つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年11月12日
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カテゴリ: アート


徳川綱吉の治世、幕府の怒りを買って三宅島に流罪にな
るも、およそ10年後、奇跡的に江戸へ戻ることになる波
乱に満ちた生涯を送った絵師である。

一蝶の絵に描かれた人々は皆、欲動感があり溌溂として
おり、眺めているこちらも絵の中の人々と同じように、
歌い笑い語り合っているように感じるのだ。

私が出かけたのは前期で、残念ながら重要文化財「布晒
舞図」は展示されていなかったのだが、東博とメトロポ
リタン美術館所蔵の「雨宿り図屏風」が同時に展示され
ており、見比べることができて嬉しかった。

武家屋敷の門前で夏のにわか雨を避けるさまざまな人々。
子供がが柱にぶらさがって遊んでいるが、東博版とMET版
ではポーズが少し異なっている。雨宿りする人々も全て
一緒ではない。でもいろんな職業、身分の人たちが出会
う一瞬の時。なんとも楽しい絵だろう。(10/10)





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最終更新日  2024年11月12日 21時32分02秒
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