Calendar
Category
じーさんばーさん
方々が入所してきた。
併設のケアハウスの人達で、特養レベルになったのでこっちへ来た2人。
経営的には特養の新入所は外部から取りたいところらしいのだが、
ケアハウスではもうお手上げ状態だという事で、特養に来ていただくしかないと。( 一一)
徘徊・拒薬・夜中の大声。早く落ち着いてくれ~。
もともと拒薬やその他の介助拒否傾向が強いと送りがあったので
「職員が欠員状態なのに、これ以上介護度が高い人は勘弁してくれ」
みたいなのが職員一同の気持ちなんだけど、しょうがないですよね~。
増員( じーさんばーさんの
)後の初めての遅番。ありましたよ 拒薬が。
「はい。Aさん。お薬ですよ~。」「飲まん。」
は?「どーして~?」「今日はもう飲んだ。」
「夜の分はまだ飲んでないから飲みましょうね。ほら夕食後って書いてあるでしょ?」
「なんで飲まなきゃならんの?飲まんよ。」
「一日に飲む分を3回に分けて飲むから、1回分飲まないと意味がなくなっちゃうんですよ~。」
そういう薬もあると思うけど、これがそうなのか分からんので半分出まかせ。
もっともらしい事を言っても殆どの人が糠に釘なので、あまりそういう手は使わないが、
特養にいらして、与薬イッパツ目という事で、敬意を表して言っとく。
「飲まん!!」と私の薬を乗せたスプーンをパ~ンと振り払ってくれたAさん。
別にアンタが飲まなくても私の体調が悪くなるわけじゃないからいいけどさ。
仕事だからしょうがなくやってんだよ。と悪魔の心+天使の笑顔ですぐに拾う私。(笑)
Aさんの向かいの席のBさんも「飲まなきゃあかんよ。飲みなさい。」
「アンタは飲んだのか?」「飲んだよ。飲みなさい。」
Bさんに諭されても 「飲まん~!!裁判所に行く~!」
「いいですよ。裁判してね。今日は閉まっちゃったから明日行ってね。
じゃ とりあえず飲んでおきましょうか。」
「飲まん!!」
こういう時はもうスル―に限る。
「こりゃぁ聞きしに勝る頑固さだね。ちょっとONコールしてみたら。」
リーダーさんもビックリ~。
ONコールして看護師さんに何種類か飲むうちの優先順位を教えてもらい、
拒薬傾向があるのを知っているので、どうしてもダメだったら飲んで頂かなくてもいいとの事。
チキショ~ ゼッテー飲ませてやるぜ。( `ー´)ノ
元々就寝時間が遅い方との事なので、フロアで最後まで過ごしていただく。
テレビが好きなのかな?ずっと見ている顔が ちょっと穏やかな表情に。
ふふふ。飲んでもらうぜ。
「Aさん。テレビ好きなの?」「好きだよ。」
「でも、遅くなったからそろそろ寝ましょうか。」
「うん。そろそろ寝ようか。」
「じゃ、寝る前に薬を飲んじゃいましょうか。」
「うん。飲んだら寝よう。部屋に連れてってくれる?」
「もちろんお連れしますよ。一緒に行きましょうね。(薬飲んだらな)」
「連れてってね。」
ということで、無事に与薬は終わり就寝。
「なんだ あの変わりよう。○○さんと同じタイプかね?」とリーダーさん。
「そうですね。頭の中でコロッと変わる境界があるんですかねぇ。」
二日後の早番でもリーダーさんとペアだったのだが、
「今日もemicocomの腕がパァ~ッと振り払われる様がみたい。」と
笑いながら言うリーダーさん。
「イヤイヤ 冗談でもやめて下さい。」 必ず飲んでもらいますから。
PR
Comments
Freepage List