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原題: ELIZABETH: THE GOLDEN AGE監督 : シェカール・カプール 出演 : ケイト・ブランシェット 、 ジェフリー・ラッシュ 、 クライヴ・オーウェン 、 アビー・コーニッシュ 、 サマンサ・モートン 公式サイトはこちら。<Story>25歳でイングランド女王に即位したエリザベス(ケイト・ブランシェット)。父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として即位したが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。その頃、ヨーロッパ列強はイングランドを占領すべく狙っており、スペイン国王フェリペ2世はことあるごとに圧力をかけてきた。さらにカトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアートの存在も火種となっていた。エリザベス:ゴールデン・エイジ - goo 映画<感想>試写会で当選した2本目です。これも先週に引き続き、ぶぶおちゃんとお出かけしてまいりました ケイト・ブランシェットは、昨年鑑賞した出演作、『あるスキャンダルの覚え書き』・『さらば、ベルリン』がどうも自分的には何だかなあ。。。 という感想でしたし、『バベル』なんかだとイメージとして取り澄ました印象の方が強く、まして女王役だから徹底的に冷たそうという思い込み? のもと、鑑賞に入りました。これはタイトル通り、イギリス黄金時代の話ですので、時代背景がよくわかっていないと何が何だか・・・ となるかもしれません。当時の、カトリックとプロテスタントのおさらいくらいはざっとしておいた方がよいのかも。幽閉していたカトリックのメアリ・スチュアートを、自らへの暗殺未遂行為に加担したとして斬首刑に処したことにより、スペインから艦隊が総攻撃をかけてくる・・・。当時無敵と恐れられた艦隊がイギリスに襲い掛かるわけですから、いくらイギリスを守るという大義名分で処刑したとはいえ、神に選ばれし女王を自らの手で葬ったことへの重さがエリザベスにのしかかってくる。威厳ある女王が取り乱す様は、人間らしく描かれています。(c) 2007 Universal Studios. All Rights Reserved.ほとんど絶望的と思われた戦い。しかし最後まで恐れずに戦う姿勢を崩さず、新天地から帰国した航海士ローリー(クライヴ・オーウェン)を心の支えに、エリザベスは奮い立つ。(c) 2007 Universal Studios. All Rights Reserved.神の前で自分を捨て、祖国のために全てを捧げる「ヴァージン・クイーン」となったエリザベス。しかしながら心は捨て去れたのか。使命がある自分に替わって侍女のベスを分身としていろいろと冒険させ、そしてベスをローリーに近づけるが、2人の間に芽生える愛情、そして自分がローリーに抱く恋心の葛藤に悩まされることになる。(c) 2007 Universal Studios. All Rights Reserved.1人の女として男を愛したい、しかし自分の使命には背けない、その矛盾に悩まされるエリザベス。ベスとローリーの選んだ道、そしてイギリスの勝利も、きっと彼女に納得のいく割り切り方を示したのではないかと感じた。スペインの無敵艦隊をイギリスが撃破するという既知の歴史に、愛を絡めるという難しい脚本なので、どのくらいの配分でスクリーンに出すのかが見ものだと思います。この内容を2時間に収めて、衣装なども絢爛豪華、宗教的対立もうまく盛り込んであり、バランスは取れた映画だと思いました。多少フィクションっぽいところは目をつぶるとしてもね^^;ケイトがこの役が本当にハマっていて、エリザベスになりきっているのがよかったと思いました。楽しみにしていたクライヴ・オーウェンですが、当時こんな野生的な人物が宮殿に出入りできたのかどうかは別として、エリザベスには手の届かない「新天地」、枠に囚われない象徴として描かれていたのは面白いところでした。************************************今日の評価 : ★★★★(バランスが取れていて、ケイトが迫力あるのはよかったと思います。細かいこと考えなければ十分楽しめます)
2008.01.31
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原題 : IRINA PALM監督 : サム・ガルバルスキ 出演 : マリアンヌ・フェイスフル 、 ミキ・マノイロヴィッチ 、 ケヴィン・ビショップ 、 シボーン・ヒューレット 、 ドルカ・グリルシュ 鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>ロンドン郊外に住む未亡人のマギー(マリアンヌ・フェイスフル)は、重病の孫を救うべく手術費用の工面に奔走する。長引く闘病ですでに自宅は手放し、借金をするにも抵当がない。専業主婦の中年女に今更働き口が見つかるはずもなく途方に暮れていたとき目にしたのがセックスショップ「セクシー・ワールド」の“接客”の求人。“接客”の中身を知らずに飛び込んできたマギーにオーナーのミキ(ミキ・マノイロヴィッチ)は呆れるが、その滑らかな手を見て雇うことを決める。やわらかい手 - goo 映画<感想>この日109シネマズ2本目。これも都内の単館系が拡大上映されています。こういう時じゃないとなかなか観るチャンスがないもので。マリアンヌ・フェイスフルは貴族出身にして、かつてミック・ジャガーの恋人だったということなのですが、 この映画を観る限りではあまりそのような面影は感じられない。 何でもスターの座から転落した後に、ドラッグ・ホームレスなど、人生のどん底を歩いたそう。 なので、いわゆる普通の「女優」オーラはない。 むしろ、一般的なおばさまに近い。 そんなおばさまが、孫の治療費欲しさに、 何と何と多くの男たちが行列するほどの技を見せちゃうっていうのもとんでもない話なのですが、 そこに至るまでのマギーの人生というものが、映画の中で垣間見えてくる。 親しくするふりをした友人のオババたち(→ これ、すんごく嫌~な女ばかり )には陰で蔑まれてバカにされ、 息子夫妻とはどうもイマイチしっくり行っていなくて、 嫁との間もギクシャクしていて。 どっからどう見ても、そこらにいる、フツーのオバちゃんとあまり変わらない。 マギーは、初めはお金欲しさに"irina-palm"、つまりイリーナという名前で若いピチピチ娘を連想させ、じゃんじゃん稼ぐわけだけど、 そのうち彼女は気付く。 「自分はそれだけの存在なの?」 (C) 2007 crest international inc,all rights reserved彼女の表情にはどこか気高さがある。 自分は何にもできないただのおばさんなんだけど、 「あなたの笑顔が好き」と、 ミキをほめる。 ミキも、鎧で固めた心が、 マギーの言葉で解けていくのを感じて。 (C) 2007 crest international inc,all rights reserved普通だっていいじゃない。 若くて綺麗じゃないと幸せになっちゃいけないの? 誰しも幸せになりたいし、そうなる権利がある。 そんな温かさを感じました。********************************今日の評価 : ★★★★☆(人の役に立つってとても素敵なことだと感じました。そして心が通じ合うこともとても素敵なことです。)
2008.01.26
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原題: CALLAS E ONASSIS監督 : ジョルジョ・カピターニ 出演 : ルイーザ・ラニエリ 、 ジェラール・ダルモン 、 アウグスト・ズッキ 、 シドニー・ローム 、 セレナ・アウティエリ 、 ロベルト・アルバレス 鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>マリア・カラス(ルイーザ・ラニエリ)は無名時代にオーディションで自分にチャンスをくれた実業家(アウグスト・ズッキ)と結婚し、オペラ歌手としてのキャリアを積み上げていた。名声を得たマリアだが、そのためには母になることもあきらめるなど犠牲が伴った。そんな中、マリアはギリシャの海運王オナシス(ジェラール・ダルモン)に、夫と共にクルーズに招待される。オナシスは妻子がいたが、旅の途中でマリアに求愛。最初はそれを拒んだマリアも、やがてそれを受けて夫を棄てる決心をするが…。マリア・カラス 最後の恋 - goo 映画<感想>考えてみればこの日から公開だったんですね、この映画。初日からシネコンで拡大してくれるのは非常に嬉しい限り・・・ ポイントもつきますし^^座席には余裕がありましたが、本当に映画が好きな人が観に来ていたという雰囲気もよかったです。マリア・カラスご本人がそもそもキャラクターとしては強烈なだけに、この役を演じるのは勇気がいったことと思います。ルイーザは、ご本人よりはちょっと甘い感じのカラスでした。数年前に公開された、『永遠のマリア・カラス』を見逃しただけに、これは観たいなあと思っておりました。大物2人の男女の激しい恋。。。スケールが違います。オナシスの前妻が言った言葉、「頂点を極めることに夢中になる男」、仕事でも恋でもそれは同じことだったのでしょう。時代をときめく歌姫カラスをわが手に収めた達成感と引き換えに味わう、前妻サイドからの仕事の妨害。そこから新しい活路を見出すために始まった、後に妻となるジャクリーン・ケネディとの出会いもまた、彼の支配欲をくすぐるには十分だった。カラスが求めていたありきたりな幸せは手に入らない。ありきたりでいい女と、のし上がりたい男と、男と女のもっとも矛盾した部分が激突する様を見た。実話なだけに切ないですね。**********************************今日の評価 : ★★☆(実話、しかもあのカラス役ですから、かなりなプレッシャーだったんじゃないかと。)
2008.01.26
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年が明けて、もう少し文化祭ベーグルの試作もしたいし、パネルにする写真も撮らないといけないから・・・ ということで、またみんなで集まりました。ちなみに前回はこんな感じね。みんなにはまたベーコンビッツベーグルを作っていただきました。こんな感じです。初めは生地をこねるところ、次は丸め、成形、最後に焼きあがった後に焼印を押しているところまでです。そして私が事前に焼いておいたレーズンベーグルに、3種類のディップをつけてみました。ブルーベリー、ドライトマト&バジル、明太子をそれぞれクリームチーズと混ぜています。レーズンベーグルはお昼&お土産用です。焼けたベーコンビッツベーグルが綺麗なので、こんな風に写真撮ってみました。いかがでしょうか!?食べてみて、ベーコンもいいけどレーズンもいいよね、という話も出たり。まだもう何回か、打ち合わせですね。あとはパネル作り。当日は忙しくなりそうだ。。。。
2008.01.25
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原題 : AMERICAN GANGSTER監督 : リドリー・スコット 出演 : デンゼル・ワシントン、 ラッセル・クロウ 公式サイトはこちら。<Story>1970年代初期のニューヨーク。ハーレムを仕切るギャングのボスに15年間仕えてきた運転手のフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボス亡き後、誰かに使われる人生から抜け出すことを誓い、一匹狼として生きることを決意。ベトナム戦争の軍用機を利用して東南アジアの麻薬を密輸する計画を思いつき、大胆な行動力を発揮してそれを実行に移し、麻薬の新しいビジネス・モデルを築き上げることで暗黒街のアメリカン・ドリームを達成していく。腐敗がはびこる警察内で自分だけは腐ったリンゴになるまいと踏ん張り、麻薬ルートの解明と、それ以上の巨悪に立ち向かっていく刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)。顔の見えない敵であったフランクをジリジリと追い詰めていく…。アメリカン・ギャングスター - goo 映画<感想>実に何年ぶりでしょうか・・・ 試写会なんて^^運よく2本当選しました♪もう1本の試写会は来週なんですけどね。楽天blog友&ご近所友でもある、ぶぶおちゃんをお誘いして、行ってまいりました。ご近所ですが、なかなか会わないので(笑)、こういうのはいい機会ですよね。楽しいです♪元々うちの天然と、ぶぶおちゃんのとこの、ぶぶやんくんが幼稚園で一緒。そして私がぶぶおちゃんを楽天で発見したのでした^^この前にせっかくなので、『シルク』もしっかりと観て、夕方にぶぶおちゃんと待ち合わせです。2人でお寿司(!)を食べてから出動。ぶぶおちゃんにゴチになりました♪ごちそうさまでした~そして映画です。リドリー・スコット&ラッセル・クロウの組み合わせといえば最近では『プロヴァンスの贈りもの』が挙げられますが、それとは180℃方向が異なる映画。残念ながら前作にはほとんど共感するものがなかったためと、あと、血が苦手なのもあり、これはどうかなー、デンゼルがよければそれでいいやくらいの気持ちで行ったんですけどね。のっけから残虐シーンだし、血だまりは各所に出てきますけど、あまりそれを感じさせないスピード感でした。ラッセル・クロウはここでもだらしなーい感じの刑事。しかしだらしないし干されてる・・・? と思いきや、中盤から盛り返してきます。対してデンゼル演じる麻薬王。でも、「麻薬王」と呼ぶにはあまりにもスマートすぎない!?質素に暮らして無駄なく稼ぐ!?(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.『ドリームガールズ』でも感じたのですが、「ファミリー」にこだわる黒人の姿がここにもありました。ルーツとして家族を引き裂かれたがゆえに、社会の階段を上ろうとするときには必然的に一族の絆を求めるのか。ファミリーを求め、しかしながらファミリーがあっという間に壊れていく様は虚しいものです。(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.実態がわからない敵を追いつめる、しかし2人が出会うのは終盤に差し掛かってからというのも面白かった。ストーリーが積み上げられていく過程がよかったです。それにしても正義ゆえに干させるというのは情けないですねこれは実話に基づいていますが、当時、ここまでカッコよく退治できたかどうかはわからないし、今でもこんなことが起こっているのかもしれない。それを差し引いても、根っこの部分を破壊したっていう話は爽快です。そしてオチも用意されていて。2時間40分あまり、長いですが、飽きさせないストーリー、ハラハラドキドキ感もしっかりあって、ギャングものをあまり観ない私でも十分楽しめました。********************************今日の評価 : ★★★★
2008.01.24
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原題 : SILK/SETA/SOIE監督・脚本 : フランソワ・ジラール 音楽 : 坂本龍一 出演 : マイケル・ピット 、 キーラ・ナイトレイ 、 役所広司 、 アルフレッド・モリーナ 、 中谷美紀 、 國村隼 、 芦名星 、 本郷奏多 公式サイトはこちら。<Story>19世紀フランス。戦地から故郷に戻った青年エルヴェ(マイケル・ピット)は、製糸業を営むヴァルダヴュー(アルフレッド・モリーナ)から、蚕卵を入手するためアフリカ行きを依頼される。危険な旅を経て蚕卵を持ち帰ると、それで得た富で美しい女性、エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と結婚。自らも製糸工場を経営し、結婚生活は順風万帆であった。しかし、アフリカの蚕が病気にやられ、新婚のエルヴェに再び買い付けの依頼が。しかも、行く先はアフリカより遥かに遠い日本だった…。シルク - goo 映画<感想>これはきっと人によって評価が分かれると思います。特に男性は、「一体何が言いたかった?」という感覚があるかもしれません。日本で言えば、幕末期の話。フランスから日本への旅、陸路しかなく、ロシアの氷原を抜け、ウラジオストク経由で来るしかない。しかも鎖国も続いているため、秘密裏にする必要があった。見つかれば命の保証はない。そんな危険を冒してまで、蚕の卵を買い付ける若き商人エルヴェ。(C)2006 Jacques-Yves Gucia/ Picturehouse Productions彼は出逢ってしまった。地球の遥か果てで。想いが叶わないとわかっていても、どうしてもその心をつかみたい。その切ない想いを意外な形で実現させてしまう。しかも伝えられた側は一生それに縛られるであろうことを想定しての告白。それこそがきっと、愛する人に対しての一番の心の呪縛なのでは。(C)2006 Jacques-Yves Gucia/ Picturehouse Productionsフランスと日本、それぞれの映像が美しかったです。特に日本のセットは特別に全て作ったもので、雪深い酒田が再現されました。少々綺麗すぎの感もありますが、神秘的な情景が十分伝わります。ただ、矛盾点はたくさんありますよね。命がけの旅をどうして3回もしたのか。特に3回目は死んでもおかしくないのに。そしていつも思うことなのですが、ヨーロッパの設定なのに英語というパターン・・・ これは興醒め。これも世界標準狙いかとまた思ってしまう。それぞれの俳優陣は割ときっちり役をこなしていました。マイケル・ピットは悩める男を、役所広司はその存在感で観客を圧倒し、芦名星の無言の演技の中には情感と哀しみが同居して。脇を固めるアルフレッド・モリーナの激情、 中谷美紀の怜悧さ、國村隼の冷酷さ、本郷奏多くんもなかなか貢献してました。ただ。。。 肝心のキーラ・ナイトレイの心理描写が弱い。マイケルの日本での映像の間に、彼女のことを挟んでくれるとよかったんじゃないかなと思います。全てを文章で語るのではなくて。そこで辻褄を合わせようとするのはいかがなものかと。話としては決して嫌いではないです。むしろ、人を好きになる形にはいろいろあっていいのではないかなと思うほうですから。そこがもうちょっと繋がるとよかったのになと思います。切れ切れでした。。。********************************今日の評価 : ★★★(愛の形にもこんなものがあるということがわかります。映像が綺麗です)
2008.01.24
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ホント、遅くなっちゃって申し訳ない~たーくん.からいただいていたお野菜たち、どうなったか!?ご報告会です♪まあ、あれだけ大根をいただいたということで、まずはおでんでしょ。実は他からも大根をいただいておりまして、全部で5本くらい!?大根は買いに行くと重いから、非常にありがたいです(笑ということで大根をたくさん消費するということは皮も出ます。大根の皮って案外美味しいです。ある程度貯まったら(?)、きんぴらにしています。それから、ブロッコリーもいただいていたので、これはグラタンにしました。正統派はホワイトソースなんだけど、簡単にしたいので(笑)、ソースには市販のコーンポタージュの素を使いました。これを規定の半量の牛乳で固めに溶いて、そこに汁気を切ったツナを入れて混ぜる。小分けにして固めにゆでたブロッコリーの上にかけてオーブンにかけるだけ。簡単でしょ。栗原はるみさんの本を参考にしてみました。本当に使える1冊です。この日のご飯はこんな感じでした。さんまの蒲焼きなんかつけています。かもめ食堂ならぬ「たーくん食堂」!?とても楽しく、またお野菜も多く摂れて、よいことですね~たーくんありがとうございました。
2008.01.23
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綾戸智恵さんのライブに行ってきました。昨年、デビュー10周年記念ツアーのチケットが売り出されているのを見て、「面白そう!」と思って、これはぜひ観に行きたいなと。そして楽しみにしていた日がやってきました。場所は、ミューザ川崎シンフォニーホール。いつも、外側から見るたびに、 「素敵・・・」と思っていましたけど、中もとても素敵です。床が、木でできています。そして、階ごとの区切りがなく、4階から1階までらせん状の階段を伝って降りていけるのです。それがいい具合にバリアフリーになっています。なので、階が上でも、とても舞台との距離が近いのです。私たちは3階でしたけど、真正面でしたから、非常に近く見えました。観る人のことを考えた、とても素晴らしいホールだと思います。そして綾戸さん登場。「まいど!」 ってね。小柄だけどとてもパワフル、そして面白いんです。40歳にしてメジャーデビュー、そして10年、50歳になられました。順風満帆なことだけではなかったと、パンフレットにも書いてありました。苦労が多かったから、とても人を大切になさいます。「みんながこうしてライブで聞いてくれるから、CDが作れるんです。」「同じ料金払うんなら、歌って踊ったほうがお得ですよ!! そのほうが安いよ(笑」彼女の曲はカバーが多い。でも、素敵な歌だなあ・・・ って思ったら、自分でも歌いたくなるでしょ? って綾戸さんは仰せでした。カバーやオリジナル、スタンダードジャズも取り混ぜながらあっという間に2時間過ぎて。最後の曲、「翼をください」は原曲はフォークなのに、これが見事に「綾戸流」なんですよ。後ろにゴスペルを従えて歌う綾戸さん、その歌い方も自由。ジャズは自由にね! っていう彼女のスピリットが伝わります。どうしても余韻に浸りたくて、 ↓ のアルバム、買いました。デビュー10周年&50歳記念のアルバムだそうです。ここを通過点に、もっともっと前向きでパワフルな綾戸さんを観たいですね。
2008.01.20
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あ~、果てしなく日記が溜まっております(笑映画もあと2本観てるけど書く時間がなくて。。。 苦笑たーくん野菜のご飯だってまだなのに^^; ごめんなさいっ!ぼちぼち書きます~~そんなこんなしているうちに今日は長男の誕生日なんです。13歳。震災の日に生まれた子です。もう私よりも大きくなってしまいました。昨晩は私の両親から電話がありました。やはり、初孫ということで、感慨深いものがあるのでしょうか。「声が聞きたい」だって。祖父母と話しながら長男も照れくさそうでした。今日は仕事が休みだったので、ケーキを作ることにしました。いちごが好きな子なので、ショートケーキにしようかな。回転台、ないんですけど(汗もうちょっとスポンジ、高さがあってもよかったな(汗まあ、ご愛嬌で(笑2段にスライスして、いちごをたっぷりと入れました。13歳なんですけどろうそくがそんなにないから、3本でもいいかな!?デコレーションのセンスないのでお許し下さい(笑いちごはビミョーに星型においてみたりしました^^同時進行で、生ハムのクリスピーピザも焼きました。これはあっという間になくなってしまって(笑ケーキも今日だけで半分なくなりました。また明日みんなで食べればもうないのかしら!?ケーキは、長男は嬉しかったみたいです。私は疲れました^^;やり慣れないことするとどーっと眠くなります(笑
2008.01.17
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原題 : THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD監督 : アンドリュー・ドミニク 出演 : ブラッド・ピット 、 ケイシー・アフレック 、 サム・シェパード 、 メアリー=ルイーズ・パーカー 、 ポール・シュナイダー 、 ジェレミー・レナー 公式サイトはこちら。<Story>南北戦争にゲリラとして参加し、その後は犯罪集団となったジェシー(ブラッド・ピット)とその兄フランク(サム・シェパード)が率いるジェームズ一味。彼らが新たに企てた列車強盗計画に、ひとりの若者ロバート(ケイシー・アフレック)が加わった。彼は新聞や本でジェシー一味の活躍を知り、ジェシーに心酔していたのだ。列車強盗を行なった後、一味は分散して身を潜めることに。ロバートはジェシーに側に残るように言われ有頂天になるが……。ジェシー・ジェームズの暗殺 - goo 映画<感想>続けて2本目の鑑賞。『アース』とはがらりと変わって、男臭さがいっぱいの映画です。南北戦争後のアメリカ、いわゆる「無法者」の世界です。犯罪に次々と手を染めて周りが信じられなくなった男、ジェシー・ジェームズを、ブラッド・ピットが演じています。 (C) 2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved彼に憧れて、一味に加わる気弱なロバート。彼は自分が気弱だと周りに言われることが嫌でたまらない。実在の話を映画にしたようですけど、進んで悪党に憧れて自分も悪くなる、という図式がね・・・。あんまりそれ自体はいい話じゃないから。目的を達成したのはいいけど、その自分は全く顧みられず、かえって悪いはずのジェシーばかりが英雄になる皮肉・・・ 虚しいものです。うすうすおわかりとは思いますけど人がたくさん淡々と死にます。なのでストーリー自体は暗い。じっくりとジェシーが殺される過程を描いたからそれはよくわかりますし、彼らの哲学が好きならその世界には浸れますけど・・・ね。 ^^; ***********************************今日の評価 : ★★☆(彼らの哲学的なものはよくわかるのですが、長いせいで、どうしても緩慢な印象がぬぐえませんでした。)
2008.01.14
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監督 : アラステア・フォザーギル 、 マーク・リンフィールド 音楽 : ジョージ・フェントン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 公式サイトはこちら。<Story>50万年前、まだ若い地球に巨大な隕石が衝突した。その影響は大きく、地球の地軸は23.5度も傾いてしまう。しかしこの傾きがあったからこそ、地球には四季のうつろい、寒暖の差、そして生命が生み出されることになったのだ。そんな傾きと太陽の光が作り上げた地球の姿を、北極から南極へと旅をしながら見ていこう。まずは北極に住むホッキョクグマの親子の様子から……。アース - goo 映画<感想>14日はシネマズデイなので、2本鑑賞。これは1本目です。『アース』は、「こども500円キャンペーン」を行っています。保護者同伴で中学生以下は500円で鑑賞できます。この日は成人の日、そしてシネマズデイもあり、館内は朝9時台だっていうのに超満員・・・。そして初回なのですが、ほぼ満席に近い状態でした。やっぱりファミリーが多かったですね。うちもですが(苦笑ほんわかとした雰囲気の中、始まりました。地球温暖化と言われて久しいけれど、では一体、自然にどんな影響があるの? と改めて聞かれると、答えに窮することもあるでしょう。この映画は、そんな現状をわかりやすく解説しています。ホッキョクグマがどうして絶滅の危機にあるのか。彼らが生き残るのが難しい理由、それが温暖化にあるのです。(C)BBC WORLDWIDE 2007動物達も生きなければならない。そのためには食べなければならない。食糧と水を求めて、彼らの移動は続きます。その、命の糧が脅かされているわけです。彼らが生きていく環境はますます厳しいものになっています。(C)BBC WORLDWIDE 2007先日観た、『いのちの食べかた』にも通じるものがあります。あの映画は、人間が生きていくに当たって自然が歪められていることを描いています。この映画を観て、少しでも地球の役に立つことはないか、そんなことを考えさせられます。小さい子たちが食い入るようにスクリーンを見つめていました。十分、この子たちにも伝わったと思います。********************************今日の評価 : ★★★★(地球が置かれている現状がよくわかります。これからもっと過酷になっていくだろうことも)これもまだ上映されていますね ↓
2008.01.14
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原題 : THE U.S. VS. JOHN LENNON監督・製作・脚本 : デヴッド・リーフ 、 ジョン・シャインフェルド 監修・出演 : オノ・ヨーコ 出演 : ジョン・ウィーナー 、 ロン・コーヴィック 、 アンジェラ・デイヴィス 、 ジョン・シンクレア 鑑賞劇場 : 新宿ジョイシネマ公式サイトはこちら。<Story>ビートルズのメンバーとして世界の頂点を極めたジョン・レノン。しかし彼は、すでに次の段階に向かっていた。気鋭の前衛芸術家のオノ・ヨーコとの結婚。そして泥沼化するベトナム戦争に反対しての平和活動。若者を代表するジョンのメッセージは、反戦運動家や急進的な活動家にも利用されるが、その事からアメリカ政府は彼を反政府の危険分子と見るようになる。ジョンの影響力を恐れた政府は、FBIにジョンの監視をさせる。PEACE BED アメリカVSジョン・レノン - goo 映画<感想>ジョイシネマ2本目です。ビートルズ世代ではもちろんなくって、だいぶ遅れて彼らの曲に出会って、でも大好きです。だから、グループがどうして変容していったかというのも一応は知ってはいましたけどね。この映画は、彼にまつわる人々、とりわけ、彼がビートルズ解散後に関わった活動家たちや敵対する元FBI捜査官、ライターなどによるインタビュー形式になっています。もちろん、オノ・ヨーコも登場します。政府がどんなに耳に心地よいイデオロギーを並べ立てても、ジョンが1曲歌ったほうが民衆は喜び、共感する。政府はそんなジョンを恐れた。時はあたかもベトナム戦争真っ只中、そんな時に、"War Is Over"などと叫ばれては困るから、ニクソン政権はメンツをかけてジョンを潰しにかかってきた。反体制だったけど、彼は対話による解決を望んでいたということが、この映画でよくわかる。いろんなパフォーマンスをしたけれど、彼の言葉、彼の詩は、大衆の望んでいるものだったから。(C) Lions Gate Films Inc.All Rights Reserved.欲を言えば、もうちょっと突っ込んだ話が出てくるとよかったと思った。ジョン&ヨーコはとても当時怖がっていた、それはよくわかるけど、もう少しそのときの様子とか心情とかを出してくると、事実を並べたものよりも凄みが出たような感じでした。でも、この映画では彼の人生の変遷がよくわかると思います。********************************今日の評価 : ★★★☆(当時を知る大勢の貴重なインタビュー、様々な角度から夫妻を見せてくれます)
2008.01.11
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原題 : BLADES OF GLORY監督 : ウィル・スペック 、 ジョシュ・ゴードン 出演 : ウィル・フェレル 、 ジョン・ヘダー 、 ウィル・アーネット 、 エイミー・ポーラー 、 クレイグ・T・ネルソン 、 ジェンナ・フィッシャー 、 ウィリアム・フィクトナー 鑑賞劇場 : 新宿ジョイシネマ公式サイトはこちら。<Story>マイケルズ(ウィル・フェレル)とマッケルロイ(ジョン・ヘダー)はアメリカ・フィギュア男子シングル部門でのライバル同士。マッチョでロックスターのように振舞う男性的なマイケルズに対し、マッケルロイは繊細で女性的と、演技も対照的だ。二人は大会で共に1位になるが、その表彰式で乱闘を始めてしまい、金メダルは剥奪、スケート界から永久追放されてしまう。失意の日々を送っている二人だが、シングル部門以外なら復帰できることを知り、ペアを組むのだが…。俺たちフィギュアスケーター - goo 映画<感想>「歌舞伎町シネシティ メンバーズカード」をもらっていたのですが、なかなか使う機会がないままに期限が迫ってきたので、どこかで使いたいなあと。そしたら2本、興味あるのが出てきたので、思い切って行ってみることにしました。カードを出すと、新しいものと交換してくれました。これは5月末日まで。嬉しいサービスですね。それでなくても歌舞伎町はイメージ悪すぎますから(笑)、こういう努力はどんどんしたほうがいいと思いました。これは1本目です。とにかく、ウケます これ。ハチャメチャ度がとことん徹底してるんだよねー。ホントに、男子2人のペアのフィギュアスケートなんてありえね~世界なんですけど、これが割と、ハマっているのよ(笑(C) 2007 DREAMWORKS LLC, ALL RIGHTS RESERVEDマッチョなマイケルズとなよっとした(笑)マッケルロイじゃあ、男女のペアっぽいのよね(笑2人の対照的な趣味が笑えます。いちいち出来事があるたびに刺青してるマイケルズと、フリフリの服着てるマッケルロイ(爆まあそんなのも面白いんですけど、ちゃんと彼らを阻む悪役もお約束通り意地悪全開で登場してますしね。あと、往年のフィギュアスケーターたちも実名の本人役で登場します。サーシャ・コーエンとか、ナンシー・ケリガンとか(笑ナンシーの変貌ぶりにはビックリしちゃったよ~ ^^;一見、「DVDでもいいじゃん!?」なんて思いがちなんですけど、どうしてどうして、映画館で観てもとことん笑えますし、コメディとしてはよくできていると思いました。パンフもサントラもないんですけど、フィギュアの選曲なんかが楽しいのよね。おすすめです!********************************今日の評価 : ★★★★☆
2008.01.11
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たーくんちからたくさんいただいたお野菜、何にしようかなあ・・・?ま、冬といえばもう、鍋でして。白菜、実はいただいたものもあり、たくさんあるので、ここは当然!? 鍋でございます。和風もいいんですけど、たまには趣向を変えて、「ラーメン鍋」なんてどぉ??中華風も時々食べたくなるでしょう?おせちに飽き(笑)、和風に飽き(笑)、シンプルにラーメンなんかいいんじゃないかなと思って^^白菜をたっぷり使います。焼豚、ゆで卵、水菜、にんにくなどを入れ、そこにラーメンを入れます。普通のラーメンとは違って、野菜のだしが出ていますから、そんなに濃い味付けはしなくてもいいんです。なので、このスープは飲んでも大丈夫。冬ですから温かい食べ物がいいですよね~仕上げにご飯、しゅうまいなどを入れても美味しいかな。
2008.01.06
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いつも映画や美味しいものの紹介をしてくださる、たーくん.さんのおうちでは、野菜を作っていて、それをblogの友達に送ったんだー っていう話をされてたので、「ねえねえ 私のパンと交換しない~~!?」ってたーくんに聞いたら、 「いいですよ 」 だって~ や~ったぁぁ~ ★-(ゝ∀・` Thank You!´ゝ∀・)-☆ということで、パンをお送りしたら!!な、なんと♪こーんなに、お野菜が到着しました~すっ すごい。 これ、全景です。カメラ思いっきり引かないと写りません(笑もうちょっと近くによってみますね。白菜、大根、ねぎ、ブロッコリー、りんご。こんなにたくさん、1つの箱に入ってたんですよ。たーくんから、「何かリクエストはありませんか?」 と聞かれたので、「我が家はじゃがいもを大量に消費する家庭なので、じゃがいも多目で!!」って答えましたら、まあまあ・・・ こんなにじゃがいもたくさんですよ~♪とうがらし、三つ葉、そして梅干し。推測するにお母様のお手製とみましたが、如何に!?いただいたら、昔の懐かしい梅干しの味がしました。すっぱ~~い! でも美味しいです さて、早速、じゃがいもで作ってみました。針ポテト。細~~くじゃがいもを切って、揚げるだけです!塩を軽く振ると、片っ端から食べられちゃいますね(笑たーくん、たくさんたくさんお野菜ありがとうございました。まだまだ、料理したものは続きますよ。。。 お楽しみに♪
2008.01.06
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原題 : UNSER TAGLICH BROT / OUR DAILY BREAD監督 : ニコラウス・ゲイハルター 脚本 : ウォルフガング・ヴィダーホーファー 、 ニコラウス・ゲイハルター 鑑賞劇場 : シアター・イメージフォーラム公式サイトはこちら。<Story>私たちの「いのち」と切り離せない「食料」を生み出している現場の数々を描いたドキュメンタリー。野菜や果物だけでなく、家畜や魚でさえも大規模な機械化で生産・管理せざるを得ない現実を約2年かけて取材・撮影した。全てに効率が必要とされている現代では、ひよこの飼育ひとつとっても目を見張るものがある。野菜の栽培や収穫など、普段見ることの出来ない食料生産現場の唖然とするような光景が淡々と続いていく。時に目を覆いたくなるような映像もあり、改めていのちを「いただく」ことについて考えさせられる秀作。監督はオーストリア出身のニコラウス・ゲイハルター。作家性の強いTV映画やドキュメンタリーを得意としている映像作家だ。いのちの食べかた - goo 映画<感想>この日、イメージフォーラム2本目。野菜、果物、食肉などが、淡々と大規模に収穫・製造されていく様子が、セリフも何もなく、ただ映像として流れているだけの映画。聞こえるのはただ、機械の音だけ。・・・・・と言ってしまえばそれまでだけど。 食べるためには、買ってくる。 買うためには、流通させる。 流通させるには、製造する。 製造するためには・・・? どこかで、そのいのちを、奪う必要があります。 だって、生きている動物をお店では買えませんしね。 ベルトコンベアーに、皮を剥がれて逆さづりになった鶏が次々と送られてくる。そして余分な部位を取り除いていく。 さっきまでコンベアーに元気に走りながら入っていった子豚ちゃんたちが、1周してくるとどういうわけかベルトの上で眠っている。そして次の映像では、お腹を割かれている。 きょとんとしている子牛クン。 次の瞬間、頭にピストルのようなものが当てられ、彼は死んでいる。 そして今まで立っていた場所が半回転して、身体がドサッとコンベアーに落ち、そしてぶら下げられてあらゆる部位が利用されていく。 こういうお仕事をしてくれている人たちがいるんですよね。 そして、彼らは休憩時間には、食事をしています。 しかも、先ほどの作業で、シャツに返り血がついたまんまです。 よくそんなことできるなあ・・・ なんて思ったりするのですが、平気で、それも肉とかをパンにサンドして食べています。 仕事だからもう、割り切っているというか、慣れてしまうのかな。 以前、ハムの工場を見学したことがあります。 とんでもない量の肉を、ただ黙々と切っている工員さんたち。 ガラス越しに見ていると、少し気持ちが悪くなってくるような光景なんですが、そんなお仕事をしている彼らに頭が下がりました。 「おいしい」と無邪気に食べているもの、 そうなるまでに、どのくらいの手がかかっているのか。 そして、大量生産するために、どれほどのエネルギーが使われているのか。 映画では、たくさんの作物も出てきます。 ズッキーニ、ひまわりの種、レタス、トマト、ピーマン、ホワイトアスパラ、 とにかく広い、そして大量生産。 広大な敷地に農作物を植えるため、作業はほとんど全て機械化されています。 畑が広すぎるため、それに合わせて機械を作っているんだと思います。 メガ収穫、とでも言えばいいのかしら。 いっぺんに行ってしまうからです。 どこに行っても機械の音から離れられません。 その金属音が嫌なのか、特に動物を扱う工員さんたちはヘッドホンを耳につけています。 動物たちを扱っていると、その1つ1つに「いのち」があることを忘れてしまうんじゃないかっていうくらい、日々処理に追われているようです。 そのいのちをいただく最初の工程をすることに、ちょっとだけは痛みはあるのでしょうか。彼らの断末魔の声を聞きたくはないですよね。 だから音楽を聴いているのでしょう。 いやいや、とにかくすごかったです。 せめて食べるときは残さないで、調理するときは無駄のないようにしないとね。 いのちをくれた彼らに申し訳ない気持ちでした。 ******************************今日の評価 : ★★★★(自分たちが生かされているのは、こんなに多くのいのちのおかげだということを、改めて思い知らされます)
2008.01.04
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原題 : LES ANGES EXTERMINATEURS監督・脚本 : ジャン=クロード・ブリソー 出演 : フレデリック・ヴァン・デン・ドリエッシュ 、 リーズ・ベリンク 、 マロウシア・デュブルイル 、 マリー・アラン 、 ソフィー・ボネット 、 ジャンヌ・セラード 鑑賞劇場 : シアター・イメージフォーラム公式サイトはこちら。<Story>「タブーと歓び」をテーマに新作の構想を練る映画監督のフランソワ(フレデリック・ヴァン・デン・ドリエッシュ)は、映画出演に興味を示す何人もの女性と面談するが、重要なシーンのカメラテストを前に女性たちは次々と去って行く。そんな中、ジュリー(リーズ・ベリンク)、シャーロット(マロウシア・デュブルイル)、ステファニー(マリー・アラン)の3人が残る。ようやく手に入れた理想の女優たちに満足するフランソワだったが、彼女たちの心の内には気づいていなかった。はじらい - goo 映画<感想>イメージフォーラムまとめ鑑賞の1本目。これ、観に行くまでR-15だとばかり思っていましたが、R-18だったんですね(笑15と18ではかなり違ってきます。一般の映画でも、R-18だとかなりのところまで出しますから^^;道理で男性客が多いわけだ。お正月ですけど5割くらいは入っていたと思います。そのうち女性は私を入れて5人くらいかな。実際にジャン=クロード・ブリソー監督は、前作『ひめごと』のオーディション中に女優にセクハラをしたということで訴えられ、執行猶予まで受けたということでして。表現者は性をどのように捉え、そして描かれる(演じる)側はそれに沿えるのかということが興味があったので、観に行くことにしました。監督は、あくまで己の理想とする官能を映画に撮るために、それを表現できる女優達を求めてオーディションを繰り返す。当然ながら女優達はカメラテストの内容に困惑し、キャスティングは難航したが、やがて彼の主旨に合う女優が2名見つかる。そして、そのオーディションを意外な形で見守っていた3人目の女優も、彼のテストに合格してくる。(c) La sorciere rouge / TS Productionsしかし、ここからがきっちりとは計れなかったところ。彼女達にだってそれぞれ思惑がある。そして3人の女優が揃ったところで生まれる、互いに対しての想い。それが監督への想いと交錯して、完璧にバランスが取れたと思われた試みは一気に崩壊へと進んでいく。フランソワは女優達を愛すことはなく、女優達は彼に愛してもらいたいと思っている。この双方の「想い」がある限り、この関係は通い合うことはなく、通じない想いの行く末は、瓦解しかなかった。だから、自分達の想いを利用された・・・ と、訴えるようになってしまう。想いというものは、通じないからこそ、想いなのかもしれない。相手の意に沿うように振舞っていく、そのことももちろん、相手に気に入ってもらいたいがためのこと。しかしながらそのことで、自分の内部が壊れていってしまうこともある。一旦バランスを崩した心は、相手が変わらない限りは元の場所には戻れない。相手が変わらないなら自分がその場所から去るしかない。女優達と同じく彼もまた、自分の役を演じていただけなのかもしれない。****************************今日の評価 : ★★(表現する側、描く側からの想いの難しさを感じました。)
2008.01.04
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はぁ~、やっと料理系の日記が書けそうです(笑年末に、発送が入ってしまって、何とか年内に・・・ とは思ったのですが、やっぱりムリでした。。。そこでお正月休み中に絶対に焼こう!と決めましたので(笑)、1日かけて5種類作ってみました。その中から新しく作ったものをご紹介。家に、アールグレー&ベルガモットの紅茶系ジャムがあって、これを使いたいなあ・・・ と思っていました。なので、ジャムパンの応用、そしてブルーチーズロールの成形を使い、こんなパンにしてみました。黒いつぶつぶは、アールグレーの茶葉ですので、ご心配なく^^;あと、作ったのは、オニオンブレッドパルメザンソフト白ごまプルマンもちもち中華パンの4点。これはトップのフォトムービーに画像があるものがありますので、そちらでご覧下さい。今日(5日)着の方と明日(6日)着の方がおります!!お送りしました~~そして、ちょびっとだけ作ったおせち(笑栗きんとんと、お煮しめくらいかなあ。家族全員揃う冬休みは2日までだし、出かけるし、そんなに必要ないですよね!?お雑煮はお餅が隠れて見えないよ~~~そんなこんなで、今年も何か作っています(苦笑
2008.01.03
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原題 : 200 POUNDS BEAUTY監督 : キム・ヨンファ 脚本 : キム・ヨンファ 、 ノー・ヘヨン 原作 : 鈴木由美子 出演 : キム・アジュン 、 チュ・ジンモ 、 イ・ハヌィ 、 キム・ヒョンスク 、 キム・ヨンゴン 、 ソン・ドンイル 、 イム・ヒョンシク 公式サイトはこちら。<Story>身長169cm・体重95kgのダイナマイトボディを持つカンナ(キム・アジュン)。彼女は唯一の取り柄である美声と歌の才能を活かし、スター歌手の“ゴースト・シンガー”をしている。スポットライトのあたらない裏方でも、想いを寄せるプロデューサー・サンジュン(チュ・ジンモ)に会える仕事を楽しみにしていたカンナだったが、偶然にもサンジュンの本音を聞いてしまう。「才能があっても美貌はないカンナなど、せいぜい利用すればいい」決定的な現実を突きつけられた彼女は、命がけの“全身整形”を決意するが…?!カンナさん大成功です! - goo 映画<感想>この映画ですけどねえ。。。 評判いいみたいです。まあ、すごいおデブちゃんが痩せて綺麗になって成功、ですから。一般ウケすると言えばするテーマだね。で、私としてはもう少しメンタルな部分を求めて観たわけですが・・・これが期待ハズレ。(c) 2007 KM Culture co, ltd All Rights Reserved/KMうーん、結局文化の違いなんですよね。美容整形天国の韓国、そして何となくタブー視する空気が残る日本ですから。整形したもん勝ち!な概念がある社会では、この映画は文句なく受け入れられると思いますけど、日本ではどうかなあ・・・きれい、可愛い、好きな人のために努力するのはいいことだ、そんなご感想はごもっともだし、私もその通りだと思います。キム・アジュンの迫真の変身ぶりはよかったと思います。中途半端じゃないからね。歌もうまかったです。「外見より心」とはよく言うものの、それでは通用しない世界があるわけです。ショービズやモデルなんかはそうですね。なので、その目標に近づくために努力したり整形したりっていうのを否定はしないけど。もちろん、外見と共に実力がなければ、こういう世界だって平気で淘汰されちゃうわけですから、アミ(カンナがゴーストしていた、歌えない美人歌手)みたいに中身スカスカなのはもうダメダメなんだよね。(c) 2007 KM Culture co, ltd All Rights Reserved/KMだけどやっぱり引っかかるところがあって、サンジュンが好きになったのは、「整形して綺麗になった後のカンナ」じゃないのかなと。元々、心が綺麗なのはわかっていたけど、それでも「利用すればいい」と言い放っていたわけですからね。もし「前から好きだった」のなら、おデブちゃん時代にその言葉があったはずですけど?綺麗になって帰ってきて、改めてカンナが好きになったなら、これはもう、外見から入ったということです。それなら、「実力」とか「こころ」とか、敢えて言わなくてもいいんじゃないかと(爆そこまでいい子ぶることもないのになあ~ヒールならヒールに徹して、本音で行って全然いいのになあと思います^^;それとも、心重視派への気遣い!?なのかね(爆なので、劇中に、「オタクのコンセプトは?」と聞かれるシーンがありますが、まさにそんな映画でした。ハッキリしないところで観客ウケ狙いというところでしょうか。それでも、「おまえはニセモノ」という落書きに、整形やったもん勝ち派だけじゃないという証拠は観ることができたので、まあちょっと安心はしましたけど(苦笑原作は鈴木由美子さんのマンガですが、原作とはやはり大きく違うようで。。。読んだ方の感想をお聞きしたいですね。**********************************今日の評価 : ★★(コンセプトの解釈が、観る人によって大きく変わってくる1本。興味のある方はどうぞ)
2008.01.02
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原題 : REIGN OVER ME監督 : マイク・バインダー 出演 : アダム・サンドラー 、 ドン・チードル 、 ジェイダ・ピンケット=スミス 、 リヴ・タイラー 鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>元旦の2本目。ニューヨークの歯科医アラン(ドン・チードル)は美しい妻と二人の娘に恵まれ、さらに仕事は順調、他人もうらやむ生活を送っていた。ある日アランは大学時代のルームメイト、チャーリー(アダム・サンドラー)を街で見かける。彼は“9.11”で妻子を亡くして以来、消息がわからなくなっていたのだ。後日アランは再びチャーリーと遭遇するが、彼は昔のことを覚えていない様子。だが、自宅アパートに招待してくれた。そこは何とも言えない不思議な空間で…。再会の街で - goo 映画<感想>いきなりある日、愛するもの、大切なものを失った。自分はその経験がないので、気持ちが分からないかもしれないけど、その傷がどうしたら癒されるのだろうか。その部分の記憶だけが全くなかったり、自分を認めたくなくなったり、他人に心を閉ざしたり。そんな人が近くにいたとしたら、一体どうしてあげることがいいのか。時に暴力沙汰になったり、非常識な行動をとるかつてのルームメイトだけど、どうしても放っておけなかったアラン。(C) 2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. (C) ALL IMAGES ARE PROPERTY OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT INC.嫌なことは思い出したくない、触れたら自分が壊れるから。核心の部分に入り込んでくるものたちを一切拒否するチャーリー。そんなチャーリーに、自分から心を開いてもらおうと根気よく持っていくアランたちの努力には頭が下がります。周囲を困惑させつつも、シャットアウトされてしまうことは怖いというチャーリーの想いもあって。やっぱり、誰かが受け入れてあげないと立ち直ることはできないから。(C) 2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. (C) ALL IMAGES ARE PROPERTY OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT INC.チャーリーは常にヘッドホンをして、外界からの余計な詮索を入れまいとしているけど、ラストで、これからの自分を受け入れてくれそうな人をチラチラっと眺めているところでは、ヘッドホンを外していました。ここからどのようになっていくのかわからないけど、希望が見える終わり方だったと思います。********************************今日の評価 : ★★★★☆(人を思う気持ち、その人のために何をしてあげられるかを考えさせられました)
2008.01.01
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監督・脚本 : ダイ・シージエ 出演 : ミレーヌ・ジャンパノワ 、 リー・シャオラン 、 リン・トンフー 鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>両親を地震で亡くし孤児院で育ったミン(ミレーヌ・ジャンパノワ)は、植物学者チェン教授(リン・トンフー)のもとで働く機会を得る。到着するなり色々注文をつける教授だったが、娘のアン(リー・シャオラン)はミンを温かく迎え入れる。母を亡くした後、厳格な父親のもとで孤独な暮らしを強いられてきたアンは、ミンと仲良くなるのに時間はかからなかった。やがて二人は恋に落ちる。そんなある日、軍人であるアンの兄・タン(ワン・ウェイトン)が帰ってきた。教授は強引にミンとタンを結婚させようとするが…。中国の植物学者の娘たち - goo 映画<感想>元旦に観た1本目。とにかく映像が美しくて。この映画、テーマ的に中国当局の国内撮影許可が下りず、ロケ地をベトナムに求めたそうです。濃い緑と綺麗な水、くっきりとした自然の美しさがこの映画にピッタリでした。(c)2005 SOTELA ET FAYOLLE FILMS - EUROPACORP - MAX FILMS - FRANCE 2 CINEMAとにかく厳格な父親、粗雑な兄、植物園の世話をしながら孤独に生きてきたアン。そして両親を地震で亡くし、孤児院で育ったミン。孤独なもの同士が出会い、性別を越えて惹かれあっていく。そして永遠の愛を誓い合う。(c)2005 SOTELA ET FAYOLLE FILMS - EUROPACORP - MAX FILMS - FRANCE 2 CINEMA今まで抑圧されていた生活全般のこと、不当な父からの要求に対して、少しずつ自我を通し始めるアン。しかしそれは、やがてやってくる悲劇の始まりでもあった。アンの兄・タンと結婚したミンが、タンから受ける虐待や、父親の威圧的な態度などに、中国の女性観を感じることができます。やはりまだまだ女性が女性として扱われているとは言えなさそうです。新婚旅行先で新妻を天井から逆さづりにする・・・ ありえないです。その理由たるや、これがまた前近代的な理由で、女性はモノ扱いなんでしょうね。そして中国の裁判の方法にも、この国の何たるかが現れています。社会を震撼させたから刑が重いのか。個人の選択がまだまだできにくいのでしょうか。好きなら一緒になりたい、そんな彼女達の願いは、思いもよらなかった形で実現してしまう・・・実際に会った事件をベースにしているだけに、気の毒になってしまいました。主演の2人が対照的な美しさです。アン役のリー・シャオランは、陶器のような白い肌でプロポーションも完璧。ミン役のミレーヌ・ジャンパノワは、中国人の父とフランス人の母を持つ、グレーの瞳が印象的なエキゾチックさを持っています。違うルーツの2人が出逢って、より一層映画に華が生まれています。********************************今日の評価 : ★★★★(美しい映像、官能美の裏側にある悲しみが引き立ちました)
2008.01.01
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あけましておめでとうございます^^本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。やっぱり今年も、元旦はシネコンに家族で行ってしまいまして(笑、初詣よりもシネコン詣のほうが先になってるじゃん。。。。 ^^;昨日は早速2本観てきました。『中国の植物学者の娘たち』『再会の街で』です。他の家族は『椿三十郎』(苦笑ま、いいのよいいのよ。映画なんてホント個人の好みなんですから。好きなのを観ればいいの。・・・・ 昨年は85本鑑賞してました(どんだけ~)たくさん観たので、ざっとベスト10でもランキングしてみたいと思います!第10位 『ヘアスプレー』音楽映画ならこのくらいはじけちゃって全然いい。あくまでもここに描かれていることは理想なんだけど、このくらい嫌なことを跳ね返せる人になれたらなっていう元気をもらった。第9位 『once ダブリンの街角で』賛否両論ある音楽映画だと思います。でもこの映画の空気感が好きです。余計な演出がないのがいい。第8位 『転々』クウガも時効警察も見てない者としてはどうオダジョを表現していいかわかんないけど、その曖昧さが味なのかも。この映画でもかなりダメダメな男やってました。でも三浦友和がこんなにいい役者になったんだなあ・・・ っていう新鮮な発見もあったし。とにかく何がどうって訳じゃないんだけど面白かった。 ツボでした。第7位 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』出演者が全員変人な設定ってすごい。毒がたっぷり。でもその毒、希釈は違うけど、自分もあるんでないかい・・・? って思わずにはいられなくて。永作さんの人形怖かったー。第6位 『天然コケッコー』透明な、美しい世界。これもまたユートピアなのですが、夢を見させてくれました。第5位 『アヒルと鴨のコインロッカー』瑛太くん、見せてくれました。変身ぶり。あと、濱田くんもよかったし。伊坂さんの原作、まだ読んでない。 読まなくちゃ。第4位 『ラブソングができるまで』とにかく可愛い。ヒュー様なのによくここまでパロディ許したかなってはじけ方も好きです。こんなに素敵に歌ができていくっていいなあ。第3位 『リトル・チルドレン』主婦してる人はこれは考えさせられると思います。自分の中にはいろんな自分がいて、どれに光を当てるのかってことですから。第2位 『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』今年最後にこれが来ました。ドキュメンタリーってどんな創作の前にも敵わない。こんな惨い歴史があって、自由への渇望はいつの時代も絶えなくて。忘れないで語りついてほしいです。第1位 『善き人のためのソナタ』やはりこれは覆りませんでした。文句のつけようがなかったです。最後の最後まで唸らせるストーリー。自由の前に倒れてしまった人々に対する鎮魂歌のように思えました。次点『ヴィーナス』 『題名のない子守唄』ベスト10に入れてもよかったんですけどね。。。どっちも女の生き方みたいなテーマなので、重たい映画とのバランスを取りたかったのであえて外してます。でも、どっちもよかったですから、ぜひご覧下さい。ということでこれらの作品でした。よろしければご参考まで。。。
2008.01.01
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