愛系の演技は似るのかなって思いました。

そして小栗旬。
え、スーツ似合いすぎじゃないですか。上司や上官にも噛み付いていく族上がりの刑事さん最高です。
予告だとそこまで意識してなかったのですが、私の中の本映画の主役は小栗旬です。
一貫していい男。花沢類以来、小栗旬にはときめいたことがなかったのですが、おとなになって黒いスーツを着た小栗旬にやられました。スーツマジック恐ろしや。

つぎにストーリー

​サイコパスFukaseと漫画家菅田将暉の絡みが思ったより薄かった。
予告には「二人の共作」ってあったので、菅田将暉とFukaseとがしっかり意見交換して、どういう作品にするかを話し合って、作っていく殺人なのかと思ってた。
イメージとしては、菅田将暉が原案を出して、それに沿ってFukaseが殺人をして、それを漫画にしていくのかと思ってた。
実際はFukaseから菅田将暉への一方通行に近い感じ。車の中から出てきたナイフについてはFukaseの意見が通ったけど、殺人方法や場所、被害者については漫画を勝手にFukaseが再現しているだけに近い。

お互いに面識があるというか、菅田将暉がFukaseをキャラクターのモデルにしただけで求めていたほどの「共作」感はなかった。

両角の素性を追っているときに、1件目の現場にいた運送業者のトラックから~ってところは「いた!!!」ってテンション上がった。

4人家族に執着している点については、まさかの自分も4人家族を壊された恨みパータンで予想外のところから来て面白かった。

ただミステリーとかサスペンスとしての伏線的な点でいうとちょっと物足りなかった。
4人家族ばっかり狙ってて、奥さんの高畑充希も妊娠していることから最終的に菅田将暉の家族が標的になるのかなとは予想ができた。

ただ、菅田将暉の実家が再婚で血がつながってないってところからの展開はハラハラした。
そういえばお母さん「圭吾くん」てなぜか君付けで呼んでるのは不思議だった。

クライマックスのFukaseが菅田将暉の部屋に入って、暴れてるところは
「殺人って2日寝込むぐらい体力使うんだよ」ってセリフが印象的だった。
4人も一気に殺したらそりゃそうだよな、って思うとともに、そんな視点で考えたことなかったから
Fukaseのサイコパスのキャラクターが更に濃くなった。
奥さんを守ろうとして、「俺を先に殺せ」って言った菅田将暉はかっこよかった。

最後の菅田将暉が打たれて、Fukaseの上に重なっているところ結局漫画と同じような形になったけど
菅田将暉は漫画を再現するために、刑事に止められて打たれる覚悟でナイフを振り上げたのかな。
ここを見て、結局は菅田将暉も自分の漫画が再現されることを楽しんでたんじゃないかなって感じた。

最後の裁判のシーンで、自分の名前、生年月日、本籍地、すべて答えられないFukase。
「僕は誰だ?」で終わっていくのが印象的だった。

誰でもふと、居場所がないって感じることがあると思うけどそれを感じて育ってきて
漫画の中に自分に似たキャラクターが自分がした殺人をしていたら、そこが自分の居場所だって感じちゃう気持ちはちょっと理解できる。
漫画の中の世界観を再現するのが使命だとか思っちゃったのかな、って。

そう考えると、このサイコパスのキャラクターを作り出したのはこの社会なんじゃないか、ってメッセージも受け取れた。

ポップコーン食べながら観たたんだけど、この映画はちょっと考えることが多いからポップコーンはなくてもよかったなって思った。

クルエラ観る前に考えをどこかに書き出しておきたかったのでまとまりないですが、
キャラクターを観た感想や解釈について語り合いたいので、コメント、ツイッター
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Last updated  2021.06.26 18:05:15
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-すずめばち-

-すずめばち-

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1995.09.21/日本生まれ/中高大カナダ/東京在住
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