きままにひとりごと

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マミーポコ2929

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shidu4 @ Re:けじめとして!(03/19) お久しぶりです。ご無沙汰しています。 最…
2006.12.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類




夏ごろにシネマコリアのスタッフをしているお友達からのお誘いが。

「有名な監督さんをおよびしているのだけど、地味な作品なので集客が悪く
せっかく来日してくださるのに申し訳がたたないから、お友達も誘って見にきて」と。


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1970年代末の激動期を背景に,「幸運の手紙」のために周囲の大切な人々を失ったと信じる中学校1年生の悲しいけれど暖かいユーモアがある物語

▼僕の母さんは,化粧品訪問販売員だ。毎日ネズミを捉えて食ったように化粧して,とうとう眉毛も書いて怪物のようだ。母さんは,新聞に「朴正煕大統領有故」(パク・チョンヒ大統領が暗殺されたときの新聞の見出し)と出ている「有故」が何の意味なのかもわからない。無知だ。コーヒーを飲む時もずるずるくちゃくちゃ音をたてる。他の子供たちの母親は,優雅なのに。母さんが大きい声で私を呼ぶ。私はいう。「知らない人です。」

▼顔を洗う隣のウンスク姉さんの身体から光があふれる。Tシャツの間から見える白い襟首。僕の息遣いが荒くなる。姉さんと一緒に漫画本を見ていて腕が触れた。柔らかい肉との接触。姉さんのためになら,何でもすることができる。それで今日は,姉さんの看護学院ポスターのために注射を十発も打った。

▼ある日,一通の手紙が届いた。「第125号 幸運の手紙の主人公になられたことをお祝い申し上げます。この手紙は,4日以内にあなたのそばを離れなければなりません。返事を書かなければ,不幸になります。」周辺の人々の名前を書いてみる。ところで私の126号の手紙の主人公たちは,返事を書かないようだ。返事を書かなければ,本当にどうなるだろうか。


三つのエピソードが綴られていきます。



毎日下校時に追いかけては学帽を奪うダウン症の子のエピソード。


家に下宿していた看護学生の美人のお姉さんのエピソード。


小学校からの幼馴染の同級生のエピソード。



この時代はこの映画の背景のように、父親不在の家庭が多かったと監督さんのお話でした。

最後までその通り父親の影は出てきません。

息子と母親の関係を強く打ち出すためにそうされたようです。

終演後監督さんとのテーチインも行われ、なお一層理解を深めることができました。



韓国では大ヒットではないけれど、評判がよかったようです。



母親というものについて考えさせらました。どんなことがあっても元気で生きていなくてはと

強く思いました。




もう取り戻せない子供の頃。

エピソードは違っても、誰にでもあるノスタルジックな思い出。
こういう思い出を胸にだれしもが大人になってきたんだと。

思春期の息子を持つ母親としても、地味ではあるけど琴線に触れる作品でした。



最後の方のシーンで主人公の男の子が母の遺影を眺めながら、「ミアネェ、オンマァ」と

何度もつぶやくシーンが目に焼きついて離れません。



不覚にも嗚咽してしまいました。涙があとをたちませんでした。



是非沢山の方に見ていただきたい。



この映画を見せてくださる機会を与えてくださった彼女に感謝です








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Last updated  2006.12.15 21:57:50
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