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当日の京極氏でありますが、このようないでたちであられました。
中年になったマニアの鬼太郎が 運動不足でちょい太っちゃったかなぁ…?って感じかも。
私は着物には全然詳しくないのでよくわからんのですが、なんかとってもいい感じの装いでしたよ。
それとトレードマークの黒い指だし革手袋と 草履かな?と思ってよくよく観察したら漆塗りの草履型の下駄を履いてましたね。
まあ、おしゃれざます。
というわけで いろいろ楽しく面白かったのでありました。
家にもどってから 水晶さんに電話しました。
お互い本読みで、以前から読んだ本について あれやこれや突っ込んだ話をしていたのです。
2人とも京極氏や宮部氏の本も読んでいて 思うところも多々ありましてね、
そういった背景の中で 当日経験したことを報告したわけです。
で、話の中で水晶さんが言うには、どうも欧米には 日本の妖怪なるものがいないのだそうです。
妖精や小人や ファンタジーに出てくるグールやモンスターはいても それらはすべて異界のモノたちであって。
日本の妖怪は 私たちの日常の中に隣り合わせて存在するでしょ、
そういった 生活に密着している異なるものってのは なんか理解されないらしい。
たぶん 世界認識の違いから来てるのかねぇ、なんて話したのだけれど。
日本はいまだアニミズムの感覚が濃くありますよね。
八百万の神々のこと 日本人なら違和感なく わかるところあるんじゃないかな。
それって 普通のことだよね~みたいにね。
でも、ものにはすべて命が宿る、年経ると物や動物にも神の質が入ってきたりする、なんて思考
一神教の人たちには言語道断歩行者横断みたいに感じられるらしい。
まあ、生まれたときからの世界認識の学習が違っているんだからしょうがないですけどね。
水晶さんと話していて、そうか~と思うと同時に
日本の妖怪って もしかしたら私たちの無意識領域にある インナーチャイルドとかシャドーとかが 名前を付けてもらって形をもらってそこに存在するようになっているものかもしれないぞーーいや、きっとそうだな―― 妖怪から見える日本人の深層意識なんて切り込み方もできるんじゃないかなって 思ったことでした。
あ、西洋に妖怪がいなくて理解されないということだそうですが
例えば中国とか隣の半島とか 東南アジアの人たちなんかはどうなんでしょうね?
なんか そんな感じのもの いたりするような感じあるんだけれど。
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