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2010/05/24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
大学1年生の時

姉の本棚にあった、河合隼雄の箱庭療法の本をなにげなく手にとって 

衝撃を受けてしまった(月並みな言い方だけど本当にびっくりした)

その時私が思ったのは

「人の悩みに真剣に取り組んでいる人がいる。それが学問としてある」と言う事だった

尊敬する河合先生の本とは そういう出会いだった



そしてもう一つ

村上春樹の本 最初に読んだ「羊たちの冒険」はぜんぜん解らなかった

(私には解らない本がたくさんあるけど)

短編集はちょっこっと読んではいたけど

「ノルウェーの森」を読み終わった時は

なんて自分の気持ちに誠実に向き合える人なんだろう と主人公に感動し

読後 私の心のどこかが確かに変化した
(もっと早く読んでいたら 人生が変わっていたかもしれない とも思う)


『村上春樹 河合隼雄に会いに行く』

この本はもう十数年前のものだけど

最近「ねじまき鳥」を読んだ私には

衝撃を与えた二人の対談がとっても興味深く

「わっかっている」二人がただただ すごいな と感心してしまう


今 河合先生が生きておられたら

「1Q84」について何を語られるんだろう

本に限らず 音楽でも わからないことの多い私は

「わかるようになりたい」と思う


**民主党の「仕分け」でばっさり切られた
小中学校で配っていた「心のノート」は

河合先生が心を砕いて作られたすばらしい教科書です

「心のきれいなひとになろう」という呼びかけから

その本をめくってみているだけで

ずいぶん気持ちが落ち着く感じがします

本当に中身をちゃんと読んだのか

手に取ったのか 聞いてみたいです










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Last updated  2010/05/24 11:33:50 PM
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