つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年11月18日
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カテゴリ: アート


昔から一度行ってみたいと思っていた奈良での正倉院展
に念願かない、今年ようやく出かけることができました。
コロナ以降、チケットも日時指定制となり、長時間、長
い列に並ぶ必要もなくなったとの話を聞いたからです。
実際、入場開始時間直後はかなりの人が並んでいました
が、15分ぐらい過ぎると列は解消されていました。館内
の混雑も、そこそこでしたが、人の頭に隠れてまったく
見ることができないというほどではありませんでした。
正倉院の宝物は最低でも一度公開されると、10年間は展
示されないとのこと。今回、コロナ前に東博で開催され
た正倉院の世界展で見て気に入った紅牙撥鏤尺(こうげ
ばちるのしゃく)」、赤い象牙の物差しに再び出会えた
のは、嬉しかったです。30センチほどの赤い物差しに動
植物や建物が細かく描かれ、その細かい技法に感動しま
した。
「緑地彩絵箱」は花の文様が描かれた緑色の箱。丸く装
飾的に描かれた草花の姿には言葉もなくうっとりと見つ
めるばかりでした。側面などウミガメの甲羅が使われて
いるように見えるのですが、実際にはだまし絵のように
描かれているものです。1300年前の道具がそこにあるだ
けでものすごいことなのに、それがまだ当時の色彩を保
ったまま美しく残っていることが信じられません。
四色のガラスの魚形はそのままアクセサリーとして持っ
て帰りたくなります。緑、黄緑、青、黄色とそれぞれが
美しい発色を保ったままです。当時の役人が腰につるし
て楽しんでいたとのこと。古代人もおしゃれです。
(10/31)





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最終更新日  2024年11月18日 12時38分51秒
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