2007/01/04
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テーマ: 社交ダンス(8732)
今年の初レッスンでした。

最近取り組んでいる練習の一つに『的確なリード』というのがあります。

二人で踊る社交ダンスの一番の特徴は、リード&フォローにあると思うんですが、私達はまだその辺が甘くて、つい癖でシャドーダンサーズになってしまうんです。

つまり、リードが伝わって来た必然的な結果としてフォローのムーブメントが起こるのが理想なんですが、カウントに対してリードが遅かったりするので、待ちきれなくて女性が勝手に踊ってしまったり、リードが来ているのにそれにきちんとフォロー出来ていなかったり、まるで二人が手を繋いでシャドーを踊っているような感じです。

昨年暮れに受けたレッスンで、男性は『無駄な動きが多い』というご指摘をいただきました。

ダンスのリードは、野球のブロックサインみたいに、頭触ったりあご触ったり手を叩いたり、敵に読み取られないようにたくさんの目くらましをいれる必要はないんです。

たった一つ、これしかないというリードを的確なタイミングで出すだけ。

各種目のベーシックムーブメントには必ずそのフィガーに入るためのリードが入っています。

たとえばワルツやタンゴでPP(プロムナード・ポジション)に女性が開くのは、そうするためのリードが男性から伝わってくるから必然的にそうなるのであって、女性が自分から右向く訳ではないんですね。

レッスンで教えていただいたのは、ルンバベーシック、ファンからホッケー・スティックに入るリードです。

ホッケー・スティック(The Hockey Stick)はその名の通り、ホッケーに使われるスティックのことで、女性の動きが上から見た時こんな角度で曲がって行くのでそう呼ばれています。



これはルンバで一番最初に習うステップの一つですが、以外と的確なリードをしていないもんです。

女性も『ファンの次はホッケーよ。』みたいな、勝手に決めてる所があるので、リードなんか関係なくスタコラ男性の前を通り過ぎて勝手に振り向いたりしませんか?

このステップをご存じない方には何の話やらさっぱり分らないと思いますが、ここまで読んで下さっている方はこのステップを知っているという前提でちょっと専門的な話をさせて下さい。

ファンから女性が男性の前を通過するとき、男性は右足を後ろにステップしますが、実はこの角度がリードの非常に重要なポイントらしいんです。

この右足を左斜めにステップすることによってボディは右側に開き、女性はその延長線上に進むのだと言う情報をゲットするんです。

つまり、スティックの曲がり具合を決めるのはこの男性の一歩なんですね。結構てきとーにステップしてませんでしたか?

これがホッケーじゃなくてニューヨークにはいりたいときは、真後ろにステップして女性が振り向く途中でもう横にステップする合図を送ります。

一方、女性の役目として重要なのは、男性にリードの隙をたくさん与えるということです。

どういうことかと言うと、同じ1、2、3、4カウントでもそれをデジタル時計みたいにパタっパタっと動かないで、1と2の間を出来るだけ細かく区切って動き続け、精巧なアナログ時計の秒針のようにいつスイッチを押されても100分の1秒単位で時間を告げられるような動きをすることなんです。

さて、出来る出来ないは別として、初レッスンのお裾分け、皆さんのお役に立つといいんですが。










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Last updated  2007/01/05 12:26:04 PM
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