つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年11月11日
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カテゴリ: アート


黄土水という名前は初めて聞いたのだが、ポスターとな
っている女性像の彫刻が気になって出かけてみた。

黄土水とは台湾出身の東京美術学校の留学生で1920年頃
活躍した彫刻家。高村光雲の指導を受けたそう。

会場の奥にこの女性ヌードの彫刻が鎮座している。「甘
露水」という大理石の彫刻。台湾で国宝指定されている
そうだ。台座は貝殻をモチーフにしているということで、
この女性はヴィーナスを表現しているということが分か
る。顔つきは東洋人そのままだが、その張りのある肉体
は生命のオーラを発しているようでまぶしく、そして美
しい。

黄土水以外の彫刻も、高村光雲をはじめ平櫛田中や高村
光太郎、荻原守衛などの作品も多数。けっこう、見応え
あり。

油絵でも1920年前後の近代絵画が展示されており、中で
も和田英作の「野遊び」を見ることができて嬉しかった。
藤の花を背景に奈良時代の夫人が笛を持ってたたずむ。
着物の美しさにうっとり。(10/5)









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最終更新日  2024年11月11日 20時36分58秒
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