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バックナンバータイ旅行記★NO1★(ここをクリック)タイ旅行記★NO2★(ここをクリック)タイ旅行記★NO3★(ここをクリック)(タイのタバコ。ぐえ。果たして、売りたいのか売りたくないのか。)タイ旅行記★NO4★〔7月14日スキューバダイビング海洋講習編 恐怖再び の巻〕海洋講習二日目も昨日同様ラチャヤイ島。しかしながら少々気乗りがしない。その理由は明白で、例のマスク外しの課題ね。まあ、鼻から息を吸わなければいいじゃん。と意を決し入水。ところが飛び込んだその拍子に、マスクがずれたのか多量の水が侵入。げほげほけほ。ぐええ、塩辛い。幸先の悪い二日目の幕開け。水面で蠢く俺の7メートル下の海底を、海亀がゆっくりと優雅に泳ぎよる。例の課題は、プールと同じ水深2メートルのところで行うこととなった。むつこさん曰く2メートルなんだけれど171センチという俺の身長の倍くらいはあるように思える。怖かったら少しずつマスクに水を入れて馴らしてから実演してみて下さいね。と云われていたのだけれどこういった苦手なことを、じわじわちまちま時間をかけてやるのは性に合わず厭なのでうおりゃあ、と海中である為、気合いの声は出せぬものの出たとこ勝負でいてこましたれ、と一気にマスクを取り外し口で息をすることに意識を集中。再びマスクを装着し直し、息を吐く時以外は固く鼻をつまむようにしてふんふん鼻息吹くこと数回。やっとの思いでようようマスク内の水を外に追い出すことに成功。共に潜ったバディもこれをクリアしむつこさんの携えたボードに「ライセンス取得おめでとう」の文字。たはは、情けない話だけれど、ほんと、必死だったよ。ここからは昨日と同じく楽しい海底探訪。と、肩の荷が下りた思いでひと息ついたのも束の間。何だかオカシイ。と云うのも、少し泳ぎ少し動作するその度、事ある毎にマスク内に水が侵入してきてそれが気を抜いてる時、不意に入り込んでくるもんだから鼻から吸ってしまい塩辛い海水をごくごく。マスク内に入り込んだ水を先程の課題の要領で、ふんふん追い出すのだけれどすぐにまた入ってきて同じことの繰り返し。おまけに先刻から右側の耳抜きがうまくいかず少し水深を深めるのみにて耳の奥がずきずき痛む。塩辛い水と耳の痛みに耐えつつ、ここでパニックに陥るのは危険なので冷静にマスク内の水を追いやりまた、むつこさんに促され耳抜きすること数回。これを幾度となく交互に繰り返し繰り返ししてその場を凌ぐ。まったくもって海底の美しい景色を楽しむどころじゃあない。そんな俺を知ってか知らずか、海洋生物ある者は海底にだらりと寝そべり、ある者はゆらゆらそこらを浮遊しまたある者は俺をひやかすかの様つつき回しやがる。ふと見やるとバディ二人、俺から数メートル離れたところに居てそこから先は断崖絶壁。その向こうは、あまりの深さ、いや、あまりの高さゆえ日光も届かぬ様子でまさに暗黒の奈落。おののく俺の心情にまるで気付かぬバディ二人はあろうことか平常の様子で、その暗がりへ向かわんとする動きを始めたのでぶくぶくぶくぶく。「ソコ、イクノ、ダメ」と必死の思い全身でサインを送り二人を制止し、断固拒否を意志表示。万全なコンディションならまだしも、これ以上の試練は精神錯乱の恐れ有り。見掛けに違わず俺の精神を取り巻く神経は、繊細なのだよ。むつこさんが酸素残量を問う。男である俺は肺活量が多いとのことで必然的に女性と比して酸素消費量も多いらしく更には悪コンディションにより精神不安定だった為か二人よりも断然消費が激しく残量少な。そんなわけで運良くここで、海面へ上昇するという密やかながら切なる願いが叶うこととなった。水深5メートルのところで3分間安全停止の後、海面へと上昇。海上は少し波が有り、流されつつも天然の空気酸素を何不自由なく肺に取り込める幸せ、有り難さ。厭きるほど海水を飲み、喉はからから、心身共にへとへとなんだけれどクルーザーへと、海から上がる手助けせんとする乗組員に俺は大丈夫。と平静の顔。自力で乗船しずしりと岩の如くに重い酸素ボンベ、その重力を背中に感じつつ足を踏みしめ助かった。海の藻屑とならずに済んだ。ほっ、としたら全身の力が抜け、猛烈に小便がしたくなった。マスクの調整をしてもらい、午後からは快適な海底探訪を楽しむことが出来た。この近辺の海底は隅々まで把握し尽くしていると豪語するむつこさんのペットと称する海老を紹介して貰ったりなどして興深く楽しい時間は過ぎゆくのが早く名残惜しくも海底世界とはまた暫しのお別れ。お疲れさま。そして三日間ありがとうございました。追記:海底を優雅に浮遊する姿、海亀とのツーショット 何故だか平泳ぎになってしまい蛙の様、不格好な姿など 例の水中カメラマンによる 海中でのオイラの画像を多数収めたCDがあったのだけれど その価格1000バーツ(約3000円)に 高えなぁ、こりゃ完全なる観光客価格やな。 しかしながら、まぁ買ってもいいかな。と、思いつつもひとまず 「考えておく。」と云ったまでは良かったのだけれど あれこれしている間に買いそびれてしまい 後に連絡試みるも叶わず、入手不可能となってしまった。 これは個人的に非常に残念なことであり ここに掲載出来ぬこと更に輪をかけて残念。 物事“思い立ったが吉日”ですな。 ってこんな場面で使うっけ?知らんけど。ぐひん。夕刻時分、ホテル近辺を散歩の後、昨日とは違う浜辺へと向かう。この時間になると、ほとんど人影も無く涼しい風が心地良い。浜辺を縄張りにしているのか数匹の野犬の群に遭遇。彼らは餌でも貰えると思ったのかついて来て仕舞いには俺が持っていた菓子パンの空袋を手から奪い取り行ってしまった。さて、夕飯はまた例の如くおやじの店。厭きもせず、昨日、一昨日と同じものを注文。食事も中盤に差しかかった頃、不意にぽつり、ぽつり、またぽつりと冷たい雨の粒。タイは現在雨期ということで、それなりの覚悟をしていたのだけれど渡来してこのかたスコールに見舞われることも無くダイビングの講習を終えれたのは本当に運が良かったよなぁ。と、ここへきて初めての雨。食いかけの食器などを両手に、屋根のある小屋へと移動。当方が屋根のあるところへ飛び込むやいなやそれを見計らったかの様な激しい雨。雨足は更に強まり、屋根がトタンである為ざあざあ叩くその雨音の賑やかなこと賑やかなこと。客は馴染みらしい中年の現地人男性と別テーブルで、物静かにテレビに見入る若い現地人女性。小屋の奥では、おやじの娘と思しき婦人がなにやら座って作業をしていてその周りを子供二人が元気にはしゃぎ回っている。料理を食い終えてしまった俺は、手持ち無沙汰であったのとまだ多少物足りぬ感じであったので当初より敬遠していたパッタイを注文してみることにした。雨はまだ止まない。(画像中央に立っているのがおやじ)ややあって運ばれて来た、その皿その料理、臭くない。それどころか、旨い、旨い、旨い、いぇい。って感じ。まさしく絶品で、あらゆる素材個々の、絶妙なる調和が素晴らしく調味料などはほんの隠し味程度例えば魚醤などに頼り過ぎていないところが良い。料理の下手な者ほど風味の強い調味料に頼りがちで味付けの未熟さを胡麻化す為、多量に使用。結果、魚醤の生臭さのみが料理を支配し、獣臭の如き悪臭を放つこととなる。俺をパッタイと名の付く料理全般、敬遠するまでに至らしめたあの犬パッタイは、実は真のパッタイにあらず味付け音痴な料理人による愚作であったのだ。雨はいつの間にか小降りとなっていた。俺はガイドブックで覚えたばかりの“美味しい”という意味の単語「アロイ」を連発し代金を精算。金額は昨夜より、三つ表示のうち一番安い表示のもの。大満足で店を出た。見た目がボロであれ、こういった店が民間人のみならず観光客の間でも大いに認められるべきではないだろうかと、俺は声を大にして云いたい。まあ、島へと渡り来るのがこんな遠くに来てまでもピザやらパスタやらを食し女を買うことだけを目的とする、あほ西洋人ばかりなので望みは薄いがね。部屋へと帰る道すがら濡れた路面を、ぴょこぴょこ飛び跳ねる蛙を見付けて捕獲見入っているとそんな俺を見た出稼ぎ山岳民族の女が、ここぞとばかりにこやかな笑みを浮かべ、近寄って来たかと思うと木製蛙形の背中を、木製の棒でコロコロやりながらの商品売り込み。まぁーったくぅ、油断も隙も無くげんなり。買わんって。ヲシテネ。
2008/07/30
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バックナンバータイ旅行記★NO1★(ここをクリック)タイ旅行記★NO2★(ここをクリック)(タロイモのパン。結構お気に入りでよく食った)タイ旅行記★NO3★〔7月13日スキューバダイビング海洋講習編 高所恐怖症の巻〕海洋講習の為、プーケットから約一時間半大型クルーザーに揺られ訪れたのはラチャヤイ島のダイビングポイント。海は透明度高く水色。遠くに見える小ぢんまりとした砂浜の砂は白く、椰子の木が立ち並ぶ。乗客はいずれもダイビング目的で欧米人が多く日本人は我がグループを含めた二組のみと極少数。共に潜るはインストラクターむつこさんを含めた女性二人。共に潜る仲間のことをダイビング用語でバディというらしい。初の海洋講習ということで、少々緊張気味の俺。昨日修得に及ばなかった課題の不安もあるしね。ところで俺は高所恐怖症である。こう云ったところで、それがダイビングと何の関係がある?多くの人がそう思うことだろう。なにも海へと飛び込む船が途轍も無く高いわけじゃない。しかしながら意外なところに落とし穴があった。海中は色鮮やかな魚達が群を成して泳ぎ様々な生物を間近で見ることが出来それはそれは美しく別世界だという。重たい装備を身につけた俺は海原へ飛び込み水面にぷかぷか浮かんだまま、その透き通る水色マスクを装着した目で覗き込んでみた。むつこさん曰く水深12メートル位。ぐわああ、高い。え?高い?これは高いのではなく、深いのだと口を揃えるバディ二人。いや、どう考えても高い。落ちたらどうするのだ。水は想像以上に透明度が高く海底の隅々まで見渡せ、非常に高い。その12メートルもある高い場所をふわふわ浮遊しているなど日常ではまずあり得ぬことで恐ろしく落ち着かない。「もう少し浅いところで潜りましょう」とのむつこさんの言葉に少々ほっとしなるべく下を見ないよう浅瀬へと向かう。水深4メートル、そこで潜水し海底へ到達。むつこさんがボードに書いた文字で“水中世界へようこそ”と。続けて彼女、昨日の課題であったマスク外しをやれと云う。先程の件もあり、心の準備が出来ていない俺はこれを拒否。今日明日のいずれかで、この芸当を修得実演せんことにはライセンス取得は出来ないらしい。暫しの海底散歩。水中ではあらゆる感覚が鈍り動作もままならぬものの図鑑やテレビなどでしかお目にかかれない色鮮やかな魚や生物に出会うことが出来、感激。巨大なヒトデやウニに仰天。目に映るもの全てが新鮮(おいしそう)で時を忘れる。海から上がり、クルーザーで別のポイントへ移動したところで昼食。昼食は現地乗務員であるおばちゃんの手作りミートソーススパゲッティーで、これがなかなか懐かしい味で旨かった。昼休みの合間シュノーケリングに興じるむつこさんを眺めつつ海が好きなんだなぁ、思うと同時、ここ高いんだろうなぁ。午前中のダイブで要領を得た俺、俄然調子が良くなり楽しい海底探訪。途中何処からともなく現れたカメラマンが、当方をバシバシ撮り続ける。高く売り付けられるんかなぁ。とタイ渡来直後より終始警戒気味&ひねくれ者のオイラはカメラ目線でVサインなぞ断じてしない。ところが海亀がいると知るやいなや自ら手の届く程までに接近し、海亀と一緒にぱちり。わはは。亀は少々驚いた様子で目をぱちくり。だんだら模様も鮮やかな海蛇の可愛らしさ。直径1、5メートルはあろうかと思われる立派なテーブル珊瑚素晴らしかったなぁ。思っていたより早い時間に講習が終わり2時半頃にはホテルに戻れた為、昼間のビーチへ行ってみる。喉がやたらと渇くので道すがらビールを購入ぐびぐびやりながら炎天下を漫ろ歩き。真昼のビーチは欧米人で溢れ返っているもののそのほとんどが何をするわけでもなくリクライニングシートに寝そべり、肌など焼いている。これがまたどれもこれも真っ赤で痛々しく、見るのもあほらしい。それに欧米男と商売女であろう、現地女の組み合わせをことごとく見掛けるのだけれどその男方、概して母国に在りては、一刻一途真面目一貫装っていそう冴えない風采、中年腹で旅の恥はかき捨て的な精神が、あからさまに見え隠れしていて反吐が出る。しかし欧米女性は普通にトップレスなんだよね。(ビーチ近くの木の洞にあった蜂の巣。蜜蜂の様な小型の蜂が絶えず出入りしていた)恐らく観光客が通らぬであろう、ヘドロで淀んだ用水路沿いの細い道を抜け繁華街へ。ところが疲れのせいか、ビール三本目を飲み切ったところで急激にだるくなって屋台のパパイヤサラダを購入し、だらだらと重い身体引きずり引きずって部屋へと戻り少し居眠り。(用水路沿いの道にて圧倒的存在感を放つ白いうんこ)夕食は昨夜と同じおやじの店。おやじは夜だというのに、何故だか白縁のサングラスをかけていて怪しい。昨夜と同じ席に座り、昨夜と同じものを注文。彼はこちらが何も云わずとも「肉はいらぬ」の言葉を覚えていてくれて嬉しい。こういうのを以心伝心味心というのだ。おやじはこの店に住んでいるのか、娘夫婦だか息子夫婦だか一家揃っていつもそこに居て、主にその若旦那が料理を作りおやじがそれを運ぶ。孫であろう二人の子供が走り回り賑やか。昨夜の猫は姿を見せない。先程から辺りで、きゅっきゅっきゅっきゅっ鳴いている声の主は何かとおやじに訊ねると言葉の壁による隔たりのある当方に筆を以て「ウシガエル」だと教えてくれた。(おやじの直筆。下の絵はオイラの筆によるもの)ヲシテネ。
2008/07/28
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バックナンバータイ旅行記★NO1★(ここをクリック)(タイのゴキブリ)(レストランに何故か象) タイ旅行記★NO2★〔7月12日スキューバダイビング学科&プール講習編〕講習第一日目は学科とプールにて実際にダイビングで使用する装備を身につけての練習。早朝に起床し、昨夜とは別のやはり屋台に毛が生えた様な店にて朝食。昨夜のトラウマからパッタイは敬遠しヌードルスープを注文。味はまあまあ。今回三日間の講習でお世話になるのは24歳女性インストラクターの、がまんむつこさん。そういえば昨夜、近所を散策していた際夕飯の為、屋台広場へと出てきた店長ハジさんとばったり出会ったのだけどその時ハジさんに同行していた小柄な女性が彼女だった。日に焼け、だぼっとしたタイパンツを穿きこなす二人は現地人そのもので二人して歩く姿は夫婦に見えたのだけれど実際は違っていた。こちらに気付いたハジさんは白い歯で笑い「現地に溶け込んでるねぇ」わはは、今回三日間の講習及び滞在期間中の数日で今より日に焼けて黒くなったら、ますます溶け込むんかね。今年のテーマは美白なんだけどね。がまんむつこさんは、底抜けに明るく楽しい人柄で朝からテンション高い。名前は“がまん”だけれど厭なことには我慢などしなさそう奔放な印象。しかし、まりもさんといい珍しい名前である。学科は眠くなりますよー。との彼女の言葉通り始まった途端に強烈な睡魔との戦いとなる。学科講習は主にビデオを観て、その合間合間要点のみを、むつこさんの絵心溢れる図を交えた解説を聞くといった形式で進められるのだけど解説を聞く場面は大丈夫なんだけれど冷たいお茶など戴きつつ扇風機の心地よい風を受けつつといった快適空間でのビデオの映像はまるで蜃気楼。抑揚の無いナレーションは、さざなみの如くに眠気を誘い気が付くと、ふいと意識がとびかける有り様。これはいかん、と立ち上がって画面に見入る。不安だった学科試験もなんとかクリア。特に表を用いての設問は容量小さなオイラの脳味噌では、理解するに容易くなくちょっと応用的にひねった問題となると己の意識とは無関係に、頭の隅ちらちら幾何学模様が見え隠れして思考停止。しかしながら、まぁなんとか及第点はとれた様でひと安心。午後からはプールでの講習。荷台に座席を拵えたトラックで移動。屋外プールはのんびり静かでリゾート地の趣そのもの。プールサイドの食堂レストランで昼食。注文したグリーンカレーには鶏肉がごろごろ混入していたけれども、ぱさぱさツナの様食感であった為肉が苦手なオイラにも苦無く食すことが出来た。ダイビングの機材はずしりと重い。まさに重装備といった感。水中では、酸素を肺に取り込む為のレギュレーターを口にくわえて呼吸するのだけれど平素より口で呼吸する習慣が無い為常に意識していないと鼻から吸いそうになってしまう。幸い、鼻はマスク(水中メガネ)で覆われている為水が入ってくる心配は無いのだけれど水を吸い込んだ場面を想像すると、それはそれは恐ろしい。初めは覚束なかったものの、口で呼吸することにも慣れ恐怖感が薄らぎ始めた頃、ひとつの課題を課せられる。それは水中に潜ったまま、マスク上部に隙間を開けてマスク内に水を入れ、水が入ったところで今度はマスク上部を正面から軽く押さえ、下部に隙間を作り鼻息で水を押し出すといった芸当で最終的には水中でマスクを全て取り外し、再度装着し直した後同様の要領でマスク内の水を押し出すことが出来なければならない。考える間もなく挑戦してみる。しかし、これが思った以上の難関。マスク内部が水で満たされ、視界を奪われるのは結構な恐怖で例えば獰猛な野生の虎などですら目を覆われ視界を奪われるとたちまち恐怖の為、大人しくなってしまうという。陸上で生活する生物である人間が、自由の利かぬ水の中ただひとつの命綱であるレギュレーターをくわえている以外は全て水没しきっているという、不自然この上無い状況下で恐怖を感じない方がおかしい。大体、水中で呼吸が出来ること自体奇妙奇天烈摩訶不思議ではないか。しかし、視界を奪われたうえにちょっと気を抜くと鼻から気管へと容易に水が入ってくるこの状況少々の咳込みならばレギュレーターをくわえたままなんとか凌げるもののあまりに苦しくなると、パニック状態となり水面へ上がってしまう。今現在はプールで練習している為、安全であるけれど例えばこれが水深の深い海底で同様の状況に陥ったとしたらどうだろう?例えパニックに陥ったとしても無闇に慌てて水中から逃げ出すことは出来ないのだ。急激な気圧の変化が人体に及ぼす力は計り知れなく最悪の場合、死に至る危険性もあるのだ。なんとか修得せねば、と幾度となく繰り返し試みるも要領を得ずその度に鼻から水が入り、がぶがぶ水を飲み、げほげほ咳込みそうこうしてる間に時間切れで、本日の講習終了。くそお。不安を残したまま明日の海洋講習に挑むことに。プールでの講習が終わる頃合を見計らって、ハジさんが迎えに来てくれ宿探しを手伝ってくれると云う。どちらかというと連れてってもらう感じなんだけどね。一軒目にあたった宿は、まあまあ綺麗落ち着いた雰囲気で800バーツ(2400円程度)二軒目は「これくらいでいい所があるといいな」と予算的に予定していた500バーツ(1500円程度)離れの様な造りで解放感はあるけれど、古びていてしみったれた感じ。まあ、講習を受ける数日間のことであるし我慢してもいいかと一旦はそこに決めかけたのだけれどその宿に隣接するホテルの部屋を拝見し、またその価格を聞いて驚き飛びつく様に即決。そのホテルの部屋は、非常にお洒落な造りで落ち着いた雰囲気。更にはエアコン、テレビ、冷蔵庫にホットシャワー付きで750バーツ(2250円程度)とは文句無し。今はオフシーズンなのでこの価格だけれど、ハイシーズンともなると倍の1500バーツ(4500円程度)になると云う。ここの管理人夫婦は、仲睦まじく見ていて微笑ましい。初めのうちは、姉弟かと思っていたのだけれど29歳、23歳の姉さん夫婦だそうで姉弟にしては仲良すぎると思った。共にミャンマー人である彼ら夫の方はまだタイに来て一年足らずだそうでタイ語も英語もままならない様子。はっは、オイラと同じだ。なかなかの美男子で好感持てる男だよ。続きを読む(ここをクリック)ヲシテネ。
2008/07/26
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(タマヤスデ 巨大である)タイ航空22日午前11時発の便にてバンコク、スワンナブーム国際空港を発ち同日夕刻時分に帰国。あちらに滞在中は場所を変え宿を変え極力タクシーなどは利用せず地元民と同様の交通手段である、バス、電車、船を駆使し昼夜問わず動き回り歩き回るもさほど疲労感は無くところが飛行機を降り帰国した途端、どんよりと厭な疲労感。なんだこりゃ。帰りたくねえなぁ、せめてあと一週間あったらなぁ。といった一昨日の夜、昨日の朝の心持ちを引きずったまま徒労の日々に戻った23日、本日。頭ぼんやり目はうつろ、運転ままならずしかも先日梅雨明けしたらしい日本の日差しはあちらより断然厳しくそれ、働けや。と容赦無くじりじり照り付ける。そんなこんなでたかだか二週間なれどすっかり浦島太郎状態のオイラ完全な社会復帰までには少々時間を要しそうである。ってなことで、さして観光地へ足を運ぶでもなくただだらだらと歩き回ったのみ、でもないけどね。って感じのタイ旅行記第一弾ー!タイ航空7月10日の深夜便(12時を過ぎているので厳密に云うと11日)にて出発する予定で到着した中部国際空港は深夜ということで人影もまばら。辛うじて営業している免税店を閲したりなどして出発までの時間を潰す。バンコクに到着したのは早朝の5時。ここからエアアジアに乗り換え、プーケット島へ行くのだけどバンコクのこのスワンナブーム国際空港は開港して未だ2年足らずの新しい空港さぞかし楽しげな免税店が軒並みを連ね厭くこと無い時間を過ごせることであろう期待を胸に乗り継ぎ便までの時間を敢えて長めにとって予約をしたのだけれど思惑期待、大外れで、何も無い。あっても陳列された商品はどれも割高。くわっぱ。暫し空港内をうろついた後とりあえずの朝食をとり乗り継ぎ便出発までのおおよそ六時間を持て余し、寝るに寝れず成す術無くだらけてベンチで過ごす。ま、これも旅の楽しみのひとつね。今考えてみれば荷物を預けて外に出てもよかったんだろうけどそんな機転きくわけがない。だはは。エアアジアは安い。片道三千円程度で飛行機に乗れるなんて日本じゃ考えられんよね。窓の外は上天気、プーケット到着まで約2時間。目的地に近付くにしたがい鮮やかな緑と土の色、きらきら輝く水面立ち並ぶ椰子の木が真下に見てとれ南国だよ、おっ母さん!ってまだ実感無いんだけど、いよいよ到着ね。ところで、タイのみならず物価の安い後進諸国に於いては例えば空港周辺及び観光地周辺にて観光客相手にぼったくり商売を目論む浅ましい馬鹿豚共が待ち構えているのが定例で必ずといっていいほど「コンニチハ。ヤスイヨ。」などとあちらさんから声をかけてくる。タクシーもまたそのひとつ。空港を出ると案の定、はっは。おるわおるわ。待ってましたとばかり蠅の如くに集まり来てつきまとい、声を掛けてきやがる。ぶんぶんぶんぶん。しかし、待てよ。奴等を“蠅”と表現するのは好ましくないかもしらん。そもそも蠅というのは糞便やら腐敗物やらといった汚物に集うのが定例で奴等を蠅と例えるならば、必然的に当方が汚物ということになるではないか。ここはやはり、そうだなぁ、蟻、若しくは蜜蜂。かなぁ。いやいや、なんかイメージにそぐわんよなぁ。まぁいいや、蠅。ね。やはりこれが一番イメージにふさわしい。奴等が蠅であれ便所コオロギであれ、当方は良識道徳感溢れる善良なる人間。ホモサピエンスでありどう転んでもその立場は揺るぎない。群がる蠅共を掻き分け掻き分け地元民が利用する格安の交通手段である ソンテオという、トラックの荷台に客席を拵えた乗り物の乗り場を探すのだけど これが何処にあるやらさっぱり見当が付かない。差し当たっての目的地は島の南端に程近いシャロンベイにあるダイビングショップ。今回の旅の第一の目的はスキューバダイビングのライセンス取得にあるのでとりあえずこのショップまで辿り着ければ一段落である。しかしながら、タクシー以外の交通手段ではシャロンベイまで直行するものは無いらしくひと先ず島の南西に位置するプーケットタウンまで出てそこからまた次なる手段を見出すしかない。ソンテオならプーケットタウンまで30バーツ(90円程度)こいつに乗れれば云うこと無いのだけれど、乗り場が分からん。そうして戸惑う間にも、蠅共は次から次へとぶんぶん迫り来て育ちの宜しくなさそう浅黒く原始的な顔立ちロンズデールのTシャツ(ボクサーブランド)を着た蠅男がヤスイヨと掲げるプーケットタウンまでの運賃は500バーツ(約1500円)糞ナメてやがる。「なんだ貴様、そのTシャツは。どうせ偽物だろ。ボクシングやってんのか。俺様が相手になってやるぜ。かかってきやがれ。」と、言いたい。「観光客をナメんじゃねえ。貴様にくれてやる金はびた一文ねえんだよ。ぼけ。」と、言いたい。しかしながらタイ語はおろか、英語すらままならぬ俺に出来るのはせいぜい腹に渦巻く憤懣に表情を歪めることくらい。鬱屈。うっくつ。がるるる。そんなわけで再度空港内に戻りすがる思いでインフォメーションに問い合わせるも此奴らも蠅共と結託してる様子で、まともな回答をしやがらん。まったく、どいつもこいつもである。仕方無くミニバス100バーツ(約300円)でプーケットタウンまで。下車したそこでもタクシーが待ち構えていて目的地まで乗せると言う。その運賃50バーツ(150円程度)あれっ、安いじゃん。ミニバスに乗り込んだ当初はプーケットタウンにて次なる民間交通機関を探す心積もりにあったのだけれど暑い中、大きな荷物を背負って当て所もなく彷徨うのも難儀であるし50ならまぁ良心的な価格に思えるので坊主頭の若い運転手に乗車の意向を伝えると先ほどの50というのは聞き間違いで実際には350だと言う。バ、カ、ヤ、ロ、ウ。そこで値引き交渉を試みる。すると意外にもすんなり50値引いた300でよいと云う。なんだ値引けるじゃねえか。更に値引けと250を提言してみる。運転手「300」「うんにゃ、250」粘ってみる。運転手は少々困った顔で近くにいるボスと思しき中年女に相談をもちかけしかしながら女は首を縦に振らず再び300と。うむむ、仕方無い。これ以上の値引きは見込めぬ様子であると判断。更に、もはや夕刻時分となった今この後すんなり目的地に到着出来たとしてもまだ今宵の宿も探さねばならんので、もたもたしておれん。そんなわけで300で折り合いをつけ乗車。運転手は途中、目的地であるショップに携帯で電話までして道を訊ね訊ねしショップ前まで送ってくれた。まあ、さほど悪い奴でもなさそうではある。後に聞いたショップの人の話によると300という金額はまずまず妥当なものらしく妥当なものから更に値引こうとしてたのね、俺。はっはっはっ、事情が分からんのでね。すまん、すまん。出迎えてくれたのはショップの店長である通称ハジさん(これはチベット名だったっけ?らしい。昔は筋金入りのバックパッカーだったんやろね。日本人。)と女インストラクターまりもさん(これは本名らしいけど、インストラクターになる為に生まれてきた様な名前やね。)お二人共々よく日に焼けていて野生味溢れ逞しい。特に店長のハジさんなどは初めて顔を合わせた時間違いなく年上だと思ったのだけれど後に年下だということが判明して仰天。すげえ貫禄だよ。たはは、俺、貫禄無いからね。ショップに到着後、周辺で宿を探す積もりだったのだけれど今の時間から探すのも大変でしょう、とのハジさんの計らいでショップのドミトリーに無料で宿泊させて戴けることに。有り難や。まりもさんにもドライヤーをお借りしました。ほっ、と一息、荷物を下ろし近所を散策。近くの広場には屋台市場のようなものがあり古着やら食い物やらが格安。非常に楽しい。(山の頂に見えるのはビッグブッダ)とりあえず腹が減ったので通り向かいにある、屋台に毛が生えた様な店で夕食をとることに。氷水をたたえたプラスチック製のコップは古びているし大衆食堂によくある安っぽい感じのテーブルの上はべとついていて蠅なども飛びかっていて衛生的とは云い難いけれども気にしない。そんなものは味が良ければいいのだよ。と注文したパッタイ(タイの焼そばみたいなもの)を豪快に口へ運ぶ。その味、果たして・・・犬みたい。いや、冗談でなく洗ってない犬の様な獣臭が、口内にむわっと広がる感じで、臭い。まあ、その獣臭(たぶん魚醤)も仄かであるし耐え難いものでもないので平らげたけどね。相方が注文したヌードルスープはまあ旨かった。くそ。その後、口直しにと屋台広場横のセブンイレブンにて豆乳が旨いとのことだったので紙パック入りのものを購入。ところが手にした紙パックが何故だかべとついていて匂いを嗅いでみると大便の様、かぐわしき薫り。疑心暗鬼の心持ち恐る恐るこれにストローを差し込み中の液体を力弱く啜ってみる。ぐええ、やはりね・・・すっぱくて激甘。腐ってるよ、これ。紙パックに記載された製造年月日及び賞味期限などあらためるもいずれもタイの暦で記載されている為、ちんぷんかんぷん。仕方無いのでこれを破棄し、再度口直しにとビール。これはちゃんとビール味。日本円にして60円程度という価格が非常に有り難く特した気分。そんなこんなで少々食に不安を覚えたプーケット一日目。ま、さほど気にしないけどね。明日から三日間はスキューバダイビングの講習だぜい。(早速捕獲。タイのヤモリは日本のものよりすばしっこい)ヲシテネ。
2008/07/24
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